燃ゆる龍、覇道の道征く   作:紳爾零士

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バンドラ君(+ヒロインズ)のイラスト募集中です。絵心のある方で暇やからやったるよーって方、よろしくお願いします。

ごめん、今回めっちゃ短いっ!!バタバタしすぎたッ!!イチャイチャ?なのか、これは。


第92話

…その男はかつて海賊王の右腕として、千の海を超えた者。飄々とした気さくな老人からは静かに…しかし、焼き付くような覇気を秘めている。聡明な賢者にして、歴戦の猛者であり、その強さは政府からも折り紙付き。

 

…冥王『シルバーズ・レイリー』は生きた伝説である。

 

「なるほど。お嬢さんはカイドウの娘で光月おでんに憧れているのか。」

 

レイリーは椅子に座り、足を組みながら、グラスに入ったウィスキーを飲む。ヤマトの話を聞きながらである。

 

「うんっ。ボクはおでんになりたい。おでんのように自由に生きたいんだ。」

 

「ハハッ。変わったお嬢さんだ。私から見ればおでんはただの野蛮人だったよ。アレを常識では語れない。我らが船長には似たような男が引き込まれてくるのだろうな。」

 

かく言う私もだが…と続けるレイリー。目を細め、笑う彼は優しげではあるものの独特の威圧感を出していた。

 

「…何故、貴方みたいな人が…こんなところに。」

 

「別に凄いことをやったわけではない。私はロジャーという男について行っただけだ。今はただの老兵さ。それを人が伝説だとか言っているだけだ。今はコーティング屋のレイさんだよ。」

 

低く…落ち着くような声でレイリーはそう言うとグラスの中のウィスキーを飲んだ。

 

「ねぇ!!レイリーさん!!…ONE PIECEってなんだ!?おでんは笑ってしまったと言っていたけれどっ!!おでんは何を見たんだっ!?」

 

「…ん?あぁ。知りたいか?」

 

レイリーがニヤリと笑う。

ヤマトがカウンターから身を乗り出しながらこっくりと頷くとレイリーは顎髭を触って笑った。

 

「…私としては話してしまっても構わないが、それでお嬢さんは良いのかい?」

 

「なんで?」

 

「…光月おでんという男は何もONE PIECEの正体を聞いて知ったわけではない。自分の脚でラフテルへと行き、そして、その目で見た。お嬢さんは聞いて知ろうとしている。それはおでんになるという意味ではいけないこと…ではないかな?」

 

優しい声色でそう言うレイリーにヤマトはハッとした。そのままレイリーの手がヤマトの顎へと伸びる。バンドラは酒を飲んだ後でニヤリと笑った。

 

「レイリーさん。…いくらアンタでも。」

 

「わわっ!?」

 

そのままヤマトを自分の方へと抱き寄せるバンドラ。ヤマトはびっくりした顔で顔を赤らめていた。シャクヤクはその様子を見てクスリと笑う。

 

「俺の相棒(もん)に手ェ出すのは許さないぜ?」

 

「ほぉ。なんとも凶暴なナイトだ。」

 

「ふふ。愛されてるわね。」

 

笑う大人二人を他所にヤマトの顔は真っ赤に染まり、湯気を出していた。バンドラはヤマトから手を離すと再び、酒を飲み出す。

 

「うーん。残念だ。あと少しで口説けたというのに。」

 

「あら。レイさん。諦めるのね。」

 

「海賊は止めた。人のものを奪うのは懐かしい気分だが…どうも隙がないからねえ。」

 

そう言って顎髭を撫でるレイリー。

ヤマトはゆっくりと椅子に座り直すと熱った顔を覚ますように酒を飲み直していた。

 

「…しかし、バンドラくんか。シャンクスの奴がよく話していたよ。よほどの女好きだとね。」

 

「アンタほどじゃないさ。目の前で他人の女口説くようなことは俺はしない。」

 

「ハハッ。耳が痛いな。」

 

シャクヤクはその隣で煙草を蒸しながら笑っていた。バンドラはため息をつく。

 

