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書きたいから書いた。異論は認めん。
「…おや。」
ルエノルーヴ号船内。
揺蕩う海の上をゆったりと進んでいた。甲板の上でバンドラは仰向けになっていた。
「だらしない。どうした?」
「…スムージー。」
バンドラを覗き込むのはスムージーだった。
「…別に?ただ…空見てたんだよ。疲れた時はいつもそうする。」
「2日も眠っていたのに、もう疲れたのか。」
悪戯にくすくすと笑うスムージー。バンドラは少しムッとしたような表情になるとそんなスムージーから目を背けた。
「…うるせえ。」
「…こっち見ろ。」
スムージーはバンドラの頬を下から手で挟み込むように掴み、くいっとバンドラの顔を自分の方へと向けた。バンドラは不貞腐れたような顔でスムージーを見る。
「…なんだ。嫌そうな顔して。私と話すのは嫌か?流石に傷つくぞ。」
「いや、別に。…ただ疲れたってだけだ。エースは。」
「すやすや寝てるよ。食って寝ての繰り返しだ。」
…スムージーの手を払って、また寝転がるバンドラ。スムージーは頬杖をニコニコと笑っていた。
「…流石に無理しすぎだぞ。お前。」
「んあ?…なんで。」
「死相が出てる。」
んあー…とバンドラの口から腑抜けた声が出る。今になって戦争の疲れが一気に来たのだろう…とスムージーは思っていた。…いや、それは正解だった。スムージーはため息を吐くと正座をして、太ももを叩く。
「…いいの?」
「さっさとしろ。」
「ラッキー。」
バンドラはそう言うと少年のように笑い、スムージーの太ももに頭を預ける。バンドラの鼻に柑橘系の甘酸っぱい匂いがふんわりと香った。
「無理は良くないぞ。バンドラ。」
「んなこと言われなくてもわかってるさ。」
「つーか、今日は妙に甘いな。俺に。…なんかいいことでもあったか?」
バンドラがそう言うとスムージーはバンドラの頭を優しく撫でる。革手袋の外された指は細く、爪は真っ赤に染まっていた。
「こうでもしないと、お前は直ぐに無茶し出すからな。バカにはつける薬がない。だから、無理やり休ませるんだよ。」
「うるせえな。俺はバカじゃねえよ。」
「…そうだな。そう思っておこう。」
「…縁談でも来たか?」
「……は?」
バンドラが低い声でそう言うとスムージーはキョトンとしていた。ジトーとした目をバンドラへと向け、心なしか機嫌が悪くなっていた。
「馬鹿か。貴様は。…いや、大馬鹿だな。貴様は。家族以外でこんなことするのは貴様しか居ないというのに。」
「ハッハッハッ。スムージーなら引く手数多だろ?ほら、器量良し、料理も出来て、髪も綺麗で、優しく誇りのあるまさに女け……んっ!?」
…ベラベラと何かを言おうとするバンドラ。取り繕うかのように出る言葉をスムージーは強引に唇で閉ざした。覆い被さるような形で。スムージーはそのままバンドラから唇を剥がす。
「…な、なにを…。」
「…ふふっ。おや。お前でも女からの口づけで顔を赤くすることがあったのか。これは良いものを見れた。案外、可愛らしいものではないか。」
悪戯にくすくすと笑う顔は、将星と呼ばれるような誇り高き女戦士のものではなく、紛れもなく一人の女の子のように可憐なものであった。バンドラはプイッと横を向き、スムージーから目を逸らした。横といっても後ろはスムージーの腹なのでスムージーから見て、前である。
その熟れたての林檎のような真っ赤な顔にスムージーはある種の幸福感を覚えていた。
「お前…ふざけんなよ…。」
「ふざけてはいないさ。別にお前といつ口づけしようが私の勝手ではないか?それに…お前もまんざらではないだろう?」
ふっと笑ってそう言われる言葉にバンドラは言葉を失った。バンドラという人間の心情をひどく理解した言葉だったからだ。
「…それと、私が結婚するって言ったらお前どうする気だ。」
「あん?別にお前が選んだ男なら俺は口出ししねえが…お前、俺以外の男に女扱いされることあるの?」
「うーむ…。ないな。お前以外には特に…。」
首を傾げてそう言うスムージー。
バンドラはくわっと口を開けて欠伸をすると眠そうな声でそうかと答えた。甲板の木の匂いと海の潮の匂いが鼻に優しく香る。
「お前になら貰われても構わないが。」
「なんでそうなる。」
「私の知る男でマトモなのはお前ぐらいだ。それに一船の船長、しかも、5番目の皇帝なんて肩書きを持つ奴とは中々に数奇な運命を辿りそうだしな。他の少女どもには任せられん。」
キョトンとした顔でスムージーの顔を見るバンドラ。スムージーはその顔で遊ぶかのようにバンドラの少し硬い頬を指でツンツンと突っついていた。くすくすと笑うその様子にバンドラは過去の彼女のような少し…いや、大分と負けず嫌いでよく笑っていたあの頃の懐かしさを思い出した。
