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ヒロイン案募集中でございます。こちらまで。
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見たい話、読みたい絡みなどがあれば是非アイデアをください。
リクエストBOXはこちらです。
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※バンドラは出てきません。一応、リクエストです。
「…医療と言えば、ドラム島…かしら。」
…小さな小船が海上を滑走する。乗っているのはヴィンスモーク家長女、ヴィンスモーク・レイジュだった。
レイジュは人知れず、エレジアを抜け出していた。バンドラ達よりも先にである。バンドラが深追いしなかったのは、レイジュが何のために旅立ったか、わかっていたからだ。
…ヴィンスモーク家は父、ジャッジの蛮行により、長女と三男以外は戦闘に不必要な感情は取っ払われていた。レイジュは言い方が悪いものの、ヴィンスモークの戦士の中では所謂、試作品の部類。その為、多少は人らしい優しさや感情はあるものの、その実、戦闘能力自体は他の兄弟とも遜色無いほどになっている。
何が言いたいかと言うと、レイジュは勿論、バンドラやヤマト達の為に力をつけようとしているのである。それをバンドラは感じ取って敢えて何も言わなかったのである。
「…とはいえ、突然顔を出したら迷惑かしら。」
…などと考え、ほぼ漂流にも近いことをしている間に、レイジュの目の前に懐かしいものが見えてきた。黄色の潜水艇である。
「…あれは。」
…トラファルガー・ローのポーラタンク号であった。レイジュは舌なめずりをして、ニヤリと笑うと、大きなリュックを担ぎ、隣につけた。
「…あら。お取り込み中みたいね。」
確かに目の前の有人島にはトラファルガー・ロー率いるハートの海賊団が居た。が、その周りを取り囲む…海兵達。
「チッ。海兵が何のようだ。」
「この近くには海軍の基地がある、海賊が訪れたら、民間人を守るのは当たり前だろう。」
…手助けは必要ない。
ローとて最悪の世代の一角に数えられているほど危険視される海賊。不敵な笑みを浮かべ、長い刀『鬼哭』を構えていた。
「ロッキーポートの一件、貴様はそれで成り上がり、七武海の座に就こうとしている。違うかッ!!我々は貴様のような悪を許さぬッ!!例え、政府が許そうともなッ!!」
海軍でも珍しい正義の男、熱血のエンデブー准将が眉間に皺を寄せて、叫ぶ。手には2本の剣。そして、周りには2、30程の…海兵。
「可笑しいな。俺はもう、七武海のはず。戦力を削るのは政府としては痛い所だろ?」
「ふんッ!!貴様よりも七武海に相応しい男が見つかったまでだッ!!心臓を届け、上層部を脅すなど卑怯千万ッ!!ここで私のパルパルの実の力で闇夜に撃ってみせるッ!!」
そう言うとあたりに熱波が発生する。
ハートの海賊団の二番手、ベポには多少キツイだろう。ローの額からもじんわりと汗が滲む。
「…へぇ。俺よりも…ね。結局、海賊に手を貸してもらうのか?」
「黙れッ!!マグロディズマ氏は貴様は悪鬼のそれとはまさに違うッ!!」
「だから、それが矛盾してるって言ってんだよ。『ROOM』ッ!!」
直後、エンデブー准将を含む海兵達を飲み込まんが如く、青色のドーム状の何かが展開される。
「『
「正義のためなら犠牲はやむなしッ!!『
エンデブー准将が持つ二つの剣は湾曲。
ローは鬼哭で向かってくる海兵を切り裂く。
曲がる斬刃が地面を赤く溶かし、抉りながらローに向かってくる。
「…『シャンブルズ』ッ!!」
ローは自身や仲間と切り裂いた海兵の身体を瞬時に入れ替え、ガードする。
「チッ、肉を焼きながら割くか。めんどくせえ。」
「クソォッ!!我が同志を…ッ!!よくもッ!!」
鮮血の中でローとレイジュが見たのは怒髪天を突く真っ赤なエンデブー准将の形相。直後、熱波の温度がさらに上がった。
「キャプテ〜ン…!!」
「…わかってる。」
ローは手練れだ。しかし、ノース育ちのロー達には熱波はあまりにもきつかった。寒さには慣れているが、それと同じくらい暑さには弱い。
しかし、エンデブー准将の攻撃はローには一切当たらないお粗末なもの。
「マグロディズマ氏こそ、正義ッ!!マグロディズマ氏こそ理想ッ!!貴様らも、あの頂上戦争に現れた麦わらも、五皇とやらもッ!!悪鬼は全て死すべしッ!!」
「……お前、操られているのか…?」
そこで、ローは気づいた。
エンデブー准将の目に光がないこと。それだけではない、他の海兵もまるで自分の意思ではないように…足元がおぼつかない。
ゾンビのようにローの前へと迫り来る海兵達。
その様子を見る影があった。
片髪を刈り上げた赤髪と顔から首にかけての黒い蛇の刺青、そして、品定めするかのようにニタニタと笑うその姿はまさに蛇だった。
「…頼みますよ、エンデブーくん。トラファルガー・ローはここで再起不能にしておくのがいい。そうだ、絶対いい。」
長い足を組み、そう言う…マグロディズマ。彼がローを狙うのは一つ。ドフラミンゴのためであった。
「高い金を叩いて、パルパルの実を手に入れ、君に食わせた。それがあれば、来るであろう天帝との戦いにも楽できただろうにだ。…それは全て、手駒を作るためだよ?」
マグロディズマの狙いはバンドラの首ただ一つ。
それ以外に興味はなかった。興味を持てなかったのである。
