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「…何の用ですか。ガープさん。」
…電伝虫越しにバンドラが静かに口を開く。
その向こうには海軍の英雄と言われた男、海軍中将モンキー・D・ガープだった。
『センゴクが胃を痛めておってな。…全部お主のせいじゃが。まぁ、儂ゃスカッとしたのじゃが。世界政府に宣戦布告する七武海とは、心底可笑しいもんじゃっ!!ガッハッハッ!!』
陽気な…そして、豪快な笑い声はまだまだ衰えていない。バンドラはフッと笑い、話を進める。
「…ウタが奪われたので。それに俺ァ、ロビンとも無関係じゃありませんし。つまり、まぁ…乗りかかった船ですわ。」
『ウタ…。赤髪の娘か。何故、世界政府が狙う必要があった?』
「それに関して不可解なことが一つ。…彼らにはウタを殺す気は無かったように思えます。というより、長官スパンダムの暴走もあり得るかと。」
引っ掛かっているのはカリファがやたらめったらに『ウタのことについては知らない』と言っていたこと。そして、これはバンドラの憶測ではあるが、あの出世命のスパンダムがただ赤髪の娘というだけでウタを狙うだろうか。
『…まぁ、いずれにせよ。歌姫に何かがあるのは間違いないようじゃ。…お前の前で言うのはなんだが、エレジアの一件もあるしの。』
「それは…赤髪海賊団がエレジアを襲撃した一件でしょう。ウタはその被害者ですよ。」
…バンドラの顔はとても険しかった。
嘘でも、シャンクスのせいに、赤髪海賊団のせいにするのは心が痛む。
「…ガープさんやセンゴクさん、ゼファー先生はご存知かと思いますが、ウタはシャンクスの娘という事実は世間には出てません。よって、世界政府もその繋がりに感づいているものを除けば、ウタを狙う理由は…俺です。」
『…今回の件でお前と歌姫の繋がりは明確化されたしのう。…ルフィ達のエニエスロビー陥落の件でこの話は崩れるが。』
「俺のことを狙った奴が誰か、そして、スパンダムにそれを告げたやつが誰か。」
…しばしの沈黙が訪れる。
天帝バンドラの伝説は天竜人殺害を含め、政府周知のもの。神をも恐れぬ者として政府サイドからも不可侵の対象とされているにも関わらず、CP9のスパンダムはバンドラへと襲撃をかけてきた。
…バンドラはそれを知らないが、海賊たるアーロンがいた事によって、少なからずともスパンダムが何者かの傀儡となり、CP9の面々は知らないうちに利用されていた事実は変わらない。…恐らくは、海賊。
「…胸騒ぎがしますね。…何か、大きな何かが変わるような。」
『…そうじゃな。あ、そうじゃ。』
「…?」
…バンドラは首を傾げる。
次に聞こえた言葉に口が塞がらなくなるのがわからずに。
『儂、そっち行くから。』
「…は?」
…その直後、電伝虫からは通話の途切れたツー…ツー…という音が響いた。電伝虫の受話器を置き、呆然とした様子で前を見るバンドラ。
…ガープが来るのは嵐がやってくるのと同義。
その無茶苦茶さを知っているバンドラは深く深くため息をついていた。そんなバンドラの首に腕が回される。しなやかで細い腕と背中に当たる柔らかな感触。バンドラはふっと笑うと後ろを見た。
「どうしたのかな?王女様?」
「バンドラさん、少し疲れておいでだから。お飲み物、持ってきますか?」
バンドラが後ろを振り向くと、首を傾げるビビの姿があった。不思議そうにバンドラを見る彼女の頭をバンドラはポンポンと撫でる。ビビはその少しの衝撃に目を少し瞑るもすぐに開け、また不思議そうにバンドラを見ていた。
「馬鹿言え、王女様にお茶汲みさせられるかよ。」
「ええー。今はバンドラさんが私の船長ですよ?せめて、入れさせてください。」
ぷくーっと頬を膨らませてそう言うビビ。
バンドラはふっと微笑み、いーやと歯を見せて笑い、ビビの頭をわしゃわしゃと撫でた。アラバスタの王女にこんなことしているとコブラやイガラムは如何にバンドラとは言え、激怒しそうではある。
わーとビビは声を上げながら、まるで子どものようにきゃっきゃっと笑っていた。
「俺はただの看板さ。別に慕わなくてもいいし、気を使わなくてもいい。俺はお前らが楽しく生きて、俺と居て良かったと言って貰えればそれでいい。…まぁ、上がちゃんとしねえ組織はすぐ潰れちまうんだがな。」
「…そうですね。国も一緒…ですから。」
にっと笑うビビ。
…この16の少女の肩にはバンドラでも背負い切れないほどのものが乗っている。アラバスタの人の想い、国の行く末…。