「…しかしまぁ、おでんか。懐かしい名前を聞いたな。おでんと言やぁ…娘と息子はどうなった?」

 

「さぁ?わかんない。」

 

レイリーはそうかと少し寂しそうに笑った。

 

「レイさん。今日はやけに早いのね。」

 

「ん?ふらっと歩いていたら私のことを話してるものでね。今日も勝てなかったよ。」

 

そう言って笑うレイリーにシャクヤクは仕方なさそうにもう…と呆れた様子で笑っていた。バンドラはその様子を横目に酒を傾ける。

 

「若い娘さんとシャボンディに来ると大変だろう。ここら辺はそういう輩が多い。」

 

「ヤマトはこう見えてメチャクチャ強えぞ?…なんたってあのカイドウの娘だ。」

 

「そうか。君も強いらしいしな。なに、治安は悪いのは一番の方だ。あっちに近寄らなければ、大変なことにはならないだろうな。人攫いやらなにやらも。」

 

「…俺が指一本触れさせねえって。大事な仲間だ。」

 

歯を見せてはにかむバンドラ。

ヤマトの顔がさらに赤くなる。シャクヤクもあらあら…と笑っていた。

 

「…ふふ。若いって良いねえ。私が若い頃はもっと色々と…引っ掛けてたが。」

 

「今もでしょ?ほんと、元気なんだから。」

 

「バンドラもだよ。…何人船に乗っているか。」

 

ヤマトがジトーとした目で見る。

シャクヤクとレイリーの目がバンドラへと向いた。

 

「俺は別に。ただ、性に合わねえんだわ。…自分が声かけて色々したのに、なんにもしてあげれねえっての。俺は生粋のお人好しだねえ。」

 

「それもまた、自由だよ。ロジャーは心底自由な男だった。あそこまで行って…この海の最果てまで行って宝を持ち帰らず置いていくという判断をし、ロジャー海賊団は解散した。…これを自由と言わずなんと呼ぶ。」

 

懐かしそうに天井を見るレイリー。

バンドラもそうだな…と言って笑う。もうグラスには氷しかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は夕暮れより少し手前。

それでも確かに日は沈もうとしていた。バンドラ達はシャクヤク達に礼を言うとそのままそこを出た。

 

「次どこ行く?」

 

ヤマトが聞く。

バンドラは首を傾げて笑った。

 

「遊園地、行きてえんじゃねえの?」

 

「え?」

 

「時間余っちまったし、もうすぐ閉園しちまったら二度と来れねえかもしれねえからな。羽伸ばすんならしっかり伸ばさねえと。」

 

バンドラは耳打ちで「他の奴には内緒な?」と笑う。それを聞いた途端、プルプルと震え出し、ヤマトがバンドラに飛びついた。

 

「バンドラ〜っ!!」

 

「イテェ、怪我まだ治ってねえってっ!!」

 

「にしし、ほら、行こうっ!!閉まっちゃうっ!!」

 

ヤマトがバンドラの腕を引く形で遊園地へと走る。バンドラは痛がりながらもそれを辿々しく追っていった。

 

「良いわねえ。ああ言うの。」

 

「私を追ってきた君もああいう感じだったよ。もう老輩にはあそこまでのことは出来ないだろうがね。…この海に出た以上、女との出会いも醍醐味だ。」

 

そう言って笑うレイリーにシャクヤクもそうねと返した。




ストロングワールド、Z、GOLD、スタンピード、REDは書きたいね。ルッチ対サボに面白そうだからと入るバンドラ…よくね?

あと、今、考えてるのはベビファどうしようっての。ちな、12日はスムージー様の誕生日らしいっす。

原作は100話ぐらいから行きたいしなぁ…どないしよかな。原作進め案は一応、最初は考えてはいる。

イチャイチャなら結構カサ増しできるけどそれもなぁ…ちょっとアレだし。という裏話。次回はモネの修行回からの…何か。それか、何かからの…モネの修行回。復興の話を広げるか…。

では。
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