燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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※バンドラが出てきません。あと、短めです。


第240話

…革命軍本拠地『白土の島』バルティゴ。

ウィスキーピンクに飛ばされたニコ・ロビンは現在、革命軍に匿われていた。

 

「…サボは?」

 

「うん。サボくん。記憶が戻ったんだって。…麦わらのルフィとポートガス・D・エースの記事を見て。結果的には助かったから…声を押し殺して泣いてたよ。」

 

ロビンの横にいるのはキャスケット帽を被った少女だった。少女は少し安心したようにそう言った。その近くには鉄パイプを持った金髪の青年が新聞を握りしめて立っていた。

 

「…サボ。」「サボくんっ!!」

 

「ロビン、コアラ。」

 

青年…サボは二人に声をかけられ、ふっと笑った。キャスケット帽の少女、コアラが一目散にサボへと駆け寄る。サボはコアラを微笑みながら、抱きしめていた。ロビンはその様子を見て、少し懐かしげに見ていた。

 

「で?どうしたの?サボ。」

 

「え?あぁ…ドラゴンさんから連絡が来てな。革命軍の代表として、エレジアに向かおうという話になっている。」

 

「…!?」

 

「エレジア?」

 

ロビンは目を見開いて驚いていた。

首を傾げるコアラにサボは口を開き、あぁ…と答える。

 

「その昔、音楽の国として栄華を極めていた。だが、五皇『赤髪海賊団』に国は滅ぼされた。しかし、数年前に同じく現五皇の天帝の根城となっている。その天帝に…『アラバスタ王女』ネフェルタリ・ビビと天竜人であるシャルリア宮との接点が見つかった。」

 

「…へぇ。そんなに…。」

 

サボのその言伝にロビンの顔に影が刺した。

彼女の豊満な胸の奥でチクチクと針で刺されるような痛みが走る。変わったのはただそれだけだった。この離れている時間も楽しんでいるロビンだったが、だんだんと彼の周りにいる女の子たちへの羨望が形を変えて渦巻いていった。

 

「…ろ、ロビンさん?」

 

「…で?サボ。何故、エレジアに行くの?」

 

コアラとサボにもロビンの変化がわかっていた。にっこりと表情だけは笑っているようには見えたが、目の奥は笑っていなかった。サボは少しそれを怖がりながらもこほんと咳払いをした。

 

「あぁ。さっきの会議の結果だ。天帝バンドラという男は謎に包まれてる。…アラバスタ王国、ワノ国の五皇カイドウとの繋がり、ホールケーキアイランドや海軍との繋がりに…更には天竜人やあのグラン・テゾーロとの繋がりも見つかった。…明らかにおかしい。」

 

「…それで、彼に何をしにいくの?彼は私たちとも繋がりは深いわ。…事と次第によっては…。」

 

「あぁ。安心しろ。別に命を取ろうだなんて考えていない。…革命軍が秘密裏に調査したところ、判明したことがある。天帝…バンドラは天竜人を一人…殺している。」

 

サボのその言葉にロビンとコアラの顔が蒼白する。特にコアラは元天竜人の奴隷。天竜人にそんな堂々と歯向かうなど考えられなかった。まるで…コアラの恩人のように…。

 

「しかし、何故かそれが表の世界に出ていない。ドラゴンさんの憶測では天竜人の殺しという大罪を世界政府及び天竜人達が隠したがったからというものだ。」

 

「…天竜人の殺しが正当化されたら革命軍以外に反乱軍が現れかねない…ということも考えられるわね。特にバンドラさんの強さはもう全国に知れ渡っている。彼を神格化して天竜人や絶対王政のような悪政を断つという考えの国民も居なくはないわ。」

 

顎に手を当ててそう言うロビン。

サボも首を縦に振る。

 

「革命軍の仕事が無くなるからではなく、時期が早すぎるんだ。まだ軍隊長達の召集も間に合っていない。しかも、もし、天帝が指揮した市民軍がマリンフォードに雪崩れ込めば…大量の血が流れることになる。即刻、天帝バンドラの意図を確かめ、可能ならば協力を仰ぎたい。それがドラゴンさんの意思だ。」

 

その言葉にロビンは目を閉じて首を傾げる。んぅ〜…という声にコアラとサボはロビンを見ていた。

 

「確かに彼ならば打倒天竜人の思想には賛同しそうね。優しいから手も貸してもらえると思うわ。…だけど、彼に世界をどうこうする意思はないと思うの。もし、その意思があるのなら…私を手放そうとはしなかったはずだわ。」

 

「…空白の100年と古代兵器を使う意味がないほどに強い…とか?」

 

そう言って首を傾げるコアラに対して、ロビンは首を横に振った。

 

「使う意味がなかったんじゃなくて興味がなかったのよ。彼、言ってたわ。歴史に興味はないって。つまり、天竜人の奴隷の歴史にも関わりたくないはずなの。それに…自由を好むし、優しいから危惧しているようなことは起きないと思うわ。」

 

「…それだけでは危険性は免れない。」

 

ロビンの言葉に対してそう言ったのはサボだった。彼は革命軍の生え抜きであり、事実的な革命軍No.2であり、参謀総長の肩書を持つ。彼の言葉は革命軍の総司令官たるモンキー・D・ドラゴンの次に重かった。

 

「ちょっと、サボくんッ!!ロビンさんの彼氏なんだよっ!?」

 

「か、彼氏じゃないわっ!?た、多分…わからないけれど…。」

 

ロビンの肩を抱いて、自分の方へとくっつけるコアラ。ロビンは顔をほのかに赤く染めて、視線を下にずらす。コアラはキラキラとした眼差しでサボにね、ねっ!?と嬉しそうに聞いた。

 

「ふっ。悪かった。ロビンの彼氏なら悪く言うわけにはいかないな。」

 

「だから、彼氏じゃ…!!もう…この話は終わりにしましょ。」

 

「悪い悪い。…だが、もし、こちらに有意義な立場であって、向こうからいい返事が聞けるのであれば、ドラゴンさんも大事にはしないそうだ。」

 

「…でも、少し強制的ではなくって?」

 

「敵だったら少しめんどくさいからな。コアラ、ハックと共に準備をしろ。」

 

「待ってっ。私も連れてってちょうだい。」

 

サボとコアラに向かって手を伸ばすロビン。サボは少し困ったように笑う。

 

「わかったとは言いずらいな。ロビンは今、修行しなきゃならないんだろ?そして、ロビンは皆んなから狙われる。流石に外に連れて行くのは…。」

 

「私が行けばあの人を説得しやすいと思うわ。両得なんじゃない?」

 

にっこりと微笑むその様はまさに悪魔の笑みだった。サボははぁ…とため息を吐く。

 

「…わかった。ドラゴンさんに掛け合ってみよう。」

 

「良かったねっ!!ロビンさんっ!!彼氏さんに会えるよっ!!」

 

「だ、だから、そんなんじゃっ。」

 

コアラがロビンの肩に手をおく。

少し照れ気味で顔を赤らめるロビンを見て、揶揄いながら二人は拠点の中へと入っていった。




革命軍パートの後で色々書きつつナミの話も書かないとね。
それでは。

スッ…

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