ようこそ間違った教室へ   作:あもう

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山内春樹の最後

「山内.......3階304号室付近の階段から4階へと逃亡しました。」

 

三宅から通信が入る。

 

俺は入った通信の内容をオウム返しして全班に伝える。

 

「了解、山内は3階の304号室近くの階段から4階へ向かった模様!!」

 

「C班了解!!4階先の廊下にて挟み撃ちにします!」

 

「クソ!!捕まってたまるかよ!!どけぇ!」

 

ドン!山内の叫び声と誰かしらが倒れた音が聞こえる。

 

「申し訳ありません!!C班突破されました!!」

 

「C班失敗!山内は4階廊下を逃亡中!!」

 

俺は何度目かになる失敗報告を受け、全体に伝達する。

 

俺はこの豪華客船をエンジョイする.......事も出来ずに山内捕獲の指示を出し続けていた。一体全体どうしてこんな面倒くさい事になってしまったのか。話は3時間前に遡る。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

盗聴器2機を海に沈めた後、俺はフカフカのソファーにちょうどいい温度の空調が効いた部屋に、新しくCクラスに出来た友達の種子島と来ていた。

 

「この席にしようぜ!」

 

種子島が座る席を呼びかける。俺は向かいの席に座る。

 

「それじゃあ.......決闘スタート!!」

 

そう、俺たちはお互いに持ち寄った2種類のカードゲームのデッキで遊びに来ていた。山内のアナウンスを聞いて7割の生徒は山内捕獲に行ったようだが俺達は別にどうでもよかった。だって100万とか端金じゃん。今の俺の有り金その180倍あるんだぞ?馬鹿らしいだろ。どうせ干支試験で稼げるだろうしさぁ。

 

「俺はとうしばの巨人を出してターンエンド!天野、どうしたんだよぼーっとして。」

 

考え事をしていたら種子島のターンが終わっていた。まぁ俺が考える事でも無いだろうそんなの。

 

「あぁ、ごめん、俺のターン、ドロー!!マナチャージ!俺は風龍園の魔陣をはつどぉぉぉ!?」

 

驚いて思わず変な声が出てしまった。乙女としてあってはならない事だ。恥ずかしや.......。

 

驚いた理由なのだが、後ろに龍園がたっていたのだからそれは驚くだろう。俺は悪くないと思う。現に目の前の種子島なんか目を合わせないようにしてるしさぁ。タイミング考えてくれよ本当に。

 

「悪ぃ、邪魔したみてぇだから要件だけ言うぜ?お前が盗聴に使ってるパソコンを貸してくれ。」

 

「嫌だ。あ、マナ追加を選んでターンエンドな。」

 

「なんでそのノリで決闘続けられるんだよ.......お前度胸強すぎじゃないか?ドロー、マナーチャージ、ターンエンド。」

 

急に来てなんだと思ったがそんな事かよ。確かに盗聴出来るように発信機探知機能付きのパソコンを持ち歩いてはいるが別にあれはツールなのだし誰でも出来るのでは.......盗聴は無理か。というかお前もツッコミながらサラッと決闘進めてんじゃねぇか。

 

「100万はあながちバカになれねぇ額だろ。さっさと取りに行きてぇところだ。」

 

「まぁお前の言わんとしてることはわかるんだが.......盗聴器そんなに仕掛けてないし、山内探しに皆が行って未だ発見の一つも無いって事はマジでバレなさそうな部屋の隅とかに隠れてる可能性が高いだろうから盗聴器とか無意味だろ。てな訳でドロー、龍園王の移籍発動、マナ増やしてエンド。」

 

俺は龍園に正論of正論を提案しながらカードゲームを続ける。ちなみに今使ってるデッキは龍園王ヴォリュウエン・ゼウス・バラモルドってカードのデッキだ。

 

カードゲームは前世でもちょくちょくやってはいたが、種子島に勧められたカードゲームに何故か龍園デッキというのがあって大爆笑した俺がどハマリして今に至る。

 

「まぁ正論だな。というかいい加減カードゲームはやめろ。話に集中してくれ。」

 

龍園からの忠告(?)もあり、取り敢えずカードゲームはやめる。龍園の前で龍園王見せたかったんだけどなぁ.......まぁいいか。

 

