燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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幕間…。


第294話

「久しぶりだなぁ。テメェと剣を交えんのは。」

 

「…ふん。悪ガキどもにいいスパイスになる。」

 

エレジア近くの孤島。

バンドラは日々の修行の虚無感を無くすため、キングを呼んだ。ぽんぽんとカイドウは移動ができないからである。キングはうるティとページワンを連れてきた。

 

方やニヤリと笑い、方や無表情に睨む。

四皇と四皇大幹部のバトルにページワンも、ヤマトも、エースですらも目を輝かせて見ていた。

 

「魚人島に行くんだ。身体が鈍っちまったら悲しいじゃあねえか。」

 

「…ふん。俺は片目が見えない相手だろうと手加減は…しないぞ。」

 

カチャッ…という音と共に刀身をバンドラへと向けるキング。バンドラは首をボキッと鳴らすと歯を見せて笑った。

 

「…それじゃあ、やりますか。」

 

キングに狂骨を構えるバンドラ。エース達は固唾を飲んで見ていた。

 

直後、エース達の目から見てバンドラが…消えた。

 

「ッ!!」

 

キングが何かに対応するように刃を合わせる。

直後、キングの目の前から火花が散った。…狂骨がキングの刀と噛み合っていたのである。

 

キングはそれを片腕で払い除けるとそのまま上へと飛び上がり、斬撃を地面へと飛ばす。

 

バンドラはそれをステップで回避。衝撃で上に上がった大岩に乗り、跳び上がるとそのまま狂骨で横薙ぎの斬撃を飛ばす。

 

キングは涼しげな顔でそれを横に回避。そのまま足の踏み場をなくしたバンドラに踵落としを決めた。

 

「おっと!?」

 

バンドラは地面にとてつもない勢いで落下。

砂塵に塗れ、バンドラの姿が見えなくなる。キングはそれを涼しげに見ていた。

 

「…ッ!?」

 

しかし、そんなキングの顔に少し焦りが見え始める。キングは何かを察したようにその場から立ち去る。…と、バンドラが落ちた付近からとんでもない轟音と共に大太の火柱が打ち上がったではないか。

 

「くっ!?」

 

爆風により、キングはコントロールを失う。

そこを狙うのはバンドラ。キングの直上まで火柱の勢いを利用し、飛び上がり、苦無を降らせる。

 

キングはそれを手をクロスしてガード。

キングの肌と苦無が干渉し、火花が散る。

 

「くっ!?」

 

両者、着地。

着地したのは島の中でも緑の絶えない森だった。

 

バンドラは右掌をキングへと向ける。

すると、キングに向かって氷が壁を形成するかのように走っていく。

 

キングは形成された氷の壁を横薙ぎの斬撃で斬り裂く。…しかし、すでにそこにはバンドラの姿はなかった。

 

「…どこだ。」

 

ギロリと周りを見渡すキング。…しかし、何処にもバンドラの姿はない。

 

直後、キングの背後から気配を感じた。キングは少し驚きつつも、バンドラの縦薙ぎの斬撃を受け止めるように剣を交える。

 

「さすが。」

 

「…皮肉にしか聞こえん。」

 

バンドラは後ろへと跳び、キングから間合いを離す。

 

キングはその一瞬を狙い、追いかけるように間合いを詰める。…しかし、彼の目の前に導火線のついた黒い球体が投げられると状況が変わる。

 

ドカンッという破裂音と共に、キングの視界が砂塵によって遮断。爆風と共に上へと飛ぶは、根っこごと抜かれた樹木の数々。

 

「…煩わしい。」

 

「そうか?俺は楽しいぜ?」

 

その飛ぶ樹木を足場にして、バンドラはキングの真ん前へと現れる。そのまま横薙ぎに振るわれる上段蹴り。キングはそれを腕で受け止めるが、とてつもない勢いに後ろへと飛んでいった。

 

「ッ!?…くっ!!」

 

キングは後ろへ飛ばされながらも、足でブレーキをかける。地面に擦った後がつき、足からは砂塵が舞う。

 

バンドラはそれを好機と捉え、地面を蹴り、爆進。キングの懐へと入る。しかし、キングも黙ってくらうわけではない。

 

羽を広げ、背の炎が燃え上がる。

右拳には炎が纏われ、それがバンドラの眼前に迫っていた。バンドラはそれを武装硬化した腕をクロスしてガード。キング同様、自身から見て後ろへと軽く吹き飛ばされるものの、足でブレーキをかけ、数メートルで止まった。

