俺の周りの奴らが軒並み頭可怪しい件   作:通りすがりの料理人

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 モンストSAOコラボ終わっちゃったね…。ガチャで水着キャラコンプできたから良かった。そしてキリト&ユージオ…か。やっぱりこの二人デキてやがる…!

 そして前話、前前話に続いてアンケートの九郎VSアリスです。


決闘!九郎VSアリスの(しょうもない)戦い!

 

「私に構ってください」

 

 寝起き早々にアリスからそんな事を言われた。時間を見ると朝の5時。いつもはあと30分は寝て日課のランニングをする所だが現在進行系で俺に馬乗りになってるアリスの不満爆発寸前みたいな顔を見たらそんな場合ではないなと寝惚けた頭でも理解できる。

 

 アリスが変態発言したりすると適当に受け流してるんだが、あまり適当に受け流しすぎるとこんな風にかまってちゃんになる。だから定期的に構ってやって発散させてたんだが…最近忘れてたなぁ…。

 

 よし、とりあえず寝かせるか。

 

「アリスさんや、とりあえず上から退いて布団にお入り。まだ起きるには早いから」

 

「はい!」

 

「服は脱ぐな」

 

 いきなり脱ごうとしたのを止めると布団の中にダイナミックエントリーしてきた。おま、普通に入って来いよ…。

 

「ッスゥゥゥゥゥゥゥゥゥ。ハァ〜…。九郎の匂いに包まれてます…。お日様みたいな良い匂いですね」

 

「それは俺の匂いとダニの死んだ匂いだと思う」

 

「何でそんな現実的な事言うんですか!?」

 

 だって実際そうだし…。

 

 とりあえず子守唄を歌いながらポンポンと一定のリズムで叩いているとアリスは寝息を立て始めた。

 

「大人しく寝てれば美少女なんだがなぁ…。何で変態発言するかなぁ…?」

 

「んん♡もっと強く叩いてください♡」

 

「前言撤回。寝てても変態だコイツ」

 

 そうして俺は布団から抜け出すと日課のランニングに向かった。

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 

 「最近九郎が私達といる時間が減ってきています。これは由々しき事態です」

 

「いきなりどうしたんだいアリス?」

 

「いつものアレ(構って衝動)?」

 

 中学校の昼休みの教室にて私はキリコとユージオと話していた。

 

「幼馴染みの私達をほったらかして他の人と遊びに行ったり、カフェ巡りをしたり…明らかに前より一緒の時間が少なくなってます!」

 

「う〜ん。確かにそうだけど、結局僕達は毎日九郎の家に入り浸ってるからそこまで言う程でも無いんじゃないかな?」

 

「黙れリア充ユージオ!爆発させますよ!」

 

「理不尽!?」

 

 クッ…!ユージオはキリコとイチャイチャしてるからそんな事が言えるんですよ!私だって九郎とイチャイチャパラダイスしたいのに…!

 

「アリスは何時になったら九郎に告白するの?」

 

「んな!?こ、こここ告白!!?そ、そんないきなり何を言うんですかキリコ!」

 

「何時までたっても進展が無いから言ってるんたからね?」

 

 ぐぬぬぬ…

 

「変態発言ばっかりしてるから1ミリも好意が伝わって無いの分かってる?」

 

 ぐぬぬぬぬ…!

 

「九郎の中でのアリスは変態ドMフィジカルモンスター幼馴染みだよ?」

 

「ぐはっ!?」(吐血)

 

「アリスゥゥゥゥゥゥ!?」

 

 わ、私が変態ドMフィジカルモンスター幼馴染み…だと…!?そ、そんな…。確かに日頃から罵ってとか踏んでとか言っていますが!そんな風に思われてたなんて…!

 

「だいたい何でアリスはあんなドM発言するようになったんだい?」

 

「…そうですね。二人には話しておきましょう。そう、あれは小学校卒業間際の事でした……」

 

 

〜回想〜

 

 まだ小学生だった私はもうすぐ卒業し中学生になる事に少し浮かれていたのかその日は中々寝付けませんでした。そして水を飲もうとキッチンに向かったのですがとある音が聞こえたのです。

 

 バチンッ!バチンッ!

