バンドラ君(+ヒロインズ)のイラスト募集中です。絵心のある方で暇やからやったるよーって方、よろしくお願いします。
あと、シュガーの悪魔の実選手権開催中です。どんな書き方でもいいので是非是非!
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ルエノルーヴ号…船内。
バンドラは甲板の柵に背を預け、本をぺらりぺらりと捲っていく。いつもの格好ではなく、黒縁のメガネをかけ、髪を一纏めにしていた。
「…バンドラ?」
「ん?レイジュじゃないか。」
本を畳み、レイジュの元へと歩く。
レイジュも赤いメガネをかけて、濃いピンクのシャツとジーンズ系のショートパンツを履いていた。甲板に座り込むバンドラの後ろからギュッと抱きつくレイジュ。
「…離さないわよ。バンドラ。」
「俺は自由にさせてくれない女は嫌いだぞ〜?」
「ふふ、大丈夫よ?…好きになるまで…離さないだけだから…。」
耳元でそう言うレイジュ。バンドラの顎を優しく撫でる。はぁ…と吐息がバンドラの耳に生暖かい感触を与えながら残っていた。
バンドラはそんなレイジュの方へ首を向ける。レイジュはシュッと剃もびっくりな速度でバンドラの膝の上…腕の中へと入る。
「…あったかい。」
「そんな格好してるからだろ?」
脚を甲板へと伸ばし、バンドラの腕を枕にしてバンドラを見上げるレイジュ。その首に華奢で長い腕を絡める。
「…どこで覚えた。そんなこと。」
「ヤマトはこんなことしないでしょう?…それとも…ヤマトの方が私より好きなの?どっちでも良いわ。」
微笑みながらそう言うレイジュはバンドラの唇を貪るように…奪う。唇を割り、侵入してくる舌と毒気。痺れる感触と共に舌を絡め合う。こうなればもう無理だとバンドラは逆にレイジュの好きにさせてやった。
「ぷはっ…。ヤマトとはできないでしょう?こんなこと。」
今宵は満月。艶やかに微笑むその顔が淡く照らされる。はぁ…とため息を吐くバンドラは歯を見せてニヤリと笑った。
「何が御所望なのかな。お姫様。」
「ひゃあっ。」
バンドラは悪戯に笑うレイジュの首筋を中指でなぞる。レイジュは驚いたように声を上げ、足が上がる。目には涙を浮かべ、顔は赤かった。
「な…何するのよ…ッ!?く、首は…ダメだって…ッ!?」
「変に大人ぶるからだ。大人を舐めると…痛い目見るぞ?」
「痛い目なんて…見るわけが…ッ!!」
あっそう…と言ってバンドラはレイジュの顎元に手をやる。レイジュはびくりを肩を震わす。
「ヤマトだったら耐えてるぞ?」
「ふぇっ…?」
バンドラは優しくレイジュの顎を撫でた。
んっ…と少し声を漏らしながらくすぐったそうに目を細めるレイジュ。頭に来たのか、その手を払い、ギュッと首筋に抱きついた。
「残念。私には照れだとか、優しさなんて感情…ないわよ?」
「そうかい?さっきのは照れてたように思えるけども?」
「…るっさい。」
そう言ってまたバンドラへ優しく唇を落とした。
「…先にしたのは…貴方だから。」
そう言って次は震える唇でバンドラの首筋へキスをした。ギュッと硬い腕がレイジュを抱き締める。
「…汗臭。」
「は?…ちゃんと風呂入ったつうの。」
髪を掻き上げ、ペロリと舌なめずりをするレイジュ。そうだと…そのまま、バンドラの首筋にまたキスをした。そこから紫色の斑紋が浮かび上がる。
「…殺す気かよ。」
「効かないじゃない。それとも、歯を突き立ててあげましょうか?私のもの…ってマーキングに。」
「辞めてくれ。それでヤマトにやられたら流石に肉が裂ける。」
爪を突き立て、歯を見せて笑うレイジュにバンドラはふと笑った。バンドラの首に入った斑紋が静かに消える。
「…指に毒を這わせて、血管に直接入れたら…流石に効くかしら?」
