ショッピングモールに向かう俺だが思ってたよりでかかった。アニメの2倍ぐらいあるぞこれ·····
食品、生理用品等必要なものを極力無料で揃えていく、それにしても思ったより無料で揃えられたな…須藤のと合わせてまだ1万程度しか揃えられていない。次は服屋だ。
「いらっしゃいませ〜」茶髪ポニテの店員に案内されるままTシャツとジャージの楽な服のコーナーに行く。
「あいつ例の事件の犯人じゃね·····?」
「なんでこんなところにいるんだよ捕まればいいのに」
ここに生徒は数人しかいないがそれでも言われるらしい。いい事ねぇな。ほんと。
俺がTシャツを漁っているとI♥人類のTシャツを見つけた。なんでこれはここにあるんだ。値段は500ポイント·····買っとくに越したことはないか。
アイラブ人類Tシャツにポケットが24個もついたデニム生地の上着、ポケットが12個着いた黒のズボンを買って行くことにした。ポケットが多ければボイスレコーダーとかどこにあるか嫌がらせし放題だしな。
周りからジロジロやべぇで見られるが、俺は気にせず電気屋に行く事にした。
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「いらっしゃいませー」やる気のない挨拶が聞こえてくる。マジでやる気ねぇなと思ったら自動音声だった。金の無駄遣い過ぎんだろ。
「あいつ例の事件の·····」
「早く店から出ようぜ!犯罪者が移る」
ここに来ても俺は言われたい放題だった。一日でどんだけ広まってんだよ。
取り敢えず俺はお目当てのボイスレコーダーとペン型カメラ、パソコンに折りたたみ式警備棒型スタンガンなんかも買っておく事にする。俺の場合いつ襲われるかすらわからん。
機種はNewton工房以外のやつなら何でも良かったが、機能の違いを調べるために7種類のボイスレコーダーと2本のペン型カメラ、20万もするパソコンに二本のスタンガンを買っていった。
それにしてもNewton工房は未だに売上を伸ばしているらしい。思い出したくもないあの日の光景が頭を過ぎる。
世の中クソだな·····
そう思いながら寮にかえろうとすると
「お前、同じクラスのやつだよな、なんでそんなに嫌われてるんだ?俺は綾小路清隆だ。」
「天野聖だ、聖者の聖でセイント、その話はちょっと場所を変えよう。」
俺に話しかけてきたのは原作主人公綾小路清隆だった。
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「まぁ·····という訳だ。誰も冤罪だなんて信じてくれないんだけどな。一応5月の頭に正式な発表はあるらしいが·····」
俺は綾小路にあった事の全てを話していた。
俺たちが今話しているのは寮とモールの間にある公園のベンチだ。後ろや横は木が邪魔してお互いの顔が見えないが、少なくとも両横には誰もいないらしい。そして近くに監視カメラがない絶好のポジションだ。
「お前も大変だな·····そいつもそいつだが親も酷いな」
綾小路の言葉からは少し親への恨みのようなものを感じる。こいつ感情ないんじゃなかったっけ?
「お前はこの学校をどう見る?」綾小路から急に問われたが·····どこまで正直に行っていいものか·····まぁこいつなら気づいてるだろうし流石に目を付けられる事もないだろう。
「まず先生は毎月ポイントが貰えるとは言っていたが10万とは言っていない。
日頃の生活なんかで増えたり減ったりするんだろうな監視カメラも各所にあるしそれで判断するんだろう。
個人なのかクラスなのがグループなのか学年なのかまではわからんけど先輩達がDクラスを不良品ってバカにしてたしクラスの可能性が高い、そしてうちは1番下なんだろう。
あとはプライベートポイントで買えないものはないって言ってたから買えるのはものだけじゃなさそうだな。」
「と言うと?」綾小路は無表情でこちらに顔を近づけてくる。
ちょっと怖いな·····さっきまで後ろで誰かが喋っていたみたいだがどこかに行ったのか沈黙なので余計に怖く感じる。
「例えば制度の改変とか、命とか、他者の支配権なんかも変えたりするだろうな·····まぁ権利とか制度とかが主なんだろうな。」
「俺もコンビニで無料の商品を見た、おそらく天野が言っていることで間違えないだろう。ところで·····連絡先交換しないか?」
「いいぞ」
こうして俺は初めての連絡先交換を綾小路とするのだった。
それにしてもなんだか俺が話してるのを盗み聞きするかのように後ろの会話が途絶えたような·····綾小路の主人公パワーってすごい
やはりこいつと高円寺とだけは敵対しないよう心に誓って、俺達は雑談をしながら帰るのだった。
Dクラスを
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許すな!
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許してあげよう