燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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年内に200話いけそうね。


第199話

…エレジア城内、大食堂。

真ん中にゴードンを据えて、その近くにウタ、そして、反対側にはアラバスタ王国のコブラ王とビビ、そして、バンドラとヤマト、ハンコックとレイジュ、モネ、カリーナも左右に座っていた。

 

「まずはコブラ王。アラバスタからの遠出、誠に感謝する。」

 

対談はゴードンのその一言から始まった。

 

「いやいや、アラバスタ王国が平和なのはバンドラくんとバンドラくんのお友達のおかげだ。それにビビにも外の世界をよりよく、そして、外交、王女としての知識を蓄える手助けをしてくれている。これで私がエレジアに来るだけでいいのならお安い御用だ。」

 

そう言って柔和に笑うその笑みはクシャクシャな皺だらけなものだった。ゴードンもその一言でふっと柔らかな笑みを浮かべる。

 

「…しかし。」

 

そう言って顔を引き締めていたのはハンコックだった。彼女も海賊、同盟関係と言われるものだが、彼女とて一国を統べるものでもある。それゆえか、その威厳はコブラやゴードンにも劣らなかった。

 

「事態は深刻じゃ。海賊マーシャル・D・ティーチにより、エレジアの9割ほどは崩壊。半壊…いや、ほぼ壊滅と言っていい。どう立て直すつもりじゃ。今までと同じ方法ならば、確実に時間がかかりすぎてしまうぞ。」

 

…そう。そこが懸念点だった。

 

国を国として運営していくためには、人とモノ、金の流通が必要なのである。しかし、エレジアはまだ国そのものが壊れてしまった状態。穴の空いた器には水をいくら注ぎ込もうとも漏れてしまう。そういう状態なのであった。

 

「…先ずはやはり、人員を倍以上にしなくてはならないな。」

 

胸で手を組み、バンドラが険しい顔でそう言った。

 

「建築などの技術者を優先的にスカウトする。アマゾンリリー、アラバスタ王国、黒ひげ襲来前のエレジア王国、ワノ国や…現在ここには居ないが、ホールケーキアイランドの関係者とも知り合いだ。その五地域と合わせて、ジェルマ66からも協力は仰げるだろう。」

 

バンドラはあえてDr.ベガパンクの名前を隠していた。ベガパンクとて、そう易々と動ける立場ではない。故に協力を仰ぐことは難しいと考えていたからだ。…リリスなら飛んできそうな気もするが。

 

「…改めて聞くと君の人脈は恐ろしいなぁ…。」

 

コブラ王が冷や汗をかきながらそう聞く。バンドラもニヤリと笑い、はいと答えた。

 

「助力と言えば、海軍はどうなんだ?海賊とは言え、七武海の国ならば助力ぐらいは…。」

 

「海軍は現在、とある海賊の拿捕に成功しました。表向きにはそう言ってはいますが、事実、海賊による争いで一方の海賊が敗れ、その海賊が七武海になるために手土産としてもう一方の海賊の身柄を明け渡したにすぎません。」

 

「…その明け渡された海賊とは?」

 

「元スペードの海賊団、現白ひげ海賊団二番隊隊長…ポートガス・D・エース。現在、飛ぶ鳥の勢いの麦わらのルフィの義理の兄貴です。」

 

淡々と紡がれるバンドラのその言葉にコブラの顔が引き締まる。ビビに至っては終始、浮かない顔をしていた。

 

「海軍は白ひげ相手に戦争でも起こす気なのか?」

 

「…まだそこまでは。しかし、そうなれば白ひげは真っ向勝負に出るでしょう。まさに戦争に。」

 

真剣そのもののバンドラの目。白ひげという男の強さを知る海賊ならばこの事態の恐ろしさがよくわかるだろう。

 

「…とにかく、先ずはこの先のことよりもこのエレジアをどうにかしなくてはいけません。」

 

不安に暮れる男性連中を他所にバンっと机を叩き、ビビが叫ぶ。バンドラとコブラは少し驚いたような顔をしていたが、即座にふっと優しい笑みを示した。

 

「そうだな。…ご存知の通り、もう少しで過去のエレジア王国には劣りますが、それでも国として認められるレベルまで回復の一途を辿っていました。現在、少ないながらも居住してくれている方々は遺跡エリアとこのエレジア城の一部を開放し、そこで寝泊まりしてもらっています。」

