燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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バンドラ君(+ヒロインズ)のイラスト募集中です。絵心のある方で暇やからやったるよーって方、よろしくお願いします。

アンケートやってます。皆様ドシドシご投票くださいませ。(前回のものとは改訂してあります)

ヒロイン案募集中でございます。こちらまで。

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…なんだこれは。


第180話

…翌朝。

ハンコックを連れてホテルに帰ってきたバンドラが起床する。…や否や、死にかけていた。

 

目の前を覆う谷間にバンドラは悶えることしか出来ない。そう言えば、昨夜はどうしたのかと。

 

眠ったハンコックをベッドに下ろした後で…。

そこまででバンドラは思い出した。ハンコックに抱きつかれてそのままベッドにインしたのだと。…他の行為はしていない。バンドラも酒はそこまでべらぼうに強い方ではないが、カリファのワインは残っていない為、理性はあるし、記憶もある。

 

…つまりは今、バンドラの視界を覆っているのはハンコックの胸である。

 

バンドラはゆっくりと抱きついている腕を解く。

あの後でわかったことだが、バンドラを飲みに誘おうとして、カリファに誘われているのを発見したハンコックはやけ酒をしていたらしい。二人を見ながらそれで募り募った感情が前夜に出たとか。

 

「ふぅ…。」

 

暗闇から目を出せば、チュンチュンと海鳥の鳴き声と共に明るい陽が差し込む。前夜と打って変わって、ポカポカとした陽気にバンドラはまだ眠気を感じるほどだ。

 

ハンコックの方を見れば、すやすやと規則正しく寝息を立てているにも関わらず、その腕は布団の上で何か…失ったものを探しているように弄っていた。はぁ…とバンドラが腕を出すとその腕をギュッと握り締める。

 

…よほど世界政府に喧嘩を売ったバンドラを心の支えとしているらしい。

 

「ん…んぅ…。」

 

そんなことをバンドラが思っていると蛇姫の目が少し開いた。ヤマトのように涎を垂らしたりはしていない為、見てくれは綺麗である。当たり前だ。絶世の美女と称されるボア・ハンコックの寝顔など早々見れるものではない。

 

「…おはよ。」

 

「んぅ…?うぅ…。」

 

寝ぼけ眼でバンドラを見るハンコック。

…そして、ようやく昨日の夜のことを思い出した。

 

「ッ!?」

 

目をカッと見開き、腕をバッと離すハンコック。顔は見る見るうちに真っ赤に色づいていく。

 

「…なぜ、妾と共に…。」

 

「安心しろ。他意はない。ただ…お前が。」

 

「ええいっ!!皆まで言うなッ!!…は、恥ずかしい…。

 

顔をそっぽに向けて真っ赤にそめてそう言うハンコック。幸いなことにハンコックとバンドラ以外のクルーは起きていると言ったところだろうか。普段なら乱れなくストレートに伸びる黒髪も今回ばかりは少し乱れていた。

 

「…わ、妾が昨夜言ったのは…内緒じゃ。他の女に言うでないぞ。決してッ!!」

 

「…わかったわかった。…ま、酔ってたしな。」

 

…バンドラはそう言って少し笑って、ハンコックの頭をポンポンと叩いた。

 

「たっ!?…叩くにゃあ〜〜っ!!」

 

ハンコックは耳まで真っ赤になって呂律も回ってない。その様子が面白いのか、バンドラはケラケラと笑っていた。

 

「叩かれたくないんだったら、何して欲しいんだよ。」

 

「…っ。…何しても…良いんじゃな?」

 

「あぁ。幸い、二人しかいねえ。」

 

…バンドラとしても先の反応でハンコックが本気だということがわかっていた。ハンコックがチラチラとバンドラの方を向く。一般的にはちょろいと言われても仕方ないだろうが、ハンコックはその言葉に胸躍らせていた。…しかし、バンドラとしては離れる前に一思い出作るくらいの気兼ねである。

 

「ん…あ…う…。ギュッと抱きしめて…欲しい…。

 

「はいはい。」

 

バンドラが手を横に伸ばす。するとハンコックがゆっくりと抱きついた。彼女の豊満な胸部がふにゃりと潰れる。ハンコックの口元はゆるゆるになっていたが、バンドラに見えぬような顔を背けていた。

 

「痛くない?」

 

「…うむ。」

 

ハンコックにとっては少しだけ幸せな時間だった。しかし、そんな時間はすぐに終わる。…そう、ちょうどその時だった。

 

部屋の扉の辺りからドンっと音が響く。

 

「「ッ!?」」

 

…ゆっくりとバンドラとハンコックが音の聞こえた方に顔を向ける。そこには…。

 

