燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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後半、グロ注意。前半いじめ注意。


第308話

魚人島。その広場では、今なお公開処刑をされようとされている王子たちの姿があった。

 

それを取り囲む敵勢はおよそ10万。リーダーであるホーディはエネルギーステロイドのせいで身体はボロボロ。されど持ちし力は化け物以外の何者でもなかった。対して、その真ん中には麦わらのルフィ率いる麦わらの一味の姿。

 

10万の敵勢はルフィの覇王色の覇気で半分になる。

 

「5万人やられようがまだ5万人の兵力があるッ!!」

 

ゼオの声に新魚人海賊団は雄叫びをあげる。しかし、2年後の一味の強さは群を抜いていた。

 

「こんな広場の真ん中で…デカい人魚姫を守れるもんなら守ってみろッ!!」

 

ホーディが撃水を放つ。その勢いたるや水ではなく銃弾だ。

 

その先には人魚姫…しかし、それは同じく撃水によって弾き返した。

 

「ふん。何をして力を得たのかは知らんが、『ヒヨッコ』の魚人空手じゃ。」

 

…その遊撃は海峡のジンベエによって行われた。しかし、大きい体のしらほしは格好の的、次に彼女を狙うのは無数の銃口だった。

 

「ヨホホ〜感心できませんね〜?世界の憧れ人魚姫を……ん?」

 

…その時だった。

 

『グワァァァッ!!』

 

銃を構える魚人たちが軒並み炎に巻かれたのだ。ホーディの額に汗がだらりと垂れる。その炎を見て、ルフィは口角を開けて笑っていた。

 

「ちょっと早かったか?ルフィ。」

 

…親しみ感じるその声は、ルフィが今最も聴きたかった声。宙に舞う火柱を背景に、1人の男がルフィの隣へと跳んできた。

 

「何者だ…テメェらッ!!」

 

「船長『天帝』バンドラの名の下に、麦わらのルフィに共闘を申し込みにきた。天帝海賊団、船長代理ッ!!火拳のエース。…以後、お見知り置きを…ってなッ!!」

 

拳を前に突き出し、ルフィを見ながらニヤリと笑うエース。ルフィはその顔に涙を流し、エースへと抱きついた。

 

「エ゛ぇぇぇス゛ぅぅぅ゛ッ!!」

 

「ぎゃあ、泣くな。バカッ!!…俺が死んでねえってわかってたろ?」

 

「…う゛ん゛ッ!!」

 

そう言うとルフィはエースの横に再び立った。背中をお互い守り合い、拳を構える姿はお互いを信じ合ってないとできないものだった。

 

「チッ!!次から次へと…面倒な…!!」

 

無論…エースだけではない。

 

黒く染まった指の一撃により、地面に大きな亀裂が走る。豹のその攻撃に魚人たちは円形に砂塵が上り、吹き飛ばされた。

 

「…なるほど。そういうことか…アイツらばかりにやらせすぎちゃ俺らの獲物が無くなっちまうッ!!」

 

ゾロはそう言って笑うと目の前の魚人たちに目をつける。

 

「合わせろよ?おかしな剣の女剣士ッ!!」

 

「え…ええ!!」

 

その隣に立つのは仮面をつけたビビ。その手には曲剣が2本握られていた。

 

ゾロは剣の刃を自身を中心に円形に並べるように構えると同時…!!

 

「『黒縄大竜巻』ッ!!」

 

回転しながら前へと突っ込み、周囲を巻き込む大竜巻を作り出す。天へと上がったそれは鉄盾を持つ魚人のそれを最も容易く両断する。…しかし、ビビもそれに負けていない。

 

「『緋剣“尺狩(ジャッカル)”』ッ!!」

 

炎曲剣『セクメト』を右手に構え、そのまま地面を蹴り猛進。まるで舞いでも披露するかのように魚人たちの間を縫って走っていく。

 

魚人たちはそれを視認できない。気づけば、後ろに立たれていた。

 

そして…炎に巻かれる。いつのまにか切り裂かれていたのだ。

 

「クソガキャァァッ!!」

 

