「はい! 皆様おはこんばんちわ! 全ウマ娘ちゃんを愛でる会名誉会長にして全ウマ娘ちゃんと友達になりたいウマ娘、ウマ娘ちゃん箱推し担当のアグネスデジタルです! こんデジ~。さぁ今日は今週末に日本ダービーが控えているという事で、日本ダービーに出走するウマ娘ちゃん達をゲストに呼んで、色々と質問していきたいと思います! この動画では動画撮影時に圧倒的支持を得て一番人気となっているウマ娘ちゃん『アマガケ』ちゃんにきていただきました~」
「お招きいただきありがとうございます。本日は宜しくお願いしますデジタル先輩」
「あぁ! そんな先輩だなんて!! 私の事は気軽にデジたんとお呼びくださいぃぃっ!!」
「いえ、さすがに愛称で呼ぶのは恐れ多いので……ではデジタルさんで」
「はひっぃ!」
「えっとね、デジタルさん、進めて欲しいかなって」
「……ハッ!? 申し訳ありませんでした! 尊みの過剰摂取で意識が飛びかけてました。こちら、アマガケさんのトレーナーさんであるライスシャワーさんです! ……ファンです!!」
「あ、うん。ありがとね。……えへへ」
「はぅっ!! 微笑んでもらえた……しゅきぃ」
「先ほどから進んでおりませんが大丈夫なのでしょうか……?」
「はっ! そうでした!! では気を取り直して、早速ですが日本ダービーへの意気込みを聞かせてください!!」
「負けません」
「ライスも、アマガケさんは負けないと思うな」
「ぴっ!? お二方とも絶対に負けないと思いあってるの尊い……。ち、ちなみに根拠とかって聞かせてもらえたりします?」
「トレーナーであるライスさんにしっかりとトレーニングをして頂いていますし、前走のプリンシパルステークスでその成果を存分に発揮できたと思います。あの走りが出来るのであれば、距離が伸びてもなお他のウマ娘の方々は私には届かないかと」
「プリンシパルステークスは衝撃的でしたからね。だからこそ圧倒的な一番人気であるわけですが……ライスさんの方の根拠は?」
「ライスが知ってるどのウマ娘さんよりも疾いから……かな」
「おお! それはまた大胆というかなんというか、聞く人が聞いたら怒りそうな言葉ですが……」
「それくらいアマガケさんが疾いって思ってることの裏返しと思って欲しいな」
「なるほど! ちなみにここだけの話、二番人気や三番人気のクラウンブレードさんやヒーローオウカさんについてはどう感じています?」
「それについては私が。相手にとって不足はないと考えていますが、やはり負けるイメージは沸きません。もちろん、お二方に、です」
「やはり自分の優位は揺らがない、と」
「多分、ライス含めてほとんどの人は、アマガケさんの負ける姿が想像できないんじゃないかな?」
「余程自信があるみたいで、ダービー当日が楽しみですね!! ……では、レースに関する質問はこのくらいにさせていただきまして……休日の過ごし方を聞かせてください!」
「休日は……詰将棋を解いたり、散歩ついでにいろんなお店を巡ったりしています」
「巡っているお店を具体的にお願いします」
「直近で足が向いたのはパン屋さんですね。いい匂いに釣られて店内に入り、とても美味しいカレーパンに巡り合えました」
「ほうほう……。そういえば食べるのがお好きなんでしたっけ?」
「ライスよりいっぱい食べるよ!」
「……しまった! であるならば何かしら食べ物を用意しておくべきだった!! デジたん一生の不覚ぅ!」
「いえ、基本はトレーニング後と三食以外は食べませんので……」
「なるほど……あれ? という事は先ほどのパン屋さんの話はトレーニング後に……?」
「いえ……その……例外というか……我慢できずに……////」
「あっ(普段クール系のお方が恥じらいで赤面してる表情の破壊力しゅごい)」
「目を開いたまま動かなくなっちゃった!?」
「どうすればいいのでしょうか?」
「えっとね、確かこういう時は……。起きて(デジたんの耳元でささやきボイス)」
「――――ガクッ」
「目は閉じましたが安らかな表情で親指だけ突き上げて首から力が抜けたように見えますけど……」
「あれ? 間違ってたのかな? 他のトレーナーさんから『デジタルが動かなくなったら耳元で起きろと言えば起き上がる』って聞いてたんだけど……」
「私も一緒にやった方がいいとかですかね?」
「やってみよっか、……せーの」
「起きて」(右耳)
「起きてください」(左耳)
「ビクンッ――ビクンッ――」
「なんか痙攣し始めたのですが?」
「これ大丈夫なのかな? スタッフさんいませんか?」
「大丈夫……とのことですが?」
「本当に大丈夫なのかな?」
~~数分後~~
「――ハッ!? 私は何を!?」
「あ、気が付いた?」
「急に気絶したようで驚きました」
「……あー飲み込めました。ご心配をかけたようで申し訳ないです」
「ライスたちは大丈夫だけど……」
「その……デジタルさんは大丈夫なのでしょうか?」
「まぁ、大丈夫か大丈夫じゃないかで言えば間違いなく大丈夫ではないんですが、それは些細な問題なので無視する方向で」
「はぁ……」
「気を取り直しまして、……どこまで聞きましたっけ?」
「休日の過ごし方についてですね」
「そうでしたそうでした。ではでは、気分転換などの時にすることを教えてください。何でも構いません。音楽を聴くでも、甘いものを食べるとかでも」
「そうですね……耳掻きでしょうか」
「耳掻き?」
「はい、鏡を見ながら自分で、こう」
「お好きなんです? 耳掻き」
「……はい。マイ耳搔きを揃えるくらいには」
「揃えるって、そんな種類あるんです?」
「材質が違うと感触や音に違いが出るので、気分に応じて使い分けるために、木製や竹製、プラスチックに鉄、ゴムなど揃えていますね」
「あ、そんな種類あるんですか」
「あと最近は粘着性の綿棒なんかも買いました。ただ、これは流石に自分では難しいので……」
「ピンポイントに狙う必要がありそうですもんね」
「はい。ですので、その時はライスさんにお願いしています」
「――耳掻きを……ですか?」
「うん。最近はライスが耳掻きしてるよ。お膝の上に寝てもらって、こしょこしょ~って」
「膝枕……耳掻き――」
「トレーニングの後とか……あとは、レース前の緊張してる時とかにやってあげるとすっごくリラックス出来るみたい」
「この間のプリンシパルステークスの前も、リラックスのためにしていただきました」
「レース後も……ね」
「……無理ぃ」
「ちょっ!? デジタルさん? 鼻血出てますよ!? 大丈夫ですか!?」
「ちょっと体が尊みに耐えられなくなってきたのでこのペアはここまでとさせていただきます!!」
「あ、えっと……ばいばーい」
「はぁ……ライスしゃんの控え目ばいばい推せるぅ……」