エロマンガ先生ANOTHER 桜葉桃八はカフェオレが飲みたい 作:しゅみタロス
開発連合発足から3日
マサムネ「紗霧、入るぞ」
紗霧にサークルの事を話すべく、部屋に入ると……
紗霧ボリボリ「うわ~何て壮絶な親子喧嘩……父親がこれじゃあなぁ~」
マサムネ「紗霧、ちょっと」
すると紗霧はPCを止め、ヘッドフォンのマイクを繋ぐ。
紗霧「あ、兄さん。どうかした?」
マサムネ「ベ○ースタードデカ麺食べながら何見てたんだよ」
紗霧「ドラゴンクエストダイの大冒険のアニメ、最終回近いから今のタイミングで1話から履修してる。丁度バランとの決戦まで来た所」
マサムネ「ていうかそれ見るためだけによくリビングに降りて来るもんな。普段リビング来ないのに」
紗霧「それよりも、何か話があるんでしょ?」
マサムネ「ああ、実は……」
事の成り行きを話した後、紗霧は答える。
紗霧「つまり、同人誌の挿絵と表紙を書いてほしいって事?」
マサムネ「折角だから紗霧にも手伝って欲しいんだ、ダメか?」
すると紗霧は目を輝かせる。
紗霧「寧ろ大歓迎、所か前からやる気だったよ!!」
マサムネ「やっぱり!!」
紗霧はタブレットを手にマサムネに伝えた。
紗霧「私が皆の作品の挿絵全部手掛けるからシナリオのシーンまとめて送って欲しい。希望通りの物を書くよ!!」
マサムネ「よっしゃあああああああああ!!!!」
そして翌日
マサムネ「これより開発連合決起集会を始める。それと自室から出られないエロマンガ先生にはリモートで参加してもらってる」
紗霧「ヤッホー、あの時現場に居なかったけど、私も開発連合に参加させてもらうよ~」
桃八「お会いできて光栄です、エロマンガ先生」
エルフ「とりあえず、活動方針を決めるって言ってももう原稿のネタある程度決めてるんでしょ?」
ムラマサ「だが、あまりエロいのは……」
国光「まあ、一応合同制作なので……」
桃八「決めてないよ」
3人「???」
突然の事に首を傾げるメンバー。
マサムネ「桃八の言う通り、今回の合同同人誌はそれぞれのバラバラなオムニバス形式で作ろうと思う」
桃八「はい、言うなれば作品集、それぞれで小説を作り、それを一つにまとめ上げる同人誌を作ろうと言う話にしました」
突然の事で理解の親ばない3人。
エルフ「つまり、それぞれで小説を書いてそれを一つの本にするって事?」
桃八「慣れないジャンルを無理して書いたら楽しくないでしょう?だから好きに作品を書いた方が絶対良い物が出来ますし」
ムラマサ「成程、そこには気付かなかった」
国光「なら安心ですね」
桃八はもう一つ、メンバーに紙を渡す。
エルフ「これって、予定表?」
マサムネは説明を始める。
マサムネ「俺と桃八で考えたコミケまでの予定表、計10日ほどで間に合う様にリスト化した」
エルフ「はいはい、質問。この開発連合本部ってマサムネの家なの?」
マサムネ「エロマンガ先生の希望でさ」
紗霧「私はここから出れないし、他の活動場所にされるとこっちは飢え死んじゃうからね~。だから日々の生活の拠点はここ、皆はここで寝泊まりしてもらうよ~」
ムラマサ「ここで寝泊まり!!」
桃八「ああ、安心して、流石に女性は別の仕事場を用意してある。僕とマサムネさんと国光さんはリビング、後の3人はエロマンガ先生の隣の部屋を使って欲しい」
マサムネ「しばらくは共同生活だから皆に間違いが無いようグループに分けたんだ、この家で何か用があればスマホで連絡してくれ」
お互い納得し、桃八は席を立つ。
桃八「明日には活動が始まる、今日は一旦解散して準備に取り掛かろう。僕は一足先に帰らせてもらうよ」
マサムネ「頼りにしてるぜ」
桃八「こちらこそ」
国光「それじゃあ、僕も」
エルフ「それじゃあ、また明日」
ムラマサ「明日から世話になるぞ」
マサムネ「ああ、よろしく」
その夜
桃八「よし、忘れ物は無いな、あ、そうだ!!」
家に泊る準備をする桃八は全員にメッセージを送信する。
桃八のメッセージはこうだった
[折角集まるんだから仕事の息抜きの為にニ〇テンドース○ッチ持って行こう]
スマホには賛成のメッセージが送られ、それを目にした桃八はス〇ッチをとプロコントローラーをカバンに入れた。
和泉家
紗霧「うわーこのモンスター手強い、アーツこれだけ叩き込んでこれか~」
マサムネ「まさか、ゼノブレイド3やってたなんてな。いつの間に買ってたんだ?」
紗霧「私の部屋に兄さんが運んでくるダンボールの荷物の一部、あ、勝った」
マサムネ「一度、検閲が必要だな、嫌な予感がする……」
紗霧「妹を疑う気?」
マサムネ「いや、そうじゃねえけど……」
紗霧「問題ないよ、全部私のイラストレーターの仕事のお金だから安心して」
マサムネ「それなら良かったよ」
そう言いつつマサムネはスイッチを起動し、メトロイドドレッドに勤しむのであった。
翌日
ジュ―
いつもの様に朝食を作るマサムネ、そして……
ピンポーン
マサムネ「あ、はーい」
扉を開ける。
桃八「おはようございます」
国光「一緒に来たよ」
マサムネ「え……」
2人の手元にはベーカリーの袋とカフェオレ缶の箱が抱えられていた。