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「ある戦争の絶えない島に例え島に住む人間が砲弾の降り注ぐ戦争を始めようが、島中の人間が死に町が死に廃墟と化そうが…ものともせずに立ち続ける巨大な樹。何が起きても倒れねェ、人はまたその樹に寄り添い町を…国を作る。…世界にたった数本。その最強の樹の名前は“宝樹アダム”」
「…木が…なんだ?」
フランキーの言葉にチョッパーが首を傾げる。そりゃそうだ。麦わらの一味からしたら、急に木の話をされているのだから。フランキーは続ける。
「その木の一部がごく稀に裏のルートで売りに出されることがある。俺ァそいつが欲しいんだが、二億近くもするって代物、手を出せずにいた。…と、そこへ現れたのが大金を抱えた海賊…お前らだ。」
「てんめぇッ!!そんなもん、買いやがったんじゃねぇだろうなッ!?」
サンジが怒りで眼差しを鋭くさせ、フランキーを睨む。フランキーも話を聞けとそのサンジを諌めた。
「…俺は昔、もう二度と船は造らねえと決めたことがある。だが、やはり目標とする人に追いつきたくて、気がつきゃ船の図面を書いてた。…俺の夢はッ!!その宝樹でもう一度だけッ!!どんな海でも乗り越えていく夢の船を造り上げることなんだッ!!宝樹は手に入れた、図面ももうある…これからその船を造るッ!!だから、完成したらお前らその船に乗っていってくれッ!!」
…その言葉は麦わらの一味には願っても無い言葉だった。一味はその言葉に沸き立つ。フランキーは恩師たるトムの姿を頭に浮かべて、しみじみとしていた。
…直後だった。
ガレーラの宿舎の壁に突如として轟音と共に大穴が空いた。その方角をその場にいた一同は向く。
そこには筋骨隆々、犬のマスクを被った海兵が立っていた。
「お前らか…麦わらの一味とは。モンキー・D・ルフィに会わせたい男たちが居るんじゃが…。」
「…なんとも、豪快なご登場で。」
バンドラはナミを自分の方へと寄せると苦々しい顔でそう言った。犬マスクの海兵は寝ているルフィを見つけると…。
「起きんかァァァッ!!」
この頭にゲンコツ一つ。
ルフィは地面に飛ばされ転がると、頭を抱えてもがき苦しんだ。
「…あれは。」
「モンキー・D・ガープ。…海軍の英雄さ。」
犬マスクの海兵はマスクを取り、にっと笑う。
「久しぶりじゃのう。バンドラ。それとルフィ、お前…儂に謝らにゃならんことがあるんじゃないか?」
「…ッ!?」
流石に名の知れた海兵。
その場にいた全員が騒然とする。ただ一人、バンドラを除いては。バンドラはふぅ…とため息を吐く。
「おい、ルフィッ!!本当にお前のじいちゃんかッ!?」
「あぁ、そうだ…!!お前ら、絶対手ェ出すなよ…殺されるぞッ!?俺は昔、じいちゃんに何度も殺されかけたんだ…!!」
「…実の孫にもおんなじことしてたのか…。」
バンドラはため息を吐きながら頭を抱える。
海軍にバンドラがいた時、一番、度の過ぎたことをしていたのはガープだった。確かにゼファーだって若造相手に手加減せず、厳しくも優しく躾けてくれたが、ガープのそれは違いすぎた。良くも悪くも加減ができないのである。
…数時間後。
ルフィたちのゴタゴタを遠くから見るバンドラ。あの後、ガープの連れてきた二人、コビーとヘルメッポとの会話を邪魔するのは邪推だとガープが連れ出したのである。…無論、二人っきりで。
「…しかし、お前が女と一緒にいるなど聞いた時は驚いた。まだ、
先程の豪快愉快さは何処へやら。
ガレーラの宿舎の近くではあるものの、バンドラは酒を注ぎ、ガープへと渡す。その向こうではルフィとコビーたちが積もる話を山ほどしていた。
「壁、直さなくていいんで?」
「もう当に直したわ。」
「そうですか。」
…ふっと笑うバンドラの顔は少し悲しげであった。それを見逃すガープでは無い。腐っても英雄なのである。
「…この後はどうする気じゃ?」
「約束したんで。デートですかね?」
「…それで、お前の心は安らぐというのか?」
ガープが厳しい目を向ける。
チャポンっと波うつ盃にバンドラの顔が映った。その顔はまるで能面。何の感情もないように見えた。
「…少なくとも楽しいですよ。ウタやハンコックを揶揄うのも、ヤマトやモネと戯れ合うのも…ロビンやナミを思い出すのも。…皆んな、俺を
「…あの日、マリージョアでお前は、自身の母親と名乗る奴隷に出会った。それ以来、女は彼女のことを思い出すものとばかり…。」
「親父は白ひげただ一人。…母親など居ませんよ。だって…死んだじゃないですか。」
淡々と紡がれるその言葉にガープは息を呑んだ。バンドラに実の父も母もいない。何せ、幼子一人置いて別島に行った挙句、天竜人に奴隷として買われたのだから。
幼き15の少年の脳では整理しきれなかったろう。
それがバンドラにおける最大の絶望だった。胃の中のものがあの日、空っぽになった時は虚しさが、枯れ果てた涙は喪失感を物語っていた。
