燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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2年後、バンドラ第二章。ナミとの別れ。


第282話

「ん〜っ!!」

 

ルエノルーヴ号、甲板。

潮風に押され、帆船を後ろから殴り、ゆったりと飛ばす。ルエノルーヴ号にはナミとバンドラ、そして、ビビ、レベッカとモネ。その後ろから人工空島…ウェザリアが追尾する。

 

ルエノルーヴ号の甲板では座るバンドラの伸ばした足にナミが座り、バンドラの胸に頭を枕のように乗せていた。両者共、長い足を伸ばし、ひっついていた。

 

レベッカはその様子を赤面で、ビビとモネは少し冷たい目でその様子を見ていた。家の中のことはお互い不可侵だったが、ここまでになるとは思っていなかったのである。

 

「あっという間だったわねぇ。2年間。」

 

「そうだなぁ。色々あったなぁ。」

 

…予期せぬ接敵、関係の発展、そして、お互いの強さの成長。たくさんのことがあった。ゆったりと潮風、波に揺られ、ルエノルーヴ号は進む。その先には…大きなマングローブに覆われた島…シャボンディ諸島があった。

 

「うわぁ…!!懐かしいっ。」

 

2年というのは短くも長く。

麦わらの一味完全解体のニュースはもはや海賊で知らぬものはいないほどである。それに伴い、天帝バンドラの失踪…一時は死んだとまで言われた。しかし、実力者ほど信じることはなかったが。

 

…そんな因縁深いシャボンディ諸島へと降り立つバンドラ達。少し島の中腹へと入っていき、シャッキーのいるぼったくりバーへと入っていく。

 

「あら。」

 

シャッキーはいつも通り、バーカウンターでタバコを蒸しながら、ウィスキーをロックで嗜んでいた。

 

「モンキーくんところの航海士さん。…確か、ナミちゃんだったかなぁ。エスコートでもしてもらったの?えらく変わったじゃない。いいわね。女は変わるものだからね。」

 

「うふふ。ええ。…シャクヤクさん。他の奴らは?」

 

「ゾロ君とあのロボットの…フランキー君…だったかしら。彼らなら来たわ。他の人たちはまだだけど。」

 

「え?…あのゾロが…一番?」

 

ナミの顔が驚愕に染まる。

シャッキーの言葉の信憑性すら疑うほどである。

 

「…シャクヤクさん。レイリーさんは。」

 

「帰ってきてるわ。モンキー君の話でもする?」

 

バンドラはこっくりと頷く。場所を教えてもらい、バンドラたちはそこへと向かった。船のコーティングが終わったらしく、サニー号の近くで腰を下ろしていた。

 

「わーっ!!サニーっ!!久しぶりねっ!!」

 

「アーウッ!!ナミッ!!一段といい女になったなぁ。」

 

「フランキーも。久しぶりっ!!」

 

そこには…サニー号を整備中の船大工フランキーの姿もあった。筋肉が一段と増え、シルエットはさらに大柄となっていた。バンドラは嬉しそうなナミを見て、ふっと微笑むと…レイリーの隣に腰を下ろした。

 

「…一仕事終わった後の酒は格別だ。」

 

「それはコーティングですか?…それとも、ルフィですか。」

 

メガネ越しのレイリーは横目でバンドラを見る。優しく微笑むその姿は老いを感じさせるものの、周りに溢れ出る覇気は微弱に抑えてはいるものの強者感が薄れてはおらず、バンドラの肌をチクチクと刺すほどであった。

 

「どうだった。白ひげの最期は。」

 

「…俺の親父ですよ。…立派だったに決まってるじゃないですか。」

 

「…そうか。…あれはあれでも、私たちと同じ時代を生きた敵友(ライバル)だ。…それが逝くのは少し寂しい。寄る年波には勝てんな。涙脆くて敵わん。」

 

寂しげに微笑むレイリーの横でバンドラはタバコに火をつけた。ナミが近くにいて吸えなかった分も紛らわすように立ち上る煙を見て、微笑んでいた。

 

「あの娘さんといいことでもあったか。」

 

「…わかります?」

 

「…ふふ。君の彼女を見る目がとても優しいものだったからね。それに…。」

 

そう言って微笑みながらレイリーはバンドラの周りを見渡した。そこにはバンドラを待っているだろう。レベッカとモネ、そして、仮面をつけたビビの姿があった。レイリーは静かに目を閉じて、笑う。

 

「前に見たときとは別物だ。彼女らも随分と強くなっている。そして、君も。君から感じる覇気は別格だ。まるで…そう…まるで若き日の白ひげの如きもの。ルフィも相当強くなったが、まだ当分勝てそうにないな。」

