【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く 作:タラバ554
毎朝の日課で早朝におじさんはダンジョンに向かったんです。
その道中に拉致られました
アマゾネスです
娼婦です
つまりイシュタルファミリアに
で、その女神と団長とその他に囲まれてます
「つまりイシュタルさんのスタイルをより良い物にしろと?」
「そうだよ、私をアイツ……フレイヤよりも美しくするのさ!」
とか言われてもねぇ……どうしよう
おじさんフレイヤって人知らんのよ
ついでに言えば女性ってだけで奇麗なものは奇麗だからなぁ
「ちょっと待て、お前「この場の全員」が奇麗だと思ってるのか?」
「そうですけど何か?」
全員愕然としてるがどうした?
「ちょっと待て! お前はコイツも奇麗と思ってるのか!?」
指刺されて不快そうにフリュネが答える
「何さ、アタイの美貌が分かる奴が表れただけじゃないか。何ならアタイにお前のスキルを使わせてやろうか? アタイの美貌をもっと良くしてくれるんだろう?」
「おっ! マジで? イシュタルさんは正直どうやったらいいか分からんけどお嬢ちゃんなら分かりやすい!」
そう言って庇護脂肪を発動
先ずはシルエットで調整して、骨太なのはそのままに各箇所のシルエットを普通に近づける。
そしたら次は全体的に細く、そんでもって筋肉量は落とさない。
お腹周りは減らして胸とお尻は相対的に小さくしてっと。
眼は元々ぱちっとしてるし、唇はふっくらしてるのを残しながら諸々と調整。
おじさんが前やったサクラ大戦のカンナにちょっと近いか?
元の造形をある程度は残しつつこれで完成!
どうよ!?
全員沈黙
ガマガエル扱いされていたフリュネが一瞬の内に男装の似合いそうな、それでいて女性らしさを残すアマゾネスに早変わりしたのだ。変わる前を知っていれば知っているほどその変化に頭が追い付かない。
部屋の隅に置かれた鏡を見たフリュネは大変満足そうに
「美しかったアタイがより美しくなってるじゃないか! 良いねぇ気に入ったよ!」
と言ってる。
おじさんはおじさんで
「いや~、元から良い所があったからソレを残しつつ調整しただけさ」
等言っている
この場にいる女たちの考えは一致した
(こいつの美的感覚はどうなっているんだ!??)
◆◆◆◆◆
おじさんは無事イシュタルファミリアから解放された
フリュネからはかなり気に入られたが他からはちょっと距離を置かれた
解せぬ
あのカエルか羊みたいな目はちょっとしたチャームポイントみたいで可愛いと思うのだが
まぁ本人は自分の事を奇麗と思ってたし、一般的に見てフリュネが思う理想の体型に近づいた容姿にはなったと思うから良いんじゃなかろうか
後、ちゃんと一般的な美的感覚も持ってるんだが所謂デブ専、ブス専と思われてしまった。そんな事は無いんだが?
今度アソコへ遊びに行くときに一般的に可愛い子を指名しよう。
ちょっとトラブルはあったが割とすぐに開放されたので昼前にはダンジョンに潜れそうだ。
最も、ベル君は既に潜った様で合流は叶わなかったが
◆◆◆◆◆
おじさん棒を1m程で取り回しゴブリンの体を削る
パキャ
っという音と共にゴブリンの一部が削り跳び絶命していく
基本的に盾で防いで如意金剛で叩く、偶に盾でそのまま押しつぶしたりもする
しかしおじさんの装備品はもうちょっとマシなモノにした方が良いのかもしれない
さっきからすれ違う冒険者に何でアイツ防具付けてないのって目で見られる
なにせ盾とハンマー以外なにもつけていない
ただの服でダンジョン潜ってる
アドバイザーが見たら卒倒しそうだ
でも防具着る意味があるのかどうか……幸福脂肪のおかげで殆どダメージ無いし、カウンターも入るし
ぼけーっと歩いていたら気が付けば大分奥まで進んでた
こっちの世界に持ってきた登山リュックの中身がドロップアイテムである程度貯まってきたのでそろそろ帰らないと帰り道での荷物が溢れそうだ
◆◆◆◆◆
帰り道にフレイヤファミリアの人たちに襲われました
何で!?
おじさんを襲うおじさん!
薄い本が厚くなる!
次回、おじさんのステップアップ
争いは同じレベルでないと起きない