「あらあら、中々面白いですね。カードゲームをしながら龍園君と会話とは。」

 

「黙ってろ、殺すぞ?」

 

何故かこの場に坂柳一派も来る。そう言えば原作と違ってこいつも来てるんだっけか。

 

「お、決闘究極者じゃねぇか!俺もデッキ持ってるんだ、今度一緒にやろうぜ。」

 

急に坂柳一派からチャラそうな男が話しかけてくる。誰だっけこいつ。

 

「そういやまだな載ってなかったな。俺は橋本正義、お前は天野だろ?姫様からお噂はかねがね聞いているぜ!よろしくな!」

 

「よろしくな。今度決闘究極者やろうな!連絡先貰っていいか?」

 

「こちらこそ是非、だ。これ俺の連絡先な!」

 

 

俺達は硬い握手を交わす。決闘者として握手はやっぱり基本だろう。

 

「決闘究極者、今度私にも教えて下さいね橋本君。」

 

「え.......え、えーと、.......はい。」

 

「それで、お前がなんでここにいる。」

 

坂柳に為す術なく抗えなかった可哀想な橋本をよそに、龍園が当然の問いを問いかける。ちなみに俺の友達の種子島は気絶しかけていた。大丈夫かこいつ。医務室連れてくか?

 

「天野君のストーカー.......をしていた橋本君を追いかけていただけですよ。それよりも天野君、Aクラスに来ませんか?」

 

「お断りします。それよりも橋本お前.......」

 

もはや会う度の鉄板ネタを交わしながら、俺は橋本にジト目を送る。

 

「いやいや俺じゃなくて姫様が.......」

 

「橋本くん?」

「なんでもないです。はい。」

 

坂柳の謎の白い霊圧によって否定する術を失った橋本がその場に項垂れる.......なんというか.......苦労人だなこいつ。

 

「まぁいい、さっさと失せろ。それで天野、山内捕獲にいい策はなんかねぇか?」

 

煩わしそうに龍園がAクラスに言って俺の方を向いてくる。その顔には疲労が溜まっていた。何があったんだ?

 

「そんな扱いはよして欲しいですね.......ちょっと私がCクラスに行くメリットについてお話しただけでありませんか。」

 

「「「「「えー!?」」」」」

 

その言葉を聞いて坂柳と龍園以外の全員が驚いた。因みに俺もだ。マジでやったんかこいつ。

 

「その話はもう思い出したくないな。それより.......なんかないか天野?」

 

龍園が心底疲れきった様子で俺に助け(?)を求めてくる。ちなみに目の前の種子島はついに意識が飛んだ。大丈夫かこいつ。

 

「出来る限り多くの人間で協力して人海戦術、しかないんじゃねぇか?」

 

てかそれしか無いだろう。山内、何処にいるかわからんし。これで船底にしがみついていたりしたらさすがに見つからないだろうが人間業ではないだろう。

 

「天野君、Cクラスと私たち坂柳派閥で手を組みませんか?山内君の試験の間だけですが。」

 

「そう言うのは龍園に言ってくれ。」

 

「いや.......天野頼んだ。俺は部屋に戻る。」

 

何があったのか龍園は俺に権利を押し付けて部屋へフラフラと行ってしまった。坂柳お前何しでかしたんだよ。

 

「まぁいいぞ.......ぶっちゃけ今回の件人海戦術しか無いだろう。山内の身体能力はそう高くないはずだ。人と時間さえかけりゃ簡単に見つかるだろうよ。」

「同感ですね。ではそれでいきましょう。捕獲に成功した際の報酬の額は人数比で割るという事でいいですか?」

 

坂柳もそれに頷く。俺としても異論はない。協定成立でいいだろう。そう言おうとしたその時だった、思わぬ来客達が現れたのは。

 

「同じ条件でいいから私たちBクラスも協力させて貰えないかな?」

この場に現れたのはまさかのBクラスだった。坂柳も予期せぬ来客だったらしく、若干驚いている。

 

「驚きましたね。まさかBクラスが出てくるとは。一之瀬さんらしくない様に感じますが.......」

 