 

「…わかりませんよ?ルフィは海賊王になるんです。寄せ付けない強さが、或いは向かってきても薙ぎ払う強さが必要。アレがそれに気づいたとき、俺は勝てなくなっているでしょうね。」

 

「…随分とルフィのことを評価しているな。いやはや、弟子のことを 評価されるのは確かに嬉しいが。…本当にあの麦わら帽子は良い主人を見つけたものだ。」

 

そう言って酒をボトルで飲むレイリー。その顔はかつての盟友を、船長を思い出すかのようだった。バンドラもタバコを蒸す。

 

「レイリーさん、エースと会う気はありますか?」

 

「…アイツの息子ではあるが、今は無いな。」

 

「…偉く即答ですね。」

 

「エースは今は白ひげの息子だ。白ひげは家族を失うことをひどく嫌う。昔、おでんの件でロジャーのやつとひどく喧嘩したからなぁ。…エースはロジャーの息子であることをまだ受け止めきれていない。アイツが生きている以上、それが付き纏う。いつか、アイツが受け止めるその時にアイツが会いたいと思えば…会えるだろうな。」

 

「…そうですね。」

 

バンドラはそう言ってタバコの火を消すとそのまま立ち上がった。バンドラは首をコキリと鳴らすとふっと微笑み、モネたちのところへと歩いていく。

 

「その右目…まるで火傷のような跡、相当、喧嘩したようだな。」

 

「最後に捉えたのは死にゆく親父と…怨敵たるティーチのクソッタレの顔です。前に接敵した際に殺せば良かったが…あの時は俺を標的にしているティーチよりも先に島を撃ち、破壊するバスターコールを止めるのが先決だった。…次は殺しますよ。絶対に。」

 

バンドラは左目でレイリーを捉え、そう言った。その場にいたレイリー以外の人間が汗をかくほどの重圧がその場に漂う。光を失ったはずの右目が怪しく輝いているように見えた。

 

「…そうか。」

 

「今はエレジアの完全復活が先決ですがね。くぅ…やることが多いなぁ。」

 

そう言って背伸びをするバンドラ。彼に近寄るナミの姿があった。ナミは小首を傾げてバンドラを見る。

 

「…ここでお別れ?」

 

「そうだな。まぁ、意地を張ってればどこかで会うだろう。」

 

バンドラの胸に手を当てて、潤んだ瞳でバンドラを見るナミ。バンドラは優しく笑うと彼女の右手を優しく掴んだ。

 

「ロビンにも会いたいが、お前たちはお前たちで話すことがあるだろう?2年の間、仲間と会えなかったんだ。俺はヤマトたちに怒られてくるよ。」

 

「そうね。…バンドラさん。」

 

「ん?」

 

ナミから手を離し、去ろうとするバンドラ。そんな彼の手をぎゅっと掴み、振り向いた瞬間、ナミは彼の唇に自身の唇を重ねた。

 

レイリーやフランキーは微笑みながら、その様子を…レベッカは顔を赤らめて、モネとビビはまたやってるという呆れと嫉妬の複雑な感情が入り混じり、冷たい睨みをきかせていた。

 

「…ぷはっ……ふふっ。大好きっ。」

 

「…あぁ。知ってる。」

 

バンドラとナミは最後の別れであるというようにお互いをギュッと抱きしめあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…シャボンディ諸島を過ぎ去り、ルエノルーヴ号は波に揺られる。ナミをシャボンディ諸島へと送り届け、次なる目的地は天帝海賊団の拠点であるエレジア。

 

「久々にヤマトたちに会うなぁ。」

 

「…楽しみ?」

 

「おうっ。」

 

バンドラは舵を握りながら子どものように笑い、そう言った。その横でモネが美しく怪しげに微笑みながら、バンドラのもう片方の手を握る。

 

「ん?」

 

「…偉く見せつけてくれちゃって。」

 

「…前見てないと危ないから。」

 

「見なくても良いくせに。」

 

ナミに触発されたのか、モネはバンドラの左腕にギュッと抱きつく。薄い緑のタンクトップの生地がはち切れんばかりの豊満な胸部が筋肉質な腕にギュッと押し付けられる。

 

いつもの黄色の瞳でぷくっと頬を膨らますモネ。

 

「なんだ?…嫉妬か?」

 

「うん。そう。」

 

「…そうって…。」

 

「…雪女は嫉妬深い生き物なの。」

 

