燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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ONE PIECE FILM RED 終映しちゃいましたね。面白かったけど、一回しか見れかった。皆様は何回見ました?


第221話

…一方、そのころ。マリンフォード。

氷塊を滑り落ち、軍艦が落ちてくる。その様子は戦争に荒れ狂う海軍、海賊共どもの目を引いた。

 

「うわァァァァァァァッ!?」

 

後に…台風の目となる男、麦わらのルフィ。元七武海サー・クロコダイル、海峡のジンベエ、革命軍エンポリオ・イワンコフなどをつれて、戦争の渦中に現れた。

 

立ち上がるルフィ()の姿にエースは驚く。そのメンツに周りの海軍も声を上げる。

 

「……ルフィ…!!」

 

「エース〜ッ!!助けに来たぞぉ〜ッ!!」

 

王の格か。

率いる軍勢は名のある海賊ばかり。その姿に三者三様。ハンコックもバンドラとの約束を果たせたことに胸を撫で下ろしていた。

 

「それが貴様の答えだなッ!!ジンベエッ!!」

 

「そうじゃッ!!ワシゃあ七武海を止めるッ!!」

 

叫ぶセンゴクに啖呵を切るジンベエ。

…力のあるものからすれば、そのチームは歪だった。到底まとまった目的があるとも思えない。

 

…先陣を切るはクロコダイル。しかし、相手は海軍ではなく、世界最強の男『白ひげ』こと『エドワード・ニューゲート』だった。きらりと輝く鉤爪が老兵と呼ぶには強く頑丈すぎる男の首を狙う。…しかし、それは他でもないルフィの蹴りによって止められた。

 

「俺とお前との協定は達成された。なぜお前が白ひげを庇う。」

 

青筋を立てて怒れるクロコダイル。

 

「やっぱりこのおっさんが白ひげか。じゃあ、手ェ出すな。エースが気に入ってるんだ。」

 

…白ひげはそのルフィを見て、シャンクスを思い出す。

 

「…小僧、その麦わら帽子…赤髪が昔、被ってたやつによく似てるな。」

 

「おっさん、シャンクス知ってんのか。これ、預かってるんだ。シャンクスから。」

 

「…兄貴を助けに来たか。」

 

「そうだ!!」

 

若さゆえか。

その白ひげ()の偉大さを知らないからか。ルフィは白ひげに突っかかる。…わずかな覇気を纏わせながら、ルフィを睨む。

 

「相手が誰だかわかってんだろうな。おめぇ如きじゃ命はねぇぞ。」

 

…その言葉はバンドラが言ったものと同じだった。ルフィはギロリと白ひげを睨む。

 

「五月蝿えッ!!お前が…いや、()()()が勝手に決めんなッ!!それにお前ッ!!知ってんだぞッ!!海賊王になりたがってんだろッ!!海賊王になるのは俺だッ!!」

 

世界最強の男に啖呵を切るルフィ。

白ひげの実力を知るものは若気の至りだと焦る。しかし、白ひげはその…ルフィの言葉に引っ掛かるものがあった。

 

「お前ら?」

 

「あぁッ!!…バンドラのやつも俺が死ぬってさッ!!勝手に決めつけやがって!!」

 

「…おい、そいつは…ここへ来るのか。」

 

「ん?あぁ。来るって約束したッ!!…やべえっ!!こんな話をしている暇はねえッ!!エース〜ッ!!」

 

白ひげは目を静かに閉じ、ゆっくりと見開く。

 

「…バカ息子が。」

 

「親父ッ!!海兵から入った通信でエースの処刑を早めるってッ!!」

 

そんな白ひげの元へ一番隊隊長『不死鳥』のマルコが飛んで現れる。マルコの言葉にそうか…と静かに言う白ひげはその目を元帥センゴクの元へと移した。

 

「…冷静になれ。そうやって漏れた情報で俺たちが焦ることも計画のうちだ。うっかり計画を聞かれるなんてヘマ…アイツはやらねえ…。そういう男だ。」

 

…対して、ルフィは前へと突き進む。その前には彼に絶望を植えつけた…海軍大将『黄猿』。足を上げて、ルフィに向かって光のレーザーを放つ。

 

それをイワンコフが『Death Wink』でルフィを吹き飛ばすことで回避。

 

「危ねえッ!!ありがとうッ!!イワちゃんッ!!」

 

「ヴァターシはヴァナタを死なせないことだっキャブルが指名なんだよッ!!…またか黄猿…!!いや違うッ!!」

 

…転がるイワンコフの前に立ち塞がるのは…革命軍の元同僚バーソロミュー・くまの姿をしたパシフィスタだった。今なお、光線を放とうとするパシフィスタ。

 

