今回のシナリオは、AI画像生成ソフトStable Diffusionを使ったモノの試運転です。
基本構造は、絵を作って出た奴を物理で殴るかメンタルで殴るかしてダメージを稼ぎ、promptを解明していくというモノです。
どんな敵になるのか分からないので、全ての技能でダメージが生まれるようにしました。ダメージは1D3+シーンボーナス。1点は確定で、適したロールプレイなら+1、適した技能なら+1、最大3点のボーナスが付きます。なのでダメージ幅は2点から6点。うまくやれば一瞬で消し飛ぶ調整です。
これは、私がStabe Diffusion のシステムをgoogle Colabにて実装した為に、GPU使用制限に引っかかってシステムが止まる可能性が高かったからです。自前のパソコンでどうにかできるならダメージ幅を小さくしても良いと思います。
シナリオの物語的内容はあって無きがもの。
近未来の世界観であること。
VR美術館を舞台にしたこと。
なんやかんやで画像生成ソフトが暴走して、探索者とナビゲーターちゃんが囚われ、戦い始める事
以外の事は全てアドリブです。
一応、最初に生成した画像のprompt(『コトバ』)はこの通りです。
humanity, Kaiju, red sky , black ocean , dark moon , call of Ctuluhu, carnage
実はCoCの綴りをスペルミスしてたっぽいですが、なんか上手くいったのでヨシ!
ここに言葉を加えたり削除したりで敵を作ります。
戦闘について。
今回、HP30 MP20と設定しました。ただ、HPを削った場合はKaiju, carnageと 言ったヤバいクリーチャーを生み出すようなプロンプトが明らかになるようにしています。
HP25 carnage HP20 Kaiju 残り5点 humanity
特殊条件での『コトバ』の解明は上の通り
それ以外は裏でダイス降って決めました。
能力値については、イニシアティブについては2で固定。それ以外は基本4点です。
そこから特徴を見て加点、減点していきます。大怪獣の肉体は6点。肉体っぽいモノがなかったら2点。画像とDLの裁量任せです。つまりアドリブ。
残り体力が10点を切った時に発狂モードです。精神攻撃が決まっていなければこの瞬間に割り込みで⑥の行動を行います。コレ以降精神攻撃が決まってナビちゃんが敵になったなら、ナビをどうにかしなければMPダメージは入りません。
また、行動①②③の共鳴波動(名称適当)の成功値、および強度が4になります。
一応下に使ったチャットパレットを
1d6
1DM<=3 共鳴波動 自己顕示(欲望) ①
1DM<=3 共鳴波動 否定(傷) ②
1DM<=3 共鳴波動 愛(関係) ③
1DM<=5 絵画世界攻撃(物理)④
1DM<=5 絵画世界攻撃(精神)⑤
s2DM<=4 ⑥ ナビゲーターちゃんへの精神攻撃。
物理攻撃、精神攻撃を増やしたり、『何もしない』を作るのもよかったかなぁと思っています。
ちなみに、ラウンド開始時に『コトバ』を入力させて、反映をターン終了時にしたのはラウンド中に画像生成が終わることを祈る為です。
雑多に書き連ねたシナリオ(というかメモ書き)は以上です
AI画像生成はこれからどう転ぶかわからない問題ですが、やはり楽しい事ができる技術である事は間違いないので良い感じのルールで纏って欲しいなぁと思う次第です。
尚、リプレイ中にPC同士のコミュニケーションが少なかったのはDLが導入を適当に流しすぎてしまったからです。導入でちゃんと絡ませなければ! 自発的にロールプレイする空気は生まれないのだ!