ようこそ間違った教室へ   作:あもう

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冬休み編の書くことが……無いっ!( 涙目 )

原作イベントを潰し過ぎた(遠い目)


7.5巻部分
多目的


この高校では一昨日から冬休みに入り、今日は雪が降っている。3日前、俺……はノーカンだがCクラスは綾小路一人に敗北した。リーダーである龍園を退学こそさせずに済んだが、リーダーを失ったのは事実だろう。

 

あの後Cクラスでは5人のリーダー候補が出た。一人目は当然俺なのだが、辞退した。理由は幾つもある。

 

まず1つ目、俺が知る限り、つまり原作で行われる三学期の試験では俺は色々と下準備をして暗躍をせっせとするので単純に忙しいというもの。全員投票……は退学者沢山いるから無いとしても、林間学校と学年末試験はそれぞれやる事がある。特に学年末試験は憎き綿白神を退学させなければいけないからな。

 

そして2つ目、このクラスの長所と特色の問題だ。このクラスは龍園がやっていたように悪事を働く武道派クラスとしてのイメージが強いし、実際それが性としてあっていると思う。表向きは平和で温厚なイメージを作っている俺がそのリーダーになる訳にはいかないだろう。

 

そして3つ目、今更だと言われるだろうが大幅な原作改変を防ぐ為だ。既に無茶苦茶改変されているので焼け石に水な気がしないでもないけどな。せっかく綾小路を暫く使えるんだ。暗躍したい。

 

と、言うわけで俺は参謀ポジションに落ち着く事になった。

 

2人目のリーダー候補がひよりだったのだがこちらも辞退した。争い事を好まない上に本人は読書のが好きな始末。加えてこのクラスの特色とも合わないだろう。

 

そして3人目が石崎大地、結果として彼がリーダーになった訳だが……その理由は俺とひよりからの推薦のお陰である。尤も、表向きの隠れ蓑としてのリーダーだが。石崎では流石に実力不足だ、主に頭が。俺も助ける時は助けるが自分の目的を優先したい。という訳で、表向きのリーダーは石崎なったが裏のリーダーは別の人間になった。

 

裏のリーダーになる人間は喧嘩は強くなくていいが最低限のカリスマ性と頭のいい頭脳を持っているべきだろう。

 

という訳で4人目のリーダー候補だった金田が裏のリーダーになった。5人目のリーダー候補(自称)は時任だったのだが、皆から大反対にあった。そりゃあそうだ。

 

とまぁそんなこんなでリーダーは決定した。積極的に龍園の下に着いていた伊吹、石崎、アルベルト、小宮、金田、近藤の地位はかなり落ちたが、石崎、金田はリーダー格として、小宮近藤は石崎の補佐として地位を保った。アルベルトと伊吹は俺の下に取り敢えず着く形となったので迂闊に手は出せないだろう。尤もアルベルトに手を出したら殺されそうだが……。

 

と、言うわけで時任のように少し反発意思を持つものが居ない訳では無いが、俺のグループ以外は石崎に従っている。石崎も金田も無理に俺たちに協力させようとはしないし、大多数のモブ達は俺のグループを攻撃など出来るわけもないのでモウマンタイである。

 

時任は裏切った事で孤立している山下、吉田や、元々あまり好かれていなかった西野と野村と一緒に頑張ってグループを作ろうとしているが恐らく無理だろう。いや5人だからある程度のグループには慣れたのか。質が終わってるだけで。

 

ちなみにうちのグループは俺、種子島、椎名、伊吹、アルベルト、真鍋、木下、薮なので中々の精鋭揃いだろう。ある程度そこそこの強さのある俺と頭のキレるひより、武道派のアルベルトと伊吹に運動神経のいい大天使木下。成長途中の真鍋と薮におまけの種子島だ。

 

とまぁ、そんなこんなで今後の方針は進んでいる。龍園はウチに入れようと思ったが、何処にも入りたくないとの本人の一言でボッチをしている。

 

うちのクラスは全員石崎が龍園をボコしたわけで無いことは知っているが、表向きのために石崎という事になっている。とはいえ綾小路の実力はCクラスには広まっているのも事実、仮面かなんか被ってこいよ綾小路……とあの時思ったのはナイショの話である。

 

まぁそんなこんなで俺は冬のケヤキモールへと足を運んだ。理由は安価かつ美味をモットーにしてるフードチェーン店の『サイズエリア』に行きたい気分になったからだ。

 

龍園から巻き上げ……じゃなかった、譲ってもらった1000万プライベートポイントも含めてだいたい1億6000万のプライベートポイントがある。

 

革命の為に1億、クラス移動のために2000万使った事を考えると、冤罪の賠償金込でだが2億8000万ものプライベートポイントがあった事になる。これは14人がAクラスに上がれるとかいうのでキチガイじみた額なのは間違えない。

 

 

という訳で1食300ポイント程度で済むサイズエリアにはよくお世話になっている。自炊も面倒だしな。そんな事を考えながらサイズエリアに向かっていると目の前にはBクラスの連中がごった返していた。一体何があったんだ?

