エロマンガ先生ANOTHER 桜葉桃八はカフェオレが飲みたい 作:しゅみタロス
マサムネ「やった……ついにやったんだ……」
桃八「ここまで来たんですね、ようやく……」
国光「本当に……」
マサムネたちがいるのは市内にある印刷所、原稿が完成し、現在同人誌が60部刷られている。
エルフ「いよいよ私達の……」
ムラマサ「私達の小説が……」
すると部屋から……
アナウンス「サークル開発連合さん、印刷物が完成しました」
全員「来た!!!!」
部屋を飛び出し、向かった先には……
山のように刷られた自分たちの同人誌だった。
マサムネ「凄い、ちゃんとエロマンガ先生のイラストに忠実だ!!」
桃八「僕がいつも贔屓にしている印刷所です、原画に忠実な印刷を出来る印刷所は市内でここだけなんですよ」
国光「早速持って帰って読みましょう!!」
エルフ「さあ、戻るわよ!!」
ムラマサ「早速熟読だ!!」
和泉家
マサムネ「うわ~相変わらずエルフは過激派だな」
エルフ「エロ無くして同人誌は語れないわ!!」
国光「桃八さん、バリバリのラブストーリーに極振りしてますね、尊い」
桃八「一応、日常物やラブコメがメインの作家なので」
ムラマサ「政宗君、やっぱりバトル物書かせると映える。カッコイイ……」
マサムネ「久しぶりのバトル物だけど気に入ってくれて良かったよ」
その頃
紗霧「凄い……、皆で作った初めての同人誌……」
自分の書いたイラストや仲間の熱意の籠った短編小説の数々、紗霧は一枚づつページをめくる度にワクワクしていた。
そして
桃八「あ、そう言えば伝えておくべき事があるんだった」
マサムネ「なんかあった?」
桃八はスマホを見せる。
桃八「僕たちの出店するブースの場所と日程の目途がついた、3日間フル参加で予定通り、1日20部ずつ販売。これで明後日の出店は問題なしだよ」
マサムネ「さすが桃八、わざわざそのことまで話を進めてたのか」
国光「同人界隈に精通してるだけあってわかってますね」
エルフ「フフフ……」
3人「???」
突然不気味な笑い声を出すエルフ、ムラマサはエルフを見る。
ムラマサ「もしや、アレを見せるのか?」
エルフ「決まってるじゃない、このために2人で準備したんだから」
マサムネ「何の事だ?」
国光「さあ?」
桃八「でも何か裏でやってた感じですね?」
エルフ「その通り、ちょっと待っててね」
2人は部屋に戻る、そして何やら……
ガタガタガタ、ゴトゴトゴト、ギーギーギー
マサムネ「アイツら、一体何を……」
桃八「部屋、大丈夫ですよね?」
国光「多分」
そして現れたのは……
キャル~ン
エルフ「お待たせ♪」
ムラマサ「ど、どうかな……」
3人「おおおおおおおおお!!!!」
突然現れたのは人気アニメ、ご注文はうさぎですか? のシャロと千夜に扮した2人だった。
マサムネ「いつの間にそんなコスプレを!!」
桃八「凄い、レベルの高いコスプレだ!!」
国光「良いよ良いよ、最っ高だよ!!」
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ!!
スマホで写真を撮りまくる単純な男ども。
桃八「コスプレ用意したって事は……」
エルフは自慢げに伝える。
エルフ「コミケ当日の3日間、私達はコスプレイヤーブースでファン交流をすることにしたの、その為に前から所有していた洋服と和服をベースにカスタムしたのよ」
ムラマサ「私もごちうさのアニメを見ながら勉強して作った、可愛く見える……かな?」
マサムネ「すごく可愛いよ」
桃八「100点だね」
国光「心が……ぴょんぴょん……」
マサムネ「境地に達してる奴いる!!」
すると……
紗霧「凄い……」
マサムネ「お、紗霧……」
すると背後からゴキブリの様に音もなく忍び寄り……
エルフ「ヒッ……」
紗霧がエルフの下半身を覗き込む。
紗霧「見えた……
ノーパンだ」
エルフ「い、いやあああああああああ」
国光「ええ!!もしかして穿いてないの!!」
桃八「穿いてないとかアリですか!!」
マサムネ「つか何で穿いてないんだよ!!」
エルフは反論紛いに言い訳する。
エルフ「だ、だってコスプレの時は穿かないのが常識って……」
桃八「すみません、それ、デマなんで信じる必要性皆無ですよ」
エルフ「そ、そんなあああああああ!!」
ムラマサ「み、皆、こっち、見ないでえええええええ!!」
その夜
桃八「それで、あの二人はどうですか?」
風呂あがりにアイスカフェオレの缶を開けながら聞く桃八。
マサムネ「自宅に帰ったは良いがしばらくは羞恥心で立ち直れないかも、自業自得と言うか……」
国光「まあ、一晩立てばほとぼりも冷めますよ」
桃八はカフェオレのダンボールが空になると同時に告げた。
桃八「明後日は待ちに待ったコミケだ、一旦それぞれ自宅に帰って当日に向けて準備をする必要がある」
国光「いよいよですね」
マサムネ「それじゃあ、皆今日は帰るのか?」
桃八「そうさせてもらうつもりですが迷惑ですか?」
マサムネ「ああ、構わないよ」
国光「じゃあ、僕もこの辺で」
桃八「当日会いましょう」
国光「それでは」
マサムネ「ああ、また今度」
互いに帰路に着くとマサムネは同人誌を読み返すのだった。