舞い降りた世界一の男   作:シャト6

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第36話

エレジアで数ヶ月過ごした俺達は、そろそろエレジアを出ることにした。本当はもう少しいる予定だったが、今朝の新聞を見て決めた。その理由は…

 

大輔「ゴードン。長い間世話になったな」

 

ゴードン「気にしないでくれたまえ」

 

ウタ「ゴードン!また遊びに来るからね!」

 

ゴードン「もちろんだウタ。いつでも歌いに来てほしい」

 

大輔「さて、そろそろ出発するか」

 

ゴードン「ああ。シャンクスにもよろしく伝えてくれないか」

 

ウタ「もちろん!ちゃんと伝えておくからね!」

 

そう。俺達がエレジアを出発する要因となったのは、シャンクスが新たな皇帝になったからだ。今では五皇と呼ばれている。

 

大輔「それじゃあゴードン、またな。シャンクスの件は俺とウタに任せておけ」

 

ゴードン「分かった。健闘を祈るよ」

 

ウタ「じゃ〜ね〜皆!また来るからね〜!」

 

そして俺達は、ゴードンを始めとするるエレジアの住人達に見送られ出航したのだった。

 

大輔「とは言って出航したのはいいけど、どうやってシャンクスを探すか」

 

アイン「そうですね。ビブルカードがあれば簡単なんですけど…」

 

トワ「ねぇアインちゃん。ビブルカードって何かな?」

 

アイン「ビブルカードは、作った人の居場所を伝える紙なんです」

 

するとアインは、千切った紙を俺達に見せてくれた。

 

幽香「それがビブルカードってやつなの?」

 

永琳「どう見ても普通の紙ね」

 

アイン「はい。見た目は普通の紙ですけど、こうすれば…」

 

掌に紙を置くと、ひとりでに紙が動き出した。

 

ヨル「わわっ!凄いですね」

 

ヤマト「この動いてる方角に行けば、その紙の持ち主がいるんだよ」

 

大輔「なるほど。便利なもんだな」

 

アイン「ですが、これは作った持ち主との繋がりです」

 

美鈴「繋がりですか?」

 

ヤマト「うん。これは持ち主の場所を教えるだけじゃないんだ」

 

シズナ「どういうことかな?」

 

アイン「持ち主に何か異常があれば、紙は徐々に燃えていきます。そして、その人の命が尽きれば…完全に燃えてなくなります」

 

『!!』

 

マジかよ…そんな代物なのかそれ…

 

幽香「便利ではあるけど、その人になにかあって命が尽きたら、その場にいなかった事を後悔するわね」

 

永琳「そうね…便利の裏にはそんな事もあるのね」

 

アイン「はい…」

 

大輔「けど、これは作っておいて損はないと思うぞ」

 

ヤマト「確かにそうだね」

 

シズナ「これって簡単に作れるものなの?」

 

ヤマト「あ、僕作った事あるよ」

 

まさかのヤマトの一言。そんな簡単に作れるもんなのかよ。

 

ウタ「……」

 

マキノ「どうかしたの?ウタちゃん」

 

ウタ「うん、その紙どこかで見た気がするんだよね…」

 

マキノ「そうなの?」

 

ウタ「ちょっと部屋を探してみるね」

 

そう言い残してウタは自分の部屋に戻っていった。

 

ヤマト「それじゃあその間に大輔のビブルカードを作っちゃおうか」

 

大輔「それは助かるが、どうやって作るんだ?」

 

ヤマト「作り方は、大輔の爪の切れ端を本来はお店に持って行って作るんだけど、ま〜島での生活が長かったからね。自分で作れるようになったんだよ」

 

大輔「なるほどな」

 

ヤマト「ってなわけで、大輔の爪の切れ端もらうね」

 

大輔「ああ。ちょっと待て」

 

俺は爪切りで爪を切り、その切れ端をヤマトに渡した。

 

ヤマト「ありがとう。作るのに少し時間がかかるから」

 

大輔「気長に待つさ」

 

ウタ「あったよ!」

 

するとウタが船内から出てきた。

 

ウタ「シャンクスから貰った大切な物の中に入ってた!」

 

ヨル「でしたら、これで赤髪さんの元に行けますね」

 

大輔「だな。ウタ、案内は任せたぞ」

 

ウタ「うん!」

 

こうして、シャンクスのビブルカードを頼りに、俺達の航海は進むのだった。数日後、俺達はとある島に到着した。

 

ウタ「間違いない。ここにいるよシャンクスは」

 

大輔「見た感じ無人島みたいだな」

 

幽香「けど、赤髪がいるのは間違いなさそうね」

 

幽香が言う先を見ると、レッド・フォース号が停泊していたのを発見した。

 

ウタ「あれは…間違いない!シャンクスの船だよ!」

 

大輔「ようやくか」

 

シャンクス達がいると分かった俺達は、レッド・フォース号の横に船を接岸した。島に上陸するのは俺、ウタ、シズナ、幽香、マキノ、ヨルだ。残りのメンバーは取り敢えず船で待機してもらう。

 

大輔「さて…それじゃあ行くか」

 

俺は白い手袋を身に着けてそう言う。

 

ウタ「ん?ねえ大輔。その手袋変な模様が書いてない?」

 

大輔「ん?ああこれか。これは錬成陣だ」

 

ウタ「錬成陣?」

 

大輔「説明してもいいが…多分ウタには理解できないぞ?」

 

ウタ「そんなの分かんないじゃん!」

 

プクッと頬を膨らませながら講義するウタ。

 

大輔「じゃあ聞くけど、錬金術は分かるか?」

 

