大輔「イテテテ…あ〜痛かった…」
シエル『…自業自得です!』
…すみません。
大輔「ゴホン!ヤマトだな。俺は大輔だ」
ヤマト「大輔って…もしかして次期皇帝候補の【観音の大輔】かい!」
俺の名前を聞くと、ヤマトは俺にお面越しでも分かる程、目をキラキラさせながら詰め寄ってきた。
大輔「お、おう…」
ヤマト「君がそうなのか!僕より若いのに次期皇帝候補がドンな人物か、ずっと会ってみたかったんだ!」
大輔「そ、そうか…」
美鈴「珍しいですね。大輔さんがおされてますよ」
シズナ「あんな純粋に大輔の事を尊敬してる人に、今まで会った事なかったもんね」
アイン「確かに言われてみればそうですね」
大輔「そ、それでヤマト。君はここで何をしてるんだ?」
ヤマト「……」
そう質問すると、ヤマトの表情が暗くなる。
ヤマト「僕は…」
ジャラッ…
ヤマトの腕を見ると、腕輪が付いていた。
大輔「…その腕輪は?」
ヤマト「ああ。これはカイドウが付けたんだよ。この島から出れないように…」
ヤマトはそう言いながらお面を外す。
大輔「外せばいいだろうが。お前なら簡単だろ」
ヤマト「無理だよ。この腕輪、僕から外れると爆発するって言ってたから。本当か分からないけど…」
大輔「実の娘…いや息子か?そこまでするか普通」
シエル。あの腕輪を解析して見せてくれ。
シエル『了…解析完了。ヤマトの言う通り、その腕輪は特定の鍵を使わない限り爆発します。100%』
マジかよ…
大輔「あ〜ヤマト」
ヤマト「なんだい?」
大輔「実に言い難いが…その腕輪、マジで爆発するわ」
ヤマト「……」
俺の言葉を聞いて、ヤマトは固まってしまった。そして…
ヤマト「あ…あのクソ親父〜!本当に僕を殺す気だったのか〜!!」
あ〜…そりゃそうだよな。流石に実の父親が、マジで自分の娘を殺すとは思わないよな。いくらカイドウでもよ。
ヤマト「もう怒った!もうあんな奴親でもなんでもない!ぶっ飛ばしてやる!!」
いや、ぶっ飛ばすって言っても…
大輔「今現在、そのぶっ飛ばす予定の奴がいないじゃねぇかよ」
ヤマト「…そうだった」
大輔「……」
意外と馬鹿か、ヤマトって…
大輔「ま、まぁいい。んでヤマト、仮にカイドウをぶっ飛ばしたとして、その後はどうするんだ?」
ヤマト「…そうだね。やっぱりおでんみたいに海に出て冒険がしたいな!」
大輔「そうか」
ヤマト「けど、ぶっ飛ばせるかも知れないけど、カイドウ自身を倒せるわけじゃないから、多分このまま一生この島から出られないと思う…」
大輔「……」
腕輪を見ながら、ヤマトはそう呟く。
大輔「諦めんのか?」
ヤマト「えっ?」
大輔「カイドウに勝てないから、海に出るのを諦めるのかって言ったんだ」
ヤマト「そ、そりゃ僕だって海に出たいさ!でも、無理なんだよ!!」
大輔「んな諦めるしかできねぇのか!だったら、お前が憧れてるおでんって奴も相当意気地なしだったんだろうな」
俺はヤマトを挑発するように言う。ま、エドが乗せた奴だ。そんな奴じゃないのは重々理解してる。だが、コイツの言葉苛つくんだよ。
ヤマト「……しろ」
大輔「あん?」
ヤマト「さっきの言葉…訂正しろ!!」
『!!』
ヤマトがそう叫ぶと、物凄い衝撃波が俺達を襲う。
大輔「こいつは…!?」
アイン「ま、まさか!」
美鈴「覇王色の覇気ですか!?」
シズナ「まあ、カイドウの娘だもんね。持っていてもおかしくないか」
ヤマト「おでんを…馬鹿にするな!」
大輔「!!」
持ってた棍棒で、俺達を殴りかかってきた。
ヤマト「おでんは…おでんは立派な侍だ!」
大輔「だったら…その侍になりたいなら少しは意地見せろやボケが!」
俺は武装色で腕を黒くし、ヤマトの棍棒に対抗する。拳と棍棒がぶつかり、先程より更に激しい衝撃波が生まれる。
シズナ「わわわ!?」
美鈴「本気じゃないとはいえ、大輔さんと渡り合ってる!?」
アイン「カイドウの息子…伊達じゃありません!」
幽香「ってか、ここもつかしら?」
大輔「カイドウに腕輪つけられたくらいで、海に出るのを諦めるなら、その程度だろうが!」
ヤマト「僕だって海に出たいよ!冒険したいよ!けど…けど!」
大輔「なんだ。自分の親がカイドウだから諦めんのか?」
ヤマト「そうだよ…カイドウが親だから…仕方ないじゃないか…」
大輔「……」
俺はヤマトの前に立つ。
大輔「親は親。お前はお前だろうが。親は選べねぇんやぞ!ヤマト!」
ヤマト「!!」
大輔「テメェの親がカイドウだからなんだ!お前の人生やろが!なら、テメェが自分で決めろや!あぁ!!」
ホンマ甘っちょろい考えやで。
『マジでブチ切れると、関西弁になるのは昔のままだな…』
大輔「だ〜面倒や!ヤマト!」
ヤマト「グスッ…なんだよ…」
大輔「お前は海に出たいんやろ。なら、俺が連れてったるわ」
ヤマト「…えっ?」
大輔「やから、腕輪とか関係なしに決めろや。俺と行くか、このまま一生カイドウの言いなりになるか!」
俺はヤマトにそう言う。俺より年上やのに、この世界の奴らホンマガキやな。
シエル『否。今現在のマスターは精神年齢は、スキマ妖怪八雲紫等よりも断然上です』
…ほっとけや。
大輔「…ふう。ようやく落ち着いた」
口調も元通りになったな。
大輔「それで、どうするんだ?」
ヤマト「…行きたい…僕も海に出たい!もう…カイドウの言いなりになるのは嫌だ!」
大輔「…決まりだ!」
俺はヤマトの両腕に付いてる腕輪を外した。外してすぐに放り投げると、爆発した。
大輔「…威力強過ぎだろ!」
自分の子供に付ける威力じゃねぇよ!
ヤマト「と、取れた…」
大輔「ああ。これでお前は自由だ」
ヤマト「…あり…がとう…ありがどゔ!」
ヤマトは嬉しさのあまり泣いてしまった。俺はそんなヤマトの頭を優しく撫でてやった。
幽香「…とにかく、カイドウもいないならその子連れてさっさと出るわよ」
美鈴「そうですね」
大輔「ああ」
俺は未だに泣いてるヤマトを抱き抱え、自分の船に戻るのだった。
大輔「…ウタやマキノ達に何て言おう」
主人公達が、今後ルフィ達の旅での戦いに参加するか否か
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当然参加!
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立派な海賊になるまで待つ
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参加(但し遠くから見守るか幽香達に指示)