新魚人海賊団のダルマが地面を喰らいながら、ビビの後ろへと立つ。そのままその鋭く細かな歯を突き立て、ビビに食らいつこうとするが…そのダルマの顔面を砲弾が直撃した。

 

「…あ、危ない…。」

 

ビビは少しため息を漏らしながらその弾丸が来た方向を見る。そこには大きな大砲が立っていた。

 

「行くぜッ!!ブラキオタンク5号ッ!!」

 

ブラキオザウルスを模されたその戦車からビビは目を切って前へと突き進む。

 

そこを担当していたのはナミとモネだった。

 

「アンタらが来たってことはバンドラさんもっ!?」

 

「…あの人はちょっと他の仕事が入っちゃって。帰っちゃった。…まぁ、また会えるわよ。そのうちにね?」

 

「むぅぅ…そっか。仕方ないわね。」

 

その周りには多数の魚人たち。人間、しかも女だからと舐められていた。

 

「ねぇ。…邪魔よ?」

 

モネは怪しくウインクをすると終雪を引き抜く。その刃は銀色の風にキラキラと光り輝いていた。比喩ではない。本当に。

 

「『雪ぎ』」

 

「『疾風(ガスト)ソード』ッ!!」

 

怪しく微笑むモネ。直後、彼女の周りをキラキラと輝く風が舞う。その風が魚人たちの身体を通り抜けると…魚人たちの身体に縦薙に傷が出来、血を吹き出した。

 

それは魚人海賊団の幹部クラスの皮膚すらも断ち切った。

 

対するナミは目の前の魚人を吹き飛ばす疾風を進化した天候棒(クリマタクト)魔法の天候棒(ソーサリー・クリマタクト)から生み出し、迎撃。

 

飛んで行った魚人たちはエースの炎に巻かれた。

 

「おいおい。アイツらがいるってことは…。」

 

「ハーイ。サンジ。」

 

「…やっぱりいた。」

 

サンジはため息を吐き、その声の方向を向く。その方向では幹部のドスンが紫色の皮膚で倒れていた。それをしたのはそのドスンを踏む…ヴィンスモーク・レイジュ…サンジの実の姉だ。

 

「愛しのサンジがボロボロになってないかと思ってね〜?」

 

「うるせぇ。どっか行け。」

 

「なによ。可愛くない。…まあいいわ。どうせ、こんな茶番。すぐ終わるもの。」

 

そう言ってニヤリと笑うレイジュ。…そう、もうあちらこちらで幹部クラスもやられていってしまっていた。あと残るのはホーディとヒョウゾウなどを入れた数百人程度。

 

ホーディは苛立ちと焦りを隠せていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…方舟ノア。その甲板。古くから魚人たちに約束の船と呼ばれた古船では…。1人の魚人が…青ざめていた。

 

「ひ、ヒィィッ!?な、何者ッ!?」

 

「…天帝はやはりバロック君の方へと行きましたか。彼が居たら君らに勝ち筋はないですもんね。…ホーディ・ジョーンズ。」

 

尻餅をつき、後ろへと尻込みするバンダーデッケンの元に現れたのは…なんとドレスローザにいるはずのマグロディズマだった。首のチャクラムは外しており、その右手には杖を持ち、左手にチャクラムを持っていた。

 

「な、なんでッ!?こ、この船には俺しかいないはず。」

 

「…君はしらほし姫を殺そうとしていますね。彼女を殺されては困るんです。…もし、彼女が…ならば。君は障壁になり得るんですよ…あー。なんでしたっけ?ハンガーセッケン?」

 

「バンダーデッケンだッ!!テメェ、舐めてんのかッ!!」

 

激昂したバンダーデッケンは手に持っていた銃をマグロディズマに向かって発砲する。

 

しかし、その弾丸はマグロディズマを捕らえた。が、手応えはない。

 

その弾丸が通った場所は円形に穴が空いていた。しかし、血一つ流れてやしない。

 

「あぁ。バンダーデッケンくんですか。失敬失敬。…名前って大事ですよね。それ一つで“どこ”の“誰か”の“誰か”を教えてくれるんですから。…まぁ、それはさておいて。…私、銃を向けられるの嫌いなんですよ。痛いので。」

 

