上手いように相手に得意なことをさせないって…ロマンがあって好き
ということでウソップ回です!どうぞ!
「無謀だわ!このまま偉大なる航路に行くなんて!」
「あぁ……確かに肉も欲しいよな!最近ずっと果物ばっかだから」
「私は果物とかでもいいけどね、お肉食べてると太っちゃうもん!歌姫は体型維持が大切!」
「酒も欲しいしな」バコ!
「バカ言わないの!」
ゾロにリンゴを投げつけるナミ
「そんなんじゃなくて私たちが向かってる偉大なる航路は海賊たちがウヨウヨしてるとこなの!強い装備をつけ強力な船でね」
「仲間もだよな」
「仲間にしても船の装備にしてもとても無事で言えるとは思えないわ!」
「やっぱコックがいるといいよな」
「伴奏をする人も!」
2人の珍回答にゾロが爆笑する
「とにかく、ここから少し進めば人が住んでる島がある。そこで船とかを調達しましょ」
「よーし!肉食うぞー!!」
「酒もな」
「あんたらねーっ!!!」
ナミの叫びは虚しく広い海に消えていった
──シロップ村────────
「海賊だー!海賊がせめてきたぞー!みんな逃げろー!大変だー!海賊が……来てなーい!」
「てめぇ!このホラ吹き坊主が!」
「今度こそ懲らしめてやる!」
村人達が箒やフライパンをもって出てくる
「きたきたきたー!」
少年は村人達を挑発しながら村の中を駆け回った
「ちくしょう……どこ行きやがった…」
「逃げ足だけは早いんだ…」
木の上でその様子を見ていた少年は満足そうに笑った
「船長!ウソップ船長!」
子供たちにウソップ船長と呼ばれる少年はこの村では有名な嘘つきだった
「どうした?ウソップ海賊団!あれ?タマネギはどこだ?」
「さぁ?」
「大変だー!」
「あっ!タマネギ!」
みんなからタマネギと呼ばれる少年は涙を流しながらウソップの元へとやってきた
「大変だ!海賊がきたんだ!ドクロマークを掲げた船が崖の港に来てるんだ!」
「なになんだって!そうだ……これからおやつの時間なんだ」
そう言うとウソップは村の方へと逃げようとした
「キャプテン!なんで逃げるんです!キャプテンは本当の海賊になりたいんでしょ?!海賊が海賊から逃げてどうするんですか!」
「うぅ……実は俺はおやつを食べなきゃ死んでしまう病気なんだ」
「「「うそだ!」」」
ウソップは嘘をすぐに見抜かれ
「行きたくねぇよ……」
「でも海賊船は小さなのが2つに……人が4人……」
その事を聞くとウソップは崖の方へと走っていった
「よーし!行くぞー!この村を守るためー!」
「調子いいなキャプテン……でも行こう!」
──崖の港───────────
「へーっ!この奥に村があるんだ!!」
「肉食おうぜ、肉!!」
ルフィとウタが周りを見ていると
「気をつけろ…敵の気配だ」
「え?!」
ピュン!ピュン!
「うわっ!うわっ!」
小さい玉がルフィの足元に向かってる複数発射されるそれと同時にバサッ!バサッ!とたくさんのドクロが崖の上へと立つ
「うわっ!すっげ〜数!」
「おいお前たち!俺はこの村を守っているウソップ!村の人は俺を称えさらに称えキャプテンウソップと呼ぶ!」
「この村を襲おうとしてるならやめとけ!おれの8000万の部下が黙ってないぞ!」
「8000万?!すごーい!」
「あんなの嘘に決まってるでしょ」
「なに!バレた!」
「ほらバレたって言った」
「え?てことは嘘なの!?」
「おのれ策士め!8000万は大袈裟だが俺には立派な部下がいる!」
バサバサと6本の旗がはためく
「3人……かしら?」
「「「うわっ!見抜かれたー!」」」
3人が一目散に逃げていく
「おいまて!俺を置いてくなー!」
「あっはっはっはっ!おもしれぇなお前!」
砂浜に落ちたパチンコ玉をナミが拾う
「パチンコ玉を使う海賊なんて見たことないもの」
「くそう!でも見ただろ!おれのパチンコの腕はそこいらのピストルより遥かにすごいんだぜ!」
ルフィは麦わら帽を被り直し言った
「ピストル抜いたからにゃ……命掛けろよ?」
「なぁ!?」
突然の命という言葉に冷や汗をかくウソップ
「そいつは脅しの道具じゃないって言ったんだ」
「ふぅん?お前の目の前にいるのは本物の海賊だぜ?」
鋭い眼光でウソップを見つめる2人
3人の間に緊張が走る
「やっぱ……本物の海賊は言うことも迫力も段違いだ……」
そう言いながら座り込むウソップを見て2人は笑う
「「はっはっはっは!」」
「受け売りさ!俺の尊敬する海賊のシャンクスの!」
「シャ、シャンクスだと?!お前あの”赤髪のシャンクス”をしてんのか!?」
シャンクスという単語を聞いてウタが反応する
「あーっ!キミのお父さんヤソップでしょ!」
「えーっ!?!?!?確かにヤソップてのはおれの父ちゃんの名だけど……」
──シロップ村のとある店────────
肉や果物を頬張るウタ達
「どうだうめぇだろ?」
「うん!美味しい!」
ウタはリンゴを食べる
「子供の時に会ったことあるんだ」
「へ〜!父ちゃんそんなすげぇ海賊船に乗ってたのか!」
「ああ、今はどこにいるかわかんねぇけどよ」
「ヤソップと言えばよ」
「「やっぱり射撃でしょ!」」
ルフィとウタが口を揃えて言う
「ヤソップ…射撃がすごい上手だったんだよ!」
────────────
バキュン!
