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…とある島。
建物の中には静寂が満ち、若干の湿気と埃臭さすらも感じさせた。
「チッ。やっぱり生きてやがったか、麦わらと…天帝の野郎。」
新聞を睨むのはキッド海賊団船長…ユースタス・“キャプテン”・キッド。言っている内容はさておいて、その顔は何故か嬉しそうであった。
「五番目の皇帝…だが、その力は赤髪と遜色ない。頂上戦争では大将たちに対して、ほぼワンサイドゲーム。雲行きが怪しくなってからはボロボロになりながらも、百獣のカイドウ相手に引けを取らない斬り合いに傾れ込んだ。…誰が見ても化け物だ。」
「知るか。どうせ、海賊王を目指すなら取らなきゃいけねえ首だ。その道程で邪魔になるものは全て倒すッ!!…そうだろう?キラー。」
…友人で相棒たるキラーの表情は知り得ない。穴の空いたフルフェイスマスクによって遮られているが、声色は柔らかくなっていた。キッドはその剛腕をギュッと握りしめると、筋肉と共に血管も隆起していた。
「しかし、エレジアにはあれがある。攻め入るのにもリスキーだぞ。」
「知ったこっちゃねえよ。トットムジカだったか。あれを使えば、せっかく復興した街を消し炭にすることになるんだ。使わないとは思うがな。」
「…確かに。…じゃあ、どうする。アイツらと同盟を組んでからにするか。」
苦々しく左腕を睨むキッド。
先の赤髪海賊団との抗争で落とされたもので…腕半分から下がなかった。能力を発動させ、義手を作り出す。
「勝つためだったらなんだって利用する。あのバカどもも使いようだ。」
「そうか。…頼むぞ、キッド。穏便にな。」
そう言ってキラーはため息を吐いた。
海賊島ハチノス。
大きな髑髏をモチーフにした島で海賊のためにできたような島。そこにいるのは五皇の一角…『黒ひげ』マーシャル・D・ティーチを船長とした黒ひげ海賊団だった。
「ゼハハハッ!!天帝の野郎がエレジアに帰ってきやがったか。海軍も奴を狙ってやがるようだ。」
「どうする?ティーチ。…ワザワザを狙うか?」
低い声でそう言うのは雨のシリュウ。名刀『雷雨』を腰に帯刀し、ティーチの横で佇んでいた。
「まぁ、待て。正面からやり合うのはリスクがある。アイツだけでも厄介なのに、そこは本拠地。エレジアには歌姫もいやがるし、何せあそこにはトットムジカがある。…まぁ、エレジアを破壊することに繋がるその選択肢をアイツが望んでは取らないと思うがな。」
「ならば、取りに行っても良いだろう。あそこは強い能力の宝庫だ。ウタウタの実、メラメラの実にイヌイヌの実。我々が貰っても強く戦える。」
「だから待てって。…まだ時期じゃあねえ。どうせ、海軍やら名声を狙った海賊やらとアイツは戦うことになるんだ。エレジアの歴史を知らねえ海賊はアイツの強さと名声頼りで狙いに行く。どんな猛者でも守りながら戦い続けるのはキツイだろ?俺たちはそこを叩く。」
ニヤリと笑うティーチ。
シリュウは葉巻をふかしながら、ティーチを静かに見ていた。
「マグロディズマはどうする。あれは暴走し始めたぞ。」
「身内をやられた天帝はおそらく死ぬ気でアイツを倒しに行くだろう。女をやられた時と同じ勢いで行くかは知らねえが。もし、天帝が一人で動こうものなら、メラメラを狙いつつエレジアに向かおうか。」
歯を見せて笑うティーチにシリュウも醜悪な笑みを浮かべた。
…音楽の島エレジア。
アラバスタ王国とグラン・テゾーロからの資金、女ヶ島と万国の兵隊たちによる人員補給。建築物はほぼその力である。各地の叡智が結集し、出来上がったのが新エレジア王国であった。
「まだかな、まだかなぁ〜♪」
鼻歌混じりで港にて待つのは天帝海賊団の二番手であり、バンドラからも狂骨を抜いた相棒として称賛されているカイドウの娘、ヤマトだった。
2年ぶりのバンドラとの会合。頭おでんのヤマトなのだが、バンドラにだけは違う。嬉々としてバンドラの到着を待っていた。波止場で足をバタバタと動かしながらバンドラを待っていた。
無論、バンドラを待つのはヤマトだけではない。
エースも、ウタも、シュガーも、カリーナも待っていた。カリファだけは城で日課の国金の計算中である。
御満悦のヤマトの後ろにすでにやってきていたレイジュとスムージーの姿もあった。ハンコックの姿はない。
「あっ!!ワンちゃんだッ!!」
「帰ってきやがったぜ。天帝が。」
ヤマトは目をキラキラと輝かせ、エースもニヤリと笑っていた。その他船員たちも遠海に見える船に微笑んでいた。船着場にルエノルーヴ号が着く。モネやビビ、レベッカが船から降りていく。…そして、最後尾。
