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ナミさん、素敵だ。
「〜♪」
ご機嫌な鼻歌が響く。
能力者としてバンドラはそれを見るのは縁遠いと思っていた。
「じゃーんっ!!どうどう?可愛いっ!?」
たわわに実ったそれがぶるんっと震える。普通の服ではないためか、布地が少なくても気にはならない。太陽のような笑顔の彼女はバンドラへとギュッと抱きつく。
「ナミさーんっ!?素敵だぁぁ…!!」
サンジに至っては鼻から血が止まっていない。ナミはそんなサンジに関して、投げキッスを返した。まさに魔性の女とは彼女のことを言うのだろうか。バンドラはそんなナミの頭にポンっと手を置く。
「あぁ。すっげえ可愛い。」
「〜っ!!ありがとっ。ほら、行きましょう。」
バンドラが微笑み、そう言う。ナミはニンマリと笑うとバンドラの手を引っ張る形でプールへと連れて行った。
「しかし、良いのか?俺は水には浸かれねえぞ。」
そう、溜まっている水には悪魔の実の能力者は浸かれない。風呂にも浸かれないはずだが、バンドラやハンコックほどになると、まぁ力が抜ける程度なのだろう。別に本人たちは気にしたことはない…とか。
「いーのっ!!一緒にいる事が大事なんだからっ。」
「んががが。偉く懐いてるじゃないか。」
…水着と海パンの男女。しかも、片胸が潰れるほどナミはバンドラへと引っ付いている。それを年長者たるココロが笑いながら、酒を飲む。流石のバンドラも少し、顔が赤くなっていた。
「ええっ。…だって私の王子様だもん。」
「王子様?」
「何度も何度も助けてくれたしっ。ねー?」
ナミの抱きつく力が更に強くなる。笑顔でそう聞くナミにバンドラは息を吐くと、あぁと答えた。優しくナミの頭を無骨で大きな掌で撫でる。
ナミとバンドラはプールまで歩くとプールサイドに腰を下ろす。ナミが足を動かすと、ちゃぷちゃぷとプールの水が鳴っていた。それでもなお、ナミはバンドラの元から離れない。
「泳がないのか?」
「んー?だって、私一人の時なんて滅多にないからね〜。ちょっとでも一緒に居たいじゃない?やっと会えたんだし。」
「そうか。」
にっと笑うナミにバンドラは微笑みながら、優しく撫でる。麦わらの一味の中では比較的大人びて見えるナミだが、バンドラから見たら、18のまだ子ども。ナミとしてもずっと探し求めてきたバンドラと一緒の時間。ただでさえ、(女関係で)多忙なバンドラと一緒にいる時間など少ないのにとバンドラの手に重なるように手を握った。
「ありがとう。ベルメールさんを助けてくれて。」
「…急にどうした?」
「ん?そういえば、言ってたかなぁって。お礼は何度言っても良いもんでしょ?」
悪戯に笑うナミ。
…その泥棒猫の笑みは何かを企んでいるとしかバンドラには見えなかった。バンドラははぁ…とため息を吐くとナミの方を向く。
「…何が欲しい?」
「やった!!えっとね、欲しいバッグがあって…!!」
「結局金かよ。」
「あうっ。」
トンッとナミの額を指で弾くバンドラ。ナミはそこを手で押さえるとえへへとまるで悪戯のバレた子供のように取り繕うように笑っていた。
「でも、バンドラさんと会えて嬉しいのはホントよ?」
「そういや、お前、俺のこと探してたんだろ?あぶねえ橋渡って。」
「そりゃね。」
バンドラの心配をよそにナミは舌を出して笑う。確かに普通の女海賊よりは強いだろう。しかし、ロビンのように能力者でもなく、ビビたちのように強い自分が一緒にいるわけではない。…ナミのことが少しバンドラは心配なのだ。
「私さ。バンドラさんと一緒に行くつもりだったんだ。」
「…俺と?」
自分でもびっくりするほど間抜けな声が出たバンドラ。ナミはその驚きようにクスクスと笑うとうんっとコックリと頷いた。
「…バンドラさん、言ったでしょ?『いつか世界地図が出来たら見せてくれ』って。」
「あぁ。確かに言ったが。」
「だったら、一緒にいた方が効率的でしょ?…でも、貴方に会う前にアイツらに会っちゃった。」
ナミは遠く…青々と広がる空を見てそう言った。
バンドラはその顔に見覚えがあった。その顔はまるでビビが国の話をする時のような、まるでレイジュがサンジの話をするような…そんな優しげな笑みだった。
「アイツら、馬鹿でさ。私がいなきゃダメなのよ。海も渡れないし、すぐ死んじゃう。だから、バンドラさんと行くのは諦めた。」
足を伸ばして、ため息を吐くナミ。
「あーあ、あの時着いてきゃよかったなぁ。」
「…どうしてそこまで?」
バンドラは微笑みながらそう聞く。
その言葉にナミは呆けたように口を開けると、ポッと顔を赤らめた。ナミは顔に少し熱さを感じる。腕で口元を隠して、下を向くナミ。
「わ、わかんない。…だけど、なんかバンドラさんといると可笑しいのよ。」
「…あっそ。」
…先程の子どものような天真爛漫さは何処へやら。しおらしくなったナミにバンドラはふっと笑うとその頭を優しく撫でた。
「ねぇ。バンドラさんはロビンとどういう関係?」
「どういうって…男女の関係?」
「…そういうの、あんまり言わない方がいいわよ。」
小首を傾げて悪びれもなくそう言うバンドラにナミがジト目で返した。そうかと笑うバンドラの顔をナミがぼーっと見る。