 

「一之瀬、最終勧告だ。このクラスの指揮をするな。これ以上指揮に携わるような事をすれば……わかるな?」

 

確かあいつは木山だったか、木山の周りには30ちょっとの生徒が後ろに控えている。木山の左後ろには神崎の姿や、さらにその後ろには柴田や濱口、安藤や白波なんかも見える。これは派閥争い……なのか?というか白波はなんか目のハイライトが飛んでるけど何があったんだ…一体?深く考えたらダメだと本能が叫んでいる気がする。

 

そしてそれに対する一之瀬だが周りには網倉、小橋等の一部の生徒を除き居ない。一之瀬を除いて6人、つまり一之瀬派閥が風前の灯である事を意味していた。

 

「Aクラスが1563ポイント、Bクラスは1503ポイント、Cクラスは1080だったけど監視カメラを壊した為に1065ポイントに減少。同じくDクラスも760ポイントだったが監視カメラを壊した事に関与しているため同額の15ポイントが差し引かれて745ポイントになっている。

 

現状BクラスはAクラスと肉薄した差へとなっているんだ。ここで内輪揉めをしている余裕は無い。Aクラスは内輪揉めをしているうちに叩きたいんだ。分かったらリーダーを降りるんだな。」

 

木山は……もうちょっと寡黙なイメージだったのだがなんともまぁ饒舌になったな。

 

「だから私はリーダーはもう降りたから木山くんがリーダーでいいって言ってるんだけどな。」

 

「お前に従おうとするものが一人でもいると言うのはそういう事だ。」

 

本当にリーダーのつもりは無いであろう一之瀬に対してこの言い草はなかなかにムカつく所だ。

 

「おいおい木山、何をやってるんだ?」

 

そしてこの場にもっとムカつく上に面倒な奴が現れた、南雲雅である。

 

「南雲生徒会長、自分は今、クラスのリーダーを決めているところです。ですが数だけ見てももはやどちらがリーダーなのか問うまでも無いですね。」

 

「そうか……確かにそのようだな、それじゃあ生徒会に入った時の話通りお前をBクラスのリーダーとして認める。俺の協力が欲しければ遠慮なく頼ってくれ。」

 

南雲は貼り付けた笑みを木山に向ける。一之瀬の公開処刑と言わんばかりだな。それにしてもムカつくなぁ……こいつら。止めるべきか。

 

「女の子を人前で寄って集って虐めるのはどうなんですか、生徒会長?」

 

南雲とこんな所で会うつもりは無かったが仕方ないだろう。取り敢えず木山が南雲の犬となった事が分かっただけでも収穫とするべきか。

 

「その言い方は良くないな……まぁとはいえそう見えるのも事実か。いい事を教えてやるよ。生徒会ってのは特別試験の内容に1部関与が出来るんだ。三学期最初の特別試験は恐らく俺が提案した特別試験になるだろうよ。

 

その特別試験で俺が打つ一手を俺以外の誰もがきっと予測出来ないだろう。せいぜい考えるんだな。」

 

南雲はそれだけ言い残して去っていった。またもやヒントを残して行った訳だが……なんともまぁ曖昧なヒントだ。とは言え俺の読みが合っているのはこの感じだと確かだろう。

 

……おっと忘れてた、一之瀬をこの場に残しておく訳には行かねぇな。

 

「一之瀬、こんな奴ら無視して行くぞ。」

 

「え……あ、うん……ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

俺は一之瀬の腕を掴み多少強引にでも連れてその場を離れる、木山はまだ何か言いたげだったが無視でいいだろう。

 

俺は一之瀬を連れて走る。と言っても派閥の他の面々には申し訳ない限りであるが……。

 

俺達はそのまま少し走ったままサイズエリアへと入った。極限だけではなくたまにはこう言うのも悪くないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2名様の御来店ですね、テーブルにご案内します。」

