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…暴走列車ロケットマンは安全運行。荒波を超え、突き進む。
「よしっ。これで戦闘準備バッチリっと。」
「何が良しだッ!!破廉恥女ッ!!こんなとこで堂々と着替えやがってッ!!テメェらもだッ!!脇に脚ッ!!隠しやがれッ!!テメェらのその態度が乱れた社会を作るんだッ!!」
パウリーが吠える。
男ばかりの工房で仕事してきた為、露出度の高い服を着た女に免疫がないのである。
「隠せって言われてもなぁ。ボク、これが私服だし。」
「…なんじゃ此奴は。蹴り殺して良いかえ?」
「テレ屋わいな。」
そのパウリーの言葉にヤマトは自分の装いを見ながら、ハンコックは睨みながら答える。ゾロとルフィは関係ないように他の場所を見ていた。
「ねぇ、バンドラさん、どう?かわっ…。」
ナミがニコニコの笑みでバンドラの方を向く。と同時にナミの言葉は止まった。ナミの顔がかーっと真っ赤になる。
「どうした?」
「ひぇっ…あのっ…。」
「早く服着てください。先輩。破廉恥です。」
「すけべわいな。」
…上裸のバンドラにアインがジトーとした目で睨む。ナミはバンドラの方を見ないでこくこくと頷いていた。ヤマトとハンコックはため息を吐き、何をしているのかと目を向け、レイジュは鼻の下を少し擦っていた。
「…やっぱりこれが一番しっくりくる。」
バンドラは赤い帯に黒い着物をきて、ギュッと帯をしめる。そして、バンドラは酒瓶を持ち、お猪口に注ぎ、飲み干す。
「…アンタ。」
「…どうした?珍しい。ロロノアゾロからのご指名とは。」
バンドラは厳しく睨むゾロを見てニヤリと笑った。
「…アンタのその刀、あの波を斬ったときに伸びたよな。なんだったんだ。ありゃ。」
ゾロがそう言うとバンドラは狂骨を引き抜いた。銀白色の刀身が薄青色に怪しく光る。確かに今の狂骨はなんの変哲もない刀。
「コイツはな、まさに生きた刀だ。」
「“生きた刀”だと?」
「あぁ。…“ヘビヘビの実幻獣種モデル『応龍』”。刀身は変幻自在に伸び、まるで生きたように軟鉄へ変化し、しなやかな刃へと変化を遂げる。龍になる“だけ”がコイツの力じゃないのさ。」
その言葉にゾロはそうかと笑った。
ゾロの目指す道にバンドラはいる。なにせ、世界最強の大剣豪にゾロが見た中では唯一、互角だった男だからだ。
「お前は、アイツに勝てるのか?」
「さあな。剣だけじゃあ、俺はアイツに傷ひとつつけられねえかも知れねえなぁ…。」
ニヤニヤと笑いながら、狂骨を見るバンドラ。
チョコンとその横に座るナミ。
「なんの話してるのよ。男二人で。私も入れなさい。」
「お前にゃ関係ねえ話だよ。」
ニコッと笑いながらそう言うナミにゾロは苦言を呈す。ナミの用意した酒をガブガブと飲みながら、ゾロはバンドラを見た。
「…俺はアンタも超えなきゃいけねえ。世界一の大剣豪にならなくちゃいけねえからな。約束しちまったんだよ。
「…ほお。俺を超えるか。まぁ、俺は剣士じゃねえけど。」
そのときだった。
大きな音を立てて、電車が大きく揺れる。また高波でも来たのかとバンドラは睨んだが、前にいたのは大きなカエルだった。
「モネ、大丈夫か?」
「え、えぇ…。ヤマトが助けてくれたから。」
バンドラは怪我をしているモネに一番最初に声をかける。転けそうになっているところをヤマトが助けたらしく、微笑むモネにヤマトはニカッと歯を見せて笑った。
「…しかし、何があった。」
「んががが。ヨコヅナだねぇ。おい、麦わら一人戦力追加だ。」
ココロの声が聞こえる。
ヨコヅナと呼ばれたカエルは海賊にココロが誘拐されたと勘違いしたらしく、助けるためにロケットマンに攻撃したと言う。昔、大好きだったトムを救えなかったヨコヅナが、大好きな人間を守ると誓った。だからこそ、大好きなフランキーを救うために手を貸すという。
「…しかし、随分と路線から外れちまったねえ。」
「行けるの?」
「線路に乗れりゃあね。だが、海流がめちゃくちゃら。線路が解りゃ良いんだが…。」
「だったら任せてっ!!私、航海士っ!!」
ニコッと笑うナミにココロは大声で笑う。
バンドラはギュッと狂骨を握りしめて、前を睨んだ。
「…ココロさん。あとどのくらいで着く。俺もできることをしよう。」
そう言って立ち上がるとバンドラはタバコを咥え、火をつけた。立ち上る煙が窓から流れ出る。
「バンドラさん。私たちもできることはありませんか?」
仮面をつけたビビがバンドラに近づく。
その様子を見ていたルフィが眉間に皺を寄せて、ビビに寄った。ビビは仮面の下で内心焦りながらも、バンドラの腕に捕まり、そのルフィから顔を逸らす。
