燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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バンドラ君(+ヒロインズ)のイラスト募集中です。絵心のある方で暇やからやったるよーって方、よろしくお願いします。

今日はモネさん+シュガーさんっ!!


第77話

…愛と情熱の国ドレスローザ。

ルエノルーヴ号はその港へと到着する。実際、初めてのことだった。

 

「ひさびさだな。」

 

鼻を突き抜ける独特の風。

バンドラ達はルエノルーヴ号から出て、港へ降りる。ウタとヤマトもそうだね、とニコッとしながら首を振った。

 

「お待ちしておりましたわ。天帝バンドラ様。」

 

「どうも。ドレスローザの姫君ヴィオラ様。」

 

バンドラを待っていたのはドレスローザの王女、ヴィオラ。バンドラを見るなり、ヴィオラは挨拶のハグをする。後ろで見ている三人は複雑な気持ちだった。

 

「本日は何用で?お父様も喜ばれるわよ?」

 

「ん?…今日は。」

 

「お兄ちゃーんッ!!」

 

その時だった。

青にも近い緑髪のボブカットほどの短さの少女がバンドラへと抱きついてきたのだ。

 

「「「お兄ちゃん!?」」」

 

ヤマト達が声を合わせて驚く。

バンドラは…おっ…と驚きながらも少女の身体を抱きしめた。バンドラはその少女に笑みを浮かべる。

 

「大きくなったなぁ。シュガー。」

 

「うんっ!!お兄ちゃんは相変わらず。」

 

「…バンドラ?その子…誰?」

 

ウタがそう聞く。

ヤマトとレイジュも説明しろと言わんばかりにうんうんと頭を振っていた。バンドラはそうだなと笑い、説明をする。

 

「……ってわけだな。」

 

「へぇ。その子とモネさんを助けたんだ。」

 

ヤマトがそう付け足す。

シュガーはやけにバンドラに懐いているのか、バンドラの手をぎゅっと握っていた。笑顔で。

 

「…近すぎよ。」

 

ボソリと呟くレイジュ。声には出さないが、ヤマトもそう思っていた。シュガーとバンドラのそれは兄妹のそれとは違うように見えたからだ。当たり前である。兄妹ではないのだから。

 

「つうか、なんで“お兄ちゃん”?」

 

「え?だって、モネお姉ちゃんと結婚するんでしょ?だから、“お義兄ちゃん”。」

 

「はっ!?」「えっ!?」

 

「「「えぇーッ!?」」」

 

…またしても仲良く驚くヤマト達。特にヤマトとレイジュの目が強くバンドラへと突き刺さる。ヤマトはバンドラの胸ぐらを掴み、その後ろからウタとレイジュが迫ってきた。

 

「どういうことだッ!?ボクとは遊びだったのかッ!?」

 

「うぐっ…死ぬって…ッ!!」

 

「というか、いつからそんな話になったんだッ!!」

 

ブンブンと手を振るヤマトと後ろで首を縦にブンブンと振るウタ達。バンドラは顔を青ざめていた。流石にとヴィオラがヤマトを止める。息を吸い、咳き込むバンドラ。

 

「シュガー、誰がそんな…。」

 

「え?だってお姉ちゃん、お義兄ちゃんに告白したんでしょ?チューもして。あの恥ずかしがり屋のお姉ちゃんが。」

 

それはもはや結婚だよ!!と何処かで聞いたようなセリフを笑顔で言うシュガー。バンドラは頭を押さえて、ため息をついた。

 

「いいか、シュガー。キスしただけで結婚とは言わないの。そういうのはお互いの了承があって…「でも、お姉ちゃんのこと好きでしょ?」好き。可愛いし。」

 

「「コラァァッ!!」」

 

即答にウタとヤマトが激昂。

レイジュはこの人は…とため息を吐き、ヴィオラは笑っていた。

 

「大丈夫だよ。お姉ちゃんも私も、お義兄ちゃんのこと好きだもん。」

 

「ハハッ。美人になりやがって。…こりゃ魔性の女だ。」

 

そう言ってシュガーの頭を撫でるバンドラ。シュガーの案内で城内へと行く。バンドラの横から離れようとしないシュガーをヤマトとレイジュ…ウタまでもが、その姿を不満に思っていた。

 

「お姉ちゃん。」

 

