この世界には、かつて大日本帝国と呼ばれた国家が存在していた。
西暦1941年に勃発した大東亜戦争において、大日本帝国はアメリカをはじめとする連合国を相手に戦った。その結果、多くの若者の命が失われた。その中には、15歳や17歳の少年たちもいた。
彼らの多くは、戦いの中に身を投じた。彼らは勇敢な戦士となり、水尽く屍、草生す屍となっていった。結果,日本は敗けた。しかし国際情勢が緊迫する中,日本に再軍備をすることが求められた。
そうして,日本国を守る「自衛隊」が創設された。80年以上経った20xx年自衛隊は初めて実戦を行った。未知の敵、深海棲艦に対してだ。しかし、深海棲艦には通常兵器は全く効かなかった。
日本も終わりだ。そういわれる中、突然深海棲艦が撤退した。それを目撃した人は「少女達が攻撃したことにより撤退した。」と語った。その少女達が、後に軍艦の化身と呼ばれるようになる少女―――すなわち、艦娘たちである。
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20XX年5月某日 海上自衛隊呉基地にて 一人の幹部が、基地の廊下を歩いていた
「ふぅ~今日も疲れた」
彼の名前は、
階級は二等海尉。年齢は27歳である。
彼は、つい先日まで護衛艦「あたご」に乗っており、海上自衛官である。
彼が歩いていると、前方から二人の人物がやってきた。
「おう、どうだったよ今日の試験官の仕事は?」
声をかけたのは、同じ部隊の隊員であった。
「まぁいつも通りだよ。受験者全員不合格」
「相変わらず厳しいねぇ」
艦娘とは、かつて大日本帝国海軍に存在した艦艇の化身である。彼女らは、人間の姿となって生まれ変わったのだ。
しかし、艦娘になるには条件がある。まず第一に女性であること。第二に15歳以上20歳以下であることだ。
艦娘になるための条件を満たした者は、全国の海上自衛隊の基地や艦娘教育隊に送られ訓練を受けることになる。そして、艦娘として必要な知識を学んだ後、艦娘としての適性が高いと判断された者だけが、正式に艦娘となることができる。
だが中には、適性があっても艦娘にならない者もいる。その理由は様々だ。
「艦娘になれば給料がいい」という理由でなる者もいれば、艦娘になることに抵抗を感じ、辞退する者もいる。また、艦娘になって戦いたくないって人もいる。戦死する可能性もあるからだ。もちろん、艦娘にならず普通の生活を送ることもできる。
艦娘は、日本にとってなくてはならない存在である。もし彼女たちがいなければ日本は滅びるといっても過言ではない。
そのため海軍は、艦娘を育成するための教育隊を設立した。その学校は、海上自衛隊の地方総監部ごとに存在する。
そして今年、新たな艦娘候補生が呉地方総監部に集められた。
ここには、多くの自衛隊員が勤務している。彼らは、日々日本の平和を守るために働いている。
その自衛官の中に、大瀬良和人二尉もいた。
大瀬良は、とある部屋に向かっていた。
護衛艦かが 提督 です。
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