ウタ「あー…一応聞いた事はある…はず」

 

大輔「錬金術の基本は理解、分解、再構築だ」

 

ウタ「理解、分解、再構築?」

 

大輔「そうだ。例えば宝石があるだろ?宝石を生み出すには、その元物質そのものの性能をきちんと【理解】し、それを新たに作り変える為にも、敢えてその元物質を【分解】し、そのバラバラのものを再び新分解へと【再構築】していかなきゃならない」

 

「「「「……」」」」

 

幽香「大輔、それ以上言ってもこの子達の頭は既にパンク状態よ…」

 

見るとウタとシズナ、ヨル、何故かマキノまで頭から煙を出していた。

 

大輔「…まあこうなるよな。普通は…お前は理解できたのか?」

 

幽香「できる訳ないでしょ。だから途中から一切聞いてないわ」

 

あ〜、それはある意味正解だわ幽香。

 

大輔「ま〜錬金術は化学。それをまず理解しない事には、錬成陣を書いても錬金術は使えないからな」

 

俺の場合は、神様にお願いしてるけどね♪お金や人体錬成を絶対にしない事を条件にだけど。そのおかげで、俺はデメリット一切無しで錬金術が使える。一応この手袋は、昔仲間のロイから貰ったのを複製した物だけどな。結構気に入ってるんだよ。

 

大輔「ま、この話はここまでだな」

 

ウタ「うぅ〜…全然意味分からなかった…」

 

シズナ「あはは〜…」

 

マキノ「凄いですね大輔さん。私には無理ですね」

 

ヨル「私にもとても…」

 

そもそもヨル、お前の場合はまず料理の基本を理解しなさい!

 

シエル『解。それは無理だと判断します。シオンと同レベルと思われます』

 

いや、流石に作った料理で鍋底溶かしたりはしないだろ!?あんな物体Xにはなってないし、まだ…一応…多分…ヨルの方がマシ…だと思う…

 

大輔「おっ」

 

すると、前方の洞窟から人の気配を感じた。懐かしい気配だ。

 

大輔「んじゃ取り敢えず…!!」

 

俺は覇王色の覇気を出して威嚇する。すると、向こうも覇王色の覇気で対抗してきた。

 

シャンクス「おいおい。いきなり覇気で威嚇してきて誰かと思えば大輔じゃねぇか!」

 

ウタ「シャンクス!私もいるよ!」

 

シャンクス「おおっウタ!元気そうで安心した」

 

そして、洞窟からぞろぞろと懐かしい顔が出てきた。

 

ウタ「皆元気そうでよかった!」

 

ベック「ま、お頭が元気なかったのは、フーシャ村出てから数週間だけだがな」

 

シャンクス「おい!余計な事言うんじゃねぇ!」

 

マキノ「その間船長さんが元気なかったんですか?」

 

ルゥ「お頭、ウタが大輔の船に乗るためフーシャ村にウタを置いてきて、そりゃ飯も食わねぇくらい落ち込んでたからな!」

 

ヤソップ「流石にあの時だけは、赤髪海賊団の船長の威厳もなかったな」

 

シャンクス「お、お前らな〜!」

 

シャンクスは、部下達に秘密をバラされ怒ってた。ま、本気で怒ってる訳じゃないがな。

 

大輔「よかったなウタ。これ程自分の事を思ってくれる父親でよ」

 

ウタ「うん!」

 

ウタにそう言われ、柄にもなく照れるシャンクスだった。そしてそこから宴が始まった。ウタは束が作ったステージで歌を歌い、俺達は酒を飲みながら話していた。

 

シャンクス「…マジなのか、その話」

 

大輔「ああ本当だ。俺は白ひげ…エドと義兄弟になった」

 

シャンクス「まさかあの白ひげと対等な関係だけでなく、義兄弟になるとはな」

 

エドと義兄弟になった事をシャンクスに話していると、シャンクスは何かを考え始めた。そして…

 

シャンクス「大輔!お前は今日から義息子だ!」

 

大輔「はぁ!?」

 

突然何を言い出すんだこの人は!

 

シャンクス「義兄弟は白ひげに譲るが、いつかウタと結婚するんだろう?だったら義息子でも問題あるまい」

 

そりゃそうだけど!

 

大輔「確かに、ウタが俺の事を好いてくれてるから、将来はそうなるだろうな。けど、まだ先の話だぞ?それに、俺の船員は全員俺の恋人だぞ?」

 

流石に前世等の話は伏せるがな。

 

シャンクス「それは問題ない。ウタをないガシラにしないなら、どれだけ嫁を貰おうが関係ない。海賊は自由なんだ!世間一般の常識なんか必要ない」

 

大輔「……」

 

シャンクスの言葉に、俺は唖然とした。

 

大輔「…フッ。確かにそうだな」

 

シャンクス「おっ?だったら」

 

大輔「後でエドに連絡は入れとくが、あんたの義息子になろうじゃねぇか」

 

『おおおっ!!』

 

その話を聞いて、ウタは嬉しさの余り後ろで束ねてる髪が犬の尻尾のようにブンブン振れていた。赤髪海賊団の連中も嬉しかったのか何人かは涙を流していた。俺のとこの連中は、最初から分かってたのか、特に反応はなかった。

 

シャンクス「じゃあ今日から俺の事は義父と…」

 

大輔「だからまだ結婚しないんだから言わねぇっての!気が早すぎだこのバカ親父は!!」

主人公達が、今後ルフィ達の旅での戦いに参加するか否か

  • 当然参加!
  • 立派な海賊になるまで待つ
  • 参加(但し遠くから見守るか幽香達に指示)
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