————その日まで居ないと思っていた母親が目の前で射殺されたのだから。
「…すまんな。儂があんなクズのところに連れて行ったから。」
「いやいや。貴方のせいじゃないですよ。…なまじ実力があった俺のせいですから。」
微笑みながらそう言うバンドラに張り詰めたガープの顔が少しふっと和らぐ。
「…自分で言うな。」
「イテッ。」
…そのまま頭に拳が落とされたバンドラはそこを押さえてガープを睨んでいたが。
「…バンドラよ。お前は海の皇帝になろうとしているのか?」
「それで守れるものが守れるなら。皮肉ですね。立場じゃ何もならないから海軍を抜けたのに、また立場に縋ろうとしてる。…あの日の火傷がジュクジュクと疼くんですよ。時折。」
そう言ってバンドラは着物を脱いだ。
その背には龍の刺青があるものの、その龍が覆う形で火傷の痕が生々しく残っていた。
「今のところ、俺の仲間にゃ気づかれちゃいませんがね。」
「…サカズキか。あいつも無茶しよる。」
「その時ゃ俺もまだ食ったばっかだったんで。まともに使えなかったのもあるんですけど。…でも、もう負けない。俺が倒れたら、ウタの…ヤマトの夢を叶えることができない。ルフィの…ナミの…ロビンの夢の果てを見ることができない。」
そう言って立ち上がるバンドラ。
狂骨を肩に預け、ガープに向かって歯を見せてにっと笑う。
「俺、こう見えてしぶといんで。…それにあんだけの女に好きだの離れたくないだの言われたら…死ぬにも死ねねえでしょうよ。それじゃ。」
そう言ってバンドラはガープの元から離れて行った。ガープはバンドラから貰った杯を一気に煽る。
「…お前もまたあの子らに依存しとるっちゅうことか。」
「ガープ中将っ!!」
ガープはコビーの声に盃を地面へと置く。
そのままコビーの元へと歩み寄って行った。
…ウォーターセブン近海。
「ゼハハハッ!!海軍に良い手土産が出来た。」
…そう言い、笑うは悪き影。
自身の異名通りの髭はそこまで立派ではなく、チェリーパイをかぶりつく様はまさに豪快そのもの。
「ウィーハッハッハッ!!船長、エースを連れてくだけで終わるんで?」
「あ?馬鹿言え、バージェス。これを逃せば、ワザワザも
黒ひげ海賊団…船長、黒ひげことマーシャル・D・ティーチは船員ジーザス・バージェスへとそう答えた。その言葉に、バージェス他黒ひげ海賊団の面々はニヤリと笑う。
「欲しいもんは全部奪い取る。それが海賊のやり方だろう?ヤミヤミも手に入れたッ!!次はエースを手土産にインペルダウンのレベル6の囚人を仲間にする。ついでに死にかけの親父のグラグラも手に入れてやろうか。」
「…ティーチ船長。ワザワザが手に入れば良いのでは?」
「ゼハハハッ!!保険だ、保険。バンドラとか言う大化け物よりも死にかけの化け物の方がやりやすいだろうが。後はバンドラが戻り、主力勢が居なくなったタイミングでエレジアを叩くッ!!一石二鳥ってやつだッ!!ゼハハハハッ!!」
ガブリとパイにかぶりつく様はまさにカバのよう。
ティーチは大きな声で下品に笑う。その声に黒ひげ海賊団の面々もゲラゲラと笑っていた。…ただ一人、血だらけの火拳を抜いて。
不穏だねえ。
バンドラにとってはもう怒髪天を衝くどころの騒ぎじゃないからね。これが成功したら。
…の前に、残りのナミさん、ロビンちゃん、ヤマトぼっちゃまを終わらせます。やる気ないって言ったのに結局やるという…w頂上戦争始まったら暫くは書けないからな。ハンコックぐらいしか。ヤマト、スムージー、ウタもいけるか。それでは。
エニエスロビー編後のイチャイチャ(最終)
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ヤマト
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ウタ
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モネ
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レイジュ
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ハンコック
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ビビ
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ナミ
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ロビン
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カリファ
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アイン