『わぁー!すげー!』
『上手ー!』
酒場にてルフィとウタに話をするヤソップ
『俺にはなぁ!ちょうどお前ぐらいの歳のウソップていう子供がいるんだよ!』
『またその話ー?』
『なんども聞いたよ!」』
ルフィはすこし怒り気味に言う
『なんだと〜っ?もっと聞けーっ!!』
『うわっ!』ガボ
ジョッキをルフィの頭へかぶせるヤソップ
『まだまだだ!悲しい別れだったがあいつは村に置いてきた……それはなぜか!海賊がおれを呼んでいたからだー!』
『『『『おおー!!』』』』
『むぐぐ!むぐー!』
『ルフィ!大丈夫!!?すぐ取ってあげるからね!』
────────────
「キミのことはルフィと一緒に耳にタコができるほど聞いたよね〜」
「ああ、ヤソップは立派な海賊だった」
「やっぱりかー!この何処に果てがあるかわからない海を冒険して命をはる親父をおれは誇りに思ってる」
「なら話は早いわ!ねぇここで船を操れそうな人とでかい船を調達出来ないかしら?」
ウソップはその問いにため息をつきながら
「ここは小さな村だ、残念ながらご希望には添えねぇな」
ここでゾロが飲んでいた酒をおいて言う
「丘の上に…デカい屋敷があったな」
「あそこはだめだ!あーっ!用事を思い出したんだ!」
ウソップは騒がしく店を出ていった
丘の上の屋敷へと走っていくウソップその屋敷には厳重な警備が敷かれていた
ガサガサ
「お邪魔しまーす……あいた!」
上手いこと抜け道を作ったウソップは屋敷の中の気の上に登る
その屋敷の窓には美しい金髪の少女がいた
「おい!おーい!」
「あ!ウソップさん!」
ウソップの存在に気づき窓を開ける
「よぉ、相変わらず元気ねぇな」
「ごめんなさい、本当は客人として迎えたいのだけれどクラハドールが許してくれなくて……」
「気にすんなって!おれは勇敢なる海の勇者なんだからな!」
「今日はどんな冒険の話をしてくれるの?」
「んー…そうだなぁ……」
愉快な話をしてその少女を笑わすウソップ
その光景はその少女にとってとても幸せそうな時間だった
一方その頃
「本当にこの店か?」
「うん!きっと海賊達に無理やり連れてこさせられて……もしかしたら焼肉になって食われちゃってるかも!」
子供の想像力とはときにとんでもない飛躍をする
「ばか!人を食うのはオニババだ!行くぞ?覚悟を決めろ!」
ガチャ!!
「「「われらウソップ海賊団!キャプテンを返せ!」」」
「んん?何あれ?」
ウタが席から覗き見る
「キャプテンが居ないぞ!」
「おい!我らがキャプテンウソップをどこへやった!」
「はー!肉美味かった!」
腹をふくらませながら言うルフィ
「うわっ!お前らキャプテンに何をした!」
そこでゾロが悪い笑みを浮かべながら言う
「お前らのキャプテンか……?俺たちが喰っちまった!」
「「「うぎゃー!オニババー!」」」
「なんでこっちを見んのよ!」ゴチン!
「「「うぅ……」」」
「まぁナミちゃん、そう怒らないでよ」
3人の腫れた頭を撫でるウタ
「ごめんね、あのお姉ちゃんも悪い人じゃないんだよ?」
「「「ほんと?」」」
「うん!私が保証する!」
「キャプテンがこの時間にいなくなるならここですね!」
そう言うと4人は大きな屋敷のまえにきた
「へぇ〜!でっかい屋敷!何しに来てんだ?」
「嘘をつきにですよ」
「嘘……?なんで?」
「この屋敷のお嬢様…カヤさんっていうんだけど身体が病弱でその上両親を1年前に亡くしちゃったんだ」
「それは……辛いね」
親を突然失うという苦しみはウタも前世で痛いほど味わった。
だからその苦しみを理解できるのだ
「私、そのカヤさんって人に会ってみたい!」
「よし行くか!ゴムゴムの〜ロケット!」びよーん
ドカドカ!
「あら?何かしら今の音」
「あーっ!なんでもない!」
ザッザッ
「なんですか今の音は!ん?君たち!困るよ勝手に屋敷に入られちゃ」
「誰だアイツ」
そんなやり取りをよそに怪しげな男が村に来ていた。その事を今は誰も知らない……
──To Be Continued────────
すみません!書くの遅れました!9月10月の学校行事の準備で少し更新頻度が落ちそうです……でも1日1話は絶対書きます!
評価や感想お待ちしてます!
セリフの時に改行した方が良いかについてです。ぶっちゃけ自分的には見にくいんじゃないかと思っているのですが皆さんはどうでしょうか?
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このままでいい
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1行か2行開けた方が良い