坂柳の言う通りだろう。一之瀬が複数人で他人を嬲り殺しにするようなこの話し合いに協力を申し込んでくるとは.......一体何があったんだ。

 

「山内は帆波ちゃんを突き飛ばした最低最悪のクズだもん仕方ないじゃん!」

 

一之瀬.......ではなく何故か白波が声を荒らげる。目にはハイライトが入っておらず、左手にはリストカットの後があった、見なかった事にしよう。

 

「Bクラスの子達が皆こんな感じだからね.......ダメかな?」

 

一之瀬は可愛らしく手を合わせておねがいのポーズをする。

 

「俺はいいぞ。さっきも言ったが人海戦術がいちばんだろうしな。」

 

俺は賛成の意を示しておく、さっさと山内なんか捕まえて豪華客船ライフをエンジョイしたいのだ。ダークライフなんてごめんだ。

 

「私も異論はありません。」

 

坂柳も賛成のようだ。

 

「私としても人が増える事に問題は無いねぇ.......報酬も少なくなってしまうようだが目を瞑ろうじゃあないか。」

 

そして高円寺も賛成らしい。ん?高円寺.......?

 

「なにを驚いているんだぁい?報酬には目を瞑って手伝ってあげるといっているんだよぉ、この私がさぁ。」

 

「諦めて数に加えましょう天野君、彼に話は通じません。」

 

今度は坂柳がげんなりした顔で言う。まぁそれはそうなんだが.......

 

「お前らしくないなぁ、何が目的なんだ?」

 

俺として引っかかるのはここだ。こいつなら本気を出せばいいだけ、報酬が減るだけなので俺たちと組むメリットは見えてこない。

 

「山内春樹.......彼の全てが私にとっては不快なのだよ。それに、Dクラスの方針も山内春樹を捕獲しようという方向性になっていてねぇ.......どちらにしろ報酬はあまり期待できないのだよ。そうだろ平田ボーイ?」

 

高円寺が呼びかけると、高円寺の後ろから平田達がでてきた。メンバーは平田の他には松下、佐藤、軽井沢、須藤、櫛田、堀北だ。なぜこのメンバーの中に堀北と櫛田がいるのだろう。須藤はどうせ堀北を追いかけてきただけだろう。

 

「そういう事だね。Dクラスからは高円寺君も含めて30人今回の件に協力できる。高円寺君や須藤君の身体能力は重宝するはずだ、組む相手としてメリットがあると思うよ。」

 

「理解出来ないわね、自分たちのクラスだけでやるべきだわ。」

 

平田の提案を堀北が黙らせる。何しに来たんだこいつら。

 

「須藤君......堀北を黙らせておけ。ごめんごめん、バカが失礼をしたね。付いてくるって言ってきかなくてね.......まぁコレは無視でいいよ、それで報酬額なんだけどお詫び.......にも足りないと思うけどうちのクラス分は全額天野君に渡す事にするよ。」

 

どうやらDクラスでも反省.......というものはあるらしい。人間成長するものだ。

 

「邪魔よ!話しなさい!!私は納得いかないわ。あの虐めは天野君にも非があるわ。だいたいDクラスの総意みたいに言っているけど貴方以外に賛成してたのはここにいる私以外のメンバーと綾小路君、三宅君に長谷部さんと池くんぐらいじゃない!そんなの私は認めない.......モゴゴゴ。」

 

堀北は最後まで言い終わる前に須藤に口を塞がれた。目線には軽蔑が混ざっている。どうやらこの世界線では須藤は堀北に恋する事は無さそうだ。

 

「このバカがすまねぇ.......天野、俺達もお前からみたらバカな事をやった身分だから何も言えねぇが.......4月の頭に俺が奢ってもらった分のポイントは利子として1万ポイントに増やして今回の件が終わったあとに振り込ませてもらう。改めて本当にすまねぇ.......。」

 

須藤は確かな成長を遂げていた。自分の非を認め、プライドを捨て、何が正しいかを判断出来る。彼は不良品脱出と言っても差し支えないかもしれない。

 

