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カリーナの悪魔の実(割と拮抗してるので、能力者を選んだ方はよろしければこちらへ案をください)
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クリスマスプレゼントです。(2回目)
「チッ!!撃てッ!!」
その言葉と共に千陸が火を吹く。銃弾がバンドラに向かって飛ぶが、それをバンドラが素直に喰らうはずもなく、狂骨の刃で弾いた。
「…効かねえ。」
「チッ…!!『
リストは無くなった左腕の代わりに黒い炭の鉤爪を作る。そのままバンドラに向かっていくが…。
「邪魔だ。」
「グオッ!?」
向かってきたリストの胸を横一文字に狂骨が裂いた。
「チィッ!!『
「…。」
バンドラの身体をヤミヤミの力が引き込む。そのまま胸ぐらをティーチの剛腕が掴む。…が。
「がぁぁぁッ!?力がぁぁ…!?」
絶叫が聞こえたのはティーチの口からだった。ティーチの腕にはバンドラの握る苦無が突き刺さっていた。
「…ワノ国にゃ、海楼石を加工する技術があるんだよ。…ダメだろ?格上を間合いに入れちゃ…。」
悪魔のような笑みでティーチを見るバンドラ。ティーチはバンドラから手を離す…と同時にバンドラはティーチの顔面に拳を入れた。
「ゴブォッ!?」
ティーチはそのままゴム毬のように跳ねて、瓦礫へと突っ込んでいった。
「クソッ!!ティーチ船長ッ!!」
叫ぶバージェス。即座に殺気を見せ、先程のように腕を黒化させ、飛ぶ打撃のエルボーを繰り出す。
「『波動エルボー』ッ!!」
「…大ぶりすぎる。」
それをバンドラは身体を捻って避け、バージェスの身体を蹴り上げた。
「グオエッ!?」
「『
そのまま電撃を纏った足で蹴り上げたバージェスの身体をティーチの方へと蹴り飛ばした。
「チィ…!!『
またもや…いや、もはやわざと吸われているバンドラ。ティーチは尚も自身の力が最強と驕っていた。バンドラの胸ぐらを掴むとそのまま拳を振るうが、それをバンドラは右腕を上げて止めた。
「ッ!?」
ニィッと歯を見せて笑うバンドラ。何が起こるかわからないとオーガーは千陸を構える。バンドラはティーチの掴んでる方の腕に足を絡ませ、へし折る。
「うがぁッ!?」
そのまま海楼石の苦無をもう一つティーチの肩に突き刺し、バンドラは後ろにバク宙して距離を離した。
「…ッ!?」
普段冷静なオーガーも目の前の状況に合点が入っていない。だって相手は能力者でありながら、ほぼ一切能力を使っていないのだから。
「…お返しだ。」
バンドラは弾丸の代わりに手裏剣を取り出し、オーガーへと投げる。オーガーはそれを打ち落とす。
「ッ!?」
「ダメだろ。相手から目を切っちゃ。」
「チッ!!」
オーガーは至近距離で千陸の引き金を引く。
バンドラは黒化した腕で弾丸を弾くとそのままオーガーを発勁を打った。
「ゴフッ…!!」
オーガーの胸部で何かが破裂し、口から血を噴き出す。よろける身体を千陸を使って支えるオーガー。
「…くそ…!!逃げるぞッ!!」
ティーチのその言葉にバージェスやオーガーも首を縦に振る。しかし、バンドラがそれを許すわけがない。狂骨を鞘から引き抜くとそのまま地面を蹴り、ティーチ達を追う。
「逃すわけが…!!」
「船長ティーチッ!!」
その時だった。
リストの叫ぶ声がエレジアの空へと響く。ティーチ達は動きを止めず、リストはバンドラの目の前に立ちはだかった。
「此処は私が止めるッ!!マグロディズマ様に…よろしく頼むッ!!」
「…良いのか。アイツらはそんなこと…「それが…マグロディズマ様の命とあらば…!!」…そうか。」
いつもは野暮なことはしない。
だが、バンドラとて怒髪天を突く勢いだった。リストは敵わないと知りながらバンドラへと向かってサーベルを抜き、向かってくる。
