歌姫に心からのアンコールを!   作:道草屋

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ゾロの登場です!
ゾロ……昔三刀流をまねして顎を痛めましたね


”海賊狩りのゾロ”登場

「魔獣ね〜」

「そうですよウタさん!ロロノア・ゾロは海賊狩りの異名を持つ賞金稼ぎで、血に飢えた野良犬のように次々の賞金首をかぎまわり海をさすらう……」

「その様子を見て人々は魔獣と呼ぶようになったんです」

「ふーん」

ルフィな興味無さそうに海を見ている

「ですから!仲間にしようだなんて馬鹿なマネは!」

「いや俺仲間にすると決めた訳じゃなくてもし良い奴だったら……」

「悪い奴だから捕まってるんです!!」

「う〜ん…でも何かしらの理由があるかもしれないじゃん?例えば……子供を助けたとか!」

「そんなことする人だと思いますか…?賞金稼ぎがですよ?」

「それは…たしかに」

 

 

───海軍基地のある町─────────

「着いたっ!海軍基地のある町!」

「着いたのはいいけど、うへぇずっと海にいたから潮風でベタベタするぅ……」

ウタは肌を撫でながら少しイヤそうな顔をする

「すごいなコビー!ちゃんと目的地に着いたよ!」

「当たり前ですよ!海に出るものの最低限の技能です!」

「ルフィさんも毎度漂流してないで航海士を仲間にした方が……」

「うん。そうする!メシ食お!」

「お腹が減ったルフィには何を言っても無駄だよ」

ウタが少し冷たい目でルフィを見つめる

「はぁ〜!食った食った!それじゃコビー、お前とはここでお別れだな。立派な海兵になれよ!」

「はい…!ありがとうございます。ルフィさんも立派な海賊になってください!ウタさんも世界一の歌姫に!いずれは敵同士ですけど」

「そういや”ゾロ”ってやつも海軍基地にいるのかな?」

ガタッ

大きな音がして飯屋にいた町の人達が隅の方へとにげる

「ルフィ、ここではゾロって言葉が禁句らしいよ」

「へ〜」

ルフィはお腹いっぱいになったのか話を聞くようになった

「そういえばさっき貼り紙を見ましたがこの町にはモーガン大佐という人がいて……」

ガタァァン!

 

 

「なんだったんだろうね?あの店の人達」

「面白かったよな!みんな吹っ飛んでってさぁ!」

「なんだかとても不安になってきました…。海賊狩りのゾロを恐れるのはよく分かるのですがなぜ海軍大佐の名前を聞いただけであんなに……」

「ノリで吹っ飛んでんじゃねぇの?」

「そんなわけないじゃないですかっ!僕は真面目に言ってるんですよ」

──海軍基地────────

「行けよ!コビー」

「さっきのこともあってまだ心の準備が……」

「じゃあ先に行く!」

ルフィがピョンと塀をのぼり中の様子を見る

「あ!ルフィさん!」

「魔獣はどこかな〜?」

「ズルーい!ルフィ!私にも見せてよ!」

「自分でのぼりゃいいじゃんかよ」

「こんな可愛い子に塀をのぼらせるの?それに私はスカートだよ!」

「ったくしょうがねぇな〜」

ルフィがウタの腕を掴んで塀の上まで運ぶ

「ありがと!ルフィ」

「きっと目の届くところにはいませんよ。きっと奥の独房とかに……」

「ルフィあそこ!誰かいるみたい!」

「きっとゾロってやつだーっ」ダダダッ

ルフィとウタは塀を降りてその人物がはっきりと見える場所に移動する

「ほらあそこ!」

そこには木の柱に括り付けられた男が1人いた

「あっ!あれは!」

コビーは驚きのあまり塀から落ちて腰を抜かす

「黒い手ぬぐいに腹マキ!ほ、本物だ…本物のロロノア・ゾロ!!!なんて迫力だ……」

(あの人っ!そうだルフィが連れてたお酒をいっぱい飲む人!へぇ〜海賊狩りのゾロっていうんだ……)

「あれがそうか……あの縄解けば簡単に逃げられそうだよな。あれじゃあ」

「馬鹿なこと言わないでくださいよっ!あの人を時はなったらこの町だってルフィさん自身も無事じゃすみませんよ!」

 

「おいお前」

ふいに声が聞こえた

「ちょっとこっちに来てこの縄解いてくれねぇか?九日間まるまるこうだ。さすがにくたばっちまう」

「しゃ、喋った!?」

「礼ならするぜ、そこ辺りの賞金首ぶっ殺しててめぇにくれてやるからよ。嘘をつかねぇ”約束はまもる”」

「ねぇルフィ、あの人はああ言ってるけどどうする?」

「助けに行くか?」

「ダメですよっ!あれは逃げるための口実で縄を解いた瞬間に殺されちゃいます!」

「殺されなんかしねぇよ。俺たちは強いから」

「あぁ?!」ギロッ

(うわぁ〜!もうこの人はぁ!)

