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…エッグヘッド近く、とある島。
「すまねえな。正。無茶言っちまって。」
バンドラは政府関係者に見つからないように場所を改めた。そこは政府関係者でも見向きすらしない無人島。そこには一隻の船が先に止まっていた。その船には正…とはいうものの、人の姿をしていないロボットのようなものが置かれていた。
「しかし、考えたな。エッグヘッドから出られねえってんなら、自動遊泳船か。そして、自身がわりの卵形ロボットとは。」
『御託はいい。…金は持ってきたのだろうな。』
「あぁ。」
そう言ってバンドラはアタッシュケースをロボットの前に置いた。その中には大量の札束が。ロボットは身体からロボットアームを出し、くるりと裏返った。
『…意外だな。天帝の方も金銭面は辛いと思っていたが。』
「俺は船乗りだが、取るべきもんは取るからな。悪魔の実の取引中の海賊と政府護送船を襲った。その時の金だ。」
『…政府護送船を襲った…だと?』
「あぁ。…何処の世界にも悪人はいる。一攫千金を狙ったんだろうな。まぁ、ここに来る途中だったし、何かしら海賊襲って金を手に入れる予定だったから良かったぜ。」
そう言ってニヤリと笑うバンドラ。
その手には金のアタッシュケースの他にもう一つ…果実が持たれていた。
『その悪魔の実はなんだ?』
「さあね。…俺が知りたいくらいだ。こりゃ、今回の金の副産物だからな。」
その果実は紺色の鱗のような表面と細い金色の髭のようなものがその卵形の果実の周りを包むような形をしていた。バンドラは小首を傾げ、それをアタッシュケースへと入れる。
「悪魔の実なんざいくらあっても食えねえからな。いくつも力を手に入れる奴は力に溺れちまう。だから、一種類を極めた奴が強えんだろ。」
『…科学的ではないな。』
正はモニターから静かにそう言った。
『そもそも、悪魔の実を2種類以上食べた前例などない。今、世間を騒がしている黒ひげしかな。お前のワザワザの実の解析もまだ済んではいない。』
「好奇心ってのは怖いもんだな。…俺も狂骨を含めれば悪魔の実を2種類食べたようなもの。意味合いは違うが、この世のルールから外れてはいる。」
『…その、狂骨だが。』
ふっと微笑むバンドラにモニター越しの正が声をかけた。表情はフルフェイスのヘルメットによってわからないが、声の低さ的に少し張り詰めたように見えた。真剣そのものの正とは違い、微笑むバンドラ。
『本当なのか。狂骨が覚醒するかもしれないとは。』
「…まぁ、俺も半信半疑だ。物に与えた悪魔の実が覚醒するなんざ見たことも聞いたこともない。だから、俺は…狂骨がヘビヘビの実に順応し始めたのではないかと考えている。俺と一緒でな。」
『ヘビヘビの実モデル応龍はあの百獣のカイドウのウオウオの実と互換性のある実だ。もし、ヘビヘビの実モデル応龍の力を狂骨が最大限扱えるようになれば、ウオウオの実を超えることも考えられる。』
…正が言っていることにバンドラは目を閉じて顎に手をやる。
整理すればこうだ。
ウオウオの実モデル青龍はカイドウの磨き上げた結果の強さである。故に人獣型は不沈艦とも言えるほど無敵の強さを手に入れた。覚醒の余地は十分にあるし、もしかするともう覚醒しているかもしれない。
それに対し、ヘビヘビの実モデル応龍は狂骨に意志を持たせるために食べさせたもの。物に食べさせた悪魔の実が覚醒した前例はなく、覚醒の条件が能力者の死、或いは死の淵に立ったことと仮定するならば、物の死というものは非常に複雑である。完全破壊を死とすることもあれば、放棄を死とする場合もある。
更には狂骨と…例えば、同じく物に悪魔の実を食べさせた前例たるファンクフリードを比べてみれば。
狂骨は意志はあるものの、普段は刀の状態で龍の頭部や装飾等は全くない。あるとするならば持ち手の黒光りする鱗のようなものだろう。しかし、ファンクフリードは普通に飯を食らい、普通に生活する。
ファンクフリードを象になる剣と呼ぶならば、狂骨は龍にはなるが刀にもなる何かと呼ぶのが相応しい。普段は刀の状態で捕食などはしない。生きているかすらも曖昧なのである。
さて、話を戻そう。