落ち着いたその声にバンダーデッケンはびびっていた。なにせ、その声はバンダーデッケンを中心に周囲にまるで反響するように聞こえているからだ。前からしか聞こえていない声が、イヤホンでも使って聴いているかのように鮮明にかつ、全方位から聞こえる感覚はなにと考えても気持ち悪かった。

 

「だって痛いじゃないですか。銃弾、当たったら最悪死ぬじゃないですか。…それ、嫌がることって人にやっちゃダメって親に習いませんでした?あ、私、親いないんですよ。昔、海賊に殺されちゃって。アハハハっ。面白いですね。海賊に殺されてるのに今、私、海賊やってる。ね、なんの未練もないんですよ。」

 

バンダーデッケンとマグロディズマの顔が近くなる。その顔は話している内容とは裏腹に満面の笑みを浮かべていた。バンダーデッケンを心の底から震え上がらせるマグロディズマ。

 

そのマグロディズマにバンダーデッケンは何度も何度も銃を打ち込んだ。目を閉じ、喉が張り裂けそうなほど叫びながら発砲していく。その姿は狂乱以外の何ものでもなかった。

 

「ダメじゃないですか。人の嫌がることしちゃ…友達少ないんです?」

 

…虚しい引き金を引く音が辺りにこだまする。

 

「ひ、あ…ぎゃっ…あが…!?」

 

「…言葉にしてくれないとわかりませんね。…まぁ、いいでしょう。この戦いに貴方は不要ですから。『蟲喰(むしくい)』」

 

そう言うとマグロディズマの右腕に変化が訪れる。なんと右腕は指先から徐々に消えていき、マグロディズマの身体からバンダーデッケンの身体へと移っていたのだ。…右腕から現れたのは無数の虫。それがバンダーデッケンの身体を囲み…その皮膚に牙を突き立てた。

 

「んぎゃあっ!?や、やめろッ!?食うなッ!!俺を食うなァァッ!?」

 

…皮膚、目、耳…全てを余すことなく噛みつき、牙で抉り取る。バンダーデッケンの断末魔が辺りに響いた時、マグロディズマは…笑っていた。

 

「アハハハっ!!最高ですよ。臓腑の一片たりうるまで食い尽くしてあげますから。安心してくださいね?」

 

「ヒギャァァァアッ!?や、やべろッ!?入るなぁッ!?俺の中に入るなぁッ!?」

 

「…さて。」

 

そう言うとマグロディズマは懐からリンゴを一個取り出した。その姿がバンダーデッケンの断末魔が消え去ったと同時に、徐々に変わっていく。…悪魔の実をわざと錬成したのである。

 

「…果たしてこれを多数の手を持つものに食べさせればどうなるか、見ものですね。…先ずはここにいる天帝海賊団を根絶やしにせねば。オリジナルの仕事を少しでも少なくしましょう?魚人島を焼く炎をここに。…くふふふっ。ホーディくん。…君には期待してますよ。」

 

そう言うとマグロディズマはパチンッと戻った右腕の指を鳴らした。




エースたちも狙われた以上静観は無理です。そういう理由で暴れ始めました。

あ、マグロディズマは根っからのサイコです。わりとこういうキャラ、ONE PIECEに居ない気がする。こうやって脇役の悪魔の実は奪われていくんだなぁ…。では。

今後の予定(未定)
魚人島編
ホーディ暴走、ルフィ&エースvsホーディ
ウタのライブ………?

パンクハザード前
バンドラ合流、ゼファー動く
エースvs〇〇〇、因縁の漢の殴り合い
うるティとバンドラ、頭突きし合う

恩師への手向け、2人の決意

パンクハザード
入れ替わりはむずい…どうしよう(作者談)
バンドラvsバロック…バンドラ、キレる

ドレスローザ
ソルトの強行、エースvsソルト
バンドラvs100万以上
バンドラvs天帝海賊団…雪女の怒り
バンドラvsマグロディズマ、最強対最凶

とまぁ、こんな感じ、一部変わるかも。というか絶対変わる気がする。こんな感じでゆるゆるやっていきます。遅い時はそのまま本編通りに進めるか、改変するか迷ってるということでよろしくお願いします。これからもどうぞ、この小説をご贔屓に。

スッ…

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