それにしても堀北は兎に角酷くなったな。体にはところどころアザもできているが、体罰かなにかだろうか。それでも反省はしていないらしく余計な情報をペラペラと喋ったり相変わらずの自己中っぷりが見られたが。

 

とはいえ平田達数人は反省している事が分かったのは収穫だな。

 

「もちろん僕達が許される事をしたとは思っていない。このバカはともかく、ここにいる僕達は反省している。どうか罪滅ぼしをさせて貰えないだろうか.......もちろんこんな事だけで返せるとは思っていないよ。」

 

平田が何とか堀北の言葉を揉み消して発言する。堀北は第2の山内になる才能がある事だろう。

 

「まぁ私怨はひとまず置いといて、協力関係は引き受けよう。人海戦術で人が多いに越したことはない。条件もそちらが言っているものでも構わないが貸しだとは思わないぞ?」

 

「問題無いよ。この件に関しては高円寺君も納得しているし、このバカみたいなやつがいれば黙らせられるから。」

 

高円寺の方を見るとこちらに軽く頭を下げていた。唯我独尊自由人にも罪悪感はあるらしい。

 

「待ってくれ、俺達も協力させて欲しい。」

 

そしてそこに出てきたのは葛城だった。派閥のものは引き連れていないのか一人だ。

 

「先程山内を発見した護良が山内によって負傷した。今は医務室に運んでいき、弥彦に山内を追わせているが.......俺の不覚だ。俺は、俺達は山内を許す訳にはいかない。元々許すつもりもないが.......兎に角山内にこの恨みを晴らさないわけには行かないのだ。」

 

どうやら葛城の派閥の一人が山内に怪我をさせられたらしい。葛城の顔からは怒りが滲み出ている。その顔はまるでDクラスに居た頃の俺だった。

 

辛いよな.......恨みって.......復讐って。許せないよな。憎い相手。

 

奇しくも自分の中の何かと葛城が被さって見える。周りから見た俺もこんな感じなのかもしれない。

 

「わかった。それじゃあ改めて、Aクラス葛城一派、坂柳一派、Bクラス全員、Cクラス全員、Dクラス30名における、山内捕獲作戦を決行する。」

 

俺は高らかに山内捕獲同盟の設立を宣言する。

 

「では全体の総指揮は私が行います。班は八つに別けて、それぞれのグループのリーダーと連絡を行います。八つのグループへの連絡は天野君、お願い出来ますか?」

 

総指揮は坂柳がやるらしい。何やら頭に青筋らしきものが浮かんでいるのを見ると、相当山内にはストレスを貯めているらしい。

 

「わかった。それじゃあ8グループをそれぞれA班、B班というふうに分けていくことにする。」

 

「それじゃあA班のリーダーは俺がやろう。」

 

葛城がリーダーへの志望をする。誰も異論は無さそうだ。

 

「じゃあB班のリーダーは龍園に頼んでおく。」

 

俺から龍園のリーダーへの推薦だが、誰も反対は無さそうだ。

 

「じゃあC班のリーダーは僕、D班のリーダーは櫛田さんにやってもらう事にするよ。」

 

こちらも異論はない。Dクラスの中心人物だしな。

 

「それじゃあE班のリーダーは私がやろうじゃぁないか。安心したまえ。山内春樹には私もかなり怒りを示していてね。このままのうのうとまともな人生を送られることは些か気が済まないのだよ。」

 

E班のリーダーにまさかの高円寺が立候補した。意外も意外だが、顔から察するに相当頭に来ているのだろう。

 

こちらには誰も反論しない。いや出来ないのが表現が正しいだろうか.......ただ1人を除いては。

 

「あなたに責任感なんかある訳ないでしょ!やるにしても私がなるべきよ!」

 

「須藤、堀北を黙らせるよう言ったはずだが?女だからといって手加減するな。」

 

平田の圧を受け、須藤が再度堀北を黙らせる。口には猿轡のようなものをつけていた。というかなんで連れてきた。平田の性格が災いして断りきれなかったか。櫛田は心底軽蔑するような視線を向けていた。仮面が崩れかかっている。無理もないだろう。

 

「と、ともかく、F班のリーダーは私、G班のリーダーは神崎くんでいいかな?」

 

 

こちらも異論は上がらない。問題はH班のリーダーだが.......