ガタッ

ウタの横にハシゴがかかる

「ん?」

「お姉ちゃん、しーっ」

そこには小さな女の子がいた。その子は一目散にゾロの方へと走っていった

「わっ!キミ!危ないよ!」

コビーが女の子を止めようとするも間に合わずその女の子は塀の中へと入っていった

 

その女の子は「はいっ」と言ってゾロにおにぎりを差し出した。しかしゾロは「要らねぇっつってんだろ!」と突き放す。

その時

「ロロノア・ゾロ〜弱いものいじめはいかんねぇ?」と高級なスーツに身を包んだヒョロヒョロの男が言った

「なんか変な人だね」

「きっと海軍の偉い人なんですよ。よかったあの子が殺されずに済む」

「けっ……七光りのバカ息子が……」

「バカ?調子に乗るなよ?俺の親父はモーガン大佐だぞ?」

男はそう言うと女の子のおにぎりに目をつけた

「おやお嬢ちゃん、おいしそうなおにぎりだね。差し入れかい?」

「だめっ!」

女の子の制止を聞かずその男はおにぎりをとると

「ぶへぇ!なんだこれ?!甘いぞ?!ちくしょう砂糖が入ってやがる!おにぎりには普通塩だろ!」

そう言うと男はおにぎりを踏み潰した

「あっ!やめて!食べられなくなっちゃう!」

「大丈夫さ、こんなおにぎりはアリ共が食ってくれるさ!ひぇっひぇっひぇっ!」

「おいそこの海兵っ!そのガキを放り投げろ!」

「はっ…それは!?」

「俺はモーガンの息子だぞ?!さっさと言う通りしろっ!」

「くっ……はっ!」

「きゃあああ!」

間一髪のところでウタがキャッチする

 

「おいロロノア・ゾロ、おめぇはしぶとく生きてんなぁ?」

「ああ、1ヶ月生き抜いてやるのさ」

「ひぇっひぇっひぇっ!っ生きてたら約束通り逃がしてやるさ」

そう言うと男は去っていった

「ねぇ」

「あァ?まだ居たのかよ。早くどっか行かねぇと親父に言いつけられるぜ」

「私たちね海賊になる仲間を探してるの」

「海賊?なんだよ俺に仲間になれとでも言いに来たのか?」

「ううん、それはルフィが決めること私にその決定権はないよ」

「ふんっ誰に誘われようが海賊になる気はねぇよ。俺にはやることがあるんだ、何がなんでも生き延びて俺のやりたいことを成し遂げるっ」

「ふーん…ルフィなら多分1週間で餓死しちゃうね」

ウタは少し微笑んだ

「じゃあ仲間探しは他を当たるね」

「ちょっと待て、ソレとってくれよ」

そこにはさっき男に踏みつけられたおにぎりが会った

「え…ダメだよ!これじゃもう泥の塊だし、バイ菌だって……」

「いいからよこせ、黙って食わせろ。落ちてるの全部な」

ルフィとウタで、集めてゾロの口へと運ぶ

「……!……!!ぶへっ…」バリバリ

「だから言ったのに……」

「はぁ……はぁ…さっきのガキに伝えてくれ」

「なんて伝えるの?」

「美味かった、ごちそうさまってな」

ウタはニコリと笑って

「分かった、伝えとく」といった

──路地裏───────

「美味しかったってさ」

「ほんとっ?!」

「ああ!バリバリ食ってたぞ!」

「あの人本当に悪い人なんでしょうか?」

「違うよ…あのお兄ちゃん何も悪いことしてないの。町のは怖がってたけど……」

「捕まってたのだって私を庇うためにモーガン大佐の息子が飼ってる狼を切っちゃったからなの……それまではずっと野放しでみんな凄く困ってて……」

「許せないよ……!ルフィ!」

「確かにな……」

「気性の荒さはさておき賞金首を狩ることが悪いことのわけないですもんね」

 

ひぇっひぇっひぇっひぇっ!

どこからかあの憎たらしい笑い声が聞こえる

ルフィ達が表に出ると

「3日後の朝、海賊狩りのロロノア・ゾロを処刑する!見せしめに楽しみに待ってろ!」

「おい、1ヶ月の約束はどうしたんだ?」

「どこで聞いたか分からないがあんなの嘘さ!そんな嘘を信じるあいつの頭も魔獣なみだったがな!」

(1ヶ月耐えれば逃がすっていう約束だからな)

その瞬間

パチンッ!ボカッ!

ルフィとウタのビンタとパンチが炸裂した

「キャー!」

「やめてください2人とも!海軍を敵にしたいんですか!?」

「騙した挙句約束をやぶろうなんて許せない!」

「決めたぞコビー、俺はゾロを仲間にするっ」

 

 

──to be continued───────




いやぁゾロ登場!熱いですね!
次回はモーガン大佐の登場ですね〜決着までは……いけないかなぁ

セリフの時に改行した方が良いかについてです。ぶっちゃけ自分的には見にくいんじゃないかと思っているのですが皆さんはどうでしょうか?

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