死の支配者の寵愛   作:たまらー

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幕間Ⅰ

その日ナザリックは騒然となった。

異変に気付いたのはアインズ当番で一般メイドのフォアイルだった。

部屋の外で待機していたフォアイルはドン!という音にびっくりしてノックをしたが返事はなかった。

無断で入室するわけにもいかずうろうろしているとドアが開いた。

「あ、アインズ様先程はどうかされ、えっ、ど、どなたですか?!」

出てきたのは見知らぬ人物だった。

「…私だ」 声とローブでアインズだとわかったもののフォアイルは目の遣り場がないのに視線は釘付けだ。

アインズはローブで隠そうともしない しかも普通ではなく状態異常絶賛発情中である。

『き、キャ~!犯されるぅ~!私にもご主人様の御情けを~』

なんてことにはならずアインズはフォアイルをちらりと一瞥しただけで眼中になかった。

「(も、もしかして裸なのは)ス、スパリゾートにお出掛けですか?」と訊ねたが

「アルベドに面会だ」 アインズの姿が掻き消える つまり直行である。

「え、えぇ~!?」と叫んで目の保養と役得だったフォアイルは瞳をハートマークにして腰を抜かし座り込んだ。

アインズはアルベドの部屋で事に及んでいる。

アルベドの寝室に防音設備はなくアインズは敢えて魔法で遮断もしなかったため、耳をそばだてれば情熱の一夜は廊下まで聞こえてきた。

このトップニュースは瞬く間にナザリック中を駆け巡った。

 

後日談

「いらっしゃいませアインズ様」 彼は第九階層にあるブティックに来ていた。

店内のランジェリーコーナーである 一般メイドのひとりが店員を勤めている。

「アルベド様にでございますか?」 「ああ」 「どういったものをお求めですか?」

「そうだな…扇情的なのを頼む」 「かしこまりました」 「いくつか選んでくれ」

「こちらなどいかがでしょう?」 「あとで見てのお楽しみとしよう」

男が女に下着を贈る 脱がす前提である 「基調とするベースカラーはございますか?」

「そうだな…やっぱり白にピンクと黒もいいな」 アインズはウキウキしている。

彼は店内を見回し「それと寝夜着(ナイトドレス)も合わせて包装(ラッピング)してくれ」

アインズはふと紺碧色(ディープブルー)のドレスに目が止まる 銀河を思わせる宙色(そらいろ)の夜空に星が煌めく夜会服(パーティードレス)だった 「ほう」彼は感嘆と「これも貰おう」

アインズはショッピングバックと手にしたドレスの裾をひらひらさせながら意気揚々と帰って行った。

足取りも軽くスキップしている骸骨(オーバーロード)はシュールだ。

『アルベド様が妬ましい!』店員メイドはそれを見送った。




ん~キャラが違う誰だこいつは?
アインズ様のアバターを乗っ取ったプレイヤーかもしれない~あっ私か!



誤字報告ありがとうございます。
ちょこちょこ修正してます 納得のいく表現って難しいです。
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