 

「H班のリーダーだがどうする?」

 

「私よ!私しか有り得な.......モゴゴゴ」

 

堀北が立候補するが再度黙らされていた。いい加減学習して欲しいところだ。

 

「私がお引き受け致しましょう。山内.......でしたっけ?あの猿は不快ですわ。H班は私の派閥のメンバー達と派閥に所属していないAクラスのメンバーで構成しますが宜しくて?」

 

そこに奴はいた。復讐すべき何よりの対象、綿白神が。とはいえこいつへの復讐などまだ先だ。取り敢えず優先すべきは山内。そう自分に言い聞かせる。そうしなければ憎悪で奴を殺してしまいそうだった。

 

「反対する方はいらっしゃらないようですね。モゴゴゴしてるそこのメスザルよりはまともな働きをしますわ。それでは御機嫌よう。」

 

綿白神は自分の言い残したい事だけ言い残し去っていった。

それにしてもメスザルって.......サルに失礼だろ。やっぱりあいつは性格が悪く最悪だ。

 

「では、基本的に班は各々のクラスからメンバーを出す事にします。ただし高円寺君はCクラスのメンバーを使ってください。葛城君に今回は坂柳派閥の人間も任せます。天野君は龍園君に連絡を、それでは作戦決行です!!」

 

そして坂柳の一言により、Aクラス36名、Bクラス40名、Cクラス39名、Dクラス30名による合わせて学年160人中145人の山内包囲網が結成されるに至った。

 

おそらくこの学校史上初めてであろう全クラスがたった一人を捕まえるために結ばれた共同戦線だろうが山内は知らないだろう。まさかたったひとりがこの学校のシステムの根幹を揺るがすレベルの同盟を作るとは.......。俺は呆れてものも言えない。

 

ちなみに最後まで堀北は何やらモゴゴゴしてたが。話し合いが終わり開放されると平田達を睨んでどこかへ行ってしまった。今度龍園にこいつの人生崩壊する方法に着いて相談するべきだな。

 

そう思いながら俺は未だに気絶している奇跡の生き証人、種子島を医務室へ連れていくのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「失礼しまーす。」

 

俺は種子島をおぶって医務室に入った。中身は保健室と瓜二つである。という事は.......まさか.......。

 

「あらあら天野君じゃないの、試験楽しんでる〜って後ろの子は山内君にやられたの?」

 

やはりゲロ吐き教師星ノ宮がいた。保健室に待っているのは白衣を着た妄想税を歌う巨乳サキュバス系VTuberでも片手に人形を持って会話し出すフォロワーの命を背負ったデスゲームにいる人間でも無くニュータイプばりの殺気を飛ばして来る口からゲロビームを出す殺意マシマシの賞味期限切れガンダム女だった。

 

「なにか今失礼な事考えていなかった?」

 

「やっちゃいなよ!そんな偽物なんて!」

 

「なんか言った?」

 

「なんでもないです。」

 

俺は命の危険を察知した。頭の中でカボチャを被った変な踊りをした男に一瞬洗脳されかけた気がしたがきっと気の所為だろう。俺は星ノ宮先生の目から飛んできた殺意の閃光をハサウェイして避けながら本題を切り出す。

 

「こいつ、倒れちまったんで休ませてもらっていいですか?」

 

「また山内くん怪我人増やしたの.......あの子のせいで仕事増えてめんどくさい.......1番右のベットは八雲君、真ん中のベットは三輪君が寝てるから1番左のベットに寝かせといてあげて〜。」

 

 

「わかりました〜。」

 

俺は適当に返事をしながらその場から逃げるように出ていくのだった。





タネガシマ ジュッセイ
氏名 種子島 十成
クラス 一年C組

学籍番号 S01T009460

部活動 将棋部

誕生日1月25日

評価

学力 B

知性D-

判断力 D-

身体能力 E+

協調性 D+

面接官からのコメント
学力以外に突出している物はなく、友達も少なく全体的な能力も低いためCクラスへの配属とする。

担任メモ
天野や金田など友達はいますが少ないので、友達の増加を望みます。

Dクラスを

  • 許すな!
  • 許してあげよう
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