 

『…?』

 

 何かを叩くような音。それにつられて見に行くと両親の寝室の扉が少し開いており光が漏れていました。

 

『ふぅん!はぁん!』バチンッ!バチンッ!

 

『パパ…?』

 

 何かを叩くような音に混じってお父さんの呻き声が聞こえたのです。恐る恐る部屋を除くとそこには…。

 

『この!変態マゾ豚が!そんなに鞭で叩かれるのが嬉しいのかい!?』

 

『フゥン!ハァン♡』

 

 縛られたお父さん(亀甲縛り)を鞭で叩くお母さん(ボンテージ着用)がいました。

 

 

 

♠ ♥ ♣ ♦

 

 

「「待って待って待って」」

 

「む?まだ途中ですが?」

 

「いや、もう色々キャパオーバーなんだけど!?」

 

「これからアリスの両親に会うときどんな顔すれば良いんだい!?」

 

 二人は頭を抱えながら机に突っ伏してしまった。フム…とりあえず続きを話しましょうか。(追い打ち)

 

 

♦ ♣ ♥ ♠

 

 しばらく呆然と眺めていた私ですが叩かれているのはお父さんが何か悪い事をしてお母さんを怒らせたからだと思い、流石にやり過ぎだと止めようと思いました。しかしお父さんが叩かれているにもかかわらず喜ぶような顔をしていた事に疑問を持ちしばらく観察する事にしました。

 

『き、気持ちィィィィィィッ!!』

 

『豚が人語を話すんじゃ無いわよ!』

 

『ブヒィィィッ♡』

 

 お父さんは鞭で叩かれてヒールで踏まれながらも気持ち良いと恍然とした表情を浮かべていました。その時から私は目覚めてしまったのです…。Mに。

 

 

〜回想終了〜

 

 

「それからは2人の知るように九郎にあの様な言動をしていたのです…」

 

「……なんというか、血は争えないってことか…」

 

「小学生が目覚めて良いヤツじゃないよ…」

 

 しばらくの間遠い目をしていた2人はゲンドウポーズを取り始めた。

 

「それでは、アリスのドMになった理由が分かった所で【第一回九郎攻略会議】を開始します」

 

「く、九郎攻略会議、ですか…?」

 

 私の言葉に頷くユージオとキリコ。

 

「僕達としてもアリスの恋は応援したいからね。それに幼馴染みの僕とキリコがカップルになったし、アリス達にも幼馴染みカップルになってほしいかなって」

 

「そうすれば私達これからもずっと一緒にいられるでしょ?」

 

「ふ、2人共…!私は最高の幼馴染みを持てて幸せです…!」

 

 私は2人の言葉に思わず涙目になるがまだ泣くには早い。泣くのは九郎と結ばれてからだ。

 

「それじゃあまず初めに変態発言禁止ね」

 

「!!!??」

 

「「いや、驚き過ぎじゃ無い?」」

 

 こうして私達の攻略会議が始まった。

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 オッス、オラ九郎!今は学校の昼休み。友達達と教室で腕相撲対決で遊んでいる所だ。

 

「次の対戦は産まれながらのフィジカルモンスター!虎杖悠仁VS半年で鍛え上げたフィジカルモンスター!緑谷出久のバトルだ!」

 

『ウオォォォォォォォッ!!』

 

「負けんじゃねぇぞ出久ゥゥゥッ!?」

 

「う、うん!頑張るよかっちゃん!」

 

「俺の仇とってくれよぉ…!悠仁…!」

 

「おう!任せとけデンジ!伏黒も応援してくれよな!」

 

「……おう」

 

「面倒臭そ〜な返事ぃ…」

 

 ジャンプ主人公同士の対決に胸が踊るなぁ!でもこの世界個性も無いし呪霊も悪魔も居ないんだよなぁ。つまり普通の人間な訳でして…。炭治郎も居たし、ここ本当にSAO世界か?

