燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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囚われる麦わらの一味&スモヤン〜グッジョブスムージーさん〜素直じゃないが、やりたいことはやりたいハンコックさんとその保護者の三本立てです。


第127話

…夢の国『レインベース』、牢獄。

 

「「巧妙な罠だった。」」

 

「アホかァァァッ!!」

 

麦わらの一味+スモーカーは罠に捕らえられていた。なんのことはない。ただカジノに潜入し、ただ子供騙しに引っかかっただけ。

 

「力が抜けるぅぅ〜…。」

 

「…。」

 

その時、スモーカーがルフィを十手で殴りつけた。ゾロが刀を構えようとするも、それが効かないのは周知の事実。スモーカーは自然種『モクモクの実』の能力者であるからだ。

 

「…海楼石。海の成分が石になったと考えろ。まだ謎は多いが、この檻はそいつで出来てる。じゃなきゃ、俺が通って抜け出してる。お前らを二度と海に出れねえようしてな。」

 

「…そいつもその“海楼石”とやらで出来てるってのか。」

 

ゾロが刀に手をかけて聞く。

スモーカーはまだ煙立つ葉巻を咥えながら、十手を構える。

 

「おいおい、ここで戦っても意味はねえだろッ!?」

 

「その通りだ。共に死にゆく者同士。仲良くやれば良いじゃねえか…!!」

 

ニヤリと笑うしたり顔にスモーカーは睨みで返す。そこに居たのは誰あろう、ルフィ達の探す件の男…サー・クロコダイルだったのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…港町『ナノハナ』

 

「…。」

 

船番をしていたスムージーは前へと睨みを効かす。なにやら、街が騒がしい…と。そこには初老の男性と一人の青年が居た。

 

「謝りにきた。雨を奪ったのは私だッ!!」

 

一人はアラバスタの国王…ネフェルタリ・コブラ。もう一人は今、国を騒がしている反乱軍のリーダー…コーザだった。

 

「巫山戯るな…なんのマネだ…貴様…!!なんて侮辱だ…!!」

 

「だから謝りにきた。ダンスパウダーを使い、この国を枯らしたのは…私だ。」

 

「黙れッ!!」

 

コブラへ向かって行こうとするコーザを王の兵が止める。コーザはなんとも居た堪れない気持ちだった。

 

…ことの発端はダンスパウダーと呼ばれる人工的に雨を降らせる粉を国王側が使っていたというもの。ダンスパウダーには人工的に雨を降らせる反面、自然的な降雨を妨げる効果があり、そのことにより戦争に発展する可能性があった為、製造・所持が禁止されていた。

 

それを国王軍が使ったと国民の中で疑念が生じ、それが反乱軍という形になったのだ。 

 

「枯れた町に倒れた奴らがどんな気持ちで死んだかを知ってるかッ!?お前に恨みや怒りを持っていたわけじゃない…!!最期までお前を信じていたんだッ!!『国王のせいじゃない』『あの方は立派さ』…!!嘘でもせめて無実と言わなきゃ、彼らの気持ちはどうなるんだッ!!」

 

…コーザの心にあったのは、怒りと…絶望。コーザもどこか信じていたのだろう。自分と父親が信じた国王はこんなことをしないと。

 

そんなコーザの魂の叫びに来た返答は…鉛玉だった。

 

コーザの腹に灼熱感が走る。

 

コーザの名前を呼び、国民が…反乱軍が叫んだ。そんな中、コブラが浮かべたのは…間抜けな笑顔だった。

 

「そろそろ時間だ〜わねいっ!!」

 

「港に巨大船が突っ込むぞッ!!」

 

「…何ッ!?」

 

スムージーはその言葉に急いでルエノルーヴ号を移動する。するとスレスレ…間一髪の隙間を武器を積んだ船が突っ込み、ナノハナの町を破壊していったのだ。ナノハナを見れば、火が放たれ、国民達が火を必死に消している様。

 

「…少し手を貸してやるか。」

 

