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「…そんなにボロボロになって。もう良いだろう。戦う必要は無いはずだ。…バンドラ。」
優しい顔でふっと笑うシャンクス。バンドラはまるで糸の切れた人形のようにバタリと倒れた。
「バンドラァァッ!!大丈夫かいっ!!今すぐワンちゃんに乗せるからッ!!」
「…ふ…はは…。」
焦った様子のヤマトに肩を預け、バンドラは力無いように笑う。先程までの覇気は無く、ズタボロの体はいつ眠ってもおかしくはなかった。
「…カイドウ。まだやりたいなら、俺たちが相手になるぞ。」
ギロリと睨むシャンクス。シャンクスの後ろにはベン・ベックマン、ヤソップ、ラッキー・ルゥを始めとした赤髪海賊団の面々が居た。
「…ウォロロロロ…。やっても良いが、バンドラほど楽しめそうにねえ。此処は帰るか。酒も飲みてえしなぁ。」
カイドウはギロリとヤマトを見ると何も言わず、そのまま天へと龍になり、飛び上がった。
「…シャンク…ゴブハァァッ!?」
バンドラの口から大量の血が再び吐き出る。と、そのまま地面に気を失い、倒れた。
「「バンドラァァァッ!!」」
ヤマトとシャンクスが青ざめた顔で叫ぶ。その様子をルエノルーヴ号から見ていたウタ達も心配そうな眼差しで見ていた。
「早くッ!!ヤマトッ!!バンドラを連れて来なさいッ!!血を入れないとこのままじゃ…!!」
切羽詰まったかのようなレイジュ。項垂れるバンドラをヤマトが担ぎ上げる。
「ホンゴウッ!!お前もバンドラを救えッ!!」
「お頭…でも、あそこには…。」
「コイツは俺たちのしでかしちまったことの尻拭いをしてくれた挙句、娘を守ってくれたッ!!例え、ウタが向こうに居ようが、俺たちがコイツにしてやれるのはこれくらいだッ!!」
コクッと頷くホンゴウはヤマトと共にルエノルーヴ号へと入る。シャンクスはふっと笑うとウタの方を見ていた。
「…ウタ。立派に育ったな。」
「赤髪ッ!!」
「…悪いが海軍、この場は俺の顔を立ててもらおう。白ひげの弔いは俺たちに任せてもらう。もう戦いの映像は世に発信されたんだ…!!これ以上、死を晒すような真似はさせないッ!!」
シャンクスの声は高らかと響く。
勿論、シャンクスの声には海兵達は受け入れ難いと怒号の声を上げた。エースをみすみす逃してしまうという失態を犯してしまった海軍にとって、白ひげを倒したという功績はまたとない弁明の機会。白ひげの首を晒し、勝ち宣言をすることは最も重要なことなのである。
…しかし。
「構わんッ!!…お前なら良い。赤髪。責任は私が取る。」
「元帥殿ッ!?」
「…すまん。」
センゴクの鶴の一声により、海軍本部七武海連合vs白ひげ・天帝連合の戦争は終結を迎えた。センゴクは怪我人の手当を急げと周りに言うと少し安堵したように息を吐いた。
「なんじゃ。負けたというのに。」
「…うるさい。ガープ。貴様も安心したような顔をしている。」
声を上げて笑う
「…どんな具合だ。」
ルエノルーヴ号船内。少し海軍本部から離れたところにルエノルーヴ号とレッドフォース号を停泊させた。シャンクスはウタと会うのを承知で、ホンゴウのいるルエノルーヴ号へと入り、ホンゴウに声をかけた。
ベッドの上には包帯でぐるぐる巻きにされたバンドラの姿があった。
「…今夜が峠だな。血を流しすぎた。…火傷に刀傷に打撲痕。多すぎる。」
「…そうか。」
「…シャンクス…バンドラは…大丈夫だよね…?」
…心配そうにそう言うウタ。
まさか、娘との久しぶりの会話がこうなるとはシャンクスも思っていなかった。シャンクスはふっと笑うとこっくりと頷く。
「…コイツの頑丈さはお前達がよく知ってるだろう?…信じれば大丈夫さ。」
そう言ってシャンクスは甲板にゆっくりと飛び出した。バンドラの周りにはハンコックも含め、全員がいた。
「…バンドラが居ないうちは動けないわね。」
キッチンで皿洗いをするカリファ。その前にはスムージーが椅子に座り、ワイングラスに赤ワインを注ぎ、飲んでいた。
「…お前にもそういう感情はあったのだな。」
「…どういう意味よ。」
メガネの奥でジトーと目を細めるカリファ。スムージーは寂しそうに笑うとワイングラスに口をつけた。
「役職は全うするが、バンドラのようなチャラチャラとした男は嫌悪している。…私から見ればそんな様子だった。」
「私の目的はあの男の首を政府に献上して、サイファーポールに戻ることよ。その為なら、手段は選ばない。」
「ならば、なぜ、今、消そうとしない。」
…スムージーの目がカリファを捉える。カリファの肩が一瞬、びくりと動いたような…そんな気がした。
「リスキーじゃない。ヤマトやあの海賊女帝だって近くにいる。ミイラ取りがミイラになるってことはよくあることよ。」
「であってもだ。…あの
ワイングラスを動かしながら、そう言うスムージー。長い足を組んで、カリファを見る。
「さあね。」
「しかし、どうして。今ではお前もあの馬鹿を心配している。」
「…別に、してないわよ。」
「先ほどからまるで何かに取り憑かれたかのように皿を洗っているのはなぜだ?」
「…。」
…カリファの横には積み重なった皿の山が。
当番制であるのだが、いくら考えてもおかしい。めざといと言わんばかりにスムージーへカリファの向ける目。
「…まぁ、お前がよほどの綺麗好きなら話は別だが。」
「…ふん。」
そう言ってカリファは白い皿をペーパーで拭くのだった。
「…シャンクス。」
…ルエノルーヴ号甲板。