王宮へと入るとそこには…メイド服に身を包んだモネが立っていた。

 

「あら、シュガー。もうっ…やっぱり…ちこ…く…して…。」

 

モネがシュガーが連れてきた人物を見て、ハッと息を呑んだ。手に持ったモップを捨て、走るとバンドラの胸ぐらに飛び込んだ。

 

「…遅い。」

 

消え入るような声でそう言うモネ。バンドラは笑って、その身体を受け止めた。

 

「良いじゃねえか。大人の顔つきになった。…迎えに来たぞ。約束通り。」

 

「……ありがとう。ふふ。命の紙(ビブルカード)が貴方がここに来ることを教えてくれたわ?」

 

そう言って胸の間からバンドラの命の紙(ビブルカード)を取り出すモネ。命の紙(ビブルカード)の仕組みを知るヤマトとバンドラは目線を合わせて小首を傾げる。うっとりとしているモネ。

 

「…モネ、言いにくいんだけどさ?」

 

「なぁに?」

 

「…それ、俺に寄ってくるもんだからお前の方に寄ることなんて…ないと思うんだが…?」

 

申し訳なさそうに言うバンドラ。えっ…と言いながら硬直するモネ。

 

「…来たわよ?こっちに。」

 

「…うん、だから…多分その…俺の船がお前の後ろにあった…的な?」

 

「…あ…あぁ…。」

 

モネはバンドラの胸に顔を擦り付けて、ぎゅぅぅぅ…と抱きしめた。

 

「…も、モネさん…?」

 

「……恥ずかしい…。私…貴方が呼んでると思って…。

 

「………嬉しかったんだ?」

 

こっくりと頷くモネ。バンドラから顔は見えないが、耳はこれでもかと真っ赤になっている。バンドラはそのモネの頭を優しく撫でていた。

 

「…なぁ、モネ。…俺と…俺たちと一緒に行くか?海へ。」

 

「………行く。」

 

そう言ってモネはバンドラを抱きしめ続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「寂しくなるわね。」

 

「ありがとうございます。ヴィオラ様。」

 

ドレスローザの港。今回は滞在目的ではなく、モネとシュガーを迎えに来たのが目的だ。赤面から雪のような肌に戻ったモネはヴィオラとハグし合っていた。行く宛てもなかったモネ達にとって、居場所を作ってくれたヴィオラにはとてつもない恩義を感じていた。

 

「…元気でね。」

 

そう耳元で言うヴィオラにモネはハイと答えた。モネはヴィオラに別れを告げるとルエノルーヴ号へと歩いて行った。

 

「……これはなに?」

 

「…さぁ?」

 

甲板にまでやってきたモネがウタに聞く。ウタもその様子にジトーとした目で見ていた。

 

「「…。」」

 

「…おに〜ちゃ〜ん…。」

 

「…離れてくれませんかね?お二人さん。」

 

バンドラの膝の上で子どものようにスヤスヤと眠るシュガー。それに対抗するようにレイジュとヤマトがバンドラの両肩を陣取り、むすっとした顔になっていた。

 

「モネさんは良いの?参加しなくて。」

 

「あら、歌姫さんは意外と優しいのね。」

 

「…意外は余計よ。」

 

不敵に笑うモネにウタはジトーとした目で返す。モネはバンドラの方を向いて、笑った。

 

「…私は何番でも良いの。ただ、捨てないでくれるだけで嬉しいわ?」

 

「…そっか。」

 

寂しげなことを言うモネだったが、その顔は光り輝く笑みであった。ウタはそれに嬉しくなったように笑った。ウタの頭のリボンのような髪も上下している。

 

「…デレデレしちゃってさ。そんなに妹が良いのか?」

 

「お姉さんが…弟にしてあげようか?」

 

睨むヤマトと不敵に笑うレイジュ。バンドラは諦めたかのようにため息を吐き…あはは…と笑っていた。




シュガーにお兄ちゃんって呼ばれたい人、手ェ上げて。


100行ったら原作までいけるかなぁ。

ゆくゆくは麦わらの一味と男女逆の人数で行きたいなぁとも思ってる。あと、シュガーは動物系で行こうか。個人的に気に入ったやつがいくつかと新しく思い浮かんだのがあったんで、どれが人気あるかの調査です。
※ユキエナガ→シマエナガでした。
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