 

と、言うわけで一之瀬を連れて来てみた。後先?ナニソレオイシイノ状態だが一之瀬は俺に対して割と一貫して好意的……だと思う。多分。

 

「えーと、なんかごめんね……本当に、聖君が来れるようなBクラスにしたかったんだけど……」

 

一之瀬は今にも泣きそうだ。というかいつから名前呼びに……突っ込むのはやめよう。うん。

 

「いや、気にしないでくれ……これハンカチな。それよりもどうしてそんなに俺をBクラスに呼びたかったんだ?」

 

これがどうも見えて来ない。それにしてもどうもこの光景にデジャブを感じるような気がする。一之瀬の万引きを防いだ時もそういえばこんなだったな。

 

あの時はたまたま居合わせられたのでかなり強引にでも止めたが、一之瀬からしてみれば何様だ状態だった事だろう。一之瀬が覚えてないといいけど……。恨まれてたりしたらやだな。

 

「聖君……覚えてる?簪専門店での事。」

 

「……覚えてる。」

 

やっぱり恨みを買っていたのかもしれない。クラス内でリンチにするつもりだったのかもな。一之瀬のカリスマ性があれば出来そうだし。

 

「私……聖君が居なかったら……だから……っ…!!……聖君と同じクラスに……っ!!」

 

一之瀬は泣きながらハンカチで顔を覆っていた為、なんでかは全く分からなかったがそんな事を言える雰囲気ではない。取り敢えず俺と同じクラスになりたいって事と恨まれてる所かある程度感謝されている事はよく分かった。これなら敵にはなり得ないだろう。

 

「大丈夫だ一之瀬、今すぐに……という訳にはいかないが、それでも2年になれば同じクラスになれるようにする。約束するから。」

 

「帆波って呼んで……ホントに?」

 

俺は周りを見渡すが人はいないようだ、小声で教えてあげる事にするか。

 

「本当だ、帆波。俺は1億プライベートポイントを学校側に払って、〇〇〇〇する権利を貰ったんだからな。学校側としても色々タイミングが良かったらしいが……。」

 

「なるほどね……確かにそれなら。その話を聞いてるとつくづくプライベートポイントって大事だなって思っちゃうね。」

 

そのまま俺達が五分ほど雑談をしていると、俺の手元にハンバーググラタンが、帆波の手元にカルボナーラが運ばれてくる。そして同じタイミングで向かいの席にいる綾小路にドリアが、桔梗にミートスパゲティーが、軽井沢にグラタンが、松下にハンバーグが、佐藤にマルゲリータが運ばれて来る。

 

なんで君たち俺の真横にいるんですかね。そしてどう言う集まりだこれは……いやマジで、てかいつ来たんだよ。

 

「お前が一之瀬をあの場から連れ去った所をたまたま目撃してな、話したい事があったから追跡したらコイツらとばったり出会った。」

 

綾小路の話したい事はある程度予想が着く。俺は他のメンバーに目線を送る。ちなみに一之瀬は恥ずかしさで悶え死んでいる。泣いている所を見られたし仕方ないのかもしれないが。

 

「私と松下さんも話があったんだ。」

 

まぁコイツらも分かる。綾小路視点もスパイだと気づいている訳だしな。問題は残りの2人だ。何故来た。

 

「私はたまたま……たまたまだよ、うん。」

 

佐藤の目はなにやら泳いでいる気がする。なんか隠してるなこいつ……後で問い詰めるべきだな。

 

「私は……その、二人きりじゃないと話せないかな…。」

 

という事は屋上関連か、何ともまぁ一挙的なタイミング出来たものだ。取り敢えず順番に終わらせるか。

 

「全員人に聞かれたく無いっぽいな……どっかここら辺個室あったっけか。」

 

俺は当たりを探してみるが残念ながら多目的トイレしか無い。綾小路一人としか話せなさそうだ。取り敢えず綾小路から返すか。

 

「綾小路、多目的トイレで話そう。あそこなら個室だし鍵もかけられるだろう。」

 

 

「分かった。」

 

正直ここが1番の山場なのだろうが……まぁそれとこれとは話が別か。だが俺は予想がつかなかった、いやつく訳ないのだが

 

「なら私も多目的トイレで話す。それなら問題無いでしょ?」

 

軽井沢が恐ろしい爆弾発言をし出した。幸い今日は俺たち以外の客は居ない。店員さんからヤベェやつを見る目を向けられたが俺もその目を軽井沢に向けているのを見たらしく同情的な目線に変わった。なんかこいつ色々頭のネジ飛んでね?

