燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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予定を変更。


第194話

…七武海会合。

大きな卓の周りに椅子が設けられ、バンドラ達も入れて4人の強豪がそこには居た。バンドラたちは椅子に座ろうと歩き出す。ふと横を見れば鷹の目のミホークが目を閉じて足を組んで座っていた。バンドラはニヤリと笑う。

 

「…おや、鷹の目が出席とは珍しい。」

 

「その言葉、そっくりそのまま返そう。女と戯れるばかりでこちらに顔を出していないではないか。」

 

ギロリと睨む鷹の目は鋭くバンドラへ突き刺さる。その二人の間にハンコックがムッと口を窄み、入る。

 

「何を言う、鷹の目。天帝にはお主と違ってエレジアの運営があるではないか。こんなふざけた会議に出とる暇などないのじゃ。」

 

「…えらく肩を持つな。九蛇と天帝の同盟は本当だったか。」

 

そう返すのはバーソロミュー・くま。無機質な声は淡々と会場に響き渡っている。

 

「…そういや、ゲッコー・モリアは今回出てねえのか?」

 

話をずらすようにバンドラはそう言った。

気まぐれな七武海が一部に集まるなど、滅多にないこと。しかし、ここまで集まっているので気にはなっているのだ。

 

「モリアのところには今話題の麦わらが行っている。それ故に今回の会合には参加しない。まぁ、無くても参加はしなかったとは思うが。」

 

「ジンベエも来てねえな。まぁ、興味がないとかそんなところか?」

 

「…恐らくは。」

 

そう言ってバンドラを見るくま。バンドラは狂骨を横に置き、足を組み、座る。その横にハンコックも凛とした態度で座っていた。机の下ではバンドラの手をぎゅっと握っていたが。

 

「…集まっていたか、海の屑ども。」

 

「よぉ。センゴクさん。…今回は如何様で?」

 

その室内に入ってきたのは元帥センゴクと中将であるお鶴だった。バンドラは古巣ということもあり、気さくに話しかける。しかし、センゴクはキッと厳格な眼差しをバンドラへと向けた。

 

「…もう知っておろうに。新しく七武海入りをする海賊についてだ。バンドラ、貴様に来てもらったのは…かの者が元白ひげ海賊団の船員だった男だからだ。」

 

「なるほど。それで交流のある俺を呼んだと。まぁ、ティーチの野郎のことはまともに知っちゃいねえけどよ。アイツは虎視眈々と狙ってたんだ。この機会を。」

 

深みのある笑みで低い声でそう言うバンドラ。ハンコックを含めた周りの人間に妙な緊張感が走る。

 

「…というと?」

 

「前にガキが一人、俺の船に訪ねてきた。ガキつってもお前らもよく知ってるやつだ。」

 

「…誰だ、その人物は。」

 

「……火拳のエース。」

 

ニヤリと笑いそう言うバンドラ。それを見てセンゴクの額からたらりと汗が垂れる。

 

…火拳のエース。まだセンゴクは彼の父親の所在を知らないが、彼もまた白ひげ、エドワード・ニューゲートの乗組員…いや、二番隊隊長を任されていた。

 

「…おい、バンドラ。貴様、バナロで火拳と黒ひげの衝突があったことを…知っていたのか…?」

 

「なんの話ですか。センゴクさん。…でも、エースとティーチが戦ったんなら…エースは負けたんだろうな。残念ながら。」

 

バンドラのその言葉にセンゴクは息を呑んだ。

 

「…何故、そう思う。」

 

「…いや、ただの勘だが。エースほどの男とはティーチは戦うのを避けるはずだからな。勝てるほどの何かがあった…或いは、負けることも考慮して戦いを挑んだ…と考えるのが普通だ。そうだろ?」

 

「…そうだろと言われても、そのティーチという人物を我々は知らぬぞ。」

 

センゴクのその言葉にバンドラはあっ…と口をぽかんと開けた。頭の後ろに手をやり、あはは…と笑うバンドラにミホークやくま以外の全員がジトーとした目を向ける。

 

「まぁ、七武海になる方法は二つ。実力が評価されるか、野放しにしてはおけないか…だ。俺はどっちかというと後者だろう。そして、実力を分かりやすく示す方法が一つある。…名のある海賊を海軍本部に渡せば良い。」