 

 ……多分俺がギャグ時空寄りのコメディな世界に〜とか言ったから色々混ざったんだよなぁ。他にも色々なキャラいたし。でもジャンプキャラ達と仮面ライダーは分かったけど他は知らないんだよなぁ。千束とかも他の漫画とかアニメのキャラか?それともSAOの原作キャラか?さっぱりわからん…。

 

 俺の知ってる原作キャラってキリコ・明日奈先輩・深澄先輩・エギルさん・茅場さんくらいだしなぁ…。アリスとユージオも実は違う世界の主人公とかだったのかもしれん…。(違う)

 

 何ならアリス達とか千束達とかは実は俺と同じ転生者かもしれない…。(全然違う)

 

 なんて事を考えていたら腕相撲対決に決着が付いたようだ。

 

「悠仁の勝ち!」

 

「よっしゃァ!」

 

「やったぜぇ!」

 

 ハイタッチする悠仁とデンジ。

 

「何負けてんだコラァ!クソナードがぁ!」

 

「ご、ごめんかっちゃん!」

 

 顔が凄く凄い事になってる勝己とビビってる出久。

 

 やっぱり半年で鍛え上げた筋肉ではまだ悠仁には勝てなかったか…。さて…

 

「満を持して俺参上…!」

 

 遂にシード枠の俺が相手だ!

 

「コレする必要ある?」

 

「勝確じゃん」 

 

「時間の無駄だろうが!」

 

「酷ない?」

 

 上から悠仁・デンジ・勝己の順にそう言われた。

 

「確かに俺はフィジカルクソ雑魚ナメクジだけどなぁ!腕相撲はパワーより瞬発力が重要なんだよ!速さなら世界行けるぜ俺はよぉ!」

 

 そう、俺は超スピード特化型なんだよぉ!本気出したら仮面ライダーカブトのクロックアップ並みに速いんだからな!(ガチ)

 

 瞬発力だってかなり速いんだからな!オラ勝負だコラァ!

 

「Ready…Fight!」

 

 その瞬間、俺は世界の全てを置き去りにした。一瞬で圧倒的スピードに加速した俺の腕が悠仁の腕を……悠仁の腕…を……。

 

 

 ………

 

 

 

 全く動かないんだが?

 

 

 

 

「ぐぬぬぬッッッッ!!」

 

「……え?力入れてる?」

 

 野郎!余裕ブッこいてんじゃねェぞ!?

 

「ふぎぎぎッッッが!!」

 

「………えい」

 

「グアァァァァァァァァッッッッッ!!?」

 

「「「「く、九郎(くん)ゥゥゥゥゥゥッ!!?」」」」

 

 俺は4回転しながらちょうど開いていた窓にダイナミックエントリーをかまして落ちていった。

 

「お、落ちた!?」

 

「ここ二階だぞ!?」

 

「や、やべぇ!やっちまった!?」

 

「あ、あわわわ!?」

 

「落ち着けお前等!まずは生存確認だ!」

 

 そうして窓に駆け寄ろうとすると…。

 

「ただいま〜」ガラガラ

 

『何事も無かったかのようにドアから入って来たァァァァァッ!!?』

 

 いやぁ、俺は寿命以外で死なないからなんか不思議な事が起こって無事に生還するんだよね。さっきも偶然下の方に何故かトランポリンがあって無事だったから急いで教室に戻ってきたんだ。

 

「え、えぇ…。何で無傷でピンピンしてんの…?いや、無事で良かったけど…。あとゴメンな?」

 

「気にすんなよ。俺がフィジカルクソ雑魚ナメクジなだけだったんだからさ!ハハハ……ハ…ハ……わァ……あ……」

 

『自分で言って傷付いて泣いちゃった!?』

 

「強くなりたい…!力がほしい……!どうして俺はジャムの蓋すら自力で開けれないんだ…ッ!!」

 

 最近セルカ相手にも腕相撲で手こずる様になってしまった…。あと数年でセルカにも勝てなくなるんだぁ…。

 

 

 悲しき現実に打ちひしがれているとアリスがコチラにやってきた。どうしたんだ?

 

「九郎、少し良いですか?」

 

「ん?どうしたん?」

 

「え、えーっと…」

 

 すると少しもじもじし始めた。なんだなんだ?らしくないな?

 

(九郎攻略ステップ1!まずはデートに誘って2人きりになる!)

 

(九郎はほぼ毎日誰かと居るからね)

 

((頑張れアリス!あと変態発言禁止!))