「…ふぅ。良い空気だねェ。ここは。景気のいい…良い空気だ。」
「バンドラぁぁぁぁっ!!」
「おっと!!」
バンドラを見るなり居ても立っても居られなかったヤマトがバンドラに飛びつく。バンドラはヤマトを足に力を入れて受け止めた。ヤマトは笑顔でバンドラの首筋をすんすんと嗅いでいた。
「…なんか、オレンジの匂いがする。」
「…まぁ、ナミと一緒にいたしな。」
「なんかヤダなぁ…。なんかやだっ!!」
「…何がだよ。」
むすっとした顔でバンドラを見るヤマト。バンドラはジトーとした目でそんなヤマトを見ていた。
「取り敢えず一旦、離れてくれ。」
「やだ。」
「離れてくーれっ。」
「や〜だッ!!絶対離れないもんっ!!」
ヤマトをゆっくりと剥がすバンドラ。しかし、久しぶりの会合が嬉しかったのか、ヤマトはテコでも動かなかった。プクッと頬を膨らませるヤマトにバンドラははぁ…とため息を吐く。
「…仕方ねえなぁ。」
「うぇ?んむっ…!?」
バンドラは埒が開かないとヤマトの唇を強引に奪う。びっくりしたのか、ヤマトの腕が緩まり、その瞬間、バンドラはヤマトから抜け出した。
「…後で、な?」
「う…うんっ…。」
顔を真っ赤にして俯くヤマト。エースとレベッカ以外はまたやってるよ…と半ば諦めたように笑っていた。
場所をエレジア城へと移したバンドラたち。
綺麗になった食堂には全員が入っても狭くないほどのスペースがあった。カリファを含め、全員がその場にいる。
「積もる話もあるだろうが、まずは…海軍との戦争を制さなければならない。」
『……は?』
ニヤリと笑って言うバンドラにその場にいたビビとレベッカ、モネ以外の全員がまのぬけた声を上げた。…開口一番にしては具体的な言葉が抜けている。バンドラは椅子に腰をかける。
「俺の知り合いの情報屋からの話だ。現元帥赤犬は、俺とエースを殺そうと画策しているらしい。そして、世界徴兵によって大将の座についた藤虎と緑牛という男達。…奴らも現れる。簡単な話、バスターコールだ。」
「だが、トットムジカもあるこの島を壊すとは考えられんだろう。」
説明するバンドラに声を上げたのはスムージーだった。バンドラは鋭い目つきであぁ…と答える。
「頂上戦争でエースを救われた向こうさんの顔は恥の上塗り以外の何物でもねえ。つまりはだ。俺たちを消して、全てを終わらせる準備が整ったってわけだ。だったら、迎え撃って俺たちに手を出したことを後悔させてやるだけだ。」
ニヤリと笑うバンドラに食堂内は三者三様。ヤマトとエースとシュガーはおーっと拳を上げ、モネとカリーナ、レイジュは静かに笑っており、カリファとスムージーとビビはため息をついていた。レベッカはただ驚いていた。
その時だった。
「バンドラくんッ!!海兵の大群が。」
「…どっかで誰かが聞いていたような展開だな。まぁ、いい。エースとヤマトは街前門ッ!!スムージーとレイジュは東、モネとシュガーは西ッ!!ビビ、レベッカ、カリーナ、カリファはウタの護衛ッ!!ウタは中心で町民を守れッ!!…俺は後方を守る。」
バンドラの言葉に半分は鼓舞され、半分は仕方ないと笑っていた。外へ出ればすでにカゴの中の鳥状態。
島全体を囲む軍艦、その数およそ100以上。
バンドラに言われたように全員が動き出す。
エレジア前方、どちらかと言うとステージのある方へエースとヤマトが特攻する。
「鬼姫と火拳だァァッ!!」
海兵の一人が声を上げた。
瞬間、海兵の体が金棒によってひしゃげ、そのまま横へと飛んでいく。
「撃てッ!!撃てェェッ!!」
振りの大きな金棒によって無防備になるヤマト。しかし、その弾丸は炎の壁によって遮られた。
焦げた鉄の弾丸が地面にカランと落ちる。
「ッ!?」
「『火拳』ッ!!」
エースが上空から地面へ拳を下ろす。地面と拳が触れ合った瞬間、まるで波立つ海水のように炎が波紋を描いて海兵達を飲み込んだ。
「強いね〜?多人数戦には強いか。」
…二人はその声に聞き覚えがあった。即座に構え、後ろを振り向く。
横薙ぎに襲撃する蹴りをエースは腕をクロスして受け止めた。しかし、そのまま勢いを殺しきれず、後ろへ飛ばされる。
「くぅぅっ!?」
エースを狙う光。指先の照準はエースの方を狙っていた。
しかし…。
「『鳴鏑』ッ!!」
「おっとっと〜。」
その光弾はエースの左頬の方を抜け、大きく逸れた。金棒による飛ぶ打撃を光の粒子になって避ける…大将黄猿。振り終わりのヤマトの後ろへ瞬時に現れる。
「隙が大きいね〜。」
