【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く   作:タラバ554

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9 おじさんの土俵(ギャグ)

「おぎゃーーー!」

「どひぃいいい~~~!」

「のっぺーーーー!!!!???」

 

おじさんは叫んでいた

走って転んで全力で逃げていた

 

おじさんを襲うおじさんから

 

◆◆◆◆◆

 

襲ってきたのは四人のおじさんだった

四人ものおじさんからおじさんは逃げてた

何故かって? だってあの人たち話通じないんだもの

 

◆◆◆◆◆

 

「おっ、お前ら本当に何なんだー! おじさんを襲っても何もぉ?!」

 

武器が足元を掠める

カウンターが利かずに掠った足首から血が出る

 

「ちょっ、何もないんだぞー! おめーら一体何なんだ!」

「貴様の様なモノに女神の寵愛は与えられん!」

「あの方の視界に入るのすらおこがましい!」

「面白いと評されるのすら許しがたい!」

「ましてや女神を汚すスキルなどもっての外!」

「「「「ギルティィイイイイ‼‼‼‼」」」」

 

ぎゃー! あいつら眼が本気だ! 本気の眼だ!

おぎゃっ! 行き止まり!?

早すぎて正直見えん! カンだけで避けたり弾いてるけどもう無理!

 

「おっぴゅおー!」

 

そう叫びながら気合と根性で武器と盾を振り回す。

大剣をハンマーで弾き、槍を避け、大斧を避けたがついに大槌でおじさん棒の上から横っ腹を捉えられる

瞬間、肺の空気は全部口から洩れ叩かれた側とは反対方向に衝撃

ダンジョンの壁に叩きつけられめり込んでいる

 

「うぐぐ……いっ、痛い……」

 

涙が出てしまう。あまりにも痛いのだ。

 

「こいつ本当にlv1か!?」

「分からん、だが処遇に変わりはない」

「あんなガマガエルを女神と同列に扱う様なモノは生きている資格無し」

「然り」

 

酷い、おじさんはちょっと特殊かもしれんが女性は基本綺麗と思っているだけなのに

 

「よいしょっと。あたたた、本当にちょっとまって、ちょっと青あざになったかも」

「「「「!??!」」」」

 

壁から出て服をめくる

やはり大槌が当たった所はあざになっている

っていうかおじさん棒が折れてる、まだ数日しか使ってないのにショックだ

 

もう許さん!

 

おじさんも怒る時は怒るのだ

ちと若いガキが舐めやがって

 

「おじさんだってなぁ……やる時はヤルんだよ‼‼‼‼」

 

◆◆◆◆◆

 

あの後、おじさんを襲ってきた四つ子っぽいおじさん(小)をゲンコツで壁や床、天井にめり込ませた

スキルの影響なのか能動的に使うとおじさんはゲンコツが強い

でも武器の方が手が痛くないので良いのだ

 

「というかおじさん棒どうしよう……結構気に入ってたのになぁ……」

 

おじさん棒は大槌を受けた時に半ばからポッキリ曲がり無残な姿を晒している

溜息を吐きながらヘファイストスファミリアへ足を向ける

椿ちゃんに頭下げて直してもらおう

 

◆◆◆◆◆

 

如意金剛を渡したら曲がってる事にめっちゃ驚かれた

何でもlv2や3、ましてやlv1ではこんな風にならんらしい

小さいおっさん四人組にやられたと言ったらめっちゃ唸ってた

ヘファイストスさんにも報告するとか言って

おじさんはちょっとやる気無くしてるのでお任せした

 

暫く二人と詳しい状況を話して解散

如意金剛は修理してくれるらしい!

やったぜ!!!!

椿ちゃんに感謝の印として肌がもち肌、すべ肌になる体質にしといた

多分火傷とは無縁になると思う

 

◆◆◆◆◆

 

んで翌日、おじさんは武器が無いのでまたベル君がソロでダンジョン行ったらサポーターを雇ったらしい

おじさんも会いたかったがあいにくと武器が無い

椿ちゃんが二度と壊れんものを作るとか気合入れてたからちょっとかかるらしい

なのでおじさんはホームの庭でスキルの応用を鍛錬中

盾を装備して靴を脱ぎ、素足の状態で地面を蹴る

その反発でおじさんの体はスーパーボールの様に跳ねまわり、壁や柱に当たった端から更に跳ねる

 

最後に盾を構えて地面へズドン!

 

う~む、ヘファイストスさんから貰った盾は傷一つ処か曇り一つ無い

下手の武器より強いのかも?

コレを必殺技としておじさんストライクと呼ぼう

 

◆◆◆◆◆

 

後日、フレンドリーファイアを起こしかけた為「おじさんストライク」は封印指定です。

ちくせう




必ず殺す技を必殺技と呼ぶ

次回、おじさん舞う

徹夜明けの朝日は染みる
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