くず鉄の巨人   作:露人

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ゴミ捨て場からついて来た謎のタイタン【TF−000-P】。
彼は晴れて主人公たちの会社、タイタンコレクターのマスコットとして生き残ることが出来た。
だが後にこのタイタンが後に(わりとスグ)波乱を呼ぶことを誰も知らない・・・


開戦はいつだって突然に

社長:おおトフっち!性が出るな!

 

否定。私の名前は【TF−000-P】です。

 

社長:あちゃー、つれないねぇ・・・あだ名よあだ名!親しみがあっていいだろ!

 

あだ名・・・コードネームですか。

 

彼は新入社員 新入タイタン【TF−000-P】。ゴミ捨て場から拾われた・・・というか自分で

着いてきたタイタンだ。タイタンなら普通、タイタンバトルをするものと相場が決まってるが、

こいつは違う。

なぜならこの小さな会社のタイタンににタイタンバトルを挑んでくる会社なんていないからだ。

だから彼は今日もアイツはタイタンバトルと無関係に俺たちと一緒にタイタン達の墓場で

廃品回収(墓荒らし)をしている。前までは比較的小さな部品しか持って帰れなかったが、

今はアイツがいることでだいぶ大きなものまで持って帰れるようになった。

最近だとゴールド級タイタンの胴体をアイツが担いで持ってってくれた。

アイツは大事なマスコット兼重機だ。・・・下手したらアイツ俺より給料が良いぞ。

そんな彼と一緒に今日も軽トラをとろとろ走らせ、廃品回収を終えて社長のところへ帰る。

 

ロック:最高っすね!アイツがいるだけでこんなに楽になるなんて!!

リア:そうだな。だけど頼り過ぎちゃいけない。いつか業務怠慢でお前クビになっちゃうかもよ?

ロック:ふぇ!?そ、それは勘弁してくださいっす!!!!

リア:ハハハ!大丈夫だよ。社長は多分そういう事しないから!

ロック:・・・ちょっと怖いっす・・・

 

報告。もうすぐ目的地へ到着します。

 

わかったっす! おう!

 

???:・・からお前んところと勝負しろ!

社長:いやいや、アイツは出来ないんですよ・・・

 

そんなこんなで帰ってきた俺達の前に現れたのは社長と何やら口論になっている謎の男だった。

 

リア:ただいまです~。こちらの方は?

社長:ああリアっち!丁度いいところに!この人は冴島産業の冴島さん。

この人がうちのタイタンと戦えって言って聞かないんだ!

冴島:!!・・・どうもこんにちは。私が冴島産業株式会社、代表取締役社長の冴島です。

 

口論で真っ赤になった顔をこっちに向けながら冴島社長は名刺を渡してきた。

 

リア:あ、どうも・・・でもなんで俺たちの会社に?こんなとこのより有力なタイタンを持ってる企業はあると思いますけど・・・

冴島:どうしてもあなた達のタイタンで調整したいんですよ。次回のタイタンバトルでライバルの真島コーポレーションのタイタンを確実に潰したいですからね。

それまでに戦闘データを安全に取っておきたい。だからあなた方にお声をおかけしたんです。

 

なるほど・・冴島はライバルを倒すため、自分のタイタンのレベルを安全に上げるため、

ここのタイタンを選んだらしい。つまりアイツ(【TF−000-P】)が舐められているということ。

少しカチンと来たが、間違いではない。なんせアイツは墓場から直輸入のやつなんだ、

クソ雑魚に見える、いや間違いなくクソ雑魚だろう。

だが、貴重なマスコット兼重機をそうやすやすと壊されてはたまらないのでやんわりと

断るようにした。が・・・・

 

ロック:なんすかそれ!俺たちの仲間(タイタン)を侮辱してるんすか!?

リア:お゛い゛!言葉を慎めよ…!

ロック:やってやりますよ!受けます!俺たちのタイタンで!

お前のタイタンをバキバキにしてやりますよ!!!

リア:あっ、バカ!!

 

やりやがった!ロックの野郎・・・一ヶ月俺の下僕な。

当然こんな事を言われた冴島はニヤニヤしながら、

 

冴島:ふふふっ・・・ありがとうございます。

では試合は1週間後、タイタンバトルの会場は【TOBUタイタンコロッセオ】で。

私が無理を言った立場ですから・・・会場代と輸送代は私どもが負担します。

では、楽しみにしていますよ。タイタンコレクターの皆さん。

 

そう言いながら冴島はこの場から去っていった。

 

 

 

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リア:何やってんだお前ぇ!!!

ロック:先輩は悔しくないんすか!アイツをバカにされて!

リア:悔しいに決まってるだろ!だがな!修理不能にまでボコボコにやられたら・・・

わかるよな?スクラップ(墓場のアイツら)としてアイツは今度こそあの墓場に捨てられるんだ!

それでもいいっていうのか!?自分たちの意味のないプライドのせいでアイツは死にましたって!胸を張っていえんのか!?ええ!

ロック:でも・・・でも!

 

そこまでだ!!

 

!! !?

 

社長の一声で二人は動きを止めた。

 

社長:岩ちゃん、怒るのはよく分かる。アイツがバカにされたって。そりゃ怒るよな。

ロック:!!そうっすよね!だかr・・・

社長:だがな!・・・売られた喧嘩をすぐに買っていいってわけじゃない。

体は熱く、心は冷たく。よく考えて、それから答えろ。次にリア!

リア:はい。

社長:後輩の成長のために怒れて偉い。だが、起きちまったことはどうしようもない。

過去を振り返りすぎるな。今を考えろ。今どうしたら良い?

リア:・・・冴島との戦いで受ける機体への被害を少なく出来るようチューニングすることです。

社長:そうだ。よくわかったな!・・・お前ら!アイツに戦うことを伝えるぞ!作戦会議だ!

 

ハイ! 押忍!!

 

大きな返事をしてタイタンにその事を知らせに行くリアたち。

果たしてリア達は【TF−000-P】を殺されないような作戦を考え、

この困難を乗り越えることができるのか・・・




【TF−000-P】
ーーなにやら騒がしいですね・・・何かあったのでしょうか?
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