 

「…復旧作業に対して人は何人集まる?」

 

「九蛇の戦士、百獣海賊団の末端、ホールケーキアイランドのチェス兵とおよそ10万人ほど…いや、それ以上かと。エレジアはアラバスタやワノ国と比べると小国ですが、独特の街並みを再現する為、少々時間がかかりました。」

 

バンドラは手に持っている紙をぺらりぺらりと捲り、そう言った。

 

「…ふむ。よく出来た資料だ。」

 

「ええ。うちのカリファが作り、モネが添削致しました。ここまで出来るのはウチでは彼女らのみです。…最も、他の子たちも得意な部分を伸ばしてくれれば良いですが。」

 

感嘆の声を漏らすコブラにバンドラは笑顔でそう答えた。バンドラはまるで自分が褒められたかのように嬉しくなっていたのだ。

 

「…うむ。ビビも愛情を受けているようでなによりだ。やはり、君に預けて良かった。アラバスタ国民も少し寂しがりながらも、君に感謝をしている。まぁ、私としては時折はこうして戻ってきてほしいがな。」

 

「…お父様…。」

 

目を細めて笑うコブラ。ビビの頭を優しく撫でるその様は国王とは違う父親の姿だった。ビビも朗らかな笑みを浮かべて、そのコブラを見ていた。

 

「勿論、アラバスタ王国はできる限り、このエレジアに力を貸そう。ゴードンとも知らぬ仲ではないしな。」

 

「ありがとう。コブラ。」

 

そう言ってゴードンはコブラの手を取る。

バンドラはその様子を微笑みながら見ていた。

 

「…で。ハンコックはどうしてくれるんだ?」

 

「…ど、どうするも何も…。妾とお主は同盟関係。お主が弱ると困るのはこちらじゃ。妾も出来る範囲で助力いたそう。」

 

「ほんとか!?ありがとうっ!!」

 

「ほえっ!?」

 

バンドラはハンコックに近寄り、ハンコックの手を取った。ハンコックはビクッと肩を動かし、顔を少し赤く染めていた。バンドラの少年のような笑みにハンコックの顔が真っ赤に染まっていく。ウタやヤマトを含めたカリーナ以外のその他の女性陣はそんなハンコックの様子を羨ましげにも恨めしげにも見ていた。

 

「と、ととと…当然のことじゃっ!?な…何を今更…。」

 

ハンコックはバンドラの手をバッと払うと胸の前で自身の手をぎゅっと掴み、斜め下を見ていた。

 

「…海賊の同盟ってのは本来裏切り上等。国のことなんざ関係ないんだよ。…でも、お前はこのエレジアをもう一つの自分の国のように大事にしてくれてる。」

 

「う…あ…あのっ…。」

 

バンドラの顔がハンコックと近くなる。目をキラキラと輝かせるその様は彼をより一層幼げに見せた。ハンコックの顔が茹蛸のように赤く染まる。目に涙を浮かべ、声を出すこともできなくなっていた。

 

…苦しい。ハンコックは胸の高鳴りにそう感じていた。

 

「だから、ありがとなっ。ハンコック。」

 

「は…は…はいぃっ…。」

 

…そして、バンドラがハンコックに微笑んだ瞬間、ハンコックは地面に倒れた。

 

「ハンコック?どうしたんだ!?大丈夫かっ!?」

 

バンドラが目を回して顔を真っ赤にして倒れるハンコックを見てそう叫ぶ。

 

「…バンドラ。ハンコックはボクが運んでいくよ。」

 

「ハンコックのやつ、どうしたんだ?」

 

「…知らない。」

 

倒れたハンコックをヤマトがお姫様抱っこのように抱き上げる。バンドラの問いにヤマトはつんっとした態度でその場から去っていった。バンドラが小首を傾げる。…ウタやレイジュはため息をついてたものの、特にビビあたりからの目線がバンドラに突き刺さっていた。




カリーナはこのままで行ってもいいかもね。
どういう戦闘スタイルにするかなぁ…。忍者出したし、忍者でもいいかもなあ。

次回は200話になりますのでね。本腰入れて少しほのぼのとしたような…熱くなるようなそんな回。イチャイチャかな。

年明けはシャボンディからかな。ペローナちゃんはちとお待ち。今頃、世界最強の剣士の農家のおじさんのところに行ってるからね。

では。

カリーナについて

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