なんとかイワンコフとルフィは放たれたその光線を避けた。

 

しかし、ルフィが避けた場所が悪かった。そこはオリオリの実の能力で檻を展開させた場所だった。

 

「お前、アラバスタの時のやつだなッ!?」

 

「私の体を通り過ぎる全ての物は緊縛(ロック)される…!!『(あわせ)羽檻(ばおり)』ッ!!」

 

「もう檻の中は懲り懲りだッ!!」

 

ルフィはその檻の隙間をギア2で跳び避ける。飛んだ先には金棒一つ。振り落とされる金棒にルフィは倒される。立ち上がるルフィに向かうは海兵、そして、七武海モリアのゾンビ兵。

 

ボロボロにされる弟の姿を…エースは耐えきれなかった。

 

「来るな、ルフィッ!!」

 

その叫びをルフィは聞かない。

前に突き進む。…だが、エースは叫ぶ。

 

「わかってるはずだぞッ!!俺もお前も海賊なんだッ!!思うままの海へ進んだはずだッ!!俺には俺の冒険があるッ!!俺には俺の仲間がいるッ!!お前に立ち入る隙はねえッ!!お前みてぇな弱虫がッ!!俺を助けに来るなんてそれを俺が許すとでも思ってるのかッ!!こんな屈辱はねえッ!!帰れよ、ルフィッ!!なぜ来たんだッ!!」

 

その言葉は本心ではない。

(ルフィ)が大事だから、自分のヘマで死なせたくないから。だからこそ、多少きつい言葉をかけてでもルフィを追い返したかった。しかし、ルフィは…。

 

俺はお前の弟だッ!!

 

「ッ…!!」

 

「海賊のルールなんて俺は知らねえッ!!」

 

「……分からず屋が…!!」

 

……その言葉でおのれを奮い立たせて、ルフィは前へと突き進む。エースがゴール・D・ロジャー(海賊王)の血筋であると知った海兵達はルフィの弟という言葉に反応を示した。

 

「行けェッ!!ゾンビ兵どもッ!!」

 

モリアが自身のカゲカゲの実の能力で作り出したゾンビ兵に命令をする。ゾンビ兵達はルフィに向かって襲い掛かるが…それを流す海流に飲み込まれた。

 

「ナッ!?」

 

「塩に弱いんじゃったのう?モリア。お前さんのゾンビ兵は。」

 

ジンベエがゾンビ兵を薙ぎ倒していたのだ。

ルフィはジンベエの助けを借り、そのまま前へと進む。

 

『何をしている。たかだか、ルーキー一人に戦況を左右されるなッ!!その男もまた未来の有害分子ッ!!幼い頃エースとともに育った義兄弟であり、その血筋は…『革命家』ドラゴンの実の息子だッ!!』

 

そんなことはどうでもいいとルフィが前へと突き進む。前に立ちはだかる巨人海兵を巨大化させた拳で殴り飛ばすルフィ。

 

「好きなだけなんとでも言えェッ!!俺は死んでも助けるぞ〜ッ!!」

 

「…マルコ、あれを死なせるんじゃねえぞ。」

 

「了解。」

 

不屈の精神か、無謀か。

しかし、ルフィのその諦めぬ姿を見たエースは決意を…固めてしまった。このままではルフィも…無事ではすまないと。

 

「どうした…。」

 

首を上げるエースにガープがそう聞く。

 

「…もう、どんな未来も受け入れる。差し伸べられた手は掴む…!!俺を裁く白刃も受け入れる。もうジタバタしねえ。…みんなに悪い。」

 

…全てを覚悟するエース。ガープもセンゴクもそれに物言わなかった。

 

なおも戦場は各々の戦いによって加速する。ジンベエの手助けを借り、前へと突き進むルフィ。

 

そんなルフィの前に立ちはだかるのはたしぎだった。

 

「麦わらッ!!」

 

「退けッ!!たしぎッ!!」

 

たしぎを横切り、白煙が通る。

ルフィの頬を十手で殴る影。ルフィはそのまま後ろに吹き飛ばされた。

 

「痛え…。お前、ケムリンッ!!そうだ、あの十手…!!海楼石が入ってるんだッ!!んにゃろう…!!」

 

「お前は俺が始末するッ!!」

 

「ゴムゴムのぉぉ…『JET銃乱打(ガトリング)』ッ!!」

 

立ちはだかるスモーカーの体をルフィの拳の連打が襲う。

 

何度も迫り来る拳だが、スモーカーの煙の体を捉えることはできない。

 

スモーカーは十手を構えて、上へと飛び上がる。

 

