燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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ちょっと短め。
お知らせお二つ。
絵心ある方、バンドラくんの絵、お待ちしてます。ヒロインズと一緒に描いてもらっても構いません。…結構好きなんだなぁ。わい。

・黒い着物というか着流し?帯は黒と赤と金が差し色で。
・髪は黒いゆるふわパーマ。目は青い。稲妻模様の字が右目付近にあります。狂骨は黒い刀で深緑の紐がついてます。持ち手に。

二つ目は後書きで。


第72話

「…ぐ…ぁあ?」

 

朝起きるとエースにとっては知らない天井。胸は包帯がぐるぐる巻になっており、赤黒く何かが滲んでいた。

 

その隣に覗き込むようにエースを見るヤマトとウタの姿が。バンドラは足を組んで静かに本を読んでいた。

 

「バンドラ、起きたよ?」

 

「…まぁ、浅い傷だしな。」

 

そう言って、バンドラはエースの方を向く。エースはそんなバンドラを睨みつつも周りを見渡した。

 

「…アイツらは?」

 

「船に入ろうとしたんで追い出した。怪我人がいるのに馬鹿騒ぎされちゃ困るし、うちにそんなに食わす飯はない。」

 

「…。」

 

バンドラは一枚の手配書をエースに見せる。それはエースの顔が映った手配書だった。

 

『スペードの海賊団船長』

『火拳のエース』

『懸賞金額 1億6500万ベリー』

 

初回の懸賞金ではないものの、それは高い方だった。エースはそれを見て、どうしたと聞くようにバンドラを見る。

 

「何処かで見たことある顔だと思ったら…あれか、七武海入りを拒否ったっつう。」

 

「…なんであんな場所に行かなきゃならねえ。俺は自由に生きなきゃいけねえんだ。」

 

エースの心と同期して、エースの手がぼうっと燃える。そうか…とバンドラは笑った。その行為はバンドラもしたことである。バンドラの場合は…やらなきゃいけないこととしたいことがぶつかり合ってしまった結末であるが。

 

「…で?お前の義弟ってのは誰だい?」

 

「…なんで、そんなこと聞くんだ。」

 

「いやなに、お前のような一匹狼にそこまでさせる奴が誰か…気になってなぁ?」

 

バンドラはニヤリと笑う。

エースは少し警戒するそぶりを見せるも…息をふぅっ…と吐いて前を見た。

 

「…義弟はいつか、この海を統べる王になる。そう兄弟で誓い合った。義弟の名は…モンキー・D・ルフィ…。」

 

「「え?」」

 

バンドラとウタが声を合わせてそう言った。

 

モンキー・D・ルフィ。その名前に聞き覚えしか無かったからだ。

 

「あ、貴方…る、ルフィの…お兄ちゃん?」

 

「あ、あぁ。血の繋がりはねえがな。心は繋がっている。…てか、ルフィを知ってんのか?」

 

そう言うエースにバンドラとウタは縦に頷いた。エースは嬉しそうにそうか…と笑う。

 

「ルフィの口から出てたウタって幼馴染とバンドラって兄ちゃんはお前らかっ!!弟が世話になった。」

 

「いいや、まさか坊主に兄貴が居るなんて思わなかったよ。」

 

バンドラも笑って返す。

ウタもうんうんと首を縦に振って頷いていた。ヤマトだけがぽかんと頭に?を浮かべていた。

 

「…アイツ、まだ海賊王になるって言ってるの?」

 

「あぁ。アイツが海賊王にならないなんて言ったらそりゃ、病気か、次の日世界が終わるなっ。」

 

「そっか。」

 

ウタが聞くとエースがニヤリと笑っていた。ふと、エースは思い出していた。…三人で笑い合って、義弟の言った夢の先を。

 

「…アイツはな……」

 

「え?」

 

「はぁ?」

 

その言葉を聞いて、三者三様。

ヤマトは口をぽかんと開け、バンドラは眉を動かして信じられないと言った表情。ウタは少し引き攣った笑顔を示した。しまった、とエースが口を手で押さえる。

 

「ルフィのことを知っている奴が居て嬉しくなって言っちまった。お前ら、笑うなよ!?弟のことを笑って良いのは俺達だけだ。」

 

「…ボクは…笑わないよ…?」

 

…ヤマトは泣いていた。

悲しくて泣いているわけではない。その言葉を聞いて、ふと涙が出たのだ。

 

…それはヤマトにとって憧れの光月おでんの乗る船の船長こと、海賊王…ゴール・D・ロジャーの言っていた台詞であったから。

 

バンドラはヤマトのその様子を見る。

 

「…良いさ。」

 

バンドラはボソリとそう呟く。

三人がバンドラの方を見るとタバコを蒸しながらバンドラはニヤリと笑っていた。

 

「たとえ、どんな人間でも本人以外、叶えられるか、叶えられないかわからない。馬鹿げた夢でも見て見ようじゃあねえか。…エース。俺ァ…ソイツに賭ける。」

 