真っ暗な海を眺めながら、甲板に腕をかけるシャンクス。そんなシャンクスに声をかける…ウタ。大きな布のようなものを羽織っていた。
「よ…よう…。久しぶりだな…。」
すこし気まずそうにこめかみを指で掻くシャンクス。その胸にウタはしがみつくように抱きついた。
「…おいおい。昔よりもおっさんだぜ?」
「…。」
茶化すように笑いながら、言うシャンクスではあったが、返事はない。シャンクスは両手で抱けないことを悔いながら、右手で抱きしめる。
「…色々、言いたかった。会って…言いたかった…。」
「…恨み言だろうがなんだろうが…全部話してくれ。」
「…嫌われたかと思った。」
「俺たちがお前を嫌うわけがない。」
少し懐かしそうに笑いながら、そう言うシャンクス。しかし,ウタはシャンクスの顔は見ない。
「…シャンクスのことも赤髪海賊団のことも…恨んでた。意味がわからなかった。私が置いてけぼりにされることが。…でも…バンドラが助けてくれた。」
「俺も…怒られたよ。あれは馬鹿だからな。」
「…ねぇ…。助かるよね?バンドラ…。」
心配そうにそう言うウタ。そこで初めてシャンクスの顔を見た。紫色に光る目の下に雫が溜まっていた。瞼から頬へと流れるそれをシャンクスは優しく指で拭った。
「…わかっている。アイツを必ず助けてやる。…俺の友達だからな。」
そう言ってシャンクスはウタの頭をポンっと叩いた。
設定(改正版)
天神災害・極
天神災害の強化形態。身体に風や波のような字が現れるといった見た目の変化がある。天神災害をより優れた形にしたものの為、発動中に暴走することは少ないのだが、溢れ出す力を制御するには時間を要する。今回は血を流しすぎて集中できなくなったことが原因。
発動中は受けたダメージを軽減する力があるが、発動を止めると堰き止めた水の流れのように膨れ上がり、身体中に走る。脳にまでダメージがいくと良くて記憶が無くなる。悪いと眠ったまま死ぬ。
天神災害
不完全な力。ワザワザの実の力を極大まで引き上げ、100%、能力を発揮することができる。その代わり、制御不能で常に100%。時間があっても制御不能で常に身体は悲鳴を上げるが、極のように後遺症は少ない。滅多にない。
ワザワザの実
どうしようもない自然の力を恐れる人の願い、雨や天候、風などに希望を見出す人の願いから生まれたとされる(ベガパンクの推測)
バンドラの身体を『箱』とし、その蓋を開けてはならないとバンドラ自身は感じている。対峙する者曰く、ワザワザの実は自然種の頂点のような力であるとされるが、その真実は器用貧乏。覚醒した自然種に比べればやや劣る。なお、覚醒前のことである。
現在はバンドラの性格ゆえに自然災害の力を使うこと以外はしていないが、その気になれば病を操ってパンデミックを起こしたりもできる。災いを起こす力である。
狂骨
銀白色の刀身に柄は紫と紅色、鍔は丸く、鞘は漆黒に真ん中に銀とも紫とも言える雷が描かれている。元は若き日にカイドウ戦に使った無名の刀。バンドラは二度エッグヘッドに行ったことがあるが、悪の個人的感情の他にワザワザの実の力のエネルギーを絶えず搬出する力を好意的に思ったベガパンクは古びて刃こぼれしている刀を修理し、悪魔の実『ヘビヘビの実 モデル応龍』を食べさせた。好意的な証にベガとバンドラは呼ぶ。
刃は伸縮自在でかつ、波打ったり巨大化したりもできる。
また、応龍に変化することもでき、応龍状態では口から雷を吐く『雷鳴咆哮』や爆炎を吐く『爆息』なども可能。バンドラやバンドラの仲間たちが好きな為、彼らの役に立とうと頑張っている。
スッ…
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ヤマト
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ウタ
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レイジュ
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スムージー
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モネ
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レベッカ
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ビビ
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カリファ
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アイン
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カリーナ
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シュガー
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ナミ(同棲?)
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ハンコック
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ロビン