 

バンドラの腕からは湯気がたちのぼっている。

 

「あいつも炎の能力者かッ!?」

 

「…キングは攻めも防御も完璧。対して、バンドラは多少キングよりも劣っているけれど、スピードはピカイチ。…すごいね。これは。」

 

驚くエースと分析するヤマト。

ページワンに関しては言葉を失っていた。

 

バンドラはふっと微笑むと足を前へ。

三度、前へと走り込む。

 

キングは手に炎を纏い、再び、バンドラへと振るう。しかし、今度はバンドラは受けの体勢ではなかった。バンドラの手にも赤ではなく、青色の炎が纏われていたのだ。

 

バンドラはそのまま自身の2倍はあろうキングの拳に相対するかのように拳を振るう。触れ合った瞬間、お互いの炎が爆発。キングとバンドラはそのまま後ろへと吹き飛ばされる。

 

バンドラは受け身を取り、空中で一回転して着地。キングは獣型へと変身し、羽を大きく広げ、バンドラへと向かっていく。

 

「『応龍(おうりゅう)彼岸(ひがん)』」

 

「…ッ!?」

 

そんな中、バンドラが繰り出したのは単なる横薙ぎの斬撃だった。しかし、銀色に輝くその斬波はキングの目の前で分裂。たった一発の斬撃が100発以上のものへと分裂し、キングへと襲いかかる。

 

前方から来る斬波の雨に、キングは直前で上空へ上がることで回避。そのまま人型へとなると空中で炎を纏った斬撃をバンドラへ打ち込む。

 

飛んでくる炎の斬波に、バンドラは縦薙ぎに切り裂き、そのまま前へと進む。バンドラの背後で炎が爆発。そのままキングの真ん前へと距離を詰める。

 

何度目か、撃ち合うお互いの刀。

空中で金属の触れ合う甲高い音が響き、衝撃に直上の雲が散る。

 

しかし、空中ではキングに分がある。

キングはバンドラの腕をガシッと掴むとそのまま速度を増し、自身ごと落とすように地面へと向かう。

 

地面と触れ合う直前、バンドラは防御力の失ったキングの腹部に蹴りを入れた。

 

「くっ…!!」

 

その衝撃に手を離すキング。

地面へと受け身を取り、バンドラが離れると同時にキングに向かって煙幕玉を投げる。

 

三度、キングの視界が白煙によって遮られた。

キングは冷静に獣型の羽ばたきで白煙をかき消す。

 

しかし、本当にバンドラの姿はない。

 

「…。」

 

ギロリと周りを見渡すキング。

見聞色で場所を見極めようとしていた。

 

「…本当にあれ、修行かよ…。」

 

エースがそう口ずさむ。

ヤマトもページワン、うるティを含めた傍観者ですらバンドラの姿見えずじまい。

 

しかし、キングはただ一点を見つめ、剣を握る。

 

「そこかッ!!」

 

炎の斬波を飛ばすキング。

それに呼応するように、走り込む音が響く。黒煙から現れたのは…バンドラだった。バンドラはキングへと間合いを詰めると、狂骨に力を込める。青紫色のオーラが狂骨の刃を伝い、具現化した。

 

「最大応麟…。」

 

そう言うとバンドラが空中で加速。

キングのガードが及ばない位置まで来ていた。狂骨を握る手がギリッ…と音を立てる。

 

「『龍刀荼毘(りゅうとうだび)』ッ!!」

 

その斬撃はキングの硬い皮膚を易々と切り裂く。その余波で、島の三分の一が斜めがけに消滅。海中へと崩落していった。シュタッとバンドラが地面に立つ。

 

「これが…カイドウさんが惚れた男…。」

 

脇腹の傷を触り、キングはそう呟いた。

バンドラはニヤリと笑い、狂骨を鞘に収める。

 

「…俺の身体に…傷をつけるとは。」

 

「テメェが何族か、テメェが何者かは関係ねえ。ただ全力でぶつかったまで。死んでも文句は言えねえよな?」

 

「修行で殺すな。馬鹿野郎。」

 

キングはそう言うと地面に膝をついた。




カタクリのリベンジマッチもどっかで書きたい。
次回から魚人島…といっても魚人島のメインも麦わらの一味で進んでくのでバンドラさんはあんまり目立たないかなぁ。バンドラがやっちゃうとそれだけで終わりになっちゃうんで。

その代わり、バンドラと意外な人との戦い。女を賭けた男同士の戦いです。ワザワザの実の秘密も…。

では。

スッ…

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