死の支配者の寵愛   作:たまらー

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不死者の王は純潔を奪う


アインズの激情

突然目の前に転移魔法で現れたアインズは不死者(オーバーロード)の姿ではなかった。

「あ、アインズ様!?」 アルベドは驚愕となった。

アインズの全身から憤怒(いかり)にも似た禍々しい黒く妖しいオーラが立ち昇る。

 

アルベドはあれ以来守護者統括の職務を放棄し部屋に引き籠っている。

飲食も忘れ一睡もせず泣き腫らした目で憔悴しきっていた。

アインズが自分の積極的な求愛(アプローチ)を疎ましく思っているのはわかっていた。

それでも愛するモモンガと結ばれたかった。

もはや完全に拒絶されてしまった 『自分には肉欲を求めるな』と

 

アインズは煩わしげに素肌に上質だがシンプルなデザインのローブのみを羽織っている。

いきり勃つそれを見せつけるように前をはだけている。

視線に射すくめられ畏怖におののき怯える瞳がアインズの欲情を煽った。

死神に魅入られた乙女の如く身動ぎひとつできない。

ギシッ寝台が軋んだ アインズの体が覆かぶさる。

淫魔(サキュバス)だから寝技に持ち込めば優位に立てるとでも?

私はおまえの抱き枕人形(ダッチワイフ)ではないぞ 組み伏せるのは私だ」 荒々しく唇を塞がれ息もできない。

アルベドは悟った アインズは絶対なる支配者だ 受け身など自尊心(プライド)が許さない。

自らの(つるぎ)でアルベドを服従させたかったのだ。

アインズはそのために生身の肉体を手に入れたのだろう。

たとえリアルで実践経験がなかろうとも、原始より男は狩猟本能で女を抱いてきた。

純白のドレスが引き裂かれ胸元が露になる。

それを鷲掴み揉み(しだ)く 舌が絡まり先端をねぶり下半身をまさぐる 乱暴に押し広げ舌を這わせる。

視姦するように凝視され芳醇に纏わりつく花弁に楔を打ち込んだ。

「おまえは私のものだ」

もはや制御不能抑圧と解放歯止めなど利くものか。

アインズは一晩中アルベドを離さなかった 噎せ返るような淫靡な匂いと汗だくの肢体

欲望のままに女体を貪り貫いた。

 

翌朝目を覚ましたアインズは傍らに白濁にまみれぐったりと横たわるアルベドがいた。

「最低だな俺は…」 アインズは自嘲した これでは強姦だ。

「いいえ!」 眠っていたはずのアルベドがアインズの腕を掴んだ。

「私が愚かだったんです アインズ様を独占したくて…

でも本当はこんなふうに力づくで捩じ伏せてほしかった!」

アルベドは懇願するようにアインズに縋りついた。

アインズは人間の姿だとレベルダウンするため

アルベド対策として肉体強化、能力向上の指輪と魔法を二重に装備していた。

「…そうか」 アインズは苦笑する。

アルベドに迫られるたびに喰われてたまるものかと身構えていたのだが

そういう性癖だったのか アインズは揶揄するように

「もっと激しく攻められたいか?」 「えっ?!」

アルベドは昨夜の情事を思い出し耳まで真っ赤にして羞恥に俯いた。

モモンガが訂正したが

アルベドは男を捕食する淫魔(ビッチ)という汚名(レッテル)を貼られていた。

実際はユグドラシル時代自我はなかったので知識は豊富でも処女(バージン)だった。

アルベドの身悶える情景を思い返す それはアインズの情欲をそそった。

だが早朝から女にかまけていては職務怠慢だ 自重しなければ

「私は着替えて執務室に向かう」 「あ、アインズ様私は…」

「おまえは私の命令で謹慎中(・・・)だ」

アルベドの表情が曇り悪魔の翼がシュンと萎れる 「おまえにこれを渡しておこう」

アインズはアルベドに指輪を差し出す。

「これは?」 アルベドは小首を傾げアインズを見上げた。

「とあるアイテムだが鑑定はするな おまえの率直な感想が聞きたい」

「承知致しました」 アインズが立ち上がる

アルベドは思わず引き止めようとしたが 「そんな顔をするな」

後で食事を届けさせよう アルベドの窶れた美貌には休養が必要だ。

アインズはアルベドの耳元に顔を近づけると

「待っていろ またたっぷりと可愛いがってやる」 そう呟いた。

アルベドはぱぁっと首筋を紅葉させた。

はてアインズもといモモンガはこんな性格だったろうか

否謂わば潜在する彼の天性の才たる本性 真の支配者としての覚醒というべきか。




じつは隠れ肉食系男子だったアインズ様が本領を発揮します。



やだぁ~エロだぁはずかしいぃっておまえが言うなよ!ごもっともです
所々加筆しました。
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