…何故か、そう、何故かバンドラの口から他の女の名前が出ると胸がちくりと痛むのだ。
最初の頃はベルメールと結婚させるために探していたと言うのに。あの約束をしてからバンドラという男に対する感情が少し変わっていくのを感じる。…ナミもこんなに自分がちょろいとは思ってなかった。
「…ギュってして良い?」
「あ?何をいきなり。」
「したい気分なの。」
バンドラの答えを聞かず、ナミはその身体を前からギュッと抱きつく。別にロビンのことが嫌いなわけではない。ただあの時、あんなに熱烈にキスをした二人を見て、自分も感じたことのない気持ちになった。
子どもながらの独占欲と、ナミとしての寂しさが入り混じり、変な感情が生まれていた。ナミはバンドラの首に手をかけると…そのまま唇をバンドラへつける。
「…っ!?」
目を閉じて何かを確かめるようにキスをするナミ。バンドラは最初こそ驚いたものの、ナミの腰に手を当てて落ちないようにキープしていた。最初にしてはじっくりと…長くキスをする。
「ぷはっ…。」
「…お前、初めてじゃ…。」
そう聞くバンドラにナミは少し機嫌の悪いようにぷくりと頬を膨らまして、バンドラを睨んだ。
「しょうがないじゃない。あんなの見せられたら…。」
そこまで言ってナミの顔が真っ赤に染まる。トマトのように真っ赤に染まったナミの顔。その暑さ故か、パタパタと手で顔を扇いでいた。…ナミの唇にはまだほのかにその感触が残っている。バンドラはそんな彼女の顎に手を当てる。
「…したくなった…ってか?」
ニヤリと笑うバンドラへナミは無言で頷く。なおも真っ赤な顔から熱が引く気配はない。海パンと水着姿の男女がこんなことをしている。…そんな世間体など二人には関係ないほど、二人の世界に入り込んでいた。
ナミがギュッと目を紡ぐ。
無言でもう一回しろ、そう言っているのだ。バンドラはそれに応えるように唇を重ねる。ナミはバンドラの首に手を回した。
唇を離した二人の間に透明な橋がかかる。
「偉く積極的だな?」
「だって、いつまで経っても子ども扱いするんだもん。」
「あっそ。…てか、そろそろ離してくれません?」
「何でよ?…あ。」
…そこでようやく気がついた。
興味なさそうに見るゾロとルフィに、ニヤニヤとした顔で見るココロに、そして…死にかけ…いや、最早、灰色になって死んでいるサンジとそれを介抱するチョッパー。そして、不敵な笑みを浮かべるロビンに。
バンドラがナミの方を見るとナミの顔が真っ赤に染まり、ぷるぷると震えているのがわかった。
「おーい、見世物じゃねえぞ〜。な?」
「う…うぅ…。」
もはや何も言えないくらい、ナミの胸には恥ずかしさしかなかった。バンドラは彼女の頭を優しく撫でながら、ふっと笑うと…彼女の額にキスをした。
「ふみゃっ!?」
変な声を出して、プールに落ちそうになるナミ。バンドラはニヤニヤと笑いながら、その身体を抱き支える。…このまま終われば幸せだったろう。バンドラの肩に置かれた手に気づくまでは。
「…バ・ン・ド・ラ・さ・ん?」
「ろ、ロビンさん?どうした?そんな顔して。」
ロビンの浮かべる笑みには大分と圧があった。…凄みと言っていい。バンドラがナミをプールサイドに置くのを見ると、ロビンがその手をギュッと握る。
「…ちょっとこっち来て下さる?お話ししましょ?」
「え?あ、はい。」
…断ったら何されるかわかったものではない。そんな恐怖がバンドラの頭の中によぎる。バンドラはロビンに連れられる形で宿舎の中へと帰っていった。
「…え、あっ…。」
名残惜しそうにナミが手を上げる。
…ナミの心には何故か喪失感が残っていた。
知らず知らずのうちに好きになってた組にナミさんがランクインしました。まぁ、ナミさんに関してはバンドラが悪いのです。…天帝海賊団航海士ナミになることもあったのかもしれないですな。
次回はロビンちゃん。…がんばろ。
では。
エニエスロビー編後のイチャイチャ(最終)
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ヤマト
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ウタ
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モネ
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レイジュ
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ハンコック
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ビビ
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ナミ
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ロビン
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カリファ
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アイン