「…その。なんだ。…何かしてえことがあってきたのか?」
「え?」
「してえこと…して欲しいこととか…。」
…ビビとウタを重ねるバンドラ。形は違えど現在は同じく国の姫なのである。だからか、ウタが9の時からずっと一緒に居たからか、ビビの天真爛漫さがバンドラには懐かしく思えた。…まぁ、バンドラにとって今でもウタは我儘娘みたいなものだが。
それ故にバンドラはビビに少し甘くなっている。頬をかきながら、そう言うバンドラにビビは口元を手で覆い、くすくすと笑っていた。
「…なんだよ。」
ジトーとした目でビビを見るバンドラ。
…ため息を吐きながら、ゆっくりと立ち上がる。今朝のアレで少し疲れていたのだ。ベッドに行こうとするバンドラへビビは後ろから飛びつく。
「うわっ!?…なんだぁ?」
「…ありがとうございます。」
「え?」
ビビは優しい声で微笑みながらそう言った。
バンドラは虚をつかれたように口をポカリと開けていた。
「…メリーとの別れ。私とは少ない時間だったけどこの目で見れた。だから、ここまで運んでくれた貴方に感謝してるんです。」
「…まぁ、強引にだけどな。」
「ふふ。」
彼女の浮かべる笑みは太陽のように光り輝いていた。バンドラはその顔を見て息を呑む。…歯を見せてニヤリと笑うと。
「よぉっと!!」
「きゃあっ!?」
バンドラはビビを抱き上げ、ベッドへと入った。ビビは顔を少し赤くして、バンドラを睨む。
「な、何するんですかっ!?」
「せっかく来たんだ。少し寝ていけ。」
にししと笑うバンドラの胸をポカポカと叩くビビ。ムーッと頬を膨らませて、睨むその様子にバンドラは子どものように笑いながら、彼女の頭をぽんぽんと叩く。
しかし、直後。
ビビはバンドラの頬に手をかけ、バンドラの唇を奪った。バンドラは目を開け、驚くもすぐに順応する。目を閉じ、それを受け入れた。口元からどちらのものかはわからないが、吐息が漏れていた。
「…意外とおませさんなんだな?ビビ。」
「…エッチなのはダメです。」
じとっと睨むビビへバンドラもあぁと笑いながら、ビビの顎を上げた。ビビが目を閉じ、それを待つ。…いわゆる、キス待ち顔というやつであった。バンドラは彼女の唇へ軽く唇で触れる。
「こんなもんでいいかい?」
「やだ。」
「はいはい。」
不満そうに頬を膨らませるビビ。バンドラは呆れるように笑うと、意外と我儘なビビとの三度目のキスをする。ビビの舌がバンドラの口の中へと侵入してくる。お互いの舌を絡め合い、お互いの身体をぎゅっと抱きしめた。ビビのまだ成長途中だろう乳房がバンドラの硬い胸板に潰れる。
「…好きです。バンドラさん。」
「嬉しいねえ。」
「続きしましょ?」
…休憩が休憩にならない。
まるで耳を撫でるようなそんな声にバンドラははいはいと笑いながら、ビビの抱き着きが強くなるのを感じ、その唇をただ受け入れる。それだけだった。
えっちいのではないです。はい。
次はモネ→ナミ→ロビン→ヤマトかなと。ハンコックみたいに二話続きで誰か書いてもいいけどね。
それでは。
エニエスロビー編後のイチャイチャ(最終)
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ヤマト
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ウタ
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モネ
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レイジュ
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ハンコック
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ビビ
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ナミ
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ロビン
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カリファ
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アイン