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魚人島編突入です。
「わぁ〜っ!!わぁ〜っ!!船が海の中に入ってくっ!!」
…シャボンディ近くの海中。
どんどんとルエノルーヴ号が海中へと沈んでいく。初めてのその光景にぴょんぴょんと跳ねて喜ぶウタと目をキラキラと輝かせるヤマトを見て、バンドラは笑っていた。
「でも、大丈夫?コーティング、してないんでしょ?」
モネがバンドラにそう聞いた。
バンドラはニヤリと笑うと、パチンっと指を鳴らす。すると船を突然吹き付ける猛風が包み込んだ。
「海流をかき分ける風だ。俺が海に落ちた時もこれで体を包むことにしてる。どんな軍艦も海底の圧力に耐えられる。まぁ、これをしてる時は俺は一歩も動けないけどな。」
「襲撃されたら終わりってことね。」
「あぁ。まぁ、お前らいたら大丈夫だろ。しかも、魚人島へは基本は海から渡っていくしかない。普通の船なら水圧でペシャンコだ。」
「「ひぇぇ〜…!?」」
…と青ざめるヤマトとウタにバンドラは歯を見せてニヤリと笑った。その後ろでモネがにっこりと笑う。
「まぁ、そこは俺の操舵の手を信じてくれや。…と、もうそろ着くぞ〜。…魚人島リュウグウ王国。」
誘われるかのように、ルエノルーヴ号が海流かき分け海進む。魚人島の現状を見た時、バンドラの目の色が変わった。
「…おや、いい挨拶じゃねえか。」
…リュウグウ王国の門。シャボンの外側に大量の魚人が居たからである。しかも、それはリュウグウ王国の兵士ではなく、蛮族のような魚人たちだった。ルエノルーヴ号は格好の的だろう。それに向かってスピアガンを向ける魚人たち。
「どうするのよッ!?船が壊れたり、バンドラに刺さったりしたら…!!」
「痛みには慣れてるッ!!それにただの金属如きで俺の肉が食めるわけねえだろうがよッ!!」
直後、前方からスピアガンの銛が射出された。海中で避けることも、ルエノルーヴ号上で戦うことも不可能。
しかし、バンドラはニヤリと笑っていた。
バンドラは前に左手を…まるで銃を形作るようにし、その指先を銃口に見立て、前へと伸ばす。
「…バンッ。」
直後、銛は中心でおられたかのように爆発。どころか、何故か、銛を打ち込んだ魚人の数人の肩や脇腹が吹き飛び、避けた。
「う、動けないんじゃなかったの…?」
「ルエノルーヴを包み込むように展開した風の一部を俺の指先に集めた。水圧にも負けねえ魚雷みたいなもんだ。もちろん、威力はそんな可愛いもんじゃねえがな?」
ウィンクをするバンドラにモネが合点があったように息を吐く。
魚人たちは遠距離では一方的にボコられるだけだと、ルエノルーヴ号へと特攻。流れに逆らうように、突き進む。手にはトライデントを持って。
「どうするッ!!」
エースが身体に火を纏い、そう言った。ヤマトとシュガーも臨戦体制。しかし、彼らの弱点たる海水により、戦えるのはルエノルーヴ号甲板のみ。この不利というしかない状況にバンドラは笑みを崩さない。
「…何もしなくていい。俺の風を纏ったルエノルーヴ号は如何なる戦艦にも負けぬ堅牢、難攻不落の鉄船と化す。全員、振り落とされんなよッ!!」
直後、海の中なのにも関わらず、ルエノルーヴ号の帆を後ろから大きく押す突風が吹き荒れる。その突風はウタやモネは愚か、鍛えられたヤマトですらこけそうになるほどであった。
「な、なんだぁぁッ!?」
魚人たちも驚いただろう。ゆったりと動いていたはずの船が、突如、ターボエンジンでも積んでいるかのように加速したのだから。突っ込んできた魚人たちは迎え撃つように突っ込んできたルエノルーヴ号に対して、顔を青ざめ、なんとか避ける。
真っ暗に近い海底で、大きな海流が生まれ、その勢いに乗り、ルエノルーヴ号はリュウグウ王国へと突っ込んでいった。
「ふぅ。着いた着いた。」
「着いた着いたじゃないわよッ!?危うく死ぬところだったじゃないッ!!」
そう言うのはウタ。目元には少し涙が溜まっていた。バンドラはにっと笑い、すぐに何かを言おうと思ったが、そうは問屋が卸さない。バンドラたちの周りを魚人たちが取り囲んだ。
「…この国のネプチューン王とは懇ろにさせてもらってる。…俺たちを殺る理由はねえはずだが?」
首の関節を鳴らし、そう言うバンドラ。覇気は放ってないものの、その目から見える殺気に魚人たちは身震いをしていた。
「五月蝿えッ!!ホーディさんからのお達しだッ!!俺たちを差別した人間どもは…俺たちが殺すッ!!今度は魚人の時代だッ!!」
「…遺言はそれでいいな。」
低く…そう言い放たれた言葉に魚人たちは恐ろしさを感じた。ゆっくりと引き抜かれる狂骨の刃はバンドラの胸の高さで淡く輝く。もはや、無駄だとバンドラ以外の船員たちは矛を収めた。
「…ネプチューン王には俺はこういった。必ず、お前たちが日の光の下で過ごせる環境を作ってやると。お前たちを差別するような世界を変えてやると。…テメェらがやってるのは…なんだ?」
次の瞬間、ダンッ…と言う音と共にバンドラが消える。バンドラがいた場所にあったのは土煙のみ。
魚人たちは迎え撃つように剣や銃を構えるが…バンドラは既にその大衆の真後ろにいた。狂骨をゆっくりと収めるその大きな背中へ1人の魚人は剣を振り下ろそうとする。何故か、その場にいた全員がその動きをスローモーションに感じた。