「よそ見してんじゃねえよッ!!」
エースの拳が黄猿の胸を捉える。
しかし、光の粒子になって避ける黄猿には当たらない。空を切った拳の代償は少なくなく、エースの背後から光弾を放つ黄猿。
「くっ!!」
見聞色の覇気で避けるエース。その攻撃はエースの肩を掠め、鮮血を散らせた。
しかし、エースもただではやられない。思いっきり背後へ炎の拳を飛ばすエース。
黄猿の身体が炎に包まれ、エースは己が炎で視界を遮断してしまう。
「おっとっと〜。怖いねえ〜?」
「…へっ。焦げてんぞ?」
…枝の上に立つ黄猿。エースは首を捻って振り向きニヤリと笑った。エースの炎はただの苦し紛れではなく、黄猿の右足を軽く炙った。
「この程度、何のこともないねえ?さぁ、殺していこうかねえ?」
「…かかって来いよ。」
「いくよ。エース。」
そう言って両者見合っていた。
一方、エレジア後方。
船の港のある方角では、バンドラと二人の男が見合っていた。一人は目までのバツ字の傷が特徴的な男、もう一人はサングラスをかけた長めの黒髪の男だった。
「…当たりか。」
「…テメェ、天帝だな。」
バンドラは切り株に座りニヤリと笑っていた。その様子が癪に障っていたのだろう、サングラスをかけた男…緑牛はサングラスを外し、鋭い目線を突き刺した。
「ふざけてんのか?」
「開口一番、そりゃねえだろ?お客様を相手にしてんだ。少しは愛想良くしねえとなぁ?」
「…じゃあ、その首、渡せッ!!」
直後、緑牛の指が伸びる。
それは樹木の根のように鋭いものだった。5本の指が立ち上がったバンドラの身体を最も容易く貫通する。完全にとった…しかし。
「…あん?なんだ?」
「…してやられやしたね。アラマキ。こりゃ、デコイでさ。」
…そこにあったのは霧散した雲だった。
直後、緑牛は直感で上を向く。そこには…。
「おいおいおいおいッ!?」
「ありがとよ。見せてくれて。」
赤色に輝く火炎の球体を持ったバンドラがニヤリと笑っていた。二人の顔に冷や汗が流れる。
「チッ!!『防火…「…防げやせんッ!!隕石落としやすッ!!」
防ぐよりも迎撃する方が得策だと思ったのだろう。空中に一太刀入れ、上から隕石を落とす…大将藤虎。
バンドラはそれを見聞色で捉え、空中へと火炎球を放り投げた。
「燃えろよ。」
隕石と火炎球がぶつかり合い、空中で爆発した。瓦礫がお互いに飛ぶ。地面に着地したバンドラへ根が瞬時に伸びてきた。
「テメェは生きてちゃいけねえんだよッ!!」
「…惜しいッ!!」
バンドラは横へと飛び、それを避ける。
しかし、追尾する形で根っこは地面スレスレを折れ曲がってきた。尖った先がバンドラを狙う。
バンドラは地面に着地し、狂骨を引き抜く。
「『
「チッ!?速えッ!!」
縦薙に振るわれた飛ぶ斬撃。
それは目と鼻の先の根がバンドラの身体を引き裂くよりも先に、縦薙に緑牛の胸を裂いた。しかし、さすが大将、後ろへとステップして避け、浅めの傷で済ませていた。その傷は即座に治っていく。
狂骨を抜いたバンドラと緑牛、藤虎が相対する。
「チッ。バケモンが。だが、負けて帰っちゃ、サカズキさんに怒られちまうッ!!」
「あっしらに仇なすアンタを倒し、この国にいる人たちを救って見せやす。」
冷静に言い放つ藤虎と眉間に皺を寄せて、バンドラを睨む緑牛。バンドラは狂骨を構え、ニヤリと笑う。
「吐いた唾は飲めねえよ。…悪いが、もう負けられねえんで。『
…そう言って、地面を蹴り、前へと飛び出した。
エース・ヤマトvs黄猿
バンドラvs藤虎・緑牛
2年後になりまして天神災害はほぼノーリスクで打てるようになりました。こうなったバンドラさんは強い。…この二人を噛ませにするのはいかがなものかと思いますが。
次回は他の子達の戦闘スタイルも出したいね。では。
スッ…
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ヤマト
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ウタ
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ハンコック
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ビビ
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レイジュ
-
モネ
-
スムージー
-
ロビン
-
ナミ
-
カリファ
-
シュガー
-
カリーナ
-
レベッカ