「…なにしてんの?」

 

満面の笑みのレイジュが立っていた。

ホテルの壁に軽く穴が空いている。そりゃあそうだ。ジェルマの戦士なのだから簡単なことである。

 

「え、えっと…妾、髪…直してくる…。」

 

流石のハンコックもその圧に蹴落とされたのか、それとも見られた恥ずかしさか、しおらしくそれだけ言うとそそくさと部屋から出ていた。バンドラも出ようとするが、笑顔で近づいてくるレイジュによってその扉は塞がれてしまった。

 

「あ、あの…レイジュさん…?」

 

「…良いわよ?どこアナタイチャイチャしようと。私は別にアナタに一目惚れしただけだし。アナタと会えなくて寂しかっただけだし。」

 

「め、目が笑ってない。」

 

バンドラとしてもそこそこの…恐怖を感じていた。後ろにたじろぐバンドラに笑顔のレイジュが馬乗りになる。

 

「ふふふ。初めて会った男が貴方で良かった。初めて好きになった男が貴方で良かった…だから、一緒にいましょう?良いわよね?別にまだ他の子と愛し合ってるだけで…子どもも産んでないのだから。」

 

…ヤマトやロビンのことを言えばそれこそバンドラの命が終わる。その不敵な笑みがバンドラの背筋を撫ぜる。ふっとバンドラの頬に添えられるレイジュの手。

 

「ねえ?…せめて、私だけを見てほしい。それとも、重いのは嫌なの?」

 

「れ、レイジュさん?」

 

「ダメ?感情もなかった兵器の私が好きになったのよ?初恋なのよ。…ダメなの?…そう。」

 

そう言ってレイジュはゆっくりとバンドラの唇を奪った。貪るように長く長く、その手や唇を離さないかのように長い接吻をしていた。レイジュがうっとりとした顔でバンドラの顔を見る。

 

「…可愛い♡…これでもね。優しくしてあげてるの。だって、本当は今すぐ、アナタを監禁したいし、ヤりたいし、悪い女は消し去りたい。アナタは私の全て。アナタがいれば全ていらない。…いえ、嘘ね。…流石に家族や仲間は捨てられないわ。それでも二の次だけど。「あ、あの…」だけどね。」

 

元は優しいレイジュだからこそ、家族のことが忘れられない。ヤマトを含めた仲間たちのことも忘れられない。しかし、バンドラという男は違った。

 

「…だってアナタは私にとっての光だもの。我慢できないでしょ?我慢できる?」

 

そう言ってレイジュは自身の服を一つ剥ぎ取った。朝で日も高い時間にもかかわらず、形のわかるような薄い白いTシャツになる。そのままレイジュはバンドラの唇をもう一度奪った。

 

「…怯えないで?大丈夫よ。…私が満足するまで…だから♡」

 

「…れ、レイジュ?」

 

「ダメよ。待たない。」

 

そう言ってムッとした顔になるレイジュ。

バンドラは溜息を吐くとそのレイジュの手をギュッと握った。

 

「…なに?今更何か考えてるの?…離さないわよ?」

 

「違うって。…後ろ。」

 

「後ろって…。」

 

レイジュが後ろを向くとそこには誰もいなかった。

 

「誰もいないじゃ…。」

 

…口から出ようとした言葉はバンドラの唇に塞がれる。レイジュは少しびっくりして目を開けるも、目を閉じてそれを受け入れた。舌を入れて絡め合う二人。

 

「…あら、貴方もその気じゃない。」

 

「別に。朝だからやめてほしいってのはあるけど。」

 

「や〜だ。やめないもんっ。」

 

口ではそういうものの、先ほどとは打って変わって、少女らしい笑みを浮かべていた。バンドラはレイジュの頭を優しく撫でる。…溜息を少し吐きながら。

 

「…これで満足してくれ。」

 

「…本当はやだけど邪魔が入りそうだしね。…後でゆっくりと吸い尽くしてあげるから。」

 

そう言ってウィンクするレイジュ。そのまま消えていくレイジュの背を見てバンドラはふぅ…と溜息を吐きながら、タバコに火をつけた。




ヤンデレってあってる?これ、なに?

ハンコックは二人っきりの時は甘えてきます。レイジュは怖いですが優しいです。ウタ、ヤマトはどこでも甘えます。節度は弁えません。ロビン、モネは節度は守ります。ナミさんはまだ考え中。

それでは。

エニエスロビー編後のイチャイチャ(最終)

  • ヤマト
  • ウタ
  • モネ
  • レイジュ
  • ハンコック
  • ビビ
  • ナミ
  • ロビン
  • カリファ
  • アイン
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