燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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デートじゃ、デートじゃっ!!


第114話

…東の海ローグタウン。東の海から偉大なる航路(グランドライン)に出る為には必ず通るこの街でバンドラはウタに手を引かれて、街を歩いていた。

 

「…おい、なんだ。この服は。」

 

「ふへへ。おそろ〜い!!」

 

プリンセス・ウタは目立ちすぎる。…それと今回の目的である服探し。それを叶えるために先ず服屋に立ち寄ったのだが…。

 

「だからと言って、これはどこのチンピラなんだよ。」

 

バンドラの服装は黒いトレンチコートに少し仄暗い灰色のタートルネック、黒いズボンに左耳にピアス、そして、赤いサングラスというどう考えてもやばい格好だった。

 

対してウタも黒いコートに白と赤のシャツ、もはや履いているかどうかもわからない短いふりふりのスカートに黒いタイツを履き、ウタ特有のブーツのようなスニーカーのような靴を履いていた。右耳にパールのイヤリングをつけている。

 

目を隠す黄色のサングラスをくいっと上げて笑うウタ。丈は違うものの、バンドラとウタのコートは非常に酷似していた。

 

「良いじゃん。かっこいいよ。似合ってる。」

 

「…まぁ、そう言われると悪い気はしない。」

 

頭の後ろを掻いて横を見るバンドラ。

ウタがその腕にがっしりと掴んだ。

 

「ほら、行くよっ。」

 

「…我儘歌姫が。」

 

口ではそう言うものの、顔は歯を見せて笑っていた。

 

…その様子を建物の影から見る二つの影。

 

「むむむ。」

 

「…ヤマト。これじゃあ、怪しいわよ。」

 

ヤマトとモネである。

ヤマトは外行きのシャボンディで仕立てた衣装。モネは何故か、探偵のような衣装に着替えていた。よく見るあれである。

 

「バンドラとウタちゃん、なんかひっつきすぎじゃ無いか?ボクだってひっつきたいのに…。」

 

「貴女、バンドラとウタが仲良くするの見てるの好きでしょ?」

 

「好きだけど…なんかヤダッ!!」

 

「…取り敢えず、貴女がめんどくさいというのがわかったわ…。」

 

モネが歯を食いしばってグルルと喉を鳴らすヤマトを見て、ジトーとそれを見ていた。…なおも、ウタとバンドラは突き進んでいく。誰が見てもヤマト達は怪しかった。

 

「ほら、行くわよ。」

 

モネが指を指して言う。

実は意外とノリノリであった。

 

「…てか、なんで探偵衣装?」

 

「あら。…こういうのは形からよ。」

 

そう言ってウインクするモネ。

ヤマトはにぱっと笑い、そっかと歯を見せていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バンドラ〜!!」

 

東の海でもひときわ大きな街ということで歩き疲れたバンドラがベンチに座り、首を鳴らす。そんなバンドラのところへトコトコとウタが走ってきた。手には三段のコーンに乗ったアイスクリームを二つ持っていた。

 

「はい。」

 

「さんきゅ。」

 

バンドラにウタが左手の方を差し出す。

バンドラがそれを受け取り、下でぺろりと舐めた。ウタもウキウキとした様子でアイスクリームを舐めている。

 

「あ、ねぇ、バンドラっ。一口頂戴!!」

 

「…あ?…まぁ、良いけど。」

 

そう言ってアイスを差し出すバンドラ。

ウタは満足そうに笑うと、そのアイスクリームにカプリと噛み付いた。バニラアイスクリームが溶けて、ウタの口元に垂れる。にへらと笑うウタの顎をバンドラは掴むと、その顔についた水滴をペロリと舐めとった。

 

「…ごっそうさん。」

 

「…馬鹿。」

 

顔をカーッと真っ赤に染めて、腕で口元を隠し照れるウタ。変装の意味があるのかと思うほどしっかりと残っているウタのトレードマークの髪の毛がピョコピョコと激しく動いていた。

 

その時、バンドラはアイスを食べながら、前をギロリと睨んだ。

 

「あっ。…アイス。」

 

「スモーカー大佐ッ!!申し訳ありませんッ!!うちの子が!?」

 

男のズボンにアイスをこぼしてしまい、泣く少女と父親だろうか、その様子を見て驚いた顔の男がいた。アイスをこぼされた男は眉間に皺を寄せて、それを見る。バンドラにはその顔に覚えがあった。

 

…白猟のスモーカーである。

 

強面のスモーカーが少女の頭をガシッと掴む。そして…。

 

「悪ィな。俺のズボンがアイス食っちまった。…次ァ5段買うと良い。」

 

そう言って少女にベリーを渡したのだ。

少女は泣きそうな顔から一変、ぱぁっと明るい笑みを浮かべた。父親はスモーカーに向かって頭を何度も下げていた。

 