 

(わ、分かってますよ!)「こ、今度の休日に私と2人で出掛けませんか…?」

 

『ッ!?』

 

 アリスの言葉に周りがざわつき始めた。

 

(お、おい!あれ完全にデートの誘いだぞ伏黒!)

 

(虎杖止めろ、揺らすな)

 

(ず、ずりぃ〜!俺も女の子とデートしたいぃ〜!)

 

(デートじゃと!デンジ!ワシを連れてけ!デートって男が全部奢るんじゃろ!?)

 

(パワ子とだけはゼッテーやだ!)

 

(なんでじゃ!?)

 

(あ、あわわわ!で、デートに誘われるなんて九郎くん凄いなぁ!ねぇかっちゃん!)

 

(どーでもいいわ)

 

 そんなアリスにサムズアップするキリコ&ユージオ。なんなんだいったい?しかし今度の休日はなぁ…。

 

「あ、ゴメン。土日両方遊びに行く約束してるから無理だ」

 

 そう言った瞬間にピシッ…と教室の空気が凍った。クラスの奴等はアリスの顔をチラッと見ると直ぐに目を逸らして数歩離れていった。どうしたんだ?

 

「だ、誰と、遊びに行くのですか…?」

 

「う〜ん、他校の人だからアリスは知らない人だぞ?」

 

「た、他校…!?」

 

 土曜日は炭治郎達と遊びに行くし、日曜日は千束と遊びに行く約束なんだ。どっちも他校の生徒だしアリスは顔も名前も知らないから言ってもわからないだろう。

 

 あと周りのみんながアリスの顔を見て顔を青くしてるけどどうしたんだ?確かに目の光が無いけど、最近は割りと光無いの多いからそこまで驚く事なくないか?

 

(詰んだ…。九郎攻略完…)

 

(諦めるの速すぎないかい!?)

 

 キリコは顔に手を当て天を仰ぎ、ユージオはアタフタしている。

 

「く、九郎は…」

 

「ん?」

 

「九郎は…私と出掛けるのとその他校の人達と出掛けるのとどっちが大事なんですか!?」

 

「いや、普通に最初の約束のほうが大事でしょ?」

 

「決闘を申し込みますッッ!!」

 

 そう叫んだアリスに手袋を投げ付けられた。なんでぇ?

 

 

 

 ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 そして放課後の河川敷のスペースにて俺とアリスは体操着にて向かい合っていた。周りにはオーディエンス(野次馬)のクラスメイト達。そして実況のキリコと司会のユージオがいた。

 

『えー、ではこれより九郎対アリスの決闘を始めます。ルールは3回勝負の内に先に2回勝った方の勝利。勝負内容については2人に5枚紙を配るので好きな対決方法を書いてこの箱に入れて司会の僕が引いていきます』

 

 司会らしく何処から持ってきたか分からないマイクとスピーカーを使ってルール説明をするユージオ。(マジで何処から持ってきた?電源とかは?)オーディエンス達はコーラとポップコーンを用意しながらワクワクしてやがる。

 

『それでは紙を配るので2人は対決方法を書いてください』

 

「待って」

 

『ん?どうかしたのかい九郎?』

 

「縄で簀巻きにして無理矢理連れてきた事に対しての弁明が欲しいんだが??」

 

『だって逃げるつもりだっただろ?』

 

 いやまぁ…面倒臭いしわざわざ付き合う必要も無かったから受けるつもり無かったし…。

 

『勝者には敗者に対しての命令権が与えられます。但し流石にやり過ぎだと思うものは止めます。分かったかいアリス、君の事を言ってるんだよ?』

 

「名指しするの止めてください!」

 

 ちなみに学校での変態発言はしていないアリスはクラスメイトや先生達からしたら成績優秀スポーツ万能容姿端麗な完璧超人美少女だ。実際は変態ドMフィジカルモンスター超変人美少女なんだけどなぁ。

 

「私が勝ったら今度の休日に私と2人で出掛けて貰います!」

 

 フンス!と意気込むアリスに俺はゲンナリとしながら答える。

 

「あのさぁ…決闘罪って知ってる?普通に警察案件だよ?」

 