「うぉぉぉぉッ!!」
「…邪魔だ。」
しかし、そんなリストの腹に銀線が描かれる。
「チッ…!!『
リストは口から血を吐きながら、サーベルを地面に落とし、ティーチ達を追うため、背後を見せたバンドラめがけ、炭の鉤爪を作り出す。
地面を蹴り、両方の爪で切り裂くようにと向かうリスト。しかし、それはバンドラには筒抜けだった。
「うぉっ!?」
瞬時にバンドラは後ろへ跳び、それを回避。
そのままリストの背を斜めがけに切り裂いた。
「ガフッ…!!」
「…俺は黒ひげを殺さなきゃいけねえんだよ。テメェみたいな木端に邪魔されてる暇はねえ。」
バンドラは血みどろになりながらも戦うリストに向かって哀れみの目を向けた。リストはそんなバンドラへ怒りの念を向ける。
「…うる…せぇ…。貴様ら…恵まれた者たちは…才を持し者達は…我々…凡人を見下す…。金?地位?名誉?…そんなものよりも…毎日食べられる一粒の米の方が…大事だろうが…!!」
そう言ってリストは立ち上がる。
足はよろよろ。口から血を吐き出し、服は血まみれ。切れ目からは赤い肉が見えるような…そんな状態だった。立っていられるのも不思議な状態である。
「私は…ゴフッ…そんな一粒の…米を貰うために…殺し合うような…そんな生活を強いられてきた…。ガフッ…マグロディズマ様が…誓ってくれた…。我々が…腹一杯毎日…食えるように…と。天上金などという…もののために…赤子が…ミルクを我慢するような…こんな腐った世界を…変えてくれると…!!」
「…それには同感だ。だが、テメェらはひとつ誤算している。」
「…ぁ?」
もはや、リストの声は出ていなかった。バンドラは厳しい眼差しでリストを見る。重々しく開かれる口。
「世の中不条理理不尽ばっかりだ。だからこそ、そんな世界を作るために奮闘するテメェらは…その裏で第二第三のテメェらを作ろうとしてるんだ。…サイクルの中に生きてる以上、誰かが損して誰かが得をする。そんな世界なんだよ。ここは。才を持ったもの?
ふざけんな。…俺はな。大事な守りたいものが多すぎるから強大な力を手に入れたんだ。テメェらはそんなもんに弓引いたんだよ。…だからこそ、天才なんて呼ぶんじゃねえ。俺はテメェらの襲撃から大事なもんを守れなかった愚かもんだ。テメェが諦めたってだけの話に付き合うつもりはない。残念だが。」
そう言ってバンドラは狂骨の刃をリストの首に突きつける。リストはもはや何も言うまいと口を紡いだ。
「…お前が望んだ世界が叶えばいいな。」
最後にバンドラはそう言ってリストの首を叩き切り落とした。
「バンドラッ!!」
「ウタッ!!」
…バンドラは血を拭き、リストの死体を焼却後、エレジア城内でウタの帰りを待っていた。ゴードンの話ではトットムジカの楽譜と共にウタをカリーナが匿っていてくれていたとのことだった。そして、今、走ってきたウタの身体をバンドラが優しく包み込んでいた。ワンワンと泣くウタはまさに幼子のようだった。…当たり前だ。あんな怖い思いをしたのだから。
バンドラはそんなウタの頭を優しく撫でた。
怪我をした4人はまだ眠っている。
バンドラは彼女らが起きるまでただひたすらに自分を責めるだけだった。
一応は幕引きということで。
黒ひげというキャラクターにはまだまだ活躍してもらいます。まぁ、何人の人がご理解していただけるかは謎ですが…。
次話は少し熱烈なものになるかと思われます。ほぼほぼ壊滅したエレジアの行く末。ヒロインはウタかなと思われます。それでは。
カリーナについて
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非能力者
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