エロマンガ先生ANOTHER 桜葉桃八はカフェオレが飲みたい   作:しゅみタロス

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第4話

エルフ「それで、朝食でこんなにパンを買ってきたって事」

 

テーブルに積まれたパンを頬張るメンバー、何故こんな事になったかと言うと……

 

1時間前

 

桃八「ここのド○キにはいつもお世話になってるんです」

国光「でも、ここで買う物なんてジュースかお菓子ぐらいですよね?」

桃八「そう、ここで買わないといけない大切な物があるんです」

 

そう言うと桃八はカフェオレ缶のダンボールを棚から引っ張り出す。

 

国光「U○Cのカフェオレですか?」

桃八「僕のアイデンティティーなので、しばらくお世話になる間に飲むカフェオレを持って行くんです」

国光「そんなダンボールで持ってくなんて余りそうな気もするけど……」

桃八「こんなのすぐに無くなっちゃいますよ、一日2~3本平気で飲んでますから」

国光「聞いただけで胃が荒れそうだ……」

 

会計を済ませるとカフェオレのダンボールを担いでド○キのフロアを出る。

 

桃八「このド○キのあるビルのフロア内に凄く美味しいベーカリーあるんですよ」

国光「それじゃあ、朝食に買っていきませんか?」

桃八「いいですね、皆に買っていきましょう!!」

 

マサムネ「まさか朝食のパン買って来るとは思わなかったよ、作った朝食が無駄になる所だった。

国光「事前に連絡しておけば良かったですね」

桃八「マサムネさんが僕たちの朝食作ってくれていたなんて、少々申し訳ない。でも凄く美味しいですよ、これ」

マサムネ「口に合って良かったよ」

 

そんな男3人をジト目で見つめるエルフとムラマサ。

 

エルフ「なんか蚊帳の外よね、私達」

ムラマサ「ここまで仲の良い3人を見るのも中々ない、少し微笑ましい」

 

エルフとムラマサはそう言いつつパンの2つ目に手を伸ばした。

 

 

朝食後

 

ムラマサ「ここが二人の部屋だ、本当は俺の私物を置いている部屋だけど人2人が過ごせるぐらいには広いから心配しないでくれ」

エルフ「それじゃあ、しばらく世話になるわね」

ムラマサ「失礼する」

マサムネ「ああ、それと隣の部屋は入らないようにな。人見知りな妹がいるから余り刺激しないように」

エルフ「わかったわ」

 

そう言うとマサムネはリビングに戻る。

 

国光「あの二人、うまくやれるかな?」

マサムネ「まあ、大丈夫だろう?仲が悪い訳じゃ無いから」

桃八「マサムネさん、とりあえずプリンターのセットアップ終わったんで仕事始めましょう」

マサムネ「よし、やるか」

 

その頃 

 

カタカタカタカタカタカタカタカタ

 

PCで原稿を書き進めるエルフとムラマサ、エルフは既に3ページ分のシナリオを完成させていた。

 

エルフ「そっち全然進んでないように見えるけど何してるの?」

ムラマサ「作品の構想は常に無の境地から生まれる、だから心を無にして」

エルフ「寺でやりなさいよ」

 

執筆を進めるエルフは5ページを書き進めた所でムラマサに声を掛ける。

 

エルフ「ねえ、ムラマサ。ちょっと行ってみない?」

ムラマサ「行く?どこへ?」

エルフ「隣の部屋」

 

その事を聞いたムラマサは物凄い顔をする。

 

ムラマサ「本気で言っているのか?どうなるか分からないぞ?」

エルフ「問題ないわ、向こうも私達の顔は知っていると思うから」

ムラマサ「それはそうだが……」

エルフ「さあ、行くわよ」

 

2人は部屋を出ると紗霧の部屋に向かう。

 

エルフ「この扉ね」

ムラマサ「本当に開けるのか?」

エルフ「当たり前よ、それじゃあ、行くわよ……」

 

その瞬間……

 

ガチャ

 

紗霧「うぇ?」

エルフ「やっほー、ここでは初めましてね。エロマンガ先生♪」

ムラマサ「ど、どうも……」

紗霧「あ、あああ……」

 

顔を真っ赤にする紗霧は手に持ったス〇ッチのコントローラーを落としてしまうのだった。

 

ムラマサ「安心してほしい、何もしないから」

エルフ「そうよ、ねえ、一緒に遊ばない?」

 

ぎこちない様子で紗霧はヘッドホンのマイク向けて伝える。

 

紗霧「本当に、何もしない?」

エルフ「ええ、だから仲良くしましょう」

ムラマサ「政宗君の妹だから、私は仲良くしたい」

 

紗霧は少し笑みを浮かべ、ス〇ッチのジョイコンを渡す。

 

紗霧「一緒に、やろう……」

エルフ「ええ」

 

 

リビング「なんか2階騒がしいですね?」

国光「仕事してないんじゃないですか?」

桃八「マサムネさん、ちょっと2人見て来てくれません」

マサムネ「仕方ない、少しお灸を据えてやるか」

 

そう言い2階へ向かうと……

 

マサムネ「紗霧?」

 

笑い声のする紗霧の部屋の扉を少し開け、覗くと……

 

マサムネ「なッ!!」

 

エルフ「ちょっと、これどういう切り方したらこうなるのよ」

ムラマサ「それならここも切って……」

紗霧「もう、下手すぎ、私がやる」

 

仲良くスニッパーズをやる紗霧に驚きつつもマサムネは誇らしく思う。

 

マサムネ(誰とも話す事が億劫だった紗霧に、ようやく心を許せる友達が出来たんだな……)

 

マサムネはそっと扉を閉じるとリビングへ戻る。

 

国光「まだ騒いでいるみたいですけど、止めなかったんですか?」

 

マサムネは誇らしげに答える。

 

マサムネ「良いんだ、あれも仕事、だからな」

 

桃八「そうか、それなら良かった」

 

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