「そこは葛飾区亀有公園前派出所の両津勘吉巡査長が居るので大丈夫です」

 

「おう、二人とも頑張れよ〜」

 

「何やってんだ両さんッッ!?」

 

 こちら葛飾区亀有公園前派出所略してこち亀の両さんこと両津勘吉さんじゃないですかヤダー。ゲームとかプラモとか詳しいからよく遊びに行く仲なんだよなぁ。今はベンチに寝そべって競馬新聞読んでるし。仕事しろよポリスメン。

 

「さぁ、もう勝負を受ける他に無いですよ?」

 

「えぇ…。まぁ別に良いけど…」

 

 こうしてようやく縄を解いて貰って紙に対決方法を書いていく。ちなみにどっちが書いたのか分かりやすくする為に俺のは黒紙でアリスのは黄色紙だ。

 

【九郎】1、ジャンケン 2、100m走 3、早口言葉 4、にらめっこ 5、かめはめ波

 

【アリス】1、腕相撲 2、ボクシング 3、キックボクシング 4、剣の死合 5、耐久レース

 

 

「なんかアリス俺のこと殺しに来てない?」

 

「確実な勝利の為に力でねじ伏せようかと思ったのですが…」

 

((((((((怖っ))))))))

 

 勝利への執念が凄い…。だいたいなんだよ【剣の死合】って…。試合じゃ無くて死合な時点でヤバいよ…?絶対に引くなよユージオ。ソレを引いた瞬間に俺は逃げるからな?

 

『えーっと…九郎のこの【かめはめ波】は何かな?』

 

「どちらがより迫真のかめはめ波を出来るのかを競う対決です」

 

『あっはい』

 

 日頃からかめはめ波してる俺の迫真の波ッッ!を見せてやりたいぜ。

 

『あとアリスの【耐久レース】は…』

 

「互いにノーガードで一発ずつ交互に殴り合い気絶するか降参するまで終わらない対決です」

 

『あっはい』

 

((((((((怖っ))))))))

 

 自分が攻撃されるのを楽しみつつ確実に俺を仕留める…。アリスにとってまさに一石二鳥な対決って事か…。怖ぁ…。

 

『それでは第一回戦は……』

 

 そう言って箱をガサガサして取り出したのは黒紙…。つまり俺の紙だ。ぶっちゃけ勝負内容が思いつかなかったから早口言葉とにらめっこは数合わせだ。ジャンケンなら俺の視力と反射神経と速さで相手が何を出すか見てから確実に勝てる手を出す戦法が使えるから勝確。(因みに千束とやると読み合いになって勝負に成らない)100m走ならクロックアップ並みの速度で圧勝。(但しめちゃくちゃ疲れる)かめはめ波なら日頃の練習の成果を如何に出せるかにかかってるがアリス相手なら勝てるだろう。

 

 つまり早口言葉とにらめっこはどうなるかわからない。にらめっこに関しては変顔に抵抗があったり人目を気にしたりするだろうからかなり勝率が高い。因みに俺は両親があんなのだから日々恥ずかしい思いをしてるので羞恥心など無いにひとしい。アリスが開き直る可能性も無くは無いけど…。早口言葉は完全に解からん。俺は結構自信あるけどアリスがどれくらい出来るのか…。とにかく不確定要素のあるこの2つは避けたいが……。

 

『九郎の【早口言葉】だね』

 

 ッチ!寄りにも寄って1番の不確定要素の早口言葉か…。まあ いいでしょう(マスターロゴス)

 

『先行は九郎から!』

 

「ふぅ〜…。あんまり自信無いなぁ…」

 

 そして俺はお題の早口言葉三種類を見てから大きく息を吸い込む。

 

「この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた!巣鴨駒込 駒込巣鴨 親鴨小鴨 大鴨小鴨!豚が豚をぶったらぶたれた豚がぶった豚をぶったので、ぶった豚とぶたれた豚がぶっ倒れたッッッ!!」

 

『うわっ、今の噛まないとか…。さっきの自信無い発言はいったい何だったの…?』

 

 解説になってねぇぞキリコ…。

 

 フッ…。多分俺の予想だが、俺の紙耐久の体じゃ舌を噛んだダメージで死ぬ判定が出たから転生特典【寿命以外で死なない】が発動したんだと思う。いや、冗談とかじゃ無くてマジでクソ雑魚紙耐久だから。時々脳裏に死がよぎる時とか確実に発動するから。……あれ?俺ベロ噛みだけで死が脳裏よぎっちゃってる…?

