くず鉄の巨人   作:露人

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とうとうやってきてしまったバトル当日。
バスに揺られながらコロシアムの近くで降りた一行。
そこから歩いてコロシアムまで進む・・・


初戦:鬼退治
勝ち方はいつだってわからない


タイタンコレクターの一行はゆっくりと会場である【TOBUセントラルコロシアム】へと

足を運ぶ。

 

・・・・

・・・・

・・・・

 

道中では誰も口を開かない。その姿はまるで死地に送り込まれる兵隊たちのようであった。

 

あ、あの!

 

そんな時、ロックが静寂を破り声を上げた。

 

リア:!? な、なんだどうした?

ロック:・・・がんばります!勝てはしないと思うけど・・・

リア:馬鹿野郎。

 

リアがロックの頭を小突く。

 

ロック:痛!

リア:戦う前から負ける気でいるやつが何処にいる?勝てるかどうか分からなくても・・・

勝つっていう気持ちが大事だ。

社長:そうだ岩ちゃん!アイツらには勝てないかもしれない。

だが・・・トフっちと一緒に無事に帰ってきてくれ!

ロック:・・・!はい!

 

会場に入る寸前に温かい感情に包まれた一行。気持ちを切り替え、

コロシアムの関係者入口から中へ入る。すると、

 

コツコツコツ・・・

 

足音が近づいてきた。

 

やぁ皆様、どうもこんばんわ。

 

冴島だ。

 

冴島:この度は本当に試合を引き受けてくれてありがとうございます。

我らがタイタン、【トマホークオーガ】も喜んでいますよ。・・・ですが、先に謝っておきます。

こ度の試合において、貴方方のタイタンを破壊してしまい本当に申し訳ございません。

ですが、修理費用のご負担はご自身でお願いします。(にっこり)

 

ロック:お前ぇ!・・・

 

ーー待て!待つんだ!

俺たちは今にも冴島に殴り掛かりそうになっているロックを抑え、落ち着かせる。

 

ふふふふふ・・・・

 

そう言うと冴島は俺たちの前を不敵な笑みを浮かべながら、この場を去っていった。

 

ロック:あの野郎・・・・

社長:岩ちゃん言っただろ!?体は熱く心は冷たく!もう忘れたのか?

ロック:・・・すんません。

リア:気にするなよ。この試合、相手方が勝つのがほぼ確定みたいなもんなんだから。

お前の仕事は冷静に、軽症で勝負を終わらせることだろ?

ロック:・・・はい。

リア:頑張れ。今の俺達にはそれしかいえないからな。

社長:岩ちゃん!ガンバ!

 

そこに輸送されてきたTF-000-Pがやってきた。

 

タイタンコレクターの皆さまを発見。

 

社長:お!トフっち!

 

はい。トフはここにやってきました。・・・リア、アナタは本当に・・・

 

うるさい!いい加減にしろ!

 

リアが声を荒らげる。

 

社長:リアっち!?

ロック:先輩!?

リア:あ・・・すいません。・・・おい、トフ。前も言っただろ、

俺はお前のパイロットに俺はならないって。

 

ですが、アナタがパイロットとなった場合の勝率は95%です。

 

・・・なんでそう思う。

 

説明。アナタは標準的男性のそれとは異なる筋肉の発達をしています。求道者のような・・・

 

!?

 

なに!?アイツそんな事までわかるのか・・・マズイこれで前の仕事のことがバレたら・・・

ここは適当に・・・

 

リア:お前凄いな・・・そんなことまでわかるのか。そうだトフ。俺は柔道してたんだ、

中学から高校までな。

ロック:そうだったんすか!どーりて力が強いと・・・

 

否定。アナタの筋肉の発達は柔道といった武道のそれとは異なる発達をしています。

・・・ちょうど今回私達が使う【刀】のような物を使うために鍛えられたかのy・・・

 

リア:おい、もう時間だぞ!トフ、ロック!早く行って来い!

ロック:え?あ、は、ハイ!行こう!トフ!

 

先輩はなにか焦るように食い気味に俺とトフをコロシアムに送った。・・・どうしたんだろう?

そう思いながら俺たちはコロシアムに向かった・・・

 

社長:リアちゃん・・・

リア:すんません、社長・・・

社長:やっぱダメか、過去のことは・・・

リア:はい。もう・・・思い出したくないんです・・・すいません・・・

 

彼は過去を思い出し、哀しい顔をした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

エブリバディリッスン!!!今回はココ!

【TOBUセントラルコロシアム】でタイタンバトルが始まるぞぉーーーー!!!!!                   ポマエらぁ!!!盛り上がってるかぁ〜〜!?

 

ウォーーーーー!!!!!!

 

声が小さいな!盛り上がってるかぁ〜〜〜〜!?

 

ウォーーーーーーーー!!!!!!

 

 

さぁ行くぞ!まずは赤コーナーァ!戦闘狂の先住民!

狙うは相手の片腕だぁ!!!!プラチナ級タイタン!

【トォマホォォーーーーーク!!!オーーーーーガァァァ!!!!】

 

ウォーーーーーーーー!!!!!!

 

観客:何だあれ!?デッカイ斧持ってるな?すっげぇ!