スムージーはニヤリと笑うと、海に剣を突っ込んだ。剣が海水を吸い、少し巨大化するスムージー。そのまま上空へと切り上げる。

 

「ハッ!!」

 

その直後、また水の斬撃を打ち上げる。

 

空中で水の斬撃同士はぶつかり合い、一時的ではあるが激しい雨を降らせた。

 

「ひ、火が消えた…!?」

 

「チッ…。誰だ。」

 

丸刈りの大男が周りを見渡す。

いるはずがない。まさか、遠くの船から飛ばされただなんて誰も思いやしないのだから。

 

「まぁ、いい。行きましょう。」

 

腰をクネクネとさせた青髪の女がそう言った。丸刈りの大男はそうだな…と言って歩き出す。

 

「デブチンとオバハンもやるときゃやるのようっ!!王の誘拐だなんてどーってことないわーッ!!」

 

「…王の誘拐…だと?」

 

見聞色で聞き取ったスムージーは一人、眉を顰める。さっきのは王ではなかったか…と。しかし、誘拐とは…。

 

「…あやつなら大丈夫だろうが…。」

 

「…もう我慢ならねえ…!!この国を…終わらせるッ!!」

 

コーザは吠える。

…武器が無かった為、国王軍へと進軍できなかった『反乱軍』だったが、先ほど突っ込んできた武器商船に大量に武器が乗っており、それも解決してしまった。

 

「聞け…反乱軍…ッ!!現アラバスタはもう死んだ…ッ!!これが最後の戦いだ…!!アルバーナを攻め落とすッ!!アルバーナに総攻撃をかけるぞッ!!

 

『オオ〜ッ!!』

 

その言葉に反乱軍は声を上げる。

スムージーは顎に手を当てて、考えていた。

 

「…アルバーナというのは首都だったか。ヤマトとウタが居る。…あのお気楽コンビで大丈夫か…。まぁ、アイツなら読んでるだろう。そこまで。」

 

ニヤリと笑い、地面に座る。

長くムッチリとした足を立てて、甲板へと座った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「早くアルバーナに行かないと…!!」

 

ガツガツと砂漠を急いで進むビビ。バンドラはわざわざ髪を一纏めにし直したハンコックをおぶって、突き進んでいた。ハンコックの主張する胸がバンドラの背に当たって潰れる。

 

「…風呂に入りたい。」

 

「なんだ。そういうのも気にするのか。」

 

「アホか。髪もベタベタ、他のところも服が引っ付いてる始末じゃ。…それに、少し匂う。」

 

そう言って、バンドラの首筋に顔を埋めるハンコック。バンドラはため息をつき、目を細めていた。

 

「バンドラさんっ!!早くしてくださいッ!!反乱軍を止めないと…。」

 

「このお荷物がなければ…もう少しいけるんだが。」

 

前に歩いて急かすビビにバンドラがため息を吐きながら、そう言った。

 

「なんじゃとッ!?妾を荷物と申すかッ!!無礼じゃぞッ!?」

 

「…それでも置いていかねえんだから感謝して欲しいね。」

 

ザッザッと砂を踏みしめながら、歩くバンドラ。ふと耳に聞こえた声に傾ける。

 

「…アルバーナ…反乱軍?」

 

「えっ!?」

 

ビビがバンドラの胸元をギュッと握る。

 

「反乱軍がッ!?どうしたんですッ!?」

 

「…差し詰め、進軍を始めたというところじゃろうか。天帝の見聞色は広いの。」

 

ハンコックの声が低くなり、目が険しくなる。ビビは切羽詰まった顔になり、バンドラの襟元から手を外した。

 

「そ…そんな…早く…早くしないと…!?」

 

「…いや、大丈夫だ。」

 

「なんでですかッ!?もう…反乱軍は…止まらない…!!」

 

絶望した顔で地面へとへたれこむビビ。

バンドラとハンコックはその様子を無表情で見ていた。

 

「妾にも何が大丈夫か、わからぬ。其方は何に賭けている?くだらない希望は逆にこの娘を傷つけるだけだぞ。」

 