 

『つ、続いてはアリス!』

 

「ふ…。格の違いを見せて上げましょう!」

 

 顔を叩いて気合いを入れてるアリス。因みにセルフダメージでドM欲を満たしているようだ…。変態め…。

 

「この竹垣に竹立てきゃけたかったのは竹たきぇ立てかけたかったきゃらでぇしゅ!しゅ鴨こょま鴨 親きゃも小きゃも…」

 

『はい、ストップ、ストーップ!アリスもう負けてる!もう負けてるから止めて!』

 

((((((((凄い噛んでた…)))))))))

 

『こ、この勝負は九郎の勝ち!』

 

 思った以上の弱さに拍子抜けしながらも渾身のドヤ顔をアリスに向ける。すると膝を付き口から血を流しながら息を荒げるアリス(セルフダメージで快樂を感じてます)は口の血を拭いながら立ち上がる。

 

「何を勝ったつもりでいるのですか?勝負はまだ始まったばかりですよ?」

 

「早口言葉で既に満身創痍みたいになってる奴が何を言ってんの???」

 

 そんな事より次行くぞー!

 

『次はアリスのボクシング!』

 

 黄色紙を手にしたユージオがそう叫んだ。

 

「詰んだ」

 

「詰んだな」

 

「詰んだね」

 

「詰みだ」

 

「救いは無いのですか…?」

 

「おいオーディエンス共!諦めるの速すぎるだろ!?」

 

 何で即効で諦めるの?少しはオレを信じてくれよ!あとメイショウドトウいた…?

 

 しかし確かに真っ向勝負で勝てる気がしないのは事実。

 

(だが俺には超スピードがある!目にも留まらぬ速さで連撃を浴びせてダメージを入れてやる!)

 

『それではReadyFight!』

 

 その瞬間に加速して世界の速度を置き去りにした俺は止まったかのように動かない超スローのアリスに向かってグローブを嵌めた拳を何発も放つ。顔とボディを重点的に何発も何発も殴り体力の限界を感じた時には数百発は殴った。そしてアリスから離れる。高速移動が止まった事により通常の速度へと戻った周りを気にする暇も無い程に疲弊した俺は辛うじて立っている状態のままアリスを見る。

 

 あれだけの連撃。流石のアリスでもダウンするだろう。顎に念入りに攻撃したから脳震盪を起こして俺の勝ちだ!

 

「フッフッフッ…!」

 

「……」

 

「ハッハッハッ…!」

 

「……?」

 

「ハーッハッハッハッハッ!」

 

「な、何でいきなり笑い始めたのですか…?」

 

「え」

 

「え?」

 

 

 ………………………

 

 

 

 

 全く効いてない???

 

 

 

 

 え、いや、ちょ!嘘だ!嘘だろ!?あんだけ殴ったのにノーダメージ!?しかも気づいて無い!?い、いや!流石にそんな訳無いはずだ!無いよな!?

 

「あ、アリス」

 

「はい?」

 

「身体に違和感は?」

 

「…?特に何も…?」

 

 オッフ…。全然効いてない…。

 

 

【説明しよう!アリスは自信の防御力を下回る攻撃は全て快樂へと変換されダメージに成らないのだ!しかし今回は九郎の攻撃が弱すぎてダメージ判定にすらなっていないだけである

 

 

 の、脳内に謎の声が!?え、てか何その特殊能力みたいなの!?アリスそんなのもってるの!?