狂骨が…鞘におさまったその時、魚人たちの体から1人残らず、血飛沫が上がり、その場に前のめりで倒れていった。まさに死屍累々。バンドラはその様子をどこか悲しげに見ていた。
「…魚人の歴史は差別の歴史。…だが、テメェらが差別しちゃダメだろ。差別した側はなんにも考えちゃねえ。変えるのは立場じゃない。…時代だろ。」
静かにそう言い放つと、バンドラは船員のところへと行く。
「…なんでこうなったのかな。」
ウタは悲痛な顔でそう言った。ウタとヤマトは差別によって人間を駒にしようとした哀れな魚人を知っていた。だからこその言葉だった。
「さぁ。…だが、ホーディってやつを止めねえとこの暴走は止まらねえ。おちおち、ネプチューン王と話もできねえ。…って、ありゃ…メガロだったか。」
バンドラはそう言うと、リュウグウ王国上空をサメが回遊しているのを見つけた。そのサメは明らかに無理をしているだろうと思われるくらいにはち切れんばかりの体躯をしており、異常以外の何者でもなかった。
そして、その上にいるのは…。
「「ルフィッ!?」」
「…なるほど。あいつが絡んでるんなら、面倒な話になる。」
驚くエースとウタをよそにバンドラはタバコに火をつけ、蒸す。
「…恐らくだが、さっきの奴らの仲間は麦わらの一味にも喧嘩をふっかけてる。俺たちの任務が遂行するにゃ、あいつらの喧嘩が終わらなくちゃならねえ。」
「じゃあどうする?俺は暴れる準備はできてるぜ?」
そう言うエースは肩をブンブンと回し、にっと笑っていた。ヤマトも暴れたいのか、目をキラキラと輝かせていた。普段ならここにバンドラも乗るのだが…バンドラは首を横に振った。
「俺たちは静観だ。」
「なんでだ!?弟の喧嘩だ。身内が絡んでも…「いや。それ以外に問題がある。」…?」
バンドラの顔は深刻そのもの。
その目を見て、エースは上がってくる言葉を止めた。
「さっきは俺たちを襲ってきたからまだ済んだものの、ここは今は…ビッグマム海賊団の領地。つまり、ここで暴れればビッグマム海賊団との戦争が始まる。そうなれば、辛いのは誰だ。…スムージーのやつが知らないところでビッグマムのやつとの因縁を作るのはまずい。ビッグマムは身内だとしても容赦しねえ。」
「…でも、スムージーさんはビッグマム海賊団の幹部だよ?ボク達がここで暴れた程度で手放すかなぁ…?」
首を傾げるヤマトを見て、バンドラはタバコの煙を口から吐き出した。モクモクと上る煙はただ淡く広がり、消えていった。
「…それは可能性の話だからまだいい。だが、ハンコックとスムージーが陣取ってくれているとはいえ、ウタのいない状態のエレジアに戦争をふっかけられたらまずい。今のエレジアにはチェス兵が全体の3割はいる。それが寝返られたら…。」
「私の能力で音符兵を作れたら真っ向勝負できるんだけど…まだエレジア以外で試してないし…。」
「…そういうことだ。…兎に角、ネプチューン王の所在確認が先だ。」
そう言うバンドラにその場にいた全員が頷いた。
ホーディ戦にはバンドラは入りません。しかし、意外な人たちと戦う可能性も。
それにマグロディズマの毒牙が魚人島にも迫ってます。
魚人島にいる男の名はソルト…ホビホビの実の能力者。彼は触れた相手をおもちゃにし、人の記憶からその人を消すことができます。しかし、彼にとってはオモチャも武器も似たようなもの。生まれ持ったあるものによって差別された彼はマグロディズマと同じ狂気を孕みます。…おお、こわいこわい。
そして、魚人島編の終了には天帝海賊団に知られぬ闇がかかります。ウタにピンチが、シュガーに暗雲が。全員生きて魚人島を出れるのか。…いや、生きてはいるか。
では。
スッ…
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ヤマト
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ウタ
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ハンコック
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ビビ
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レイジュ
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モネ
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スムージー
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ロビン
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ナミ
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カリファ
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シュガー
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カリーナ
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レベッカ