「…あそこにはウタが居る。あの子なら…あの歌声なら止められるはずだ。」

 

バンドラが賭けているのはウタウタの実の力。

ウタはこの数年間で対象を選び、ウタワールドに引き摺り込む力を身につけた。つまり、反乱軍と迎え撃つであろう国王軍を眠らせれば…ウタが眠るまでの数時間、ルフィがクロコダイルを倒せれば…というもの。

 

「…ビビ。お前の国民を思う気持ちはわかった。だから、必ず…俺が死人を出させねえッ!!」

 

「…えっ。」

 

「…約束だ。」

 

「うわぁっ!?」

 

バンドラはハンコックを右腕で掴み、へたれこむビビへと手を伸ばす。ビビはその手に何かを感じ取ったのか…その手を握り、立ち上がった。

 

「きっ…貴様ッ!?妾が落ちたらどう責任を取るつもりじゃッ!!」

 

「ごめんごめん。…だが、彼女を立ち上がらせるには必要だった。」

 

頬をぷくっと膨らまして、バンドラを睨むハンコック。バンドラはニヤリと笑いながら、ビビの手をギュッと握る。

 

「…俺とこいつが絶対に止めてやるよ。あの小僧との約束だ。」

 

「なんで妾まで入るッ!?」

 

「…お願いします。助けてください…!!」

 

バンドラの手を両手で持ち、悲痛そうな顔でそう叫ぶビビ。バンドラはニヤリと目を細めて笑い、あぁっと答えた。ハンコックがギュッとバンドラの首を絞める。

 

「うげぇっ…!?何しやがるッ!?」

 

「妾を無視するとはいいご身分じゃの。…この海賊女帝を愚弄する気か。大馬鹿者。」

 

歯を剥き出しにして、叫ぶバンドラにむすっとした顔でそう言うハンコック。言葉は冷徹だが、声は少し小さかった。

 

「お前のメロメロの力があれば、この戦争は終わるんだ。頼むよ。ハンコック。手ェ貸してくれ。後でなんでもしてやる。」

 

ハンコックに向かってふっと笑うバンドラ。ハンコックはその言葉に少し黙ると、顔をほのかに赤らめて横を向いた。

 

「…わかった。やってやる。」

 

「あぁ。ありがとなッ!!」

 

少年のように笑うバンドラにハンコックはギュッとバンドラの首に回った手同士を握った。

 

「か、勘違いするなッ!?お、おお…お前のために…手を貸してやるわけではないっ!!」

 

バンドラの首に隠し、そう叫ぶハンコック。バンドラとビビは素直じゃないなぁ…と笑いながら、足をすすめる。

 

「…天帝よ。その代わり…じゃが。」

 

「なんなりと。」

 

むくっとバンドラの首元から顔を出すハンコック。バンドラは離さぬようにその身体をギュッと握っていた。落としたら五月蝿いからである。

 

「…妾にこの街を案内せい。…見てみたいのじゃ。

 

「そのぐらいなら。蛇姫様に従いましょう?」

 

「…約束じゃぞ。忘れぬなよ。」

 

はいはいとあやす様に笑いながらそう言うバンドラに、ハンコックは満足そうに静かに微笑んでいた。ビビがバンドラの手をギュッと握り、そのまま突き進んでいく。

 

「見えました。あれが…アルバーナ宮殿です。」

 

ビビが指を指す。

…アルバーナ宮殿の周りはもうすでに国王軍が包囲していた。

 




メロメロとウタウタがあれば完封できるよね…。

ルフィ→対クロコダイル一戦目負け
ゾロ、サンジ、ナミ、チョッパー、ウソップ→アルバーナへ
バンドラ、ハンコック、ビビ→アルバーナへ到着
コーザ→反乱軍と共にアルバーナへ
ヤマト、ウタ→バロックワークスをボコしつつ、アルバーナ宮殿へ。踊り子の服で潜入中。

てな感じ。

ハンコックさんが優勢ですな。
ハンコックは多分、ウタパターン。ツンデレデレデレや。いいね。(かけるとは言ってはいない)

それでは。
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