 

【アリスステータス】

体力800 スタミナ400 防御力850 攻撃力760 素早さ400 器用250 知力700

【特殊能力・痛覚変換】

自信の防御力を下回る攻撃を全て快樂へと変換しダメージ無効化。

 

 

【九郎ステータス】

体力1 スタミナ700 攻撃力0.1 防御力0.001 素早さ測定不能 器用550 知力800

【転生特典・寿命以外では死なない】

ありとあらゆる死を無効化する。寿命以外では絶対に死ねない。

【特殊能力・貧弱体質】

どれだけ鍛えても筋肉がつかない。体力・攻撃力・防御力に超マイナス補正。素早さに超プラス補正。スタミナが上がりやすくなる。

【派生特殊能力・クロックアップ】

特殊能力・貧弱体質の素早さに超プラス補正により移動に限らず行動全般や思考・感覚までもが加速される。発動時スタミナ消費率が倍になる。

 

 な、なんかステータス出てきたぁぁぁぁぁぁッッ!?しかも俺の体力・攻撃力・防御力カス過ぎィ!?あとマジモンのクロックアップだったのかアレ!(驚愕)

 

 え、何防御力0.001って?それもはや防御もクソも無いじゃん。つまりクソ雑魚紙耐久だから常時転生特典発動してんの?

 

【YES!】

 

 YES!じゃねぇよ!てか誰だお前!

 

「九郎」

 

「え」

 

「余所見とは随分余裕ですね?」

 

「あ…」

 

 気付いたら目の前にアリスが…。

 

 瞬間放たれる拳。しかしその拳は俺の顔のすぐ目の前を通り過ぎた。

 

 外した…?

 

 そう思った瞬間に訪れるソニックブームが俺の顎にカスる。ダメージは無い。しかし顎に触れた事により脳が揺れて俺はそのまま倒れた。

 

「う"っ…!?」

 

「私達は長い付き合いなので、どれほどの威力なら無傷で無力化できるか自然と分かってしまいますね」ニッコリ

 

 そ、そんな事ってある!?アリスが特殊なだけでは……あ、キリコとユージオも頷いてる…。あれ?普通…なのか…?(そんな訳無い)

 

「正しく愛のなせる技…!」

 

 こんな愛は嫌だ……(泣)

 

『勝者アリスー!』

 

 脳震盪で身体が動かない…。周りから見たら俺っていきなり笑い出してよそ見して瞬殺された奴にしか見えないじゃん。恥ずか死にたい…。でも転生特典で死ねない…(泣)

 

『強力な攻撃。しかし何故か九郎には攻撃が当たらないという謎現象の前では如何に強力でも無意味…。だから強力な攻撃の余波だけ(・・・・)を当ててダメージを与えず脳震盪だけ起こさせた…。脳筋かと思わせといてからの頭脳プレイとは流石アリス!私達【幼馴染みーズ四天王】最強!』

 

 因みに【幼馴染みーズ四天王】最弱が俺だ。

 

 

 ユージオに立たせて貰い椅子に座る。まだ頭グワングワンする…。脳震盪でまともに動く事が出来ない…。こんな状態じゃまともに勝負出来ないぞ…!

 

『続いてが最後の対決!泣いても笑ってもこの勝負に全てがかかる!』

 

 クソ…ここまでか……。

 

(すいませんね九郎。まともに動けない内に仕留めて確実に勝ちます!)

 

 そしてユージオが引いた最後の勝負は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

       【かめはめ波】

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日、河川敷にて一人の少年の満身創痍の中繰り出されたかめはめ波は孫悟空を幻視させる程の迫力があったそうな…。

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇

 

 

「うっ、うぅっ…!負けた…」

 

「アリス、お前の敗因は唯一つ…。羞恥心を捨てられなかった事だッッ!」

 

「ぐぅっ…!」

 

 

 よつん這いになって悔し涙を流すアリスと満身創痍で地面に倒れて『止まるんじゃねぇぞ…』している俺。周りの奴等はゴミ片付けとか始めて解散準備に入ってる。両さん?さっき大原部長さんに見つかって逃走中スタートしてたよ。

 

『えー、それでは九郎。アリスに対しての命令をどうぞ』

 

 ユージオの言葉に周りの視線が俺に集まる。

 

 ぶっちゃけ何にも考えて無かったから困る。あ〜…どうしよ。でもアリス相手に命令したい事無いしな〜…。

 

 

 …………よし。

 

「アリス」

 

「は、はい」(ま、まさか!命令と称して私にあんなコトやこんなコトを…。グヘヘヘ)

 

「おい、何考えてるか知らないし知りたく無いが鼻血を流すな」

 