「…アン?」

 

「よう。スモーカーくん。」

 

アイスを食べ終え、ウタの肩に手を回したバンドラが向かってきたスモーカーに手をあげて、挨拶をする。

 

「…こんなところで何してやがる。」

 

「見てわからない?デートだよ。デート。」

 

「…ふん。相変わらず、浮ついたふざけた野郎だ。」

 

スモーカーは歯を見せて顔とサングラスの隙間から上目で笑うバンドラに軽蔑にも近い目を向ける。

 

「七武海の仕事もしっかりしろ。もうすぐ集合会議だろ。」

 

「あんなんまともにしてる奴居ねえよ。…今はちと忙しい。」

 

「ふん。お前が女と何してようが構わねえ。だがな、俺の邪魔だけはするな。」

 

そう言って去るスモーカーにバンドラはふざけたように手を振った。

 

「良いの?バンドラ。」

 

「…七武海になりたくてなったわけでもあるまいし。まぁ、やるだけやるよ。俺がアイツらの言うこと聞く必要はない。」

 

そう言って少し暗い笑みを浮かべるバンドラ。その後、ウタの顎に指をやり、くいっとあげるとぺろりと舌なめずりをする。

 

「良いよな?」

 

「…いいよ。」

 

ニコッと笑ってそう言うウタ。

バンドラは貪るようにその唇に唇を重ねる。口の中にフワッと香るストロベリーの香り。

 

「…あんま。」

 

「そりゃ、アイス食べた後だもん。アイスの味しかしないよ。」

 

そう言って笑うとウタがバンドラに抱きつきながら、キスをした。バンドラもウタを守るように腰に抱きつく。

 

「…おい。全員見てるぞ?」

 

「知らないもーん。」

 

「…このメスガキが。」

 

「にっしっしっ。負け惜しみ?」

 

バンドラの上に馬乗りになり、手を軽く握りながらはにかむように笑うウタ。その顔は完全にバンドラを煽っていた。バンドラは引き攣った笑いを見せる。

 

 

 

モネはどこから手に入れたのか、望遠鏡を使ってそれを見ていた。ほのかに頬が赤らめる。

 

「…凄いわね。ウタちゃん。大胆。」

 

「ひ、人目があるのに…よくやれるね。ボクならしないな。あんなこと。」

 

「…嘘つき。」

 

ペロペロとアイスクリームを舐めるヤマトをジトーとした横目で見るモネ。ヤマトは少し汗をかきながら舐めるペースを早める。

 

 

 

…方やウタの方はバンドラの指に指を絡めて、ギュッと握っていた。

 

「他に欲しいもの、ねぇの?」

 

バンドラがそう聞き、タバコを咥える。

そうするとウタが手慣れた手つきでマッチに火をつけた。バンドラが姿勢を低くして、タバコを近づけるとウタが背伸びをして、タバコの先に火を灯した。

 

バンドラは握っていない方の手でタバコを持ち、蒸す。

 

「んー。可愛いネイルとか?」

 

「ネイル?爪でも剥ぎ取れっての?」

 

「違う違うっ。化粧品だよ。最近、ヤマトとモネのしか使ってないから私も自分の欲しいの。」

 

そう言ってプクッと頬を膨らませるウタ。バンドラはそっかと笑って、ウタの頭をポンポンと叩く。

 

「私がもっと可愛くなったら、バンドラ、嬉しいでしょ?」

 

「アホか。今のままでも十分可愛いよ。」

 

そう言ってタバコを吸って、煙を吐くバンドラ。チラッとウタの顔を見るとゆるゆるとした口元の笑顔にシューシューと湯気を出しながら赤面していた。

 

「そういうのは…ずるいと思います。」

 

「…そうかい。」

 

そう言って二人は人混みに隠れて行った。




モネさんは形から入るタイプです。
(メイド服然り、探偵服然り…)

そして、ウタちゃんも自覚し始めたご様子。モテる男は辛いね。でも、放っておいたら、トットムジりそう。

ちな、エレジア居残り組といつ交換か、考えてます。ヤマトとウタは基本、一緒。モネが交換になるかな。節目で変えると思います。東の海編、アラバスタ編…ってな感じ。流石に大雑把すぎると切り方変えるけどね。ここに+Z、GOLD、スタンピード、REDに変わるオリジナル?か、REDの話を書くつもりです。あ、因みに最終的にはルフィとバンドラがバトるかもしれん。filmデザストか、filmドラゴンか…(感想欄案)…あくまで予定だけどね。胸糞展開になりそうだけど。

ローグタウン→フーシャ村→エレジアに戻ってヒロイン変えになると思うぜ、兄貴。

あまりにも感想欄とかで二人とか増えたら考えますわ。では。
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