「やめろ。俺は死ぬぞ?人間はいつか死に、骨だけになるのだから。」
「…私は死ぬのかしらね。人に造られた私は。」
「…死ぬさ。俺が連れてってやる。」
嬉しい…と笑うレイジュに次はバンドラが優しく唇を重ねる。顎をくいっと上げ、柔らかく口を重ねた。そのまま、バンドラはレイジュの指と自身の指を重ねる。
「…あら、情熱的。そんなに飢えてたの?」
「お前らのせいで飽きねえなぁ?」
そのまま笑う二人を船の上からつまらなそうに見る影。そう…ヤマトである。チクリと痛む胸ともう見たくないと思うほど…気持ち悪い感覚が背を撫で、ヤマトを襲っていた。
…仲良くすることはいいこと。だけど…。
レイジュがそれに気づき、バンドラに別れを告げて、船内へと消えていった。バンドラは首筋をなぞるように指で撫でるとそのまま後ろを向く。
「盗み見は良くないぞ。ヤマト。」
「〜っ。」
悪戯に笑うその顔にヤマトは唇を噛んで目を輝かす。ヤマトはその嬉しさからかバタバタと階段を音を立てて駆け降り、バンドラへと飛び込んだ。バンドラは腹に痛みを感じるも、そんなヤマトの頭を撫でた。尻尾が生えていれば、喜びのあまりもぎ取れるかのように動いていただろう。
「バンドラぁ〜っ!!」
「はいはい。」
ヤマトはバンドラの頬にチュッとキスをする。先程のレイジュに比べては非常に辿々しく、短い。本人曰く、長いのは恥ずかしい…そうな。
「男の子はそんなのしないぞ?」
「ボクを一人にするバンドラが悪いんだっ。」
「…さいですか。」
もっと撫でろと要求する頭を優しく撫でる。ふと…バンドラはいつもよりもヤマトの顔が綺麗になっていることに気づいた。
「…お前、どうした?ルージュなんかつけて。」
「うえっ?…えっと…そのぉ…オシャレ…?」
「男の子じゃなかったのか?」
ヤマトの唇が艶やかに真っ赤に染まっていた。花のフローラルな香りがバンドラの鼻を優しく貫く。ヤマトは口元を軽くとんがらせて、指を突っつけて顔を赤く染めていた。
「…まぁ、どんな姿になろうともお前はお前だから良いけどな。…でも、無理はするなよ?」
「…え?」
「ありのままでも俺はお前のこと好きだぜ?」
「あ…あわぁ…わわ…あ…ありが…とぅ…。」
いつもの格好が違うせいか、いつものように頬に手を触れて笑ったバンドラを見ただけでヤマトの顔は茹でトマトよりも真っ赤になっていた。バンドラは小首を傾げる。
「ぼ…ボクはっ!!」
「…あん?」
「…バンドラの1番になれるように…頑張るっ。だからボクと…その…家族になろうっ!!」
ほのかに熱を帯びる顔で勇気を出しながらヤマトが言った。胸に右手を当てて、手をバッと横に出して、キリッとした顔で言った。
「…テメェ…意味わかってんのか?」
バンドラはほのかに顔を赤くしながらも、ジトーとした目でヤマトを見た。ヤマトは半分目に涙を浮かべる。
「だってだってっ!!ボクはバンドラと離れたくないんだっ!!ボクは、バンドラに死んで欲しくないんだっ!!…ボクは…バンドラとずっと一緒にいたんだッ!!」
「わ、わかった。わかったから…ッ!!」
危うく涙が下に落ちそうになるヤマト。バンドラはそんなヤマトの頭に手を乗せる。ヤマトはさっきの死ぬどうたら…の話を聞いていたのだろう。バンドラに抱きつくと胸元で声を殺して泣いていた。
バンドラは優しい笑顔でその頭を撫でる。
「…ありがとな。俺のこと、そんなに想ってくれて。」
「う…うわぁぁぁんッ!!」
…バンドラはただヤマトが泣き止むまで…撫で続けていた。
※付き合ってません。…つうか、もうヤマト坊ちゃんゴールで良いのでは?とか思ってしまう。
・レイジュ→すぐ大人ぶる
・ウタ→程度を知っているので何処でもなんでもではない
・ヤマト→思い立ったが吉日、好きなものは何の隠しもせず好きコール
では次回。また朝方に強襲です。