スカイの学会誌(現実直視ルート)   作:コバユドン

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スカイの学会誌#1

この場所は夢とは少し違う。恐竜はいるが、銃もトラックもない。だが私を見つけてくれた仲間がいた。ここは夢ではない。そう言って崖に飛び降りようとしていた私を見つけ止めてくれたラスティに今一度感謝を。今日、私は彼とエミリアと共に道具を作った。なんでもそれは獰猛な恐竜たちの足を止めることが出来るのだそうだ。これを聞いて、私はこの地を歩むための力がなにもかも不足していると痛感した。今は鍛えるしかない、知識を。力を。そしてこの繋いでもらった命を持ってして仲間を支えよう。もし以前の私のように暗い深みにはまった者がいるとしたら、私はその者にマズルフラッシュを叩き照らすアクション俳優にでもなろう。

 

 

スカイの学会誌#2

ご馳走だ!夕飯の頃、ラスティが恐竜たちにも劣らない大きなハダカネズミを狩ることが出来たのだ。多少ブヨブヨしているが、ここまで油の乗った肉は久しぶりだ。今日はベリーの採集をしつつトレントからこのインプラントの使い方や木の切り方を教えてくれた。彼は...なんというかムーどーメーカーなのだと私は思う。自慢話をダムが決壊した川のように勢いがあり語るの止めない。だけど、返事をすると必ず返ってくるし、教える時の彼なんかあまりの丁寧な話しっぷりに自分でも信じられないほどの速度で知識を身につけた。彼が一方的に皆んなと話すのも彼なりに心のケアをしているのだろう。しかし、女に上半身全裸で筋肉を詰め寄って見せつけるのはいかがなものか。イマムの説教は今も聞こえる...。

 

 

スカイの学会誌#3

ラスティとボリスと共に探索を続けた。私達や動物が近づくと花弁を開く謎の植物の周りはどうやら怪我の回復を促進させる効果があるようだ。そこにとどまり続けていたら頭にネチョネチョしたデカい種子を落とされた。今でもあの衝撃と感触にはゾッとする。だが、この種子を拠点に持ち帰えれば、拠点はより強固なものになるだろう。他にも洞窟らしき横穴とキノコに宝石を見つけた。そしてそこらの石の裏になんと近未来的なバックパックがあったのだ。中身は日記ぐらいだったが...。それでも私達以外にも人はいるというだけで安心するものがある。先人の知恵を授かるためにもこういうのも積極的に探しに行くべきだろう。

 

 

スカイの学会誌#4

先人の記録探しを積極的に行ってはや八日、着々と集めることができた。なかでも、ヘレナによって書かれた調査書によるとこの地の生物を飼い慣らすことが出来ることが判明するや否やトレントが、あの「バルブドック」とかいう太って陸地に出てきたようなチョウチンアンコウを手懐けたのだ。それをきっかけとしラスティは私を連れてスピノサウルスを危なげなく飼い慣らし、ボリスとイマムはラプトル4匹を手に入れたのだ。これにより大幅に作業が楽になるだろう。今では少し前に感じていた疑心暗鬼に基づく場のピリピリ感が消えてきた。何となくこの空気感が続けばいいのになと思う。いよいよ明日は横穴の探索ともう一段下の階層の偵察だ。気を引き締めてこの地を参らなければならない。

 

 

スカイの学会誌#5

やあ、この記録を読んでいると言うことは君に一つ忠告をしなければならない。君は以下の写真のような生き物達を見つけたら戦力に自信があっても慎重に対応することだ。彼らは通称:白き悪魔と呼ばれる特殊個体の1グループである。体色は基本白色でその中でも歴戦の個体は皮膚に赤色が沈着している。彼らは肉付きが異常なまで発達している分、戦闘力も強い。特に重要なのは性格だ。彼らは生きるために殺すのではなく、殺すために殺すのだ。他の肉食動物みたいな威嚇や逃走、怯みなどの行動はとってこない非常に危険な敵だ。それと一つレシピを教えよう。回復薬だ。人間にしか効果がないがな。

ティントベリー2握り

麻酔薬×1/2本

水量:皮袋一杯分

PS:目立った副作用はない。しかし、自己犠牲精神を増長させる。死んでもいいと考えるな...。死んで悲しまない他人がいるものか。




「システム権限によるエレメント許容値の変更を確認。適応を開始します...適応まで0%..1%.」
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