 コイツ、人前だからキリッとした表情だけどガッツリ鼻血流してやがる…。

 

「俺からアリスに対しての命令は…」

 

 周りのクラスメイトやアリスに緊張が走る中俺は言い放った。

 

「一緒に出掛けるのは今週じゃなくて来週の休日にしてくれ」

 

「え!?」

 

 その言葉にアリスは目を見開きながら驚き、クラスメイト達もざわつき始めた。

 

「い、良いのですか…?」

 

「いや、別にアリスと出掛けるのが嫌な訳じゃないからな。唯今週は無理だってだけだ。空いてる日なら幾らでも付き合うぞ?」

 

「九郎…!」(いっぱいちゅき♡)

 

(良かったねアリス!)

 

(だけど戦いはこれからだよ!)

 

 嬉しそうなアリスとそんなアリスに向けてサムズアップするキリコ&ユージオ。

 

「さて!それじゃあ解散!」

 

 こうして俺とアリスの(しょうもない)戦いは終わったのだった。因みにまだ動け無かった俺はニコニコ顔のアリスにお姫様抱っこされながら帰った。他の持ち方にして欲しかったなぁ…(泣)

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇

 

 

「いよいよアリスと九郎のデートだね」

 

「上手くいってると良いんだけど」

 

「大丈夫!私達3人で考えたデートプランなら今頃イイ感じになってるはず!デートプラン通りなら…ね」

 

「最後に不安になるの止めようか?僕も不安になってきたよ?」

 

 

〜数時間後〜

 

「ただいま〜。キリコ、ユージオこれ2人にお土産な」

 

「あ、ありがとう」

 

「じゃあ俺着替えてくるから」

 

 

「アリス!どうだったの!進展は!?」

 

「意識させる事はできたかい!?」

 

「……した。」

 

「「ん?」」

 

「今回のデートで…私は…今回も!………!!」

 

「なんの成果も!!得られませんでした!!」

 

「……(なん)……だと……」

 

「ハァ……残念ですアリス(レイヴン)

 

 こうして九郎攻略は失敗に終わったのだった。

 




【幼馴染みーズ四天王】
【最強】のアリス・ツーベルク(戦闘力で1番)
【最カワ】の桐ヶ谷 和人(可愛さで1番)
【最恐】のユージオ・ハーレンツ(怒らせたら1番怖い)
【最速】の不死川 九郎(速さで1番)


キリコ「九郎は四天王の中で最弱…」

ユージオ「だから僕達が守る!」

アリス「私達四天王3人が相手です!」

3人「「「さぁ!掛かってこい!」」」

九郎「うーん、セコム達が強すぎて出番がナッシング」


オマケ

悠那「せっかくのデートでなんの成果も得られんとはとんだ腰抜けじゃのうアリス」

木綿季「ポジションがポジション…それも仕方ねェか…!!“幼馴染み”は所詮…ラブコメ界の“敗北者”じゃけェ…!!」

アリス「ハァ…ハァ…敗北者…?」

ユージオ「おいよせアリス!!立ち止まるな!!」

アリス「取り消せよ……!!ハァ…今の言葉……!!」

キリコ「のるなアリス!!戻れ!!」

アリス「幼馴染みは私に居場所をくれたんだ!!お前達に幼馴染みの偉大さの何がわかる!!」

悠那「幼馴染みはラブコメ界では価値なし!!お前の居場所は所詮幼馴染み止まり!!」

木綿季「“幼馴染み”は敗北者として失恋する!!ラブコメ界の負けヒロインにゃあ誂え向きじゃろうが!!」

アリス「“幼馴染み”はラブコメ界の王道メインヒロインだ!!」

アリス「ラブコメの真のヒロインが!!“幼馴染み”だァ!!」

キリコ&ユージオ「「やめろアリス〜〜!!!」」

            完




あとがき

 他作品キャラが沢山出てきたけどギャグ漫画なんで容認してくださいな。他になんか出して欲しい漫画のキャラとかあったら感想にでも出してください。知っていて余裕があれば出します。さて…。そろそろSAOに入りますか。因みにですが他作品キャラ達もSAO入りします。次回もお楽しみに!
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