アインズ様の恋煩い編Ⅵ
アインズは華を愛でている 体の隅々までじっくりとねちっこい 何度気をやっただろう
アルベドはアインズの顔の上に膝をつく 腰を落とし絶妙に舌が蠢いて蜜が滴る。
焦らされて齎される恍惚感に溺れていく 手を変え品を替え趣向を凝らして快楽に興じる。
ふたりのハネムーンは始まったばかりだ アインズ達は婚前旅行に来ていた。
此所はアゼルシリア山脈で偶然見つけた砦跡 ドワーフのゴンドによれば精霊の亡小国の遺物だ。
廃墟の城に手を加えてふたりの別荘となっている アインズは蒼穹のラピュタと名付けた。
塔の周りを雲海が取り囲み、朝と夕陽に燃える山の連なりに靄がかかり幻想的な絶景が見渡せる。
この世界に二人きりのような錯覚 当然身辺警護がいるし定期連絡はある 当番メイドも給事に来るが緊急でなければ無粋は不敬だ。
アルベドは至福の泉にその身をたゆたわせている。
「私が心底欲していたのはおまえだ 仲間との思い出に縋るよりもおまえとナザリックと伴に生きていきたい」
アルベドの手には婚約指輪が光っている。
旅行二週目 アインズ達はカッツェ平野の人工オアシスに来ていた。
この地で進められている農作物を育てるための砂漠緑化計画の拠点だ。
巨大な睡蓮の池と観葉系の花や植物が植えられており
キャビンルームにカウチソファ硝子テーブルにドルチェスタンド カラフルな菓子達チェリー酒入りのチョコレートボンボン
蕩ける舌先目眩がするような濃密な
睦み合うことで満たされる心と体
「…愛してる誰よりもおまえを おまえがいないと窒息してしまいそうだ」
そして現在 リ・エスティーゼ王国を滅ぼす結果となったが、弱肉強食恭順には恩恵と繁栄を敵対する者は容赦なく斃す。
魔導国は脅威であると世界に知ら示した。
己が手を下さずとも増え過ぎた人間は淘汰されるそれが自然の摂理だ これがアインズの見解である。
と原作ルートではそうなりますがこの物語の現時点では王国もガゼフも生存しています。
アインズは
彼は仮死状態だった 最後の別れを惜しんでいたブレイン そこに忠告にやって来たアインズ
殺されなかった理由 「言っただろうおまえは
だったら足掻いてみせろ 腐敗しきった王国をおまえに救えるか?
一介の傀儡のおまえが国の頭を
法国に抗い無慈悲な運命を免れるものならな 私が見届けてやろう これ以上の進撃による侵略はやめだ 帝国の追随もな」
しかし王国に未来はなかった
アインズは譲歩し国王を幽閉ザナック王子は反乱分子に討たれ貴族は粛清された。
生き残った民と辺境の領土は帝国に押収併合され一部の者達と冒険者がエ、ランテルに流れた。
ガゼフは王の剣の任を解かれブレインと放浪者となる その腰には
アインズからの
ラナー王女とクライムは表向きは死亡ナザリックに帰属した。
アインズは諸国への牽制に王国を見せしめにするつもりだっだが、アルベドの幸せオーラがそれを思い留まらせた。
フィリップの反逆行為はアインズの眉を吊り上げた。
聖王国支援部隊襲撃物資強奪よりもアルベドに触れたことが起因している。
『念入りに消毒したが奴は懲らしめるだけでは済まさんぞ 一蓮托生全員道連れにしてやる』
しかしアインズの鬼の形相に気を良くしたアルベドは拷問ですっきりしたようだ。
セバス、ペストーニャ、ニグレドの嘆願もある。
生きた人間の活用方法は任せよう アインズの恩赦によって王国は駆逐されなかった。
自分が幸福だと他人にも寛容になれる この世界はアインズの采配に踊らされている。
アニメ4期遅まきながらアマゾンプライムで一挙見しました。
感慨深いですね 劇場版すっごく楽しみです。