 

「黒ひげは何を企んでいるんだッ!?」

 

「さぁね。」

 

そう言って笑うバンドラにセンゴクは睨みの目を向ける。これ以降はバンドラとて予期することのできないところまであった。何故、四校とも呼ばれる白ひげがただの…七武海を蹴った程度の青年を自身の仲間…しかも、幹部職を与えたのか。何故、黒ひげは仲間を殺したのか…。

 

「思い詰めた顔をしてどうした?」

 

そんなバンドラの様子をハンコックが覗き込むように見る。ハンコックは小首を傾げ、にっこりと笑っていた。バンドラはふっと笑うとそのハンコックの頭にポンっと手を置く。その瞬間、ボフッとハンコックの顔が赤くなった。

 

「にゃにゃにゃにゃ…にゃにをしゅるっ!?」

 

「ヒヤハハ。…いやなに、柄にもなく頭を使いすぎてな。七武海の動員は勝手にしてください。」

 

真っ赤になった顔のハンコックを胸に抱き、バンドラはセンゴクに振り向く。センゴクは頭を押さえ、ため息をついていた。…バンドラはでも、と話を付け加える。

 

「…俺の意志は変わりません。何があろうと俺の仲間に危害が加われば…七武海の地位を蹴ってでも誰が相手でも刀を振るいますんで。では。」

 

低い声でセンゴクにバンドラが放つのは絶対零度の笑み。そのままハンコックを引っ張るようにバンドラはその場を出て行こうとする。

 

「…待てっ。」

 

そう言い放つのは仏のセンゴクだった。その猛々しい声にバンドラは足を止める。

 

「バンドラ、貴様は麦わらのルフィを知っているか。」

 

「…ええ。」

 

「現在、奴らはスリラーバークに居る。スリラーバークは知っての通り、ゲッコー・モリアの領地だ。この会議での…いや、元々、穴を埋めるため、人員補強の旨、知らせて来い。せめてそれぐらいの仕事はしろ。バンドラ。」

 

顔色ひとつ変えず、センゴクはそう言った。バンドラはそのセンゴクに目もくれず、そのままその場を立ち去る。

 

「…良いのか?父親、みたいなものなんじゃろ?」

 

「…。」

 

小さな声でそう聞くハンコックにもバンドラは答えない。何故か…ただ、何故か、早くエレジアに帰らなければという不安がバンドラの頭によぎるのだ。…そして、それは。

 

「ハァ…ハァ…ハァ…!!七武海、バンドラ様ッ!!」

 

…一人のただの海兵が持つ電伝虫によって告げられる

 

「アラバスタ王国より伝令。ビビ王女からの電伝虫ですッ。」

 

「…ビビから…?助かる。」

 

何があったと胸に秘めつつ、バンドラはその電伝虫の受話器を取った。

 

「何があっ…『大変だよッ!!バンドラッ!!』…ヤマト?」

 

受話器から聞こえるのは血相を変えた様子のヤマトの声だった。口早に紡がれる言葉にバンドラの顔からさっと血の気が引く。

 

『エレジアがッ!!みんながッ!!』

 

「…待て、落ち着け。何が…。」

 

『エレジアが襲われたんだッ!!スムージーもカタクリもキングも行くには時間がかかるってッ!!今、残ってるみんなが抑えてるけど…!?』

 

「…もう良い。わかった。」

 

低く紡がれたその言葉にヤマトの声は無くなった。電伝虫を持ってきた海兵に一生忘れることのないほどの恐怖が襲う。恐らくはその事象への怒りと自身への失望か。バンドラの目の奥にはただ闇が広がるのみだった。

 

ハンコックもその異常性に気づいていた。…いや、ハンコックもぷるぷると腕を振るわせ、怒っている。元よりそういった怒りを抑えるのは彼女は得意ではない。

 

「…ありがとう。もう大丈夫だ。

 

そう言ってバンドラとハンコックはマリンフォードを駆け、飛び出していった。




間違えてポケモンの方に出してましたw…申し訳ない。
ということでスリラーバーク編は無しにして、前々から予定していたエレジア戦を決行していくつもりです。それでは。

カリーナについて

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