 

「わ…私も私も!」

 

佐藤が同意し始めた、こいつら本当にビッチなんじゃね?一之瀬や綾小路ですら若干引いた目線をしているぞ。なんか軽井沢への復讐の仕方を間違えた気がする。失うものが無いハートフル少女になっちゃったよ。どうしてこうなった。これは俺が悪いのか?

 

「えぇ……いや、流石にそれは……。」

 

「いいじゃん多目的なんだから。」

 

逞しすぎるだろ。というかその言い訳は色々とその……ご時世的に不味くないか?

 

櫛田にヘルプを送ろうと目を向けるが目を逸らされた。櫛田で無理なら俺にはもっとどうしようもないんだが……どこにいるんだ救いの神って……ちなみにサイズエリアに仕切られた個室は無い。マジでどうすればいいんだこれ……。なんか外には人がウヨウヨしてるしさぁ……。

 

「あのぉ……良ければ倉庫コンテナをお貸ししますのでそちらで話されてはどうですか?」

 

俺が頭を抱えてるのを見兼ねた店員さんが出してくれたヘルプのお陰で無事犯罪者にならずに済んだ。という訳で順番だ、まずは歩く爆弾こと軽井沢からだ。綾小路が山場だと思っていたがどう頑張ってもこっちが山場でしたとさ。

 

 

「聖君……私の事守ってくれるんだよね?」

 

いや守る気は無いですって無茶苦茶言いたいんだが……なんかもう精神がゴリゴリに削られすぎてゴリラゴリラゴリラ状態である。何を言ってるのか分からないと思うが俺にも分からない。

 

「えーと……」

 

「守ってくれるんだね!ありがとう。私も大好きだよ!!」

 

返答に困っていると勝手に守ることにされてしまった。というか俺はお前の事を大好きといった覚えも思った覚えも無いんだが……。

 

「いや別に守るとは……」

 

「聖君……入学した当初は色々本当にごめんね……後悔しても仕切れないし、許して貰えるなんて思ってない。私なんかが本当に迷惑かけて聖君を傷つけたなんて本当に一生自分が自分で許せないよ。でも私の立場は棚に上げるけど……」

 

なんか軽井沢がブツブツ言い出した。目からはハイライトが消えて物騒な事を言い出している気がする。なんかこのタイミングで断ったら命を危険を感じるのは……気の所為だよな?

 

復讐のタイミングは綾小路の協力が必要な気がする。というかどこにキッカケがあった。屋上での一件で綾小路が突き放しすぎたせいじゃね?これ。だとしたら綾小路に爆弾処理をして貰おう。そうしよう。

 

「わかった、許す、許すから落ち着け。いいな?」

 

「う……うん。……本当にありがとう!!!許して貰えなかったらどうしようかと……本当に……。」

 

泣きながら大喜びしている軽井沢だったが、ここで許さないと言うとなにやら血みどろになる未来が見えた。復讐云々以前にここでやったら俺は殺人犯である。

 

それにしても軽井沢は恐ろしすぎる……俺の天敵リストに名前を連ねる事が決定した。後で綾小路に爆弾解除を押し付けよう。そうしよう。

 

俺は軽井沢が帰った事を確認しただけで心の6割ぐらいを持ってかれた……気がする。綾小路が龍園時までに依存させようとしたツケが回ってきたと思うと綾小路がなんだか憎く感じれた。

 

2人目は松下&櫛田だ。こいつらに関しては三学期以降のために呼び出したのだが、

 

「それで、話って何かな?」

 

「お前らにはまた色々指示を出すが…お前には、俺がやろうとしている事を話しておこうと思ってな。手伝ってもらう訳だし。」

 

まぁどれもこれも三学期が終われば広まる話だ。隠す理由も無い。コイツらは消す……事は多分無いだろうしな。

 

 

「三学期にって事だね。今度は何するつもりなのかな?」

 

「一つ、三学期のどこかである南雲が仕組んだ特別試験で---------------する。二つ、学年末最後の試験で綿白神を消しにかかる。三つ、この学年が終わる際に起きる、俺が起こした『革命』について、だな。詳しく説明すると-------------------------」

 

