作中にも出てくると思いますが失踪した葉月が起こした事件の名前は日本のメディアが勝手に名付けたモノで、海外では別の名称で歴史に残っています。
帰ってきたヨッパライ事件の主犯、ヨッパライの乗る謎の機体についての見解を述べなさい。
【模範回答】
1.まず、ドランクマンはその変声機を使っていない自然な声からして男であり、本人も自分は男であると言っていることから、その機体がISである確率は限りなく低いものと思われます。
2.また報道されている目撃者の証言によると、ドランクマンの搭乗している兵器の兵装はシンプルな鉄筋ハンマー、機体よりも巨大なライフル銃、そして大口径のハンドガンを装備しているものと思われます。
3.これらの装備は全て何もない空間から取り出していることから、ISの粒子変換技術を使用しているものと思われます。
【コメント】
素晴らしい模範回答です。
「あ、どうかしたのですか…教授?」
青年に呼ばれ、ロングの銀髪少女は振り返える。
「………君のIS、貸してほしい」
独特な喋り方をする青年は、少女に歩み寄るとそう言った。
「教授になら構いませんが…何に使うんですか?」
少女は不思議そうな顔をしながら青年を格納庫へと案内した。
「………少し、無理をする」
格納庫に到着し、ISの前に立った青年。
「それは一体どう…教授!?」
少女が疑問を青年にぶつけている最中、青年がおもむろにISに触れた。
瞬間、格納庫は白い輝きに満ち溢れ、目が慣れた頃、ISと青年は既に消えていた。
本日は公開演習が行われている…行動を起こすなら今日しかないだろう。
妹がIS学園に入っているのを確認した今、彼女を狙った奴等も動くに違いない。
その証拠に先日のIS学園襲撃…ギリギリ間に合ったが…本当に危険だった。
もう、私も動くしかあるまい。
「ギャハハ!」
ならどうするか…先日のニュース、“男性IS操縦者発見。IS学園に入学”…これしかない。
既に生徒のISを借り、起動させた。
メディアも訪問している公開演習…これに飛び込めば…あるいは。
「な、教授…貴様なんのつもりだ!?」
この男は軍上層部の…名前なんて覚えてねぇや。
『いやいや…ちょっと歴史的発表をね!』
男を押し退け、演習場へと飛び出す。
『おっと、ここでサプライズだァ!!!』
演習場を大きく一周し、中央へ移動…そしてISの腕に取り付けてある備え付けの信号弾を上空に打ち上げる。
これでアピールは成功…後はメディアが私が男であることに気づくのを待つだけだ。
「あのISの操縦者、男じゃないか?」「た、確かに男だ!」「おい皆、スクープだぞ!」
待つまでもなかったようだな。
『きょ、教授…ISに乗れるのですか?』
ISに乗り、公開演習をしていた生徒が此方に通信回線を開いた。
『マァネ!』
嘘である。正直こうも簡単にあっさりと乗れるとは思わなかった。
『でさぁ、人前で初めてISに乗っちゃったルーキー…ちょっと気になっちゃってさ!』
これも嘘…彼に関しては姉の親友の弟であるという情報しかない上に本来の目的は妹(彼女はもう私の事を双子の兄だとは思っていないだろうがね)であるため、彼は口実だ。
ここでの私の名はエギュー・ドーリー…今は亡きエレオノーラ・ドーリーの弟であり、彼女の遺伝子を持った生徒“達”の教授である。
『エギュー・ドーリーは明日よりIS学園へと向かいます、ええ!』
髪を姉と同じグレーに染め、諸事情によって着けなければならなくなった眼帯をし、片目には同じく姉と同様の碧色のカラーコンタクト。
ここでの変装は元妹にも通用するだろう……。
『待ってろよルーキー……じゃ、いっちょ楽しもうか!』
感情が昂ると口調が大きく変わるようです。
ハンドル握ったら性格が変わる…みたいな?