「…ワザワザの実さえあれば、私の目標とする天竜人になることができる。いや、その天竜人すらアゴで使うことすら可能だ。…ふっ。この世界には秩序がある。上下がある。誰しも上を狙いたいと思うでしょう?」
そう言ってニヤリと笑うマグロディズマ。
そのままどこ吹く風の如く、何処かへと消えていった。
「手伝ってあげましょうか?」
一方、マグロディズマの見ていたローと海兵の戦いに彼らの思わぬところから助け舟が出た。勿論、それはレイジュからの言葉だった。
「チッ。お前は…ジェルマ66…ッ!!」
ローはわかりやすく、嫌な顔をしていた。
ジェルマ66と言えば、ノースブルーの海の戦士ソラという絵物語に出てくる悪者だった。
「何しにきた。お前は天帝屋のところで…!!」
「ええ。今回は天帝バンドラの幹部として、貴方を助けてあげる。だからね。一つ、貴方の医療の知識を教えてほしいの。」
レイジュの考えは簡単だった。
何としてでもバンドラの役に立ちたい。その一心で彼女は医療の知識を身につけ、成長したいと考えていた。
「…俺は外科だぞ。」
「舐めないで。オペオペの力は医療の知識がないといけない。しかも、貴方はフレバンスの生まれでしょ?」
「…チッ。」
「何を喋っているかは知らないがッ!!お前も手を貸す外道ならッ!!殺すまでッ!!」
レイジュが現れたことでエンデブー准将の額に青筋、こめかみに血管が浮き出していた。しかし、レイジュは不適な笑みを浮かべる。
「あら、怖い。…でもね。簡単には帰れないの。」
次の刹那、レイジュに向かって何人かの海兵の白刃が飛ぶ。
レイジュは重力すら置き去りにしたかのように、空中にバク転して浮き上がり、その頭部に蹴りを入れた。
「数が多いの、私得意なのよ。…それにまだ死ねるわけないでしょう?バンドラに何も返せてない。」
そう言うや否や、レイジュの背後からピンクと黄色の毒々しくも美しい蝶の羽が現れた。それにローの目が釘付けになる。それは…ジェルマのレイドスーツだったからだ。
「近寄るなら息を止めた方がいいわよ?まぁ、意識のない貴方達には無理だろうけど。」
あたりにばら撒かれていたのは毒の鱗粉だった。
何十人も居た海兵は呆気なく意識を失い、エンデブー准将ですら顔を青くし、口から血がたらりと流れている始末だ。
「き、貴様ァ…!!何処まで卑怯なのだ…!!海賊はぁ…!!」
「…首に噛み傷。なるほど。神経毒で操作されているのね。」
「聞いているのかッ!!『電ね……ぐっ!?」
またあの斬撃を撃とうとするエンデブー准将。しかし、振り下ろそうとした腕はローによって切り落とされ、小石に変わっていた。
「ぐぬぅぅぅッ!!」
「はい、おしまい。」
直後、レイジュの蹴りが准将の腹部を直撃。准将はそのまま後ろに転がり、毒で絶命した。あたりの熱波がわかりやすく引く。
「…殺す必要はなかっただろ。」
「どっちみち死んでたわ。私の蹴りは体内の毒素を加速させただけ。元々、体内に毒素が入れられててそれでドーピングと思想の凶暴化をしてたんだと思うわ。まぁ、勝てなかったみたいだけど。」
ふっと笑うレイジュ。
ローは顔こそ変えていないが、底知れなさを感じていた。
「…さっさと逃げるぞ。援軍が来たら面倒だ。」
「そうね。じゃあ、教えてくださる?…医療技術と覇気。」
「なんか追加されてるじゃねえか。…まぁ、いい。さっさと乗れ。」
そう言ってロー達はポーラタンク号へと帰って行った。
リクエスト内容は天帝海賊団のバンドラ以外の勝利話が見たいとのことですので軽くですが、レイジュをと。
基本はバンドラサイドを進めつつ、何度も書けそうなものをリクエストしていただいたのでそれを書きつつ、或いは他の方のリクエストを書きつつという形で進めさせていただきたいと思います。
では。
スッ…
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ヤマト
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ウタ
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レイジュ
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スムージー
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モネ
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レベッカ
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ビビ
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カリファ
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アイン
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カリーナ
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シュガー
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ナミ(同棲?)
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ハンコック
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ロビン