 

次に青コーナーァ!この場に颯爽と現れた謎の機体ィィ!!   こいつは戦場に、混沌を巻き起こすのかァァーー!??     サファイア級タイタン、                    【TFゥゥ!!!!−000−Pィィ!!!!!】

 

 

ザワザワ・・・

 

 

観客:アレが幻の? ・・・なんかサビとかで、汚ねぇなぁ・・・ 

ゴミ捨て場から拾ってきたんじゃね? あんなんで勝てるのか?しかも手動のやつじゃねぇか!

骨董品かよwww

 

冴島の【トマホークオーガ】の反応とは一変、俺達のタイタンに対する反応は

冷ややかなものだった。

 

ロック:・・・ぅぅ・・・

 

大丈夫ですか?ロック

 

お前らぁ!勝負はわからないもんだろぉ!?                それじゃあ・・・行くぞォォ!!!!

 

3!!!

 

2!!

 

1!

 

 

バトルスターーーート!!!!!

 

開戦だ。しかしTF-000-P(ロック)は動かない。

 

リア:!?

社長:ど、どうしたんだ岩っち!?

 

そんな相手にも慈悲はない。トマホークオーガ(殺人鬼)は脇目も振らず、腕を叩き切るために

斧を振り上げながら突っ込んできた。

 

ブォォン!!!

 

ガキィーーン!!!!

 

間一髪のところで動き出し、トマホークを刀で受ける。だが、

 

ギリギリギリ・・・・!

 

上からトマホークを押し付けてるオーガのほうが有利だ。刀が押し負け、

ジリジリと刃が近づいてくる。

 

ロック:ぐ・・・うああ!!!

 

ブオン!

 

ギリギリで刀を振り、オーガを吹っ飛ばした。

 

ハァ・・・ハァ・・・

 

リア:なんでロックがあんなに疲れてるんだ!?モーションキャプチャーじゃないのかよ!?

社長:モーションキャプチャーのように動かしているといってたが違う。

あれはちゃんとタイタンが受ける負荷を人間サイズにしてパイロットに送ってるんだ。

より現実的にタイタンを動かすためにな。だから打ち合うとちゃんと腕がしびれて、

鍔迫り合いで疲れる。

リア:じゃあアイツは・・・

社長:多分もうギリギリだろう。アイツはただの一般人だから。

 

その言葉通りロックを見る限りもうかなり疲労しているようだ。タイタンもフラフラしている。

 

冴島:まだまだぁ!行け!オーガァ!!!

 

そんな満身創痍のタイタンと裏腹にオーガは斧を振り回しながら向かってくる。

 

冴島:そうだ殺れェ!!!ヤツを砕けェ!!!

 

グォン!

 

ギャアン!

 

キィィン!!

 

ハァ・・・ハァ・・・グゥ!アア!

 

オーガのトマホークの一撃で刀を吹き飛ばされた。

 

冴島:・・・もうおしまいですか・・・つまらないですね・・・

 

観客:あーあ マジかよ サファイア級タイタンって言ってもそこまでだったんだな。 

やっぱりマニアの観賞用だったんだな。 つまんね。 チケット勝って損したわ。

 

リア:(クソ!このままだとアイツが死んじまう!だけど俺は・・・俺は・・・)

社長:リア。

リア:!?

社長:後悔先たたず。過ぎてしまったことはもうどうしようもない。・・・

だが!過去で今を縛り付ける必要はないんじゃないのか?

リア:・・・・

社長:迷ったら行動しろ。考えて後悔するんじゃない。行動して、最大限のことをして、

それから後悔しろ!

リア:社長・・・・!

社長:行け、リア。お前の力で、今度は皆を笑顔に変えるんだ!・・・ってもう聞いてないか。

いいセリフだと思ったんだけどなぁ・・・・

 

俺はロックの元へ走り出した。

 

リア:ローーーーーーーック!!!!!

ロック:せん・・・ぱい・・・?

リア:冴島ァ!選手交代だ!こいつのパイロットは・・・この俺だぁ!!!!!

 

おおーーーーと!?ここで選手交代と出たぁ!?                    ルールでは認められているのか・・・わからないが・・・

 

冴島がその声を聞いて少し驚く。だがすぐに元の顔に戻り、

 

冴島:ええ、良いでしょう。刀を拾ってください。でも、今更何が出来るんですか?

リア:わかってるだろ。やることは一つだ。

 

・・・お前とそのタイタンを切り裂く。

 

リアがこれまで聞いたことのないぐらい低い声でその言葉を吐き捨てた。

 

冴島:!?・・・じゃあやってご覧なさい!このくず鉄風情がぁ!!!

 

リア。本当によろしいんですか?

 

リア:ああ。男に二言はねぇ・・・

 

それは一言目の「俺は乗らない。」という発言に対する二言目のような気がしますが?

 

リア:細かいことは気にするな。・・・行くぞ、今度は俺がパイロットだ。

 

了解しました。

 

パイロットモードオンライン ネクサスAI、手動操縦に移行 パイロットに剣を委ねます。  共に戦えば強力です。

 

リア:()()()()()()ぞ、ネクサス。・・・俺たちは最強だ。

 

俺たちの戦いの後半戦が幕を開けた。




ヒーローは遅れて登場する。やはりパイロットになったリア。
そしていよいよここからくず鉄とそのパイロットの伝説、その始まりの戦いが始まる。
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