2ヶ月も間が空いてすみませんm(*_ _)m
少しずつ頑張りますので、応援の程よろしくお願いします。
春が来て,少しずつ暖かくなった頃大瀬良は佐世保に向かった。艦娘候補生である「矢矧」「鈴谷」の修了式があるからだ。新幹線に乗り,高速バスで佐世保へ向かう。(子供の頃によく佐世保に行ったことを思い出すな....)大瀬良の祖父は佐世保の人だがそれに関してはまた,別のお話で。佐世保駅でタクシーを捕まえ,佐世保教育隊に向かう。教育隊に着くと,門で同期の大山が待っていた。
「大山久しぶりだな、と言いたい所だが,[すずつき]を放って修了式にいて大丈夫か?」
「ああ,乗り組みのままだが急遽修了式の警備をすることになった。夜,飲みに行けるぜ」
「楽しみにしてるぞ。すまん,そろそろ行かないとヤバいわ....」
「そうか、また連絡する。じゃあな」
「おう」
会場である講堂に入り,見学席に座る。
しばらくすると,音楽隊の演奏が流れてきた。
そして,艦娘候補生達が入場してくる。
大瀬良は防大の卒業式を思い出していた。
(卒業式で帽子を投げ4年。自分は自衛官としての本分を果たせているのだろうか。深海棲艦に対して海自は歯が立たず、今は艦娘が日本を守っている。あの人との約束を本当に守れているのか?)
そう考えていると艦娘候補生課程修了証書の授与が始まっていた。中頃に「艦娘候補生 鈴谷 !」という声が聞こえ,続けて「はい!!」と普段の態度では考えられない程に透き通った鈴谷の声が聞こえた。そして,最後に「艦娘候補生 矢矧!」という声が聞こえ,「はい!!」と凛々しく覚悟を持った声が聞こえた。艦娘達が退場する際、[軍艦行進曲]が流れ一糸乱れずに行進をしていた。その姿を見て大瀬良は2人をとても頼もしく思ってしまった。修了式が終わり鈴谷、矢矧に声をかける。「2人ともお疲れ様。どうだったか?緊張したか?」すると、「チョー緊張した~~。鈴谷、頑張ったから、ご褒美欲しいな~~」と、矢矧からは「そうね、佐世保の街に行ってみたいわ」と言われた。その後、[させぼ五番街]や[四ヶ町商店街]で2人に連れ回されたのは良い?思い出である。はず....
夕方になり,門限が迫ってきた。大瀬良は教育隊の門まで送ってあげることにした。門の前で2人に話す。
「世話係だったが、なにもしてやれなくてすまなかった。鈴谷、矢矧なら立派な艦娘に絶対なれると俺は思う。」
そう言ったら、2人は嬉しそうな顔をした。大瀬良は続けて、
「それと、俺は提督になることが決まった。電話番号を教えとくから、何かあったら連絡してくれ。
まぁ、新米に出来ることは限られると思うが....」
と言い、電話番号を書いたメモを渡す。2人は驚いた表情だったが、鈴谷が
「お~~頼もしい~~~」と言ってバンと背中を叩き、矢矧は「そうね、頼もしいわ」と言ってくれた。
「そう言ってくれると助かる。元気でな」と言うと
、「「大瀬良さんもね!!」」と返してくれた。そうして3人は別れた。夜、佐世保の居酒屋で大山と飲むことになっていた。店に着くと、大山は既に待っていた。
「すまん、待ったか?」
「まあまあ待った。まぁ仕方ないよな世話係だし」
「お詫びとして、今日は俺の奢りで」
「マジで!高いものでも頼もうかな~~」
「えっ、それだけは勘弁....」
「なんてな冗談だ。とりあえず生でも頼むか」
「じゃあ俺は日本酒でも」
久しぶりに会った同期である大山との話はとても盛り上がった。気がついたら大山の帰艦時刻が近づいていた。
「帰艦時刻が迫ってきてるから、そろそろ艦に帰らないといけないわ」
「分かった、手短に話すから最後に少しだけ話を聞いてもらっても良いか?、頼む」
「分かったよ、話ってなんだ?」
「俺が提督になることが決まった。」
「そうか、つまり俺より階級が上になるのか。なんか複雑な気持ちだな。でも、幹校で習ったことと、いざとなったら腹を決めれば、大瀬良なら務まるよ。お互い頑張ろうぜ!」
「ああ、大山こそ」
「会計は俺が払うよ」と大山が言った。
「えっ、俺が奢るって話は」
「いい、提督着任のお祝いだ」
「有難く受け取るよ」
大山と別れる。翌日、佐世保から呉に帰った。しかし、直ぐに東京の目黒に行かなければならない。提督に着任するための、自衛隊における[指揮幕僚課程]と海軍における[提督候補生課程]を1ヶ月半で同時に履修しなければならないからだ。そこからは忙しくて、時雨と夕立の修了式にいけなかった。
(2人の修了式に行けなくて申し訳ない)思っていたが3月下旬になると息をつく暇もない程忙しくなって
いた。何度も辛いと思ったが、必死に頑張った結果、両方とも修了することが出来た。そして、4月中旬。大瀬良は1佐・少佐の階級になり、呉鎮守府の提督に着任した。鎮守府には軽巡[大淀]と数人の艦娘が待っているとのことらしい。呉に着く。1ヶ月半という長いような短いような期間だったが、大瀬良は懐かしく思ってしまった。バスで[総監部前]に着き、制服に着替える。帝国海軍でも使われ、現在でも使われている赤レンガ造りの呉鎮守府庁舎に向かっている途中に(今更だが、4人は元気にしているだろうか....元気やっているといいが。)と思い、中に入った。そこに居た艦娘は、大淀と確かに見覚えのある艦娘がいた。
いかがでしたか?
今回は少し長めに書きました。
これからもよろしくお願いします。
それでは!!
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