勿論原作知識がある事がバレる訳にも行かないので、現状で話せる部分だけを話す。それを聞いた2人は聞けば聞くほどどんどん顔が驚愕の表情へと変わっていく。松下はまるで怪物を見るかの目だが……そんなおかしいのかこれは?対して櫛田は目がとてもキラキラしている。ヒーローを見る子供みたいな目で、かつこれが素なので何やら嬉しい気分だ。

 

「凄い!凄いよ聖君!」

 

「褒めてくれるのは嬉しいが失敗するかもしれないからな、お前らもくれぐれも頼むぜ。詳しく指示を出すのは詳細が分かった後だが。」

 

俺は2人に指示を残して返す。まぁこいつらに関してはたまたまタイミングが悪かったからな。

 

3人目はとにかく謎な佐藤だ。マジで何しに来たお前。

 

「あのさ……私もスパイに混ぜて欲しい……です。」

 

いや何処から聞いてきた?アイツらが話すとも思えないんだが……マジでどこから聞いてきたんだ?とはいえこのまま断ればバラされるのは馬鹿でもわかる。了承した振りをして働かせなければいいか。

 

「あぁいいぞ。」

 

佐藤に関しては囮役としてせいぜい頑張ってもらおう。ちょうどいい足切りなのかもしれない。

 

「……足切りとかはなしだからね?」

 

勘の強いことで、まぁスパイが増える分には損が無いのだが……それにしてもどこで聞いたんだこいつ。

 

「どうしてスパイになろうと思ったんだ?」

 

「幸村君がスパイしてたのを見て、これなら行ける!って思ったからかな。」

 

本当かは疑わしいものだが生憎と違うと言い切れる証拠は無い。悲しい事だ。まぁどうせ佐藤に大した指示を出す事は無いだろうし、0より1か……佐藤が二重スパイの線も考えたがこいつはただの雑魚なのでそれなら顔に出る事だろう。

 

「まぁ詳しい指示は三学期にする。いいな?」

 

「うんわかった、本当にありがとね。」

 

まぁ佐藤に関しては困ったら捨てればいいだろう。惚れっぽいらしいしメンヘラにはなるまい。惚れっぽいならメンヘラにならないは謎理論だが国立大の偉い教授も言ってるらしいしな。

 

 

問題はこの4人目、綾小路清隆である。ここが1番の山場だ。軽井沢は別の意味で山場だったが。

 

 

「まずは言われた通りプライベートポイントは稼いでいるぞ。とはいえ3年Aクラス全体にそこまでのプライベートポイントはなさそうだがな。」

 

「助かる。その調子で多分次の特別試験、南雲が用意した特別試験まで2000万プライベートポイントを貯めさせないでくれ、堀北学並びに3年Aクラスと国交を持ってそうな所も全部塞いでおけ。」

 

「わかった。それでお前は何をするつもりなんだ……。革命の件は聞いた、一之瀬との接触もそれが原因なのか?」

 

「ん?あぁ、その試験でやるのは----------だ。一之瀬は…まぁそうだな。」

 

俺の言葉に綾小路は……ポーカーフェイス過ぎてわからんわ。

 

「……なんというか、天野は南雲会長に近しいのかもな。」

 

「いやぜんぜん似てないと思うけど。」

 

女誑しでもなければ生徒会長なんてやらないぞ。俺は。パツキンにも染めないしチャラチャラもしてない。なかなかに失礼な事を言ってくれるな。

 

「……不機嫌にさせたのならすまない。なんというか、思考回路に近しいものを感じたんだ。恐らく南雲の発言で気付いたのもそれが原因だろう。オレはそこまでは気付けないだろうしな。」

 

「ああ、助かる、それと綿白神を干す時は力を貸してくれよ?」

 

「問題無い。内容次第になるが三輪はオレが封じる。」

 

「そうしてくれると助かる。伏兵が居ないとも限らないが対処は任せる。くどいようだが失敗させるわけにはいかないからな。」

 

綾小路に勝てる奴など居ないだろう。とはいえ慢心は宜しくない。どうにも綿白神がきな臭い、誰かしら伏兵がいる気がしてるんだが……気のせいか?

 

その後、俺達はそれぞれ飯を食べて別れた。一之瀬もすっかり元気になったようで楽しそうだった。何よりだ。

 

その帰りに俺は古びたお守りを拾ったのだがそれはまた別の話である。

優勢世代は

  • 本編にガッツリ出して欲しい
  • 天野兄の偉業を語る程度の登場でいい
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