「もうすぐ34のオッサンだぞ?そんな子供同士でやるようなこと…。」
「その理論で言えば、私も34のおばさんだぞ。それにこう言う時、ワノ国ではなんとか言うだろう?…あー、据え膳食わぬはなんとやら…だ。」
「それ、使い方間違ってるだろ。…兎に角、俺は結婚とか別に興味ないのっ!!一ヶ所にとどまるなんざ俺らしくねえし。別にお前が悪いわけじゃねえけどさ。」
自身の髪の毛を指に絡め、バンドラを見るスムージー。チェック柄のショーパンに少しダボっとした…かつ、腹までの服から見える腹筋はくっきりと浮かんでいた。
「…あれ?なんか…薄い。」
「…ギクッ。」
バンドラが目を凝らしてそう言った。スムージーの顔が凍りついたような笑みに変わる。
…そう、バンドラはスムージーの腹筋を過去に見せてもらったことがある。引き締まった肢体の優美さは変わらず、太ももは僅かにきちっと締まっていたが、腹筋は少し弛んでいるように見えた。
「キ…キノセイジャナイカナァ…?」
「…なんでカタコト?…つうか…耳まで真っ赤じゃねえかよ。」
目を逸らし、片言になりながらそう言うスムージー。真っ白な肌に多少の紅が差す。耳まで真っ赤に染まるその様は恥辱を感じているに他ならなかった。
「…まぁ、鍛錬する暇なんざなかったからな。多少、腹筋が薄くなってたとしても悪いわけじゃない。」
「あ、あぁ。さ、最近忙しかったからなぁ〜…!!ちょっとやる機会がなくて…ひゃうっ!?」
「おっ。結構柔らかい。」
スムージーは咄嗟に口を抑える。
自分でも聞いたことのないような間抜けな声が出たからだ。バンドラの方を見るとバンドラはスムージーの腹部をツンツンと指で突っついていた。羞恥心からかぷるぷるとスムージーの体が震える。
「何してる…馬鹿者…。」
「ん?ちっさい頃はやってただろ?普通に。…あー、それとさっきのお返し。」
歯を見せてニヤリと笑うバンドラ。意地の悪いその笑みがスムージーは好きだったが、この時ばかりはそんな冗談も通じなかった。
「…申し訳ございませんでした。」
スムージーの膝の上に顔を埋めそう言うバンドラ。その頬には銀杏型の赤い腫れがあった。スムージーはプイッと横を向きながら、少し頬を膨らましていた。
「馬鹿者…。」
消えるようなその声と共にルエノルーヴ号はエレジアへと辿り着くのであった。
スムージーさんはまだまだ薄いよな…。もっと濃く書かないと。割とうちの面子でクールキャラは珍しいからね。スムージー、カリファ、あとは…モネ?モネもちょっと違うような…。
まぁ、幕間感覚でと。
あと、前回、カイドウの名前が出てきたと思うけど、間違いではござんせん。ちょっと混乱させちまいましたね。まぁ、それだけ。
では。
スッ…
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ヤマト
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ウタ
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レイジュ
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スムージー
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モネ
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レベッカ
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ビビ
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カリファ
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アイン
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カリーナ
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シュガー
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ナミ(同棲?)
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ハンコック
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ロビン