ヘビヘビの実モデル応龍とウオウオの実モデル青龍の違いはほとんど遜色ない。色合いと攻撃性のみだろう。後者は使い手に由来する。
カイドウは最初から100%使えたとして、現在は150、160%とどんどん成長している状態。そのタフさも力もバンドラと最初相対した時よりも強くなっている。じゃあ、狂骨はというと現状維持を続けている状態。人間らしい強くなりたいなどの願望はなく、ただバンドラが振るうたびに強くなる程度でカイドウほどの成長速度は望ましくなく、成長と言えるレベルではない。
…バンドラは狂骨をじっと眺めて、ふぅ…とタバコの煙を蒸した。
「時折な。狂骨を振るう時に応龍の力を使えることがあるんだ。大気を震わせて、斬撃の風を生む。それが巨大化し、ガレオン船は愚か、島一つなら両断できる。…最初は覇王色を纏ってやってるもんだと思ったが、よくよく考えればおかしいよな。」
『…幻獣種は何ができてもおかしくないからな。案外、応龍の力を使いこなせないのは、お前が応龍の力について理解を示していないから…ではないか?』
「…どうかな。取り敢えず、コイツのメンテナンスだけ頼む。後はお前に任せるよ。」
そう言ってバンドラは頼んでいた二振りの刀と引き換えに、狂骨をロボットへと渡した。バンドラは二振りの刀…というよりも剣と呼ぶべきだろう西洋的な装飾の多いものを天へと掲げ見た。
「細剣にするって話じゃなかったっけ?」
『長さは同等。所謂、双曲剣というものを作らせてもらった。刀鍛冶ではないので、時間はかかったが。』
太陽光に照らされて、刀身は藍色に光り輝いていた。鍔、持ち手は金色に光り輝き、ところどころに宝石のようなものが散りばめられている。
『あらゆるツテを使い、そして、星の意志を汲みながら、作った。』
「…お前らのことだからただの武器じゃないんだろ?」
『ご明察。
「…んな危ないもんつけんなよ…。一応、一国家のお姫様の使う武器なんだからな。」
バンドラはため息を吐きながら、もう片方も試し見る。確かに先ほど見た曲剣とは違い、刀身は赤々としていた。
『地面や何かと接触し、火花を散らせれば着火させることも可能。お前の炎を蓄えさせてもいい。しかし、それなら使えるようになるまで少し時間がかかるがな。』
「…なるほどね。了解。」
バンドラはそう言って二つの曲剣をアタッシュケースに入れた。立ち去ろうとするバンドラにモニター越しの正が声をかける。
『後日、また金を用意してこい。狂骨のメンテナンスを終えたら電伝虫をつなげる。』
「了解。悪の奴にもよろしくな。」
『…まぁ、わかった。』
にっとはにかむバンドラにモニター越しの正は心底嫌そうな声を上げた。バンドラがルエノルーヴ号に戻るとそのまま発進させた。
補足説明(わかりにくかった人向け)
史実上は青龍<応龍らしいですが、カイドウの磨き上げた力がポッと出の応龍には流石に負けてはいないと判断。なので、言っちゃえばカイドウ>狂骨ということです。熱息や壊風とほぼ同じことはできますが、対面して戦えば同じ獣型でもカイドウには負けるでしょう。雷鳴や黒式雷鳴は応龍の力というよりはバンドラの武装色の覇気やら能力やらです。事実上の応龍は水を吸い蓄えた水で雨を呼ぶらしいんですが…ね。2年後はもっと応龍の戦い方は激しく書ければいいね。
さて、双極剣ですが、所謂、ショーテルのようなもの(〜鼠〜様、案を出していただき有難う御座います)になります。調べたらパズドラのやつが出てきました…w
名前はまだ未定ですが、熱貝が埋め込まれた真っ赤な刀身の方が炎を、藍色の刀身の方が気体を操ります(可燃性ガス、酸素、二酸化炭素など)
ビビといえばメマーイダンスのイメージしか無かったのでw
気体をわざと吸い込ませて、洗脳させたり、記憶を無くさせたりもできます。技の藍色曲剣、攻めの紅色曲剣って感じかな。大きさはビビが振っても重くない程度。その代わり結構持ち手よりも刀身の方が長めです。持ち手は金色。砂漠の王女=金銀宝石ってイメージがなんかついちゃった。
てな感じです。これでもわかりにくい方がいらっしゃったら教えてください。また設定集つくります。また、〇〇強化案とかがあるよなどがあったら是非ください。…戦闘描写はもっと細かく描けるよう頑張ります。では。