「『ホワイトランチャー』ッ!!」

 

そのままルフィの前へと飛び出し、ルフィの顎を十手の先で捕らえる。

 

「ゲホ…!!」

 

「お前の能力じゃ俺には勝てねえよ。」

 

…スモーカーがルフィを捕らえる。

ハンコックが向かおうとするが…その必要はなかった。

 

空から何かが落ちてきたのである。

 

「「ッ!?」」

 

「『嵐斬(オラージュ)』」

 

縦薙にスモーカーの身体が裂かれる。吐き出す血、空へと舞う血にスモーカーはよろけ、ルフィが起き上がった。

 

「…なんで…テメェが此処に居やがる…!!テメェも…七武海を止める気か…!?天帝ッ!!」

 

「ヒヤハハハッ!!俺だけじゃねえぜ?」

 

ニヤリと笑うバンドラ。彼に大きな影がかかる。

 

「伝令ッ!!天空にて、船が…!!天帝の一味がマリンフォードにッ!!」

 

海兵の声が響き、センゴクを含む海軍の多くの顔が少し焦っているように見えた。余裕そうにしているのは大将くらいだろうか。

 

ルエノルーヴからヤマト達が飛び降りてくる。バンドラの風の力でふんわりと。

 

「…テメェ…。」

 

「おやっさん。アンタの理屈や海軍の理屈は…関係ねえ。俺はこのルフィ(馬鹿)をこんな死地まで連れてきちまった。そのケジメを付けにきただけさ。結果として、アンタに味方するだけさ。」

 

バンドラは白ひげの方を見ずにそう言った。

 

「素直じゃねえよい。」

 

「……馬鹿息子が。」

 

バンドラはその目を海軍の方へと向ける。

そこには難しい顔をするセンゴクが居た。少し暗い顔でバンドラを睨む。

 

「…なぜ来た…。バンドラ…。」

 

「理由は無しに。七武海を取られ、俺は無法者に成り下がった。アンタらと戦う理由は海賊と海軍、それだけさ。これは俺たちのやりてえだけのこと。誰も関係ねえ。」

 

「…そんな理屈が…。」

 

「理由なんて関係ないさ。…ただ仁義に反する故に戦うだけのこと。」

 

バンドラを倒そうと海兵がバンドラの下へと走り、剣を上から振り下ろす。

 

しかし、そのバンドラの周りには風とともに雪が舞い上がっていた。

 

「…懐かしや。俺が此処を抜けた時は一人だった。だからこそ。」

 

「…チッ!!」

 

スモーカーが十手をバンドラへと突き刺す。

 

しかし、バンドラはそれを狂骨で受け止めた。

 

その後ろにヤマト達が立つ。

 

「散り散りになれ。ヤマトとウタは二人で動け。」

 

「「わかった。」」

 

その言葉に全員が散り散りになる。

スモーカーは一度空中へと飛び出ると、そのまま速度を上げて白煙と化した自身の身体で突っ込んでくる。

 

「お前に俺は止められやしねえよッ!!スモーカーくんよぉッ!!」

 

バンドラは口角を上げて笑い、狂骨を振り上げる。刀身には青紫色の雷が纏っている。

 

「恨みはねえが、叩っ切る。」

 

「『ホワイトランチャー』ッ!!」

 

「『紫電一閃(スパークル)』ッ!!」

 

縦に切り裂かれるスモーカー。

空に舞う血、スモーカーはそのまま地面に倒れる。

 

「チッ…く…そ…が…。」

 

「峰打ちだ。死にやしねえさ。」

 

バンドラはゆっくりと歩き、処刑台へと向かう。

 

そのバンドラの前に…閃光が集まった。

 

「おっとっと〜。それ以上は好き勝手させられないね〜?」

 

「…鈍った太刀筋の相手にゃ丁度良いねえ。黄猿。」

 

バンドラのこめかみを狙って、蹴りをかます黄猿。

 

その恐ろしい速度の蹴りをバンドラは下にしゃがみ、避けた。次の瞬間、バンドラは黄猿の喉元を狂骨で突き刺す。

 

黄猿はそれを避けたものの、その頬にはツーッと切り傷があった。




本格参入です。
できるだけ端折りつつも重要なところを書きながら…って感じかな。バンドラさんも出来るだけ色んなバトルシーンを書きたい。色んな人と戦わせたい。…長くなるな。

イチャイチャはね。どうせ、ナミさんと大量に書けるからね。こっから。後はウタとかビビとかあの辺りも一緒にしようかなと今のところ。レベッカでも良いけどなぁ…。まぁ、その前に過去編をいくらか。ヤマト、スムージー、レイジュ当たりかな。がんばります。では。
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