「…なんか聞いたことある声なんだよなぁ…。」
「気のせいだろ。コイツは俺の妹だ。着いてきたいって駄々こねてな。名前は…シエスタ。なぁ?」
「…ええ。お、お兄様…。」
止むを得ず、バンドラはルフィに嘘をつく。
ビビもそれに倣い、コックリと頷き、言葉を返した。ルフィはそっかとその場を後にした。
「…我ながら酷い名前だな。咄嗟に思いついたのが、取り損ねた昼飯だった。」
「お昼休憩のことですよね?シエスタって。ドレスローザ王国の…。」
「まぁね。」
バンドラはそう言い、ビビにとあるものを渡した。矢筒と数本の矢、そして、弓だった。ビビは驚いたように声を上げる。
「ワノ国の職人に作らせた、海楼石の鏃の矢だ。本当は銃弾が良かったんだが…これから行く場所で必要になったら使え。海賊なら腹括ってくれ。」
「…はい。私だって一国家の王女ですもの。守るものは多い。」
「その域だ。よっし、行くぞ。」
そう言ってバンドラはロケットマンの操作室へと歩いていった。
エニエスロビー、とある一室。
「んぅ〜ッ!!んんんぅ〜ッ!!」
縄で縛られ、口枷をつけられたウタが前を睨む。そこには屈強な人間が何人か立っていた。そこに、先ほどのラフィットも居る。
「…オホホ。元気そうで何より。貴方は天帝を呼び寄せる餌ですからね。」
「本当にこんなもんで来るのか?」
「…我が船長はいずれこの海の王になるお方。彼の聡明さはわかりますまい。そうでしょう。
そこに居たのは腹に切り傷を負ったアーロンだった。生々しく残るその傷にアーロンは歯を食いしばる。
「そう言えば、貴方にあげたプレゼント…気に入っていただけましたか?」
「シャーハッハッハッ。その黒ひげとか言うやつは人間にしては物分かりがいいみたいだ。もちろん、気に入った。」
そう言ってニィっと笑うアーロン。
アーロンもバンドラへの執着がある。憎く、そして、自分を地獄に送った男。だからこそ、海軍から逃げたアーロンと同盟を組んだ黒ひげはまだ良い人間だと思っているのだ。自身が捨て駒にされていると知らずに。
ラフィットはふっと笑う。常に笑みを絶やさず、浮かべるその顔は不気味というほかなかった。
「しかしそうだな。悪魔の実ってのは良いもんだぜ。こんなにも簡単に力が手に入っちまうッ!!」
「ふふ。そうです。悪魔の実の能力者は海に嫌われますが、それだけの実力があります。貴方にあげたものは超人種スイスイの実。他の同盟相手から預かっているものです。代わりに彼らには武器を提供しています。」
「へぇ?…しかしなんだ。海以外を泳げるようになるったぁ、妙な気分だな。まぁいい、俺はアイツに復讐してえだけなんだからよぉ。」
そう言ってアーロンは大声を上げて笑った。
ラフィットはそうですねと笑い、その場を後にする。
…ロケットマン到着まであと数刻。
ヤミヤミって生きたまま取れるのかな?
セニョールは死んでない設定なんだけど。ということでアーロンさんです。チュウにナギナギも強えかなって思ってたけどね。ドフラも黒ひげも両者を利用してるだけです。同盟ってそんなもんです。九蛇と天帝、麦わらと死の外科医が可笑しいのです。アーロンさんには華々しく散ってもらいましょう。ウタが絡んだら、バンドラはまさに天災だからね。
ややこしくなる前に。
バンドラがシエスタと呼んだらビビのことです。地の文はビビと書きます。バレてないのは霧害の影響ね。そこら辺宜しくお願いします。
ロケットマンチーム
麦わら、ガレーラ、フランキー一家…ルフィ、ゾロ、ナミ、チョッパー、パウリー、ピープリー・ルル、ハイルストン、ザンバイ、スクエアの二人。
天帝海賊団、九蛇…バンドラ、ヤマト、ビビ、モネ、レイジュ、ハンコック、アイン、(カリファ)
→エニエスロビー向かい中。
フランキー一家残り+サンジ、そげキング→ロケットマンチームと合流。エニエスロビー向かい中。
ロビン、フランキー、ウタ→エニエスロビーへ連行。ウタに関してはほぼ誘拐。
味方側はこんな感じ。これ以上人は出ないかな。()の人は知らん暇に乗ってます。死んでねえかな…カリファ姉さん…。
では。次回は多分エニエスロビー。それでは。
決めてなかったわけじゃ…(普通に原作通りにしようと思ったら意外に人気で焦った結果である。)ちなみにカリファ姉さんの武器は鞭がいいかな?
よろしくお願いしますッ!!(血涙を流しながら)
カリファの悪魔の実選手権(アワアワ、食べてない以外を選択の方でこんなのどうというのがあれば)
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