そう言ってモネは頬をバンドラの肩に引っ付けた。ビビとレベッカは船室内にいるため、止める人が誰一人いない。ひんやりと冷たい感触がバンドラの腕に伝わる。

 

「このまま二人で雪に包まれて…死ぬ?」

 

「シュガーを置いて死ぬ気か。馬鹿。」

 

「ふふっ。冗談。…でも、2年ほったらかしにしたバツだから。着くまでこのままね。」

 

そう言って抱きつく力を強めるモネ。頬が若干赤いが、溶けていないところを見るに、少し耐性がついてきたのだろう。バンドラは諦めたように笑うと、そのまま船を動かした。




実はモネはだいぶ好きな部類です。可愛い。シュガーが見てたら発狂してるね。お姉ちゃんがっ!!あのお姉ちゃんがっ!!…って。誰かに言われると照れて溶けて幼女化しちゃうので放っておきましょうね。

シャボンディはあんまり触れないように。もうちょっと書いてもいいけどワンサイドゲームになっちゃうしね。まぁ、無双は少し先に取っておいて。

2年後バンドラは少し髪が伸び、片目が本編のペドロみたいな感じになってます。

2年後の天帝海賊団(以下、現時点での戦闘設定集)
バンドラ→ワザワザ覚醒、狂骨強化、覇王色(触れた相手、攻撃した相手の覇気武装を無効化する)、武装色(流桜も使える。身体は硬くカイドウでも破るのに一苦労)、見聞色(未来視は可能だが、カタクリに比べると短い。気配を読み取る力はピカイチ)

ヤマト→イヌイヌ覚醒?(本編のアレって覚醒でいいんだろうか。)本編通りの羽衣。覇王、見聞、武装所持。見聞色は得意ではない。

ウタ→ウタウタの実の新たなる使い方。ウタワールドを現世に呼び出し、そこから兵隊や自身の武装を行う。見聞色で生き物の声を聞けるようになる。武装、見聞所持だが、武装色は得意ではない。

エース→マグマグとの差別化は陽炎。スケスケみたいな感じで自身の身体を消すことができる。あとは火力増強。武装、見聞を手に入れる。覇王はまだ纏えない。

レイジュ→ローによって医療知識を手に入れる。毒物の毒素を抜き、薬にすることができる。毒の濃度を操る。下痢の無いドクドク。武装見聞所持。外骨格あり。

カリファ→ムチ、六式のスタイルは変わらず。アワアワの実の強化。物体を泡で閉じ込めたり、泡で弾いたり、浮かせたりできる。自身も空を飛んだり、船のコーティングも可能。武装、見聞所持。

モネ→ヒエヒエとの差別化は質量。雪を操るため、ヒエヒエのように何かを凍らせるわけではなく、凍った物体を生み出す力。自身の身体で作り出した雪や氷で物質の三態を操ることができる。終雪は普通の刀ではあるものの、冷気を纏うことで切れた場所を凍らせる。武装、見聞所持。

シュガー→速く力を抑えられたルッチ。2年前ルッチよりは力量はあるものの、覚醒までは至っていない。武装見聞所持。三節棍の棒術を取得。六式をカリファに教わりつつも自身で昇華。お姉ちゃんとお兄ちゃんのために今は魚人空手を勉強中。

ビビ→2本のショーテル(名前は未定)を獲得。片方は緋色の刃、もう一つは藍色の刃で宝石のような持ち手。前者は熱貝で炎を生み出し、刀身が炎上したり、火花を散らしたりする。後者は気体を操り、相手の意識を操ったり、風を起こしたりする。それ以外にもバンドラのように暗器多用。武装見聞は他のメンバーとは違い、そこまで洗練されたものでは無いものの2年前のクロコダイルには勝てるレベル。

レベッカ→武装見聞所持ではあるものの一番練度が低い。海兵には勝てるが、中将とはまだ難しい。大将は言わずもがな。

カリーナ→多分槍使いになる。それか、レイピア。

ハンコック、スムージー…特に変わらず。

とまぁ、こんなところ。
こんなん面白そうとかあったらリクエストBOXか、感想にどうぞ。ここから増えても男と女一人ずつかなぁ…。うるてぃ、アイン、クザン、ぺーたんのどれか。マルコはやる気ないだろうし、シャルリアは入っても戦わんだろうし。悪でもいいけどだいぶ先になりそうね。

では次回。次回はついに集結です。では。

スッ…

  • ヤマト
  • ウタ
  • ハンコック
  • ビビ
  • レイジュ
  • モネ
  • スムージー
  • ロビン
  • ナミ
  • カリファ
  • シュガー
  • カリーナ
  • レベッカ
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