二人目のアインズ様で婚前旅行前の話です 王国戦士長生存ルートになります。
この物語における現在は三編を通してアニメ四期後となっています。
エ・ランテルの元都市長邸宅の屋敷にてアインズの婚約披露宴が開かれた。
街の商人達有権者とアインザックにレエブン夫妻彼等の家族親類縁者、ガゼフとブレインも招待されていた。
アインズは別室で元国王ランポッサとラナーを引き合わせた 粋な計らいだ クライムも同行している。
季節もちょうど夏の終わり秋のカボチャの収穫期が来るということもあって、このイベントを企画し事前に布礼を出した。
仮装コンテストを開催し優勝者と上位二名に賞金が与えられる 特別賞もある。
参加は自由で老若男女問わず子供も大歓迎
吟遊詩人に仮装させハロウィンがナザリックの祭りであり、どんなものかを歌って聴かせたのだ。
その奇抜なイベントは大盛況毎年催される娯楽行事となる。
「…アインズ様このドレスまるでシャルティアですわ」 「いやか?」
「いえ童話のプリンセスのようで 私はもう夢見る年頃の少女ではありませんし…」
「そうか似合ってるんだがな ウェディングケーキの砂糖菓子人形みたいでキュートだぞ」
アルベドは褒められて嬉しいのだろう翼をぱたぱたさせている。
彼女は蝶を象ったベネチアンマスクにゴスロリスタイルの淡いピンクのリボンとフリフリレースでデコレーションしたドレスを身に纏っていた。
アインズは人化の指輪による人型で魔導王バージョン
マスカレードマスクに黒を基調とした襟元と袖口にフリルのブラウスに燕尾服タイプの中世ヨーロッパを模した男性ファッションである。
パナソレイの伝手で貸衣装を参考にアレンジしている 社交界では昔こんなのが流行っていたらしい。
「おまえは私の寵姫だぞ 私が着飾ってやりたいんだ もちろん下心はある」
一枚づつ剥いていくのがそせられる 髪をアップにしたうなじの後れ毛が色っぽい。
アインズは一目も憚らずアルベドの匂いを嗅いでいる 今日は無礼講で彼は主催者だ。
「Shail we dance?」 アインズは胸に手を当て優雅に会釈する。
差し出したアルベドの手を取る 軽やかなダンスミュージック アルベドはドレスの裾を靡かせくるくると回る。
ホールの中央でふたりは賞賛と注目の的だった。
ガゼフとの再会酒を酌み交わす二人
「…ゴウン殿とお呼びしても?」 「ああ久しいなガゼフ」 ガゼフにとって主君は今でもランポッサだった。
「陛下とラナー様への恩情感謝する」 「ラナーの件は彼女が望んだことだ ナザリックで仔犬と戯れ合ってるぞ」
「…結局俺は無力だった 王国は生き永らえはしなかった 選択を誤った。
帝国は正しい 賢明な判断と改革が不可欠だった」
「…これからどうするんだ?」 「また旅にでるさブレインと二人」 「そうか」
「エ・ランテルは見違えたな 以前の活気も戻ってる 王国は分裂したが壊滅にはならなかったのがせめてもの…」
「そうだな 根絶やしにしてやりたかったんだが」 ガゼフはぎょっとなった さらりと言ってくれるがアインズにはその力があった。
「そうしなかったのも自分達が生き延びたのも彼女のおかげか」 アルベドはテラスで夕暮れの風に吹かれている。
「
「…ゴウン殿貴方は世界をどうしたいんだ?」 「…征服ではなく統一」 アインズは漠然とした指針を示した。
「自分が愛する女と守るべき者達が住みやすい世界にしたいだけだ。
我々に仇なし害を及ぼすものは排除する 従うならカルネ村とこのエ・ランテルがその
「はっ!スケールのでかい御仁だゴウン殿は」 ガゼフは声を立てて笑った。
宝塚愛の劇場(笑) 後半に続きます。
本編を含めて三人のアインズ様 性格は多少異なりますが趣味嗜好は共通していて言動もシンクロしているところがあると思って下さい。