「…そうか。ありがとう。」

 

目を細めて笑うエース。

ウタはふっと肩から何かが降りたかのように微笑んだ。

 

「ルフィのお兄ちゃん、似てるね。アイツに。ルフィもそうやって笑うもん。」

 

「そりゃそうだ。俺らは兄弟だぞ?」

 

「よーし!!私の夢は…世界一の音楽家になることっ!!」

 

急にウタが椅子の上に乗って言った。

その顔はまだあどけなさが残るものの、確実に成長しており、段々と『大人な女性』へなっているのを感じられる。

 

「ボクは…光月おでんの見た世界を全て見ることっ!!」

 

「…なんだ、お前ら…急に。」

 

立ち上がって言うヤマト。

その二人をバンドラはポカンとして、見ていた。二人がバンドラを笑顔で見る。

 

「バンドラは?」

 

ヤマトが小首を傾げてそう言った。

バンドラは顎を押さえて…考えた。自分の夢…考えたこともなかったと。

 

「俺はお前らの夢が叶うまで見れれば良いんだが…それじゃあダメか?」

 

「ダメだよ。それはいつも言ってるじゃん。」

 

「…そうかぁ。…そうだなぁ。」

 

頭を抱えて、考える。ふと、バンドラの頭にあの人のある言葉が浮かんだ。自分もそれにひどく憧れたのを覚えている。

 

「……家族が欲しい。」

 

「「「えっ?」」」

 

バンドラのその言葉にエースとウタはぽかんとする。ヤマトは何故か頬をほのかに赤く染めていた。

 

「…俺は親は白ひげのおやっさんしか居ねえからなぁ。仲間も家族も…居たら居たで楽しいだろ?可愛い嫁さんが居て、可愛い子どもがいて…みんなで笑い合う。この大海賊時代で不可能な平和な家族が…俺は欲しい。」

 

「へぇ。良い夢じゃないか。」

 

「ハハッ。ちと、じじ臭えな。」

 

そう言って笑うバンドラにエースがにっと笑って返す。するとバタンっと扉が開き、レイジュがバンドラへと飛び込んできた。

 

「うおっ!?」

 

「な…なんだぁ…?」

 

エースとバンドラはいきなりのことに驚く。ヤマトは声を出さずに驚き、ウタは冷や汗をかきながら引き攣った笑顔になっていた。

 

「ど、どうした?レイジュ。」

 

「ん?いやぁ、呼ばれた気がして。」

 

「よ、呼んでないけど?」

 

「呼んだじゃない。お・よ・め・さ・ん…きゃっ。」

 

きゃっじゃねえよ…とジト目でレイジュを見るバンドラ。ウタははぁ…とため息を吐く。

 

「ごめん。エース。…これ、平常運転。」

 

「そ、そう…なのか?」

 

「…ボクだって…。」

 

そう言ってヤマトもバンドラの腕をギュッと抱きしめた。バンドラはその感触にも驚愕の表情を浮かべていた。

 

「ヤマト…?」

 

「バンドラはボクの光月トキだッ!!誰にも渡さないッ!!」

 

「意味わかんねえよッ!?」

 

ぐるると喉を鳴らしてレイジュを見るヤマトにレイジュは舌なめずりをして笑っていた。

 

「…こ、これが…へ…平常…運転…?」

 

エースも冷や汗をかきながら、驚いていた。ウタは言葉を失って…うんと頷く。

 

「あら、でも貴女は男の子なのでしょう?」

 

「うぐっ…ぐぬぬぬ…!!」

 

「…もうどうでも良いから離してくれぇ〜…。」

 

バンドラは諦め顔でそう言っていた。




二つ目は昨日行っていたアンケートについてです。沢山の方に答えていただいて大変恐縮ですが、内容を変えさせていただくこととしました。まぁ、前回はお伝え損ねてたからですね。

・モネは原作通りユキユキで行きます。皆さんに考えて欲しいのはシュガーですね。(自分で考えろとは言わないで…。)

内容はこちら。
①超人系(ホビホビ)
②超人系(その他)
③動物系(通常種)
④動物系(古代種)
⑤動物系(幻獣種)
⑥自然系
⑦食べない

ですね。①と⑦以外は選手権します。実の名前、〇〇系(動物ならモデルまで)ちなみに僕はネコネコの実幻獣種モデル白虎かなぁ…って考えてはいたんですけど…(猫耳シュガーたん…。)

ホビホビがいいよぉって方が沢山いましたらホビホビにします。ただそうするとあんまり戦闘に出せないかも。触ったら雑魚即死って怖くね?

というわけで沢山のご投票よろしくお願いします。
※選手権で筆者がいいなぁと思ったのになる可能性が高いのでなんでこれじゃないの?などの感想コメはお辞めください